★ Serena ★

カナダ暮らしのエスペランチスト、自然愛好家。
エスペラントやカナダの野草、ネーチャークラブの活動など思いつくままに。

ガーター・スネーク

2008-10-23 11:14:03 | 爬虫類

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英語名:common garter snake, Garden snake, gardner snake
学名:Thamnophis sirtalis
和名:特になし(ガーター・スネーク)
エスペラント名:(Unu el) Indiĝenaj Serpentoj de Norda Ameriko

北米独特の蛇で、割と良く見かけます。大きくなっても精々一メートルくらいのもので、毒は無い、とされていますが全くの無毒と言うわけではなく人間が噛まれても危険は無いという程度です。彼らの餌になる動物にとっては有毒ですが、人間は噛まれても多少の反応がある程度、従って気軽に捕まえて観察する人もいます。
彼らの護身術としては捕まえられて危険や苦痛を感じたらお尻から悪臭を分泌します。スカンクの手ですね。
まだ、その臭いに見舞われたことがないのでどのような臭さかは説明できません。
カナダから中央アメリカに掛けて広く分布しています。
日中行動し、暖かい地方では冬眠もしません。寒い地方でも冬穏やかな日には日向ぼっこに出てくることもあるそうですが、これもまだ見たことはありません。
色柄も様々で一定していない蛇ですが、私がこれまでに見かけたのはこの写真のものと全く同じ色と柄でした。
二枚目の写真は頭が白いですが、これは日光が反射しているのです。どうしても翳にすることが出来ませんでした。


エスペラントの父ザメンホフ
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サラマンダー

2008-05-01 08:19:16 | 爬虫類
Salamander

昨日は、今年最初の「水曜散歩」でした。始まるのが夕方7時なので終わる頃は黄昏です。かなり気温が低かったので(多分4-5℃)みんなしっかり冬支度で現れ、「もっと暖かい物無かったの?」と私の軽装をからかう御仁もいました。
歩いていて思ったのは、私の知識が数年前に比べてかなり増えていることと、毎年同じ時期に来てもその時の気候の具合で見つける野草も異なってくることでした。
花を見なくても葉っぱだけで見分けられるものが増えていましたし、まさか此処に生えているとは思いもしなかった草が沢山目立ったり、こういう新発見も楽しいものです。
ジャネットが腐った丸太を持ち上げているので、何を探しているの?と訊いたら「サラマンダー」と言う返事でした。
そういえば、先週サラマンダーを目的のアゥティングがあって、私は参加しなかったのですが、一匹も見つからなかった話を聞いていたのです。その埋め合わせを狙っているかナ。
しばらく行くと、先行の一団が地面を覗き込んでいるのが見えました。
サラマンダーを見つけたか。
やはりそうでした。
腐った丸太の下に生息しているこの動物。日本語では山椒魚と訳されていますが、種類も沢山あり、私にはまだまだ未知の世界です。
写真は私が撮りやすいようチャーリーが手に乗せてくれたもの。手の温もりで活動を開始這い出しました。
もっと大きいのを期待していたと言うボブに私も同感でしたが、これから育つのでしょう。地面の腐った落ち葉の上にいた時のサラマンダーはミミズのように見えました。
頭が大きいでしょう、ミミズより。
足もあるよ。
という援助解説もありましたが。

このサラマンダーは、多分
Southern Torrent Salamander(学名:Rhyacotriton variegatus)
と呼ばれる種類だろうと思います。


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ミ ル ク ヘ ビ

2007-09-18 21:11:06 | 爬虫類


英語名:Milk snake
学名:Lampropeltis triangulum
和名:ミルク蛇
エスペラント名:Laktoserpento aŭ eble Laktokolubro?(Laŭ serena)

「僕のランチボックスに何が入ってるか判る?」
私たちが食べ終わる頃ピクニックテーブルに座ったロバートがなにやら嬉しそうな顔で言いました。
先日のセイヨウクロウメモドキを征伐した日の午後です。みんな怪訝な顔で彼の方を見ました。
ロバートは公園側のこの日の責任者です。
「ミルクスネーク。」みんなの顔が一斉に好奇心に輝きました。
相変わらす怪訝な顔をしているのは「ミルクスネーク」が何なのか知らない私だけ。
ナイアガラ・グレンの駐車場で見つけたのだそうで、サンドイッチと一緒に彼が取り出したのは写真用のフィルムが入っていたプラスチックの小さな容器でした。
中を覗いて私は肝を潰さんばかりに驚きました。小さな蛇が、それは美しい白黒のハッキリした縞模様をみせどぐろを巻いて入っていたのです。長さは15cm位、太さは1cm位の小さな小さな蛇でした。
自転車の轍にでも踏みにじられたのか胸の辺りが潰れていました。
「もう死んでいたんだけどね、サンプルに拾って来たの」
「出して見てもいい?」
とアイリスがアルコールの中から取り出しました。その時何故写真を撮らなかったのか?
蛇が苦手の私はアイリスのその行為だけで背筋が寒くなり写真どころではなかったことは確かですが。
「親が近くに居なかったのかしら?」とアイリスが労わる様な声で呟いていました。

ミルクスネークとは一体何なのだ?
と調べてみました。
だいたい名前がへんてこです。
今まで一度も見たことが無かったのですがナイアガラ・グレンに住んでいることは周知の事のようでした。

名前の由来は:
農家の納屋で良く見掛けるので、牛のミルクを飲みに来たのだという勘違いから付けられた名前なのでそうです。
蛇は牛の乳首から乳を吸い取れるような口を持っていませんから明らかに勘違いですが、農民達は納屋に鼠が沢山居ることには気付いていなかったのでしょうか、それが不思議です。蛇は鼠を食べに来ていたのです。

参考ページ1
参考ページ2