思い出の釣り・これからの釣り

欧州の釣り、竹竿、その他、その時々の徒然の思いを綴るつもりです

シルクラインの再コーティング(その2)

2018-02-03 13:10:06 | シルクライン/Silk Lines

さて、炊飯器で12時間保温し取り出して冷やしたシルクラインを巻いた特性糸巻き。

寒波の日本と違い、今年のチュニスは例年より気温も高く、青空が広がります。バルコニーから見る地中海の青が鮮やか。この天気でしたらシルクラインの手入れもやり易いというもの。

1回目のコーティングは成功。亜麻仁油はしっかり乾燥し、シルクラインに浸透しております。

ブレイデッドループの部分もこの通り。但し、未だコーティングの層が薄いので、2回目のコーティングを行います。

2回目のコーティングが終わった糸巻き。シルクラインはテカテカしております。

糸巻きからシルクラインを外してみると。

亜麻仁油がどうも多過ぎた様で、全体に油が厚く乗りすぎており、そのためしっかり乾燥せず、凸凹にコーティングが仕上がってしまっております。

シルクラインの中にはしっかり浸透しているので、防水(waterproof)という点では良いのですが、この凸凹を何とかしなければいけません。

コーティングを重曹で落とした後のシルクラインと亜麻仁油を浸透させコーティングした後のシルクラインの質感の違いがお判りに成りますでしょうか。

ブレイデッドループの部分はこの通り。
東京での作業と違い、どうも勝手が違います。しかし、亜麻仁油の余分をもっとしっかり落としておけば良かったです。トホホ。
因に肝心のシルクラインですが、2回目のコーティングで既にAFTM 5番程度の重さがあるように感じます。また、コーティングを剥がす前のガビガビさも無くなり、しなやかで実戦投入出来るような感じにはなっております。凸凹と半乾きのところを何とか片付け、しっかり乾燥させたら4月以降実戦で使えそうです。

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2 コメント

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シルクライン (halford_knockabout)
2018-02-08 20:09:49
何時も楽しく 拝見しています 私もほぼシルクラインで遊んでいます 最も私の場合 ラインが通り難いので瑪瑙ガイドをワイヤーに交換してくれるよう ショップに依頼したところ けんもほろろに断られ 渋々使い始めた訳ですが いざ 使ってみると 余りの快適さに驚きました 私の周りではシルクライン愛好家 随分増えました 私は釣行日数は多いのですが 今のところ これといったトラブルはないのですが シルクラインのレストアには本当に感心させられます 今後もよろしくお願いします
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シルクライン (busek)
2018-02-09 05:36:29
halford knockabout様

コメントありがとうございます。私もシルクラインを使い始めたのは古い竹竿を使い始めた1990年代からで、シルクライン前提で設計・製造された竹竿でシルクラインを投げる快適さは言葉では言い尽くせない愉しさがあると思っております。そして、90年代からシルクラインのレストアに関心があったのですが、米国のReed Curry氏の記事等参考にしても納得出来ず、かと言え、華氏180度というオーブンもなく、思考停止していたところ、炊飯器の保温機能が閃いて、シルクラインのお手軽コーティング法に辿り着けた事は天恵と思っております。今回手当のシルクラインも厚塗りの後処理に目安がつき、次期シーズンに向け着々と準備中です。もし、お使いのシルクラインの再コーティングが必要になる際に拙記事がお役に立てれば大変嬉しいです。今後とも宜しくお願い致します。
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