★ Serena ★

カナダ暮らしのエスペランチスト、自然愛好家。
エスペラントやカナダの野草、ネーチャークラブの活動など思いつくままに。

明日はハロゥィーン

2007-10-30 18:27:34 | 季 節

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ご近所で派手なハロゥィーンの飾りを前庭一杯に広げたお宅があります。全景を撮るのが難しくこれだけにしました。左側には骸骨だか魔法使いだかを乗せた馬車もありますが、暗いので巧く写りません。
二枚目の写真は私のお向かいさんち、もう子供も居ない夫婦二人だけの暮らしなのにこんな飾りをするのが好きで四季を通じてとっかえひっかえ楽しんでいる人です。奥さんはどうでも良いらしいのだけれど。
三枚目は大掛かりな飾りをした御宅のお隣がドライブウェーに沿って飾ったカボチャのランプです。これが可愛いと思いました。

さてハロゥィーンですが、一口で言えば万聖節前夜祭です。
手抜きで人様の記事をお借りしましたのでお読み下さい。
ハロウィーン:死者の霊が帰ってくる日
Halloweenとは?
エスペラントでは Antaŭvespero de Ĉiuj Sanktuloj と長ったらしいですが、文字通り万聖節前夜です。


森のケチャック・ダンサー

2007-10-26 21:18:16 | 樹 木 ・ 灌 木
<農家の門前に植えられたアメリカガシワの木立>

あまもりさんの記事で、ケチャクダンスについて知ってからこの木に特別な親しみを感じるようになりました。
何故か、その葉っぱの形からして踊っているように見えるのですが、木そのものがじっとしていない印象を与えるのです。下枝がワシャワシャッと広がり腰を振っているようにも見えるのがその原因かもしれません。

<色付いたアメリカガシワ>
森を歩いていてこの木だけはいち早く見分けることが出来るようになったのもこの関心のお陰でしょう。

英語名:Pin Oak
学名:Quercus palustris
和名:アメリカガシワ
エスペラント名:Pinglokverko

英語名のピンオークは棘のような細い短い枝が出てピンのようなのでと言う説明に加えて、昔は建築用の木釘(ピン)として利用されていたと言う事情にもよるようです。
北米東部原産、オンタリオ州南部がその北限ということも何処かで読みました。

ブラックガム

2007-10-23 20:35:55 | 樹 木 ・ 灌 木

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英語名:Blackgum / Black tupelo
学名:Nyssa sylvatica
和名:ヌマミズキ(?)(沼水木)
エスペラント名;Nigra tupelo

先達てのインヴェントリーで、森の中の湿地に近づくと一本の木が紅葉した葉を落としていました。樹木に詳しい人たちが興奮しています。
珍しい木なの?と私。
ン、この辺では滅多に無いの。という返事が返ってきました。
地面に落ちた葉は、それはそれはきれいな赤い色です。
その名はブラックガム。
和名のヌマミズキははっきりそう断定しているページもありましたが、大抵はその一種と言う風に表現しています。ニッサ・シルヴァチカと学名をそのまま使っているページもありました。

その森を終えて次の森へ移りました。
凄く太いピンオーク(アメリカガシワ)があるのよ、とジムが言いました。太さを測る必要があるくらい。。。 そして、その近くにはブラックガムも立っているの。
太いピンオークはいたって簡単に見つけました。確かに太い。何センチ有ったのか記憶が無いのですがジョイスがメモしていました。
それから近くにあるはずのブラックガムを探しました。ちょっと苦労して見つけ、それも太さを測って森の奥へ前進です。
やがて湿地帯にたどり着きました。
あ、ブラックガム。
あ、其処にもブラックガム。
こっちにもあるよ。ひゃ~凄い大軍だ!
何本あるんだろう。20本は優にあるね。
しかも結構太いのばかりです。みんなすっかり興奮してしまいました。
フランクが根元を指で掘り返しています。種を探しているのでした。
何年か前に仲間と種を拾ってきてそれぞれが庭に植えたそうです。三年後にその友人から電話があって「芽が出たぞゥ」
慌てて裏庭に出てみたら彼のブラックガムも芽を出していました。
フランクは何個か種を見つけました。試にまた蒔いてみるそうです。種を探している時に意外なものも見つけました。小さな小さな貝殻です。
こんな所で貝が生息していようとは夢にも思わなかった私は全く度肝を抜かれた気がしました。
三枚目の写真がその貝殻です。

サポナリア

2007-10-14 21:09:24 | 野の花 - 夏から秋へ
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英語名:Bouncing Bet、Soapwort
学名:Saponaria officinalis
和名:サボンソウ(シャボンソウ、サポナリア)
エスペラント名:Saponario(Unu el, plej konata)

英語名のBouncing Betが何処から来たのかは不明ですが、Soapwortは葉を揉んで石鹸のように泡立てて使ったことから付いた名前とか、和名のサボンソウはその直訳です。
和名を探していて出会ったあるサイトでは初夏に花を咲かせると書いていましたが、これは九月に見つけた花です。日本とカナダでは花の時期が違うのかもしれません。
この、何かほのぼのとしたピンクの色合いが愛らしく、みんなが啄木鳥に見とれている時に撮りました。
啄木鳥に見とれて後ずさりしながらこの花を踏みつけてしまった人が居て、「もうバゥンシングしてないよ!」と誰かが言ってました。
花の時期は終わりに近くどうでも良いのかも知れませんが「ゴメンナサーィ」と踏みつけた人が誤る声も聞こえました。花は何にも言いませんでしたけど。

幼児の造語法

2007-10-06 10:51:55 | Weblog

ちゃんの知っている単語数はかなりな量になる、ということはこの十日あまりで良く判りました。が、本人は言っている心算でも私には理解できないこともあるということです。例えば階段を降りる時私が一緒なら一、二、三、と日本語で数えながら降りますが(段数は関係なし、言葉の練習です)、イチ、ニィ、サン、シィ、ゴォ、ロットゥ。。で、ロクとは言わないのです。私の六の発音がこの子にはロットゥと聞こえるのでしょう。
そういう発音なのでハンガリー語で私の知っている単語でも「え? 今何て言った?」ということが多いのです。
テ、ニ、オ、ハ、はもちろん未だ判りませんから、それは聞く方が補って聞かなければなりません。
自分の子育て時代には全く気付いてもいなかったことを今改めて学んでいます。
そして、知っている二つの単語を並べて幼児独特の単純な文を作り、イントネーションで意味を追加します。
ちゃん?」は私も或いは私にも。
ちゃん、ヴィーズ(水)」は水を下さい又は私の水。
「テースタカナル(清潔なスプーン)」の意味がしばらく判らなかったのですが、これは自分専用のプラスティックのスプーンではなく大人が使う金属製の光っているスプーンのことでした。初めはも理解できなくて本人用の色違いを提供していたのですがそれを拒否「テースタカナル」をしつこく繰り返すので自分が子供の頃使っていた小さいスプーンを与えてみました。それで満足です。
大人が箸を使うと「ちゃん、箸」、これは日本語で言います。
一度食後に甘いお菓子を大人三人がこの子の見ている前で食べてしまったことがありました。
見せてしまった以上除外するわけにも行かず少し与えたのですが、気に入ってその後そのお菓子の入った缶を指さし「ちゃん?」を言うようになりました。
でも、答が「ノー」であることを充分承知しているのです。だから、指すのも遠慮がちにチラッと指さし手を引っ込めます。それが可笑しくもあり可愛くもあり。
以後私たちも気をつけて彼女の前では食べないようにしていますが、当人はすっかり忘れてしまいました。

父親が私のことを話しながら「オバアチャン」というと「失礼、グレミちゃんです」と訂正します。ハンガリー語での「オバアチャン」はもう一人の祖母を指すのです。
四か月後でも私を覚えていた秘密は彼女が持参しているアルバムです。
携帯用の小さなアルバムに主要人物の写真、特に彼女と一緒の写真が入れてあります。これはお休み前の読書の一部になっていて、これは誰、何をして遊んだねェなどと話題にしているからなのです。