★ Serena ★

カナダ暮らしのエスペランチスト、自然愛好家。
エスペラントやカナダの野草、ネーチャークラブの活動など思いつくままに。

突風のごとき。。

2009-11-29 13:27:17 | 雑  記
突然長女から電話があって、一週間後にはウクライナに帰国する友人二人を連れて来ると言ってきました。
地理的には最も近くそして訪問の最も少ない子です。車が無かったから、お金が無かったから等々常に言い訳がある子で、絶対に期待してはいけないのです。
長い間来ていないので、私としては個人的な話も出来る状態で来てもらいたかったのですが、どうしようもありません。

「立ち寄ってお茶を飲む程度、その友人達に滝を見せるために来るのだから。。」
だったのですが、そして
「出発前に電話する」
だったのですが、二時近くなっても音沙汰なし。彼女の住むところからは少なくとも三時間は掛かるのです。こちらから電話しました。
「昼食後すぐ出掛ける」とのこと。朝寝坊だから二時なのに未だ昼食をとっていないのです。
「四時には暗くなるからね」と念を押して電話を切りました。

コーヒーもスイッチを入れれば良いばかりに仕度して待っていたのですが、待てど暮らせど。。。
五時を過ぎたところで、お茶ではない、夕食だわ、と私の考えも変わりました。
さて、何を食べさせようか。
今からゴタゴタしたくないし、調理済み冷凍食品は先だって作ったラザーニャだけ。急いで、トースターオーヴンに入れて解凍開始です。
先週買ったミニきゅうりを使って、彼女の好きなキューカンバー・サラダ(ハンガリー風きゅうり揉み)を作りました。サワークリームが無いのでヨーグルトで代用することにして。にんにくもみじん切りしました。
六時が過ぎました。
待ちくたびれました。
六時15分、外をのぞきに行ったらやっと到着したところです。

二人の友人のうちの一人は来られなかったそうで、同行はアンドリィという名の背の高い青年一人だけでしたが、私の名前を一生懸命練習してきたとかでハッキリ名前を呼んで挨拶してくれました。

この若者達は兵士で、英語の勉強のためにカナダに派遣されているのです。
「僕は運が良かった」と彼は言いましたが、選ばれて来る以上、幸運だけではないのでしょう。全部で200名ほどの外国の若い兵士達がこの講習を受けて居たとのことでした。ウクライナからは五人とか。その講習も昨日終わって、一週間後には帰国の途に着くのです。

ラザーニャが温まるまでの間
「ワインが良い? ビールが良い?」
「ビールが良いです」
二三種類のチーズを摘まみながらビールで乾杯。
四日前には長女の誕生日で友人達がサープライズ・パーティを開いてくれ、その際、私のためにも乾杯したんだそうです。
理由は「君をこの世に連れて来てくれた母上に乾杯」と言うことだったそうで、これほど母親を無視している娘なのに友人間では人気があるという不思議です。

アンドリィは17歳までロシアで暮らしていたそうで、当然ロシア語も使えます。
「その頃、ウクライナ語も話していたの?」
「いいえ、ウクライナに行ってから覚えました。でもすごく良く似ているのでそんなに難しくないです」
「エスペラントは?」
「ほらね、必ず聞くよって言ったでしょ」
アンドリィはエスペラントについてはあまり聞いたことが無いようでした。
「ウクライナでは、、あんまり。。」と自信の無い返事で。

到着後二時間で、彼らは去っていきました。イルミネーションの滝を見ながら、ナイアガラ・オンザ・レークの方を廻って帰るという予定で。こう暗くなってはイルミネーションと「光の祭典」のディスプレーしか見られません。

突風のごとき娘の訪問でしたが、訪ねてくれないよりは良いかと。多発性硬化症の発作も今は治まっているらしい様子で、元気に見えただけでもホッとしている母親です。

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おにぎりは作ったけれど。。

2009-11-26 08:58:47 | 食 生 活
まだパジャマのままで、ベッドメーキングをしていたら電話がありました。
私の方から電話しようと思っていた年長の友人です。良く私のことを気遣って電話してくれる人なのです。元気が良く前向きで、人生のお手本にしたい人です。
それから延々一時間半、話題はあっちに飛びこっちに飛びとどまることなく続きました。話題の豊富な人でもあります。
スープの話になりました。
四時間火に掛かっていたところを読んで笑ってしまった、とコメントした人が居るのよ、と言ったら
「何で?そんなこと当たり前でしょ。」
「家事をしない男性だから、それに食卓に上るスープは味噌スープだけってお宅だし」
「私が小豆を煮るときなんか三時間位は掛かるよ」

そうでした。彼女は既製品のあんこなんか買わない人なんです。
いつかピクニックに持ってきてくれた自家製の和菓子が美味しかったことを思い出しました。トロント界隈にはこの手のタレントが大勢住んでいて、色々美味しいものにめぐり合うことがあります。

和菓子は無理でも、久しぶりにご飯を炊いたのでおにぎりを作りました。中味は妹が作ってくれた梅干ですが、外側には自家製のふりかけをまぶして海苔で包みました。
自家製のふりかけは何時か乾燥させ粉にしておいたマンダリンの皮と花カツヲ、焼き海苔、ありあわせの白ゴマを急遽炒って、すべてまとめてフードプロセッサーに掛けたものです。
さて、おにぎりが出来たので天気がよければどこかの公園でピクニック、と行きたいところですが。。。
にわか雪の予報も出ているし、気温は急激に下がると言うし。

私のすることは常にテンポが一拍ずれている気がします。

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朝のラジオを聴きながら。。

2009-11-25 11:57:46 | 雑  記
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台所のラジオはクラシック音楽のステーションに設定されていて、調理をしながら、食事をしながら聞くのが習慣になっています。
今朝も馴染み深い曲が流れてきました。
最初の一小節ですぐ思い出した曲です。いうなれば大好きな曲の一つなのです。続きも口ずさむことが出来ます。それなのに曲名も作曲家も全く思い出せませんでした。
最初に「フィンランデァ」と思ったのですが、いや違う、川だ、なんて川?アフトン、スワニー、、、いやいやヨーロッパの川だ。
結局最後まで聞かないと解からないと結論が出たのですが。
初めは、川の流れが発生する辺りの描写です。それが徐々に大きく、力強くなって行くのですが、「ナイアガラ川にはこの描写は当てはまらないなァ」などと思いながら聞いていました。ナイアガラ川は始めも終わりもぶっきら棒の川なのです。

若い頃まだ日本に居たときにNHKの第二放送を聴きながら覚えた曲はたくさんあります。これもその一つです。
今のステーションを聞きながら、NHKは随分偏っていたなァと思うことがあります。選ぶ作曲家はもう一定の人に決まっていたような気がするのです。
このステーションを聞き始めて、初めてであった作曲家は多いのです。聞いたことも無い名前の作曲家たち、でも、みな有名なのです。私が知らなかっただけ、NHKからは聞くことの無かった名前です。

大分経ってから思い出しました、川の名前。モルダウです。
作曲家の名前スメタナは最後まで思い出せませんでした。

久しぶりに聞いたモルダウには青春がありました。故郷がありました。流れ去っていく時間も感じました。

十一月も下旬と言うのに今朝は+9℃の暖かさ、雨が降っていて侘しい日です。
でも、何となく元気が出るような気がしています。

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お絵かき

2009-11-24 08:41:25 | 雑  記
ちゃんは4歳になって初めて絵らしいものを描き始めました。
それまではDoodle Doodleの繰り返しばかりでした。
ある日母親がこのスティロフォームのカップを与え「何か描いてごらん」と言って横を向いていた一分ばかりの間にこの顔を描いたのだそうです。本人に似ています。


そして昨日この絵便りを受け取りました。母親の説明が付いています。
上の絵は「Jack o'lantarn」かぼちゃ提灯。ハロウィーンに自分が彫ったかぼちゃ提灯の思い出でしょうね。下の絵は誰だか分かりませんが下半身に付いている三つの点は「nipples & belly buttom」乳首とお臍。
足は描く所が無かったようです。両手は熊手のようで、左手の指が一本多いです。

この子の母親がもう少し幼い頃描いた絵があります。
お口の上に小さな粒がた~くさん円を描いて両耳に跨って並んでいるので「これは何?」と聞いたら「歯ぁは」と答えました。
口の中には描く場所がなくて外に描いたらしいのです。子供の発想には意表を衝かれることが多いです。

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鶏がらスープ

2009-11-24 08:07:26 | 食 生 活
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今日は鶏がらスープを煮ました。
日本に居た頃は簡単に手に入った鶏がらですが、今は肉屋のドンのところで見つけたら買って冷凍して置きます。スーパーマーケットでは手に入りません。
くず野菜は出るたび冷凍保存しておくので、パースニップとかセロリとかその時必要な野菜を買ってくるだけです。人参は茹でる時剥いた皮を冷凍保存しています。
スープはとろ火でゆっくり煮ると灰汁が沈み綺麗に澄んだものが出来ます。
玉葱の皮を入れるとほんのりと茶色に色づく(写真ー1)ので、それが好きだから入れる、と言っていた今は亡きマルゴを偲んで入れています。
今朝火に掛けたのが十時頃、火を止めたのが二時頃です。
こんなに長く煮なくても良いのでしょうが、ちょっとガラが多すぎたので。
事情は、二羽分くらいで良いと言う私の注文を無視して、五羽分くらいあるガラをドンがみな袋に入れてしまいました。次いつ買えるか分からないからいいや、と思ったところまではいいのですが、冷凍する際分ければいいものをそのまま冷凍庫に放り込んだので、全部煮るより仕方がなかったというわけで。
私の目安はガラについている肉が簡単に取れるようになったらOKです。
少し冷ましてから、写真のように広口ビンに入れて冷凍します。一人暮らしでは小分けしておく方が便利ですし、人数が増えたら二本あければ言い訳ですから。
ビンには必ず名札をつけます。凍ってしまったら色も良く分からず何が入っているのか分からなくなるし、日付も大切です。
メモ用紙を蓋に挟むのは、亡夫のアイデアで、使っているメモ用紙は古い小切手帳です。
マウスオンでメモの詳細も読めます。英語で書くのは誰が見ても分かるように。
私に万一のことがあって子供たちか誰かが炊事をしなければならないとか、冷凍庫を整理しなければならなくなった場合、日本語では役に立ちません。

日本の鶏がらは本当に骨ばかりでしたが、カナダのはたっぷり肉が付いています。技術の問題なのか、カナダの肉屋は怠慢なのか知りませんが、ガラは冷ましてから肉を取り外し、後日スキャロップ・チキンを作ります。
これからは風邪の季節なのでチキンスープは歓迎料理でしょう。

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いもなます

2009-11-22 20:19:58 | 食 生 活

昨日の「一品持ち寄り」に私が持っていったのはいもなますとロゼ・ワイン一本でした。このワインが重たくて。。。車で行くときは気にもならない重さながら担いで歩くとなると肩に食い込む(大袈裟! )重さです。歩きながらめまいも何度か経験したのでそれも加担したのでしょう。

で、このいもなますの作り方は野沢に旅行し、美味しかったので作り方を聞いて来たという人から教わったものなのですが、本物=野沢のいもなますの作り方も見つけたので、試してみてください。

一度ネーチャークラブのポットラックに持って行き好評だったことがありました。

☆私が教わった作り方☆

★材料:
馬鈴薯 700g(大三個)
サラダ油 大匙4杯
(大匙3杯)、砂糖(又はみりん)(大匙2杯)、塩少々(小匙半杯)
赤文字は私が考え出した分量です。好みで変えてください。
★作り方:
1) ジャガイモを薄く切って千切りにする。
2) そのまま水にさらし澱粉をぬく。
   (量が多いときは長く、水も何回か替える)
3) ざるに入れて水切りした後、油で強火で炒める。この時、炒めすぎないよう半生くらいにしておく。
4) 次にお好みの加減で酢、砂糖又はみりんを加えて水気がなくなるまで炒め、後は良く冷ましてから召し上がれ。
本物の写真を見てビックリしたのはその切り方の繊細なこと。
私の荒っぽい切り方でさえウンザリするほど時間が掛かるのに。これだけ細く切ることが出来たら味わいも格別でしょう。

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トロントへ遊びに。。

2009-11-22 09:58:45 | 雑  記
昨日の午後はトロントへ遊びに行きました。友人たちがカラオケの集まりをすると言うので。。
私はカラオケは得意ではないし最近は歌を歌ってもスースーと言う風が口から出てくるだけで声も出ませんから話にならないのですが、それでも日本語でおしゃべりする機会のない私としては参加のメリットがあったのです。
集まり場所の友人宅へはTTC(トロントの公共交通機関)で行くのは初めてなので、細かく調べて出掛けました。
トロントについてすぐ、オシャレなお店を経営している友人の店が通りすがりなので立ち寄り、ちょっとダベリング。

友人宅のカラオケ設備は本職並みで、集まったみんなも感嘆の声を上げていました。
私。。。「昔はオペラ歌手にもなれると言われた美声だけれど、今は声も出ないから。。」
それでも、と食い下がる友人たちに「じゃ、私の知っている歌探してごらん、そしたら歌っても良いよ」
今盛んに歌われている歌なんてみんな私には耳新しく、演歌のような歌は好きではないし、だから覚えようとも思わないのです。
大分調子付いて来た頃が私のお暇の時間。帰りのバスは一番遅いので23時ですが、これでは帰宅が翌朝の1時です。猫のことも考えなければならないから、少なくともその前のバスで帰りたかったのです。
いつもこんな時は「私のB&B」と呼んでいる友人宅に泊めて貰うのですが、今回は彼女宅は満杯。「じゃ、うちへ泊まりなさいよ」と言ってくれた人も居ましたが、猫のためにそれなりの準備をしてこなかったのでどうしても帰らなければなりません。
このお宅からバス停までは5分くらい。住宅街なのでぽちぽち街灯がついているくらいです。バス停から地下鉄駅までは15分くらい、地下鉄に乗ったら、バスデポまで40分から45分、途中乗り換えがあるので余裕を見て。。。
と言う計算でお暇していたら、ボブさんが「そこまで送っていくよ」
地下鉄の駅まで送ってもらえたら、暗い夜道を歩く不安もないし、感謝感謝。
でも、ボブさんはバスデポまで送っていくと言うのです。
そこまでして貰うのはすごく気が引けたのですが「最近は物騒だから」と。
英語では Generous と言いますが、日本語では、気前のよさと言うのが適当なのでしょうか、それがボブさんの性格なのですね。
お陰で30分でバスデポに着いてしまいました。

ほんの三時間程度の訪問でしたが、楽しい時間でした。
一品持ち寄り、という食事も美味しかったし。
行く途中何回かめまいがあったので用心して今回は酒類は遠慮して麦茶だけ。
それもまた良しです。
みんなは車で来れば良かったのに、といいますが、帰路眠くなって夜道の三時間余の運転は好ましく思えません。バスで居眠りしながら帰る方が安全だし気楽です。それに日帰りのバス代は通常の半分以下。乗り物に乗っている時間の方がみんなとおしゃべりしている時間より長いのですが、これもカナダと言う広大な国ゆえです。このような集まりが出来る友人たちを持っているだけでもありがたいことではないですか。
帰化二世のボブさんが「諺大好き」と常時「ことわざ小事典」を持ち歩いていることにも驚かされました。
くらげさんのブログで「雨後の筍」が引用されていたので、それに匹敵する英語の諺をボブさんが知っているかどうか聞いたことからそのことが分かったのです。

ツツィカはお腹を空かして待っていました。
そして子供たちからの電話が二本。トロント行きの計画を知らせるのを忘れていたので、慌ててE-メールを書きました。
今朝息子からの返事を読むと「最悪の事態を考え始めていた。。。」と。
もちろん「楽しい時間が持てて良かったね」とも。

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Ooni

2009-11-20 17:46:33 | 食 生 活
水曜日のマーガレットのスライドショーではうにの写真も見ました。
写真の左上に「Ooni」と書いてあるのが私には意味が分かりませんでした。
すぐ続いて「Sea urchins」と書いてあるのを見てはじめて「うに」と読ませているのだと分かったのですが、これは日本語の発音に出来るだけ近く書こうとした彼女の努力だったようです。
なぜ日本語?
ニューファンドランドでは海胆なんて誰も食べないのだけれど寿司ネタとして高価に売れることに目をつけ、振るわない漁業を巻き返す運動が始まったようなのです。日本に輸出、なんてやっているのかもしれません。
マーガレットは海胆をひっくり返した写真も見せてくれました。五本の歯がハッキリと見え、栗ではなく生き物だと主張しているようでした。

若い頃どこかの海辺でエスペラントの合宿があった時のことです。数人そろって海岸を散歩していたとき松葉さんが水際で屈み込み何かしていましたが海胆を見つけたのでした、で、彼はその場で海胆の中身を食べたのです、「ああ、美味しい」というため息も聞こえました。私には信じられない情景でした。
人は私を食べず嫌いと非難しますが、気味悪くてとても口になんか入れられないのに、何で無理して食べなければならないのだ?と思うのです。

とても鮮明に撮れた写真だったので、マーガレットの海胆の写真を見て涎を流す人もいるかも、と思ったのですが、さすがネーチャークラブのメンバーには居なかったようです。私もウニを食べると思った人は多かったでしょうけれど。

ニューファンドランド産の雲丹をもう食べた人が居るかもしれませんね。感想を知りたいです。。。話の種に。

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今朝は土砂降り

2009-11-19 10:53:25 | 雑  記
Birkenau=Auschwits-2 死の収容所
クリックで大きく見られます

猫がお起しに来なかったので今朝はゆっくり寝坊しました。
寝坊したからと言って慌てなければならない身でもないのですが、その時間になって急に「お腹空いたぁ」と騒ぐ猫にしぶしぶ。。。七時半でした。
騒々しいほどの雨の音がします。
久しぶりの雨。たまには雨の音もいいものです。

昨夜はネーチャークラブで、講演はマーガレット。二年前のニューファンドランド旅行のスライドショーでした。氷山を見たいと計画した旅が大当たり、ふんだんに流れてくる氷山をいろいろな角度から見せてもらえました。もちろん氷山だけではなく種々の小鳥や風景もです。
彼女は話し上手なだけではなく、出発前に良く調べて出掛ける人なのでその内容も豊富で楽しみました。このクラブにはこのような才能を持った人が何人かいます。
ガイドの仕事をしていたころは私も良く調べて出掛けたものでした。何しろ全く初めての所も案内しなければならないのですから責任重大です。
でも、自分だけの旅行ならそんなに力まなくてもいいかな、と言う気がするのです。
とは言え、彼女のスライドショーを見ながら、よく調べて出掛けた方が自分もより楽しめるのだと思ったのでした。

マーガレットはフルートも吹きます。それでウィリアムス夫妻とは同じバンドで演奏した仲でもあり、一昨日彼女のこともちょっと話題になったのでした。夫妻を招待してあげれば良かったのにと今頃気が付いています。一昨日はマーガレットの講演のことはすっかり忘れていたのでした。

今日の写真は今年のエスペラント世界大会に出席した際、大会前の遠足でポーランド南部を旅行した時に撮ったアウシュヴィッツ・ナチ収容所のパノラマです。
コンピューターの掃除で再度使えるようになったプログラムのお陰で、撮りっ放しだった写真を繋ぎました。ウィリアムス家でこの話題も出たのですが、この広大さ。
この日は快晴だったのですが、もし今日のような雨の日だったら、あるいはどんよりと雲の垂れ込める暗い日だったら、こうして眺めることも辛いことだったろうと話し合ったのでした。
私はこのような話題が出てきたときは必ず日本人が犯した同じような罪についても触れます。杉原千畝という人も居た一方で、日本軍が中国人に対して犯したナチに勝るとも劣らない行為は忘れてはいけないと思うからです。

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猫は九つも命があって。。

2009-11-18 17:59:50 | 雑  記

昨日のウィリアムス家での会話には猫の話しも出ました。
「まだ生きてるの?」
と驚く人が居る我が家の猫ツィツカが今なお生きながらえている理由は?
彼女が生きている間は私が頑張って彼女の世話をしなければならないから、私を生き長らえさせるために彼女自身も頑張っているんだ、と言うこと。
さまざまな猫が私の人生を去来したけれど、これほど我がままで自分中心の猫は居なかったのですが、それなりに使命を感じているのかも。
食べ物も「これは嫌い」となったら丸々一日断食抗議です。
猫は肉食動物だからたまには生肉も与えなければ、、と言うのが夫の考えで調理の折に切れ端を少しばかり与えたりしていましたが、夫亡き後缶入りのキャットフードには見向きもしないことがあったりしたので牛のひき肉をほぼ常時与えています。で、これが何とか生き延びている原因ではないかも知れないのです。
ウィリアムス夫妻も同感でした。
それに猫は九つの命を持っていると言う言い伝えがあります。もう七つくらいは消耗したかも、と笑いあったのですが、後三ヶ月と言われて三年、その後あと一ヶ月と言われて既に15ヶ月くらいは過ぎてしまいました。
完全に健康なわけではありません。時々血の混じった胃液を吐きますが苦しんでいる様子はないし、穏やかに眠っている姿を見ると病気が嘘のような気がします。大きな鼾をかいて寝ている姿は赤ちゃんの鼾のようで、むしろ可愛いのです。
早朝怒鳴って私を起こす猫ですが、唯一の話し相手です。
あと幾つ命が残っているのか正確には分かりませんが、最後の苦しみが軽いことを祈るのみです。

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字上符が使えなくなって

2009-11-15 13:33:17 | エスペラント

コンピューターの大掃除をしてもらったのは良いのですが、字上符をつけられなくなりました。
必要なプログラムは保存するから、というので、「ワード」も「エクセル」も、と言ったら、そんなのはPCにスタンダードで入っているものだから心配ないと言われてしまいました。そうか、と思ったのでしつこく言わなかったのです。
そしてそのときは字上符のことをすっかり忘れていました。
昨年アンドレが一晩掛けて入れてくれたワードのプログラムは何処へ。。。
取り戻す術もありません。
「エクセル」も消えてしまいました。スプレッドシートが入っていますが、これを使うのも勝手が分からず何回か失敗。ハードデスクに保存してあったお陰で、家計簿は生き返りましたから、後は使い方をしっかり覚えなくてはなりません。
それにしても字上符が使えないのは不便です。
「Lernu!」のページに字上符について何か書いてあったので読んでみましたが日本語のページを読んでもさっぱり分かりませんでした。

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空 洞

2009-11-14 19:35:13 | 雑  記


昨日の午後息子をハミルトン空港まで送っていきました。この便一本だけの日なので、乗れなかったら翌日になりますから、私は座席を貰うまでその辺で待つと言う段取りです。
便は半分以上空席だとかですぐ貰えましたから、そのまま帰りました。
空港を去るころはまだ明るかったのに釣る瓶落としの秋の空ですからあっという間に暗くなりました。対向車線が結構忙しく向こうから来る車のヘッドライトが眩しくて、やっぱり夜は嫌いだなぁと思いながら。。。多少オーヴァースピードで一時間二十分で帰宅です。行きは息子が運転し高速道路で一時間でした。途中???というほど混んでやはり高速道路は嫌いです。特に飛行機に間に合うかどうかなどといらいらするのは精神衛生上良くありません。
帰宅して気がついたのは猫が寂しがっているらしいことでした。
夜遅くまで起きている息子は何かと猫の相手をしていたようで、それを期待していたらしいのです。


今日も晴れて日差しが暑いくらいの日でした。
猫はもう息子のことは忘れたようですが、家の中が空洞なのを私が感じています。
息子は特ににぎやかな性格でもないのですが、誰かがそこに居るだけで空間は埋まっているものなのだと気づきました。
彼が残していった洗濯物だけは片付けましたが何となく拍子抜けして雑用は放ったらかしです。
また、自分を励まし励まし書類の整理などにも取り掛からなければ。。。
うんざりと机上の紙類を眺めています。
ああ、魔法の杖でもあればなぁ!

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EVA 50年の歩み

2009-11-12 13:45:35 | エスペラント
EVA 50年の歩み

郵便受けに重たい茶封筒が入っていた。
EVA(エスペラント女性協会)編集局からの包み。中身はこの立派な本。
「そういえばそんなことを言ってたような気がするな。。」
と言う至って無責任な私の反応はここまで頑張った皆さんに済まないものなのだけれど、「こんな立派な本を作ったの!」とエールを送りたい気持ちに変わりはない。
五十年と言えば随分長い間なのだ。私がエスペラントを学び始める少し前から。
私自身が寄稿した記事も載っていて、改めて読んでみると「え?私こんなことを書いたの!」と言う内容で驚く。すっかり忘れていたのだ。

トロントに住む年長の友人の一人もその創始者の中に含まれるのだけれど、彼女曰く「頭数を揃えたいから、と名前を貸してあげただけ。。。」なのだそうだ。
そういう人が何人か居たかもしれないけれど、みんなみんな本気で頑張ってきたのだ。
半世紀を区切りに機関紙「EVA」は廃刊とのことで寂しくもある。
「皆さん、ご苦労さん!!」

インターネットを使って意見交換のためのページを作ることは?
私がホームページを立ち上げて、気が向いた人がそこに原稿を送ってよこす、と言うやり方で出来ないだろうか?
あるいは会員制度にして、会員はみなパスワードを使って勝手に書き込むようなやり方は?
などと考えてみた。

困難はやはり若手が少ないことだろう。みんな老境に足を突っ込んで居る人達ばかりなのだから。若手のエスペランチストたちのブログを見ると、日常のどうでもいい内容の方が多い気がするし。

これも歴史というものの流れなのだろうとも思う。
外国で暮らしていたがためにあまり役に立たなかったこと、あるいは国内に暮らしていても同じだったかもしれないのだけれど、女であることへの偏見はまだまだ無くならないだろうから、何かしら貢献したい気持ちはやっぱりある。

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コンピューターの大掃除

2009-11-10 08:36:10 | 雑  記

長い間には色々なプログラムやファイルが溜まってしまいますが、中にはまるで使っていないのもあれば、誰がこんなものを入れたの?と言うようなものまであります。その上写真も膨大な量になり、息子が滞在中に大掃除をしてくれることになりました。
必要なファイルは約二日掛かりでハードデスクに移動させたので今朝、と言っても彼が起きてくるのは昼近くなるのですが、大掃除に取り掛かると言っています。
恐らく二日くらいはコンピューターは使えないかもしれません。
その間等閑にしていた他の雑用に心を向けようと思っていますが。。。果たして?
それをする気にならなかったら暫らくお休みしていた読書に戻りましょう。

息子は約一週間の滞在中私には出来ないことや困難なことを片付けてくれます。リストを作って置くようにといつも言われ、作るのですが書き忘れているのもあり、「ナニはいいの?」と催促されることもしばしば。
この、コンピューターの掃除は私が考えていたものではありません。息子があまりの煩雑ぶりに思いついてくれたものです。コンピューターの中身は私には丸でチンプンカンプンですから、天の恵みと思っています。

と言うわけで暫らくお休みです。
Ĝis revido!

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肉 屋 で 。 。

2009-11-07 09:00:50 | 雑  記
Cow Mailbox
ハミルトン空港への途中で出会う農家の郵便受け

土曜日に(つまり、今日)息子が来ると言うので肉屋に行きました。
普段あまり肉を食べない私がこれもあれもと買うので肉屋のドンはちょっと驚いたようでした。
「息子が来るのよ」
「そんなことだろうと思った」
などとおしゃべりしていたら小柄な、背中の曲がったおばさんが元気な声で挨拶しながら入ってきました。
「ハーィ、ドニー(ドンちゃん)!」
ご機嫌如何?と言うドンの挨拶に
「元気よゥ、」そして「Lovely(素晴らしく)」とさえ付け加えました。
笑顔こそ明るいのですが、私の目には何となく弱々しく何かの病気と共存していそうな人です。
彼女は私の脇に立って笑顔で私を見上げ
「I lie a lot(私しょっちゅう嘘吐くのよ)」
思ったとおりです。
「解るわ、その気持ち」
続けて彼女が言いました。
「そうしないと自分が滅入っちゃうから、惨めでしょ」
時々こういう人に会うことで、私たちは明日に立ち向かう元気を貰うような気がします。
大きなローストビーフの塊を指差して
「懐かしいわね、あんなのを焼いた日もあったのよ。一人ではちょっと大き過ぎる」と
また彼女は私に笑いかけます。
「遠い昔の話ね」
「懐かしい思い出だわ」
世の中には自分を励まし励まし生きている人が一杯いるのだと改めて思ったことでした。
今日は正午過ぎにハミルトン空港に到着する息子を迎えに、私も自分を励まし励まし出かけます。幸い天候は穏やかなようだし。。。

写真は農家の郵便受け、ユーモラスなホルスタイン種。何時もここで笑顔を貰います。右手に翻る旗はオンタリオ州々旗。

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