禁漁中にもかかわらず釣りを許してくれたLandhaus Etrachseeの女将さんの好意に甘えた釣行も10月1日(日)の午前中で最後。昼からはウィーン空港までの3時間の車での旅に出発しなければなりません。
08:00からの朝食を手早く済ませ、部屋を片付け荷物をレンタカーに積み込み、宿の母屋で宿代・釣り代を全て支払いましたが、「今日(10月1日」の釣りはタダでいいわよ」とまた好意に甘えることになりました。
山の天気は快晴。とても気持ちの良い朝です。北アフリカでは見ることの出来ない緑の森林と透明な湖が心を癒してくれます。
1964年製のHardy Palakona Gold Medal 10'は塗料の進化により多少濡れてもウィーン空港からフランクフルト空港経由カサブランカ空港までの旅程で竹にダメージが残ることもあるまいと思い、最終日に使います。広い湖、且つ、水面から離れた船着場からの釣りでは長竿が使いやすく重宝します。St George 3"にDT5FのCortland Sylkを組み合わせた道具立てで湖にウエットフライを投げてやれば、Invictaに結構元気に引く虹鱒が食いつきました。
他にも体長はあっても痩せたアルプスイワナ
腹のオレンジが鮮やかなアルプスイワナ、他にも写真を撮らなかった多くのイワナ(ブルックトラウト、アルプスイワナ)が長い竹竿を曲げてくれ、今シーズン最後のオーストリアを楽しめました。
今シーズンの新たな現象として、魚が鉤がかりした後、藻に潜り込もうとすることに気づきました。上の写真は藻の塊ですが、
その中にはブルックトラウトが隠れております。この魚の様に藻の中に逃げ込んで釣られまいとする魚が増えました。これもフィッシングプレッシャーによる学習効果でしょうか。
10月1日ではありませんが、9月30日に桟橋から釣っていたら大物をかけ3Xのハリスを切られ逃げられました。この湖には70cmを超える大物も棲んでいて小物の数釣りではない釣りも楽しめそうです。次の機会があればまた挑戦したいと思います。
上の写真は宿の部屋で乾燥させているPayneの206L 9'とGold Medal 10'。日本では使いづらい竿かも知れませんが開けたオーストリアの川湖ではこのくらいの長さの竿は大変重宝致します。
オーストリア流の短い剛竿で遠投する釣りもありですが、今の私はゆったりした釣りが好きなので竿の長さがこのようになったというところです。
来シーズンはどのような釣りが出来るのでしょうか。
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