★ Serena ★

カナダ暮らしのエスペランチスト、自然愛好家。
エスペラントやカナダの野草、ネーチャークラブの活動など思いつくままに。

アルゴンキン公園の紅葉ツアー

2009-09-30 14:26:21 | カナダ旅行
アルゴンキン公園、ルックアウト・トレールからの眺め

しぶしぶ引き受けたツアーです。
もうこの仕事はしなくて良いと思っていたので特別な準備もしていませんでした。
それが、「みんな出払って、あなたしか居ないから。。」
と言われればやむなく出て行くのも私です。
人数は少ないし、、、紅葉は真っ盛りだし、とのおまけも付きます。
少人数のグループは大抵が気立てのいい人たちの集まりで、和気藹々の楽しいツアーなのですが、それだけに私がついていけなかったら困るのです。
何時かも、モントランブランを登った時「私が一番最後かと思ったら、まだこの子が後ろに居たのよね」
と言われたことがありました。言った人は八十歳を過ぎた人でしたからなお痛かったです。
今回もそんなことにならなければいいと願いつつ後一時間で出かけます。
ツアーは明日から二日間、帰宅は土曜日の午後になります。
今日の写真は数年前のものですが、今回もこの位かもしくはもっと鮮やかな色を楽しめるかもしれません。

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オオカバマダラ

2009-09-27 19:51:35 | 蝶・蛾
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風の強い波打ち際に下りて行くと間も無く
「こんなものを見つけたヮ」とリーが岩の上に置いたのがこの蝶の遺体でした。
黒地に白い水玉模様が美しく、どこも痛んでいない姿は生きているように見えます。
「完璧な標本だヮ、私が蝶を集めているんだったら持ち帰るけど。。」
そこで、ドーラが持ち帰ることにしました。
傷めないようにカセットテープのケースに収めたのが二番目の写真です。
三番目の写真は夏にミルクウィード(唐綿の類)の花で食事する姿です。
大方のオオカバマダラはメキシコに向って飛び去った後でしょう。まだ数個体がウロウロしているのを見かけはしましたが。
メキシコへの長距離飛行は一世代ですが、カナダへ帰るのは二、三世代交代しながらの飛行なのだそうです。その点で渡り鳥とは違うのだと言うことでした。
この華奢な体で何千キロも飛ぶ逞しさには不思議さを否定できません。それに春に生まれたオオカバマダラは二週間から五週間しか生きず、従って南への移動はしませんが、夏晩く生まれたものは南に渡り、八~九か月生きるのだそうです。そんなこともこの蝶の不思議さなのでしょう。

英語名:Monarch Butterfly
学名:Danaus plexippus
和名:オオカバマダラ(大樺斑)
エスペラント名:(Ne scia)

オオカバマダラに似るという天然の護身術を授かっていることで知られているのがカバイロイチモンジです。
カバイロイチモンジの英語名は:Viceroy(副王)、(学名は:Limenitis archippus)Monarch は王という意味ですから、命名の仕方にその関係が現れています。
その日は曇り、気温は10℃前後、湖畔は風が強いので寒く感じましたが、その時のエリー湖の波の音をヴィデオに撮りました。


大海原を眺めているような気がしませんか?

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インディアンの顔

2009-09-23 22:19:50 | ナイアガラ・グレン
<人形の目<インディアンの顔<マムシ草の実<黄色の釣り舟草<マンモスポットホールの覗き穴<三点セットのポットホール

一時間ばかりの心算が二時間あまり歩いてしまいました。
理由は一本トレールを間違えてぐるりと一回り、元来た路へ逆戻りしたり余分に歩いたからです。
でも、この時もと来た路の裏側に出たのでそれまで気が付かなかったもう一つのポットホールのある大岩を見つけました。この大岩はお面のように見えます。
マンモスポットホールからは色付き始めた梢を覗き見ました。

マムシ草
も綺麗な赤いベリーになり、虫たちに「食べて、食べて。。」と横たわっていましたし、人形の目もそれらしい形になっていました。そして黄色い野生のホウセンカ(Pale Jewelweed)も今を盛りと咲いています。

ナイアガラ・グレンには何度も行っていますが、今まで一度も紹介しなかったのがこのインディアンの顔です。
絶壁の遥か上の方に彫ってあるので、どうやって彫ったのか皆さん不思議に思いますし、それを良い事にわが友はもっともらしい「伝説」を語ります。
横目で睨んだ表情に愛嬌があって何となく親しみを感じているのですが、誰が彫ったのか判っていません。言うなれば手の混んだ落書きです。
現在使っている鉄の階段が出来る前はこの近くに木の階段がありました。その階段から身を乗り出してせっせと落書きに精出した人が居たわけで。。
指摘されなければ気付かずに通り過ぎるほど高いところにあるのです。
「私が若かった時、このインディアンも若かった。。」ではなく「これを彫った人も若かった」のです。まだ健在なら老人になっているでしょう。自分の落書きを見に来ることがあるのでしょうか。なぜこんなことをしたのか聞いてみたい気もします。

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ビーチドロップス

2009-09-19 17:39:02 | 野の花 - 夏から秋へ
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ぶなの木の根に寄生する草で、葉緑素がありません。葉は無く、茎も花も同じような色をしています。
いつもぶなの木の傍を通る時「ビーチドロップスは無いかなァ」とジョイスは探すのですが、そしてきっと見つけるのですが枯れ枝が地面に突き刺さっている感じのするこの草を私はいつも見逃しています。
根に寄生すると言っても根元にではなぶなの木そのものからは離れた所に生えるのです。
今回は花をつけているのを見つけたので苦労して写真に撮りました。何しろ花の長さは2cm位しかなく、背景が同じような枯れ葉色では。。。
三枚目の写真はどうしても正面のカオをと無理やり撮ったのですがボケてしまいました。

英語名:Beechdrops
学名:Epifagus Virginiana
和名:なし
エスペラント名:Surfago(Laŭ Serena)

北米原産です。
日本のぶなには寄生しないのでしょうか、日本語のページはついに見つけられませんでした。
学名の「Epifagus」は「ぶなの上に」と言う意味だそうですから、私の勝手命名のエスペラント名はそれに従いました。

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昨日のできごと

2009-09-18 08:57:00 | ナイアガラ・グレン

久し振りにナイアガラ・グレンに行きました。
終わって、例の鉄の階段を休み休み登りながらフト振り返ると誰も居なかった筈の私の背後から昇って来る人が居ます。たった一人で。。。
私はいつも一人だけれど、一人で来る人ってあまり居ないのでちょっと驚いて
「Are you alone?」とツイ声を掛けました。聞こえなかったらしく、それについての返事はありませんでしたが。。。

日本人と見たのですが、私には一寸ためらいがあります。

もう30年も昔に、地図を広げて議論している数人の日本人を見て「お手伝いしましょうか?」と声を掛けたのが運の尽き。地図を手にした男は凄い憎々しげな眼つきで私を睨みその地図を隠さんばかりに私に背を向けたのでした。
「What did I do to you?!」と言うのが私の咄嗟の心境でしたが、以来絶対に日本人観光客には自分の方からは声を掛けないことに決めています。
道が判らないのだったら教えてあげようという気軽な考えだったのに、引ったくりにでもあったようなあの態度、不愉快千万でしたから。

でも、目が合った時ポッと灯が点ったような輝きがその目に見えたら安心しても良いということも学びました。

この人の眼にも活き活きした親しげな輝きがありました。
日本人観光客でたった一人でグレンに降りていく勇気のある人間なんて思いもよらなかったので、驚きでもあり且つ嬉しくもありましたし。そこから会話が始まったのです。

たった一人で一ヶ月ばかりカナダを旅行し明日は帰国という、言わば最後の日、午後の列車の時間まで散策中に見つけたグレンに何となく降りてみた、、と言うところだったのですが、私のハイクの時間が早くても遅くてもこの出会いは無かったのです。
私はハイクの後は久し振りに和食レストランでお昼を食べるつもりで居ました。そこの揚げ出し豆腐が美味しいので、それが目当てです。
まだ11時頃だし、彼女の列車は午後二時とのことだし、発電所まで歩きたいと聞いて乗せてあげることにしました。車で五分、歩けば。。??の距離ですから。
考えてみると「この人随分時間があるのだわ」と気付いたので、序でにその辺を。。
考え方が似ていることや、単独で行動できるという「私の人種」であることもあって話は弾みました。「揚げ出し豆腐」を付き合いたいと言うのでお昼も一緒にし、結局彼女にご馳走になってしまったのですが、この出会いは何故か「予定されていた」と言う思いを払拭できません。

階段の上に居た私を「天から降りてきた」と彼女は思ったそうですが、上に居た
私から見ると彼女は「地から湧いて出た」人です。
この絆にはどのような意味があるのでしょうね。不思議な不思議な出会いでした。

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白いネジバナ

2009-09-17 16:26:27 | 野の花 - 夏から秋へ
Spirantoj

小さな花だから屈みこんで撮った写真です。
小さな花だからウッカリ踏みつけて通りそうでした。
白い透き通るような花弁は融けかけた氷を連想させます。その透明さがとても神秘的でした。

英語名:Nodding Ladies' Tresses
学名:Spiranthes cernua
和名:ネジバナ(の一種)
エスペラント名:Spiranto(Specio)

子供の頃摘んで遊んだネジバナはピンクの可愛い花でしたが、この花の白さはもっと大人っぽく見えます。蘭の一族なんですね。

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プレスキル州立公園にて

2009-09-17 00:30:40 | 自 然
<ヴァイスロィ<テント毛虫<蜘蛛の巣<湖畔のスィートピー<バター&エッグス<ヒョウガエル<白頭鷲が向こうの島のあの枝に。。。
プレスキル州立公園
<ミズカキ千鳥と大きな魚の骸骨<まだ名前の判らない毛虫<エイト・スポッテド・フォレスター<飛び掛る寸前の猫‐‐に見えません?<キャンパーたち<カナダ・ゴールデンロッド<みんなで一緒に楽しい夕食

九月11日から13日までの三日間をプレスキル州立公園で過ごしました。
天気には恵まれ、暑いくらいの夏の終りを楽しめた好機はネーチャー・クラブの企画です。
先日のグラス・オヴ・パルナッソスをはじめ幾つか新しい花も見つけたし、良い旅でした。
プレスキル公園はオンタリオ湖の北岸にあり、ナイアガラフォールスからは三時間ちょっとの距離です。
オンタリオ湖に鉤のような形で延びている半島で、その名はフランス語の「半島」がそのまま使われています。エスペラントで言えば Preskaŭ insuloという意味です。勿論エスペラントでは日本語と同じように半分島(Duoninsulo)という表現を使いますが。
鳥が多く集まるところからハンターたちの楽園で、開発されそうになったときハンター達が反対し自然保護を勝ち取ったということで狩猟シーズンは鉄砲を持ったハンターが集まるため一部一般人の立ち入りを制限している場所もあるようですし、ハンター達が反対しなかったらここはとっくの昔に開発されていたはずだから、そのことを忘れなさんな、とどこかに書いてありました。
この公園のすぐ北にある小さな街ブライトンでは下水を「磨く」人工の湿原があり、ここも水鳥たちの生活の場です。汚れた水がこの湿原を通って流れている内に浄化される仕組みで、白鳥も悠々と泳いでいました。

写真は上左から;
★ ヴァイスロィ(カバイロイチモンジ) 何枚写真を撮っても何人が近寄ってもちっとも動かないので「何処か悪いんじゃァない?」と誰かが触ろうとしたらヒラリ。でも羽はかなりボロボロになっています。
★ テント・カタピラー つまりテント毛虫です。枝々にテントを張って。。
その木の下はゴマでもばら撒いたような黒い粒々が。毛虫だって排泄する必要があるんですねェ。
★ 車のバックミラーに張った蜘蛛の巣 ちょっと歩いている間に立派な巣を張っていました。一見ひび割れに見えます。被害者も見えます。
★ スィートピー 湖畔にこんな可愛い花が咲いていました。名前は未だ判りません。同行の仲間が茎や実の形から正しい名前を探してくれています。
★ バター & エッグス 何処にでも咲いているありふれた花ですが、いつも可愛いと思います。同じ思いの人が居てやはり熱心にカメラを向けていました。
★ 豹 蛙 その名の通り豹のような模様を持った蛙です。沢山居ましたが、それぞれ模様が少し違います。
★ スコープを使って。。 半島の曲がり角オーエン・ポイントからセバストポル島(最小の島)を眺めています。高い枝にとまった鳥は双眼鏡では点にしか見えません。それが白頭鷲かどうか。。

写真下、右から:
★ 到着した日の夕食 半島の入り口にもなっている小さな町ブライトンのダウンタウンで、イタリア料理。何にしようか悩むのも楽しい。
★ カナダ・ゴールデンロッド 眩しいばかりの黄色でした。近くの花はもう茶色に変わっているのもあったので、この花にとってもこれが最後の日々なのでしょう。
★ キャンパーたち 私たちはメンバーの担当者が前もって調べておいてくれたモテルに泊まったのだけれど、キャンプした人たちも数人。たった二泊三日の旅にテントを張ったり閉まったりは面倒くさいけど、キャンプ人間はみなシニアだから私たちが帰った後も居残り、一週間キャンプ場を予約していた人も居ました。
★ 猫の雲 同行の仲間が下水処理の湿地帯で水鳥を探している間疲れた私は車で昼寝。ふと見るとこの雲、今にも何かに飛びかからん、、という猫に見えました。逃げた二匹の鼠は既にねこの後ろです。
★ エイト・スポッテド・フォレスター あまりに色鮮やかな虫で目を見張りました。運良く蝶や蛾のガイドブックを持参の仲間が居て直ぐ調べてくれたのです。彼女は蛾の姿では庭で何度も見たそうですが幼虫の姿は始めてとのことでした。日本語の名前は解りません。
★ 名前の判らない毛虫 ちょっと太目のパイプ・クリーナーって感じの毛虫です。誰かが調べてくれています。
★ ミズカキ千鳥 渚には何種類かの渉禽類(しょうきんるい)が居ましたが、辛うじて写真に撮れたのはこれだけ。渚に打ち上げられた大きな魚の骸骨にもビックリ。こんな大きな魚がこの湖に住んでいるなんて思いもよらなかったのです。

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パルナッソスの草

2009-09-13 22:25:22 | 野の花 - 夏から秋へ
Grass of Parnasuss


パルナッソス山とは何の関係も無いらしいのですが、何故かこのような名前が付いている花。一昨日見つけました。見つけた場所は、プレスキル州立公園です。名前に魅力を感じて何時か。。。と思っていたのでしたが、まさか此処で見つけるとは思っても居なかったので凄い収穫でした。

英語名:Grass of Parnassus
学名:Parnassia glauca
和名:ウメバチソウ(の類)
エスペラント名:Parnasio(specio de)

三時間前に帰宅したばかりです。プレスキル公園については又後日書きましょう。

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エスペランチストの輪が広がること

2009-09-10 09:03:43 | エスペラント

昨夜電話があって、この土曜日にハミルトンのエスペランチスト達が集まるから来ませんか?
というお誘いでした。
バッファローから来る人が居て、その人を囲んで、、と言う集りのようです。
電話をくれたヤーノシュさんは、ビャウィストク大会に出席したのだけれど、登録は現地でだったのでコングレス・リブロに名前は載っていないとの事でした。
それでも近くに住む私に気付いて二週間ほど前電話してくれ、集りがある時は報せると言ってくれていたのです。

ところが私は明日、金曜日からネーチャークラブの企画する遠足に参加することに。

カナダのエスペランチストは日本などに比べたら比較にならない少人数です。
それでも、こうやって集まる機会が増えてくるのは嬉しいことです。
今朝、彼からE-メールが届いていました。
大会に出席した彼の報告会をお茶とお菓子で、と言うことです。
彼は私たちがポーランド南部の休暇を楽しんでいた頃、クラコウで、エスペラント教師の会合に出席していたのです。
それを知って私は「シメシメ、今後は解らない事があったら彼に訊けるわ」

今後も定期的な集りを持つ心算のようです。ハミルトンの市内の運転はあまり気が進まないので、それが悩みですが出来るだけ参加したいと思っています。

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コットンテール・ラビット

2009-09-08 13:43:08 | 動 物

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今日から新学期です。
今朝散歩に出、ある家の前を通ったら家の前に兄弟を並ばせ写真を撮っている若いお母さんが居ました。今朝始めて学校に行く弟をお兄ちゃんが面倒見る(或いは監督する?)最初の記念すべき朝だったのでしょう。
日本なら、このお母さんもおしゃれして子供もピカピカのランドセルなど背負って入学式へいそいそと出かけたのでしょうね。そういう無駄の無いのが北米の新学期最初の日です。その新入生は重たげなバックパックを背負っていたので、何が入っているのか気になりましたが。。。
二人は家の直ぐ前の角でスクールバスを待つらしく、「未だ?」「ン、未だ」と言う会話が聞こえ、三、四才の弟がはだしで後を追いかけて行くのをお母さんが呼び戻していました。
この微笑ましい朝の光景は当分続くでしょう。

帰路、そのまま帰ると予定の一時間を15分も切るので、思いつきで「ハイドロ・プロパーティ(水力発電所の敷地)」を通りました。高圧線の電柱が並んでいるため建物はご法度だし、車も通れなくしてある草原です。両側はその向こうの通りに面した家々の裏庭が並んでいます。
何時か夫と散歩した時ウサギが一羽そういう裏庭の片隅でモグモグ何かを食べているのを見たなァと思い出していたら、やはりモグモグやっている一羽。
我が家へ食事に来るウサギと同一人物かしらと顔を確認。こっちの方がハンサムです。我が家へ来るのは額の辺りから頬に掛けて「X」印が入っているのです。
先日は赤紫蘇の茂みに入っていて、私が来たのに気付いた時は逃げるに逃げられない状態だったらしく、私が赤紫蘇の茂みにもう一歩近付いた途端、文字通り『脱兎』のごとく逃げて行きました。驚いたのはウサギだけではありません。私の方こそ腰を抜かさんばかりでした。その時鮮やかに見えた真っ白なお尻。それがこのウサギの名前の由来です。
二枚目の写真では白い尻尾がチョッピリ見えます。

英語名:Eastern Cottontail
学名:Sylvilagus floridanus
和名:不明(多分、ただの野兎?)
     面白半分に[野うさぎ]でグーグルしてみたら、項目は空っぽながらワタオウサギが出てきました。
     英語の直訳で、紛れもなくこのウサギを指していると思います。

エスペラント名:Kotonvosta kuniklo(Laŭ Serena)

因みに、エス和辞典では kuniklo は家ウサギとしてあり、野ウサギは Leporo になっています。Leporidae 科に属すると言う点では間違いにはならないのでしょうが、私はやはり異議ありです。英エス辞典では Hare が Leporo、Rabbit が Kuniklo で、私はこちらを支持します。 Hare は一回り以上大きいし、カンガルーのような大きな足を持っていて一見して違いが判ります。家に飼われていても、野生で自由に生きていても Kuniklo は Kuniklo だと思うのです。
このエス和辞典を書いた人はこの二つの動物を比較してみたことが無かったのでしょう。

三枚目にオマケの写真を入れました。同じ場所の裏庭に生えていた木蓮の花。何と言う木蓮か知りませんが、春と秋と二回花を咲かせる働き者です。

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ズッキーニの花

2009-09-05 13:28:50 | 食 生 活

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久し振りにファーマース・マーケットに出かけてみました。まだ時間が早く準備中の人やようやく到着したばかりの人もいました。もうしっかり店開きしているイタリア人のおじさんの台に目立って鮮やかなフワフワしたものが見えます。近寄って見るとカボチャの花のような大きな黄色い花が籠に並べて入れてありました。その扱い方から言っても花瓶に生けるものではなく食用です。

「これ、何ですか?」
「ズッキーニの花」
「どうやって食べるの?」
「オムレツに入れたり、スタッフしたりして。。」
「先週もこれ以上持って来たのに直ぐ売り切れたよ」とのこと。

フーム、イタリア人だなァ、やっぱり。色んなものを食用にしちゃうこの思い付き。。。
帰宅して、グーグルしてみたらこの花の中にリコッタ・チーズを詰め、衣をつけて揚げる実演のヴィデオが出てきました。作っている人が「私の大好物」と言っていたから美味しいのでしょう、きっと。
ズッキーニは夏中花をつけるので新鮮なのを積んで作る、とその人は言ってました。自分の庭に植えるのも良し、農家に頼んで調理する日に調達するも良し。
40年余この街に住んでまだ一度も見たことも聞いたことも無かったニュースです。世の中ってホントに広いなぁとしみじみ思ったことでした。
写真はその花と遠景、オマケの写真は今朝勢い良く上がっていたカナダ滝の水煙。

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紅葉も始まって

2009-09-04 08:06:03 | 自 然
<紅葉を始めた楓<タートルヘッド<エピロビーオ<ジュエルウィード<ジョーパイウィード<ハイブッシュ・クランベリーの実
秋の気配のダッファリン島

わっ、このジュエルウィード(ツリフネソウ)赤すぎない?
と叫んだのは私でした。
年を取ったってこと?例えば白い延齢草が末期にはピンクに変わるように。。
ホントだ。オレンジ色っていうより赤だもんねこの色。という反応。
土壌のせいじゃないかと思うよ。
という返事が返って来て、なるほど。ジュエルウィードは末期はただ、枯れて落ちるだけか。
今年最後の「水曜日の散歩」でした。
エピロビーオ
ジョー・パイ・ウィード
タートルヘッド
と秋の花が咲き始めていました。

ワォーター・ウィロー (学名:Justicia americana)
の花は双眼鏡を使っても白い点に見えるだけの距離、薄暗いので日中に、と思い翌日行ったのですが結果は大差なく、残念。
この浅い流れなら滑らないサンダルを履けば歩いて近寄れるな、などと思いついてフト我に返ります。私はもう、15歳ではないんだった。
特にオテンバではなかったけれど、教室の窓から出入りしたのはその年齢、わざと教員室の窓から見えるほうの窓を利用したりして。。。あの頃の級友たちが居たら実行したかもしれません。
ワォーター・ウィローの花は写真では何度も見ていますが自分の写真がないのです。今回もひとさまの写真をリンクしておきました。

ハイブッシュ・クランベリーの実も鮮やかな秋の色です。花も可愛らしいのですが目立つのはやはりこの実。陽を受けて透き通るような赤の色は宝石のようです。
以前に書いた記事(書いた心算だった)がどうしても見付からないので、これもひとさまのページをリンクしました。英語のページですが写真は万国共通です。日本語ではどう呼ぶのでしょうね。

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コヒオドシ

2009-09-02 15:37:06 | 蝶・蛾

コヒオドシ

ビャウィストクのエスペラント世界大会会場で、この蝶を見つけました。
迷い込んでしまい出るにも出られず窓を通り抜ける心算だったのでしょう。
「外へ連れ出してやったか?」って?
そんな器用なこと私にはできましぇ~ん。
開けられない窓だから、まず捕まえて潰さないように階段を降りて云々。。。なんですよ。

とりあえず写真を撮ったものの、内心は「困ったな」
一度も見たことの無い蝶なので、調べるのが大変だろうと想像したのです。
帰国後手持ちの「蝶と蛾の写真図鑑」を開いてみました。一ページ一ページ見ていく覚悟だったのです。
ところが最初に当てずっぽうに開いたページにこの蝶が弁慶草の花にとまっている写真が有るではありませんか? こういうのはやはり幸運と言うんでしょうね。

英語名:Small Tortoiseshell
学名:Aglais Urticae
和名:コヒオドシ
エスペラント名:(Ne scia)情報待っています。
Facebook の友人から、Tagopapilio と呼んでいるという情報が入りました。正式な名前ではないのですが。。

ヨーロッパではごくありふれた蝶のようですが調べていてぶつかった記事には英国南部で80%もこの蝶が姿を消しているとありました。原因の憶測は地球の温暖化だそうです。
カナダには居ないようですが日本では北海道や標高の高い地域で見られるようです。

もう少し綺麗な写真や詳しい説明はこちらの参考ページでご覧下さい。
参考ページ一
参考ページ二
参考ページ三

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ニシコクマルガラス

2009-09-01 18:44:51 | 大鳥 ・ 小鳥

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ニシコクマルガラス

徒歩遠足に歩き出した時「あれは何と言う鳥ですか?」と言う声が聞こえました。
どの鳥について聞いたのか直ぐ判ったし、私自身聞きたかった事なので耳をそばだてたら、「Korniko」という返事が聞こえました。
「Korniko?」エスペラントを習い始めた頃に憶えた単語ですが、この鳥とどうしても結び付きません。
当然です。私の知っているカラスは真っ黒なのです。
と言うわけで帰国後調べてみたのですが、カラスの種類の多さに唖然としました。こんなに多くのカラスが居たなんて夢にも思っていなかったので。。。
ほぼヨーロッパ全域に分布しているということは、スイス時代にも私は見ていたのでしょうか、まるで記憶が無いのです。カラスなんて見たことが無い気さえするのです。

英語名:Eurasian Jackdaw(または単にJackdaw)
学名:Corvus monedula
和名:ニシコクマルガラス(西黒丸鴉)
エスペラント名:Monedo

ウィキペディァのニシコクマルガラスの項に詳しい情報があります。餌をお互いに譲り合うとか、夫婦間の愛情の強さとか彼等の社会の階層構造とか。。。。

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