★ Serena ★

カナダ暮らしのエスペランチスト、自然愛好家。
エスペラントやカナダの野草、ネーチャークラブの活動など思いつくままに。

魔の三週間が始まった。。。

2006-09-24 06:59:10 | Weblog

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裏写真はレストランの窓から見下ろした水泳場、水の滑り台、大波の起るプールなどがある

昨夜は大、今朝は小、という昨土曜日、再度ナイア・ガラグレンに行きました。足もとは滑りやすく危ないので超・ゆっくり歩こうと言う心掛けで。。。
わざわざこんな日に出かけた理由は、友人のがツアーの仕事でここを案内しなければならず、道順がおぼつかないと言うので確認がてらのご案内をおおせつかったと言うわけです。
その後今年新しく出来たグレート・ウォルフ・ロッジ(写真)で昼食を取りました。
もう秋の忙しさは始まっていますが私達はこれから。。。
魔の三週間直前の少しゆっくりした気分で味わう昼食でした。二人の話題は。。。
もっぱら「ああ、この三週間早く終わらないかなァ」
二人ともバブル時代のゆとりの有るツアーを経験していますから、最近の慌しくもケチケチなツアーが辛いのです。それでも私達はまだ恵まれている方で、酷い条件で働いているガイドも多いことを聞きました。
当分の間このブログも開店休業になります。今年は遠出は一本しかしないので、コメントを読み、書く時間くらいはあるでしょうけれど。。
一時間半後には出かけなければなりません。それでは、行って来まァす。

モウズイカ

2006-09-19 21:44:42 | 野の花 - 夏から秋へ

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学名:Verbascum blattaria
英語名:Moth Mullein
エスペラント名:Nescia(不明)
和名:モウズイカ(毛蕋花)

ロックポイント州立公園にて。
エリー湖畔の化石の集団のような岩の割れ目に頑張って咲いていたのかこの花、モウズイカです。
英語名のMoth(蛾)は産毛の生えたそのオシベが蛾のアンテナに似ているからだとか。多分日本語名の毛蕋もそこから来ているのでしょう。
原産はヨーロッパ・アジアとなっていますが、日本語の検索したページにはアジアは出ていませんでした。
一般的に白いのが多いようですがたまには黄色もあるそうで、その偶に有る黄色い花を見つけたわけです。
花の芯の周辺にソバカスのある大人しげな花が可愛らしく、横顔も見ていただこうかと横向きの写真も載せました。

こんなの見ぃ~つけたっ!

2006-09-16 21:37:31 | 蝶・蛾
パンドラ・スフィンクスの幼虫


はじめ枯葉が絡んでいるのかと思いました。でも、きちんと並んだ白い点が妙に整いすぎている。。。
私の前を行く人たちは全く気付いていなかったので呼び返しました。

すげぇ!
何、これ?
葉巻くらいはあるね。

等々発言は勝手ですが誰も何なのか知りませんでした。
今日のネーチャークラブのアウティングはエリー湖畔のロックポイント州立公園です。これが最後の場面でした。
後から追いついたメンバーもワイワイガヤガヤ。結局誰かが持っていたフィールド・ガイドブックからパンドラ・スフィンクスと判りましたが。
帰宅後日本語を調べようと検索してみたのですが出てくるのは英語のサイトばかりです。

ウィキペディアによれば
英語名: Pandora sphinx moth
学名: Eumorpha pandorus
北米の蛾で、大きさは8センチから12センチもあります。

それだけ聞いただけで気味が悪いです。
この幼虫を良く見てください。白い歯をむき出している様に見えませんか?
白い眼も見えます。大きさも大人の蛾と負けず劣らずです。




リラ色の。。。

2006-09-15 21:08:44 | Weblog

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木の Inventory の日です。
今回は私有地を調べるので、Conservation Authority、略して CA が許可を取り、私有林に入る私達は CA の者であることを証明する為にCAに貰った野球帽を被り、道路工事の人などが着るオレンジ色の「ハッピ」を着て行きました。
雨の後で地面は泥濘、林の中は勿論道など無く歩きにくい草や落ちた枝などを踏み越えての作業です。木を調べるのですが、野草にも目が行き幾つかの新しい発見もありました。雨後なので茸もタクサン。
終いには今日は茸にあまり気を取られないで!とお叱りを受けながら、見つけたものの中にこんな綺麗なターキーテール。薄紫の縁取りがシャレた瓦茸でした。


ところで、これをマウスオーヴァーで写真を入れたら投稿すると<img>を残し消えてしまいます。gooに問い合わせましたが時間が掛かりそうです。原因を知っている方が居られたら教えてください。いつもと同じにしているのですが、何故でしょう。
この後、あまもりさんに教えていただいたので試してみました。結果はご覧の通りです。三枚目の写真はサイズが他の二枚より小さいのですが、それも綺麗に額縁に入れてくれました。メデタシ、メデタシ。あまもりさんありがとう ! ! !
つまり、マウスオーヴァーで二枚目が出たらクリックして下さい。三枚目が出てきます。

年寄りと赤ちゃん

2006-09-14 09:13:05 | Weblog
うさちゃんの黒いメメ


スーパーマーケットで野菜売り場をうろついていたら、果物売り場にいる娘の「スーパーマーケットで。。。」と言う声が聞こえました。
一人のおばあさんがちゃんを覗き込むようにして近づいて行くのを見ていたのですが、そのおばあさんが何か言ったのでしょう。
後で聞くと「その綺麗な黒いお眼めは何処で手に入れたの?」と訊いたのだそうです。
赤ちゃんに近づいて話しかけたがるのは、おじいさんの場合もたまにはありますが大抵はおばあさんです。自分の孫を思い出したりするからでしょうか。
私だって同じ年頃の幼い子供を見ると、話し掛けこそしないけれど、同じ位だとか、後二、三年でこの位になるかなとか思いますからね。
特に孫が遠くに住んでいたりすると、見かける子供に話し掛けてみたくなるのでしょう。
嬉しそうに微笑を浮かべて話し掛けていたその人もそんな立場だったのかも知れません。それはとても微笑ましい光景でした。

涼しくなりました

2006-09-12 21:04:25 | Weblog

昨日今日は気温がグンと下がり、夜は12ー3℃、日中でも20℃を切るくらいです。
また暑い日が来るとは言っているけれど、30℃にはなれないでしょう。
あちこち紅葉も目立ち始めています。コオロギの声も聞きました。秋です完全に。

写真は先日のツアーで雨もよいの中撮ったカナダ滝です。
空気が重たいので滝のしぶきは滝壺の上に籠もっています。
パノラマで撮ったので横に長いため縮小して載せました。クリックして見てください。

ハ ナ イ

2006-09-11 08:25:39 | 野の花 - 夏から秋へ
ピンクのこんな可愛い花でも増えすぎると憎まれる


英語名:Flowering Rush
学名:Butomus umbellatus
エスペラント名:Nescia(不明)
和名:ハナイ(花葦?)

ユーラシャ原産の花。1897年ケベックで発見されて以来急速にカナダ各地に広がり警戒されてきたようです。夏中花を咲かせ続け、種からも根からも繁殖する旺盛さではやむをえないかも知れません。種からの繁殖は根からの繁殖に比べ少ないようですが、根は千切られたらそこから増えるし、千切られた一片からも繁殖を始めるのです。はじめは庭の花として持ち込まれたようです。花の可愛らしさから当然かもしれません。今では増やさないように、むしろ減らすように呼びかけられています。
外来の植物が増えると原産の植物を押しのけてしまうので自然のバランスが崩れると言うことのようです。
ジャコウ鼠はこの草の一部を巣を作る材料にするとか、少しは役に立っていると言うことでしょうか。

フリーサイクル

2006-09-08 08:23:10 | Weblog
子供達が夫の残したガラクタを再度片付けてくれています。次女夫婦は遠くから来るので大変なのですが、時間をやりくりして来てくれました。息子も義弟に任せっぱなしは申し訳ないと無理やり休暇を取って来てくれたのです。力仕事は男供に任せ、次女は屋内のものに取り掛かっていましたが、カルガリーに居る間に「フリーサイクル」という、自分の不用な物を必要な人に無料で上げるグループに参加手続きをして来ました。
そのお陰で、捨てるには勿体無いけれど。。という「ナショナル・ジオグラフィック」の山と「リーダース・ダイジェスト」の山が今日片付きました。その外、彼女自身の所持品でやはり捨てるには勿体無い、子供の教育に有効と思われる品物の幾つかが消えました。これを貰っていった人は盲目で唖の娘と頭に傷害の有る息子が居るとかで、自宅で教育しているらしいのです。そういう人の為に役立つのは同じ事でも嬉しいもので、なんとなくホッとしています。
このフリーサイクルは世界的な組織で各地区にグループがあり、その中でお互いにやりとりしているのです。地域を細かく分けているのは受け取りに行く時間などを考えると適切なことと思いました。
ところで、世界的な組織と言うことなので、日本はどうかと調べてみました。有ることはあるのですが、カナダと同じ意図で運営されているかどうかというと疑問です。
カナダのフリーサイクルのページにははっきりと無料で譲ることがうたわれていますが、日本のサイトではそのページを利用して売りつけようとしている業者の姿がありました。日本人のやりそうなことだ、と感じ不愉快でした。
自分が不用になった品物、だけれどまだ充分使えるし、必要な人が使ってくれたらゴミを増やさなくてもいいし、環境汚染の緩和にも役立つ、これがこの組織の運動の出発点ではなかったのでしょうか。
日本でのこの活動はまだまだ本格的とは言えないようです。そういう業者に使わせていること事態もさることながら、殆どのページには「該当するリサイクル品は見つかりませんでした。」と空っぽでした。
皆さん、もっと利用してはいかがですか?

今後また整理がつき次第欲しい人に持っていってもらうものが出て来るでしょう。喜んで利用してくれる人が居ることをありがたく思いつつこれを書いています。

秋 の 色

2006-09-02 19:39:08 | Weblog
アルゴンキン公園、ポーテージ・ストアの裏の楓 それを使った万華鏡

紅葉ツアーの季節が迫っています。たった二週間ばかりの間に殆ど全てが集中、そのためガイドが足りなくて、とんでもない所から声が掛かったりします。それも、ハイキング・ガイドが足りないのだそうで、毎年の事ながら頭の痛い話のようです。
もうリタイアしたいと言いながら、断りきれずにズルズル続けていたり、新しい人を見つけて紹介したはいいけれど、何故か誠意が見られないと嘆く声も聞きました。
忙しいのは九月半ばから十月半ばに掛けての2-3週間ですから、この仕事で生計を立てようと思う人には向いていませんが、かといって正規の仕事を持っている人ではその期間休暇を取れるような人ではければ無理なのです。
そんな訳で、今年も我が身を励まし励まし頑張るかァ、と言う友人から情報提供を依頼されました。私は行ったことがあるけれど彼女は始めて行くトレールについての情報です。
電話では一応説明したものの、やはり地図が必要かとついさっき送ったのですが、もう一つのトレールの地図が見当たりません。何時も仕事が終わるとそのままほったらかしにする悪い癖があり、何処へほったらかしたのか思い出せないのです。
でも時間は刻一刻と過ぎて行き、やがてこの季節も終わるでしょう。
彼女も私もその終わりの到来を待つ気分です。終われば冷たい冬が来ることは判っているのですが、てんてこ舞いの季節が苦痛に感じられるこの時期は Get over with と言うのが本心です。