思い出の釣り・これからの釣り

欧州の釣り、竹竿、その他、その時々の徒然の思いを綴るつもりです

禁漁にもかかわらずの釣り(2023年9月28日)

2023-10-05 03:29:21 | 欧州釣行記/Fishing Trips in Europe

イスラム教の祝日はイスラム暦に沿い決められますが、新月を目視することが必要で、天候や砂嵐で観察出来ないと一日ずれてしまいます。当初9月27日(水)と予測されていた今年の「預言者生誕祭」が9月28日(木)となり、モロッコで突然9月28日〜10月1日が4連休になることが判った9月22日(金)、ダメ元でEtrachseeの定宿Landhaus Etrachseeに問い合わせを入れました。
Etrachseeの禁漁期間が9月21日より始まってしまっているのですが、特別に9月28日から10月1日の間釣りをしても良いか?と問い合わせたのです。
「いつもリリースしているからそれならいいわよ」と直ぐに女主人より回答があり、急遽カサブランカとウィーンの間のLufthansa機、Europecarでレンタカーを予約、Etrachseeに行くことになりました。
Etrachseeでの釣りと、10月15日まで出来るMur川でのグレイリング釣りが目的です。

朝01:15カサブランカ発、フランクフルト乗り換えで09:45ウィーン着、そこから3時間超のドライブで14:00頃Etrachseeに到着。時速120〜150kmで運転する間、睡魔と戦うためレッドブルを飲みながら到着したそこは標高1,400mの天国でした。

因みに上は1800年頃Ferdinand Runkという画家が描いたEtrachsee。200年以上前からここでは小屋を建て牛を放牧していたのかと思うと感慨を覚えます。

部屋の鍵を受け取り荷物を部屋に入れて湖の桟橋に出かけ、Etrachseeで重宝する10フィート三本継の竹竿、Hardy Palakona Gold Medalを振ってやると、暫く誰も釣ることのなかった湖からイワナが小さな毛鉤に襲い掛かります。

冒頭の写真と上の写真のイワナはアルプスイワナ。北極海、グリーンランド、アイスランドでは巨大化した仲間が泳いでおりますが、アルプス山中では尺上が大物の平均でしょうか。

上はブルックトラウト。アルプスイワナと比べるとタイガーマークのような細かい縞模様が入り全体に緑・黄色がかった色。
禁漁期間中に釣りが出来るとは思いもかけなかったですが、この湖は個人所有で、湖に流入し、流出するEtrachbachも個人所有。女将さんがOKと言えば魚をキープしない限りシュタイヤーマルク州の漁業規則にも抵触せず釣りが出来てしまうのでした。
ここはハンガリー在住時の2002年から知って来ておりますが、20年来の知り合いの女将さんに感謝です。
初日は小手調べでイワナに遊んでもらい、その翌日はドライフライでグレイリング釣りに挑戦です。

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2 コメント

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ブルックトラウト… (yugawaski)
2023-10-07 06:36:31
こんにちは。
標高1400mというのは奥日光の湯の湖そのものですね。あるいは丸沼でしょうか。
スケールと雰囲気はかなり違うようですが(笑)
ブルックの写真、戦場ヶ原の木道かと思いました。
まあ、湯川にこの鱒がいることの方が不思議なのですけどね。
後半のグレイリング釣りのレポートが楽しみです。
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イワナの種類 (budsek)
2023-10-07 22:02:48
yugawaski様
コメントを頂き大変ありがとうございました。
奥日光や丸沼と同じ様な標高で不思議な縁ですが、気温が一段低いところが違いですね。また人の数も日本の方が多いです。
この湖ですと、ブルックトラウトは虎の様な縞模様が入っているので獰猛な感じがし、アルプスイワナは優しい感じがすると勝手に思っております。
しかし、何故ブルックトラウトがこの湖にいるのか。。。米国原産の虹鱒がいるくらいなので19世紀末か20世紀に移植されたのでしょうが、面白いものです。
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