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この虫、ナガカメムシの一種と言うところまでは判ったのですが正確な日本名は探せませんでした。無数と言えるほどのナガカメムシが居るのに一つとして同じのに巡り会えないというのもイライラの元です。
エスペラント名も勿論判りません。
唐綿の種からストローのような口で栄養分を吸い取って生きている虫です。
写真の一枚目は成虫、二枚目はさなぎです。
このさなぎは五回も脱皮し、その都度成虫に良く似てくるということですが、この写真の段階では何回目なのか。。。
英語名:Large Milkweed Bug
学名:Oncopeltus fasciatus
です。
英語名に Large と敢えて付けているのは似たようなので Small Milkweed Bug (学名 Lygaeus kalmii)と言うのが居るからです。
この成虫の命は一ヶ月、その間に卵を産み、子育て。。。はしなくても良いようですね。唐綿の実に産みつけておけば勝手にさなぎになり勝手に育ってくれるのですから。
卵が卵の状態でいるのは29℃の環境で四日間。卵は黄色から次第に赤みをおびてきて濃いオレンジ色になると最初のさなぎが出てきます。生まれたてはピンの頭程度の大きさと言うことは胡麻より小さいということです。そして色は濃いオレンジ色。ああ思い出しました。そういう赤い点のようなものを何度も見たことがあります。それがこんな虫になるんですね。
さなぎから脱皮して次の段階を育ちまた脱皮を繰り返すわけですがその一区切りは約六日間、それも29℃の環境でです。
この写真を撮った日は15℃位、こんな時はどうなるのでしょう。
同じように唐綿に暮らす虫で Milkweed beetle と言うのが居ますからちょっとややこしいですが、違いは
Red milkweed beetle (Tetraopes tetrophthalmus)
Cobalt milkweed beetle 又は Blue milkweed beetle (Chrysochus cobaltinus)
で見てください。