思い出の釣り・これからの釣り

欧州の釣り、竹竿、その他、その時々の徒然の思いを綴るつもりです

Etrachbachでの釣り(2023年9月30日)

2023-10-14 00:00:00 | 欧州釣行記/Fishing Trips in Europe

前回の釣行には小川用のペナペナ竿であるF.E.Thomas Special 8' 3pcsも持参致しました。となると当然湖の上流にある小渓Etrachbachを狙いイワナ釣りとなります。
グレイリングを釣った金曜日の翌日土曜日に曇天の中F.E.Thomasでの釣りを楽しむことに致しました。竿に合わせたのは8月時に使ったAFTM 3ではなく一番手思いAFTM 4のシルクライン。風が吹いても至近距離を正確にキャスト出来るようにとの魂胆です。そしてリールは竿のリールシートにピッタリ嵌るPflugerのMedalist。Hardyの滑らかさには全く敵いませんが、良しとしましょう。

曇天ですが、右下に人影が写っているようにトレッキングの客が多く通ります。更にその中の特に家族連れがわざわざ釣りをしているところまで近寄ってきて魚を散らしてきます。こちらも禁漁にもかかわらず釣りをするアウトローの釣り人ですので、そうした善男善女の振る舞いにも文句わ言わず、魚が散ればそれなりに釣りを継続致しました。

川は水が少なく、前回は水を湛えていた右側の釣った魚を入れておく場所は干からびております。釣りが出来る場所は限定的。

そんな状況の下、前回記事に出したオレンジボディのドライフライで釣りを開始。ここのイワナもこの毛鉤が大の好物のようで一投目からF.E.Thomas竿を胴から曲げる魚がかかります。
その後もドライフライで釣った魚の数は伸ばしましたが、流石に場荒れしてきて水面の毛鉤に反応しなくなりました。

そこでハリスの途中に輪を作りそこに枝素を結びドロッパーには上の写真のウィングにブラックバードのクイルを使ったオリジナルレシピに従ったGreenwell's Gloryを結び、リードフライには

Stuartの勧めるBlack Spiderを結びます。

この仕掛けでアップストリームに投げ込み、出来るだけ糸を張れるよう竿を操作し流してやると手元に当たりを感じイワナを釣り上げます。

アップストリームのウェットフライは私の場合、シングルフライだと本当に説明出来ない勘の類に導かれて合わせることが多く非常に難しい釣りですが、枝鉤付きの場合はそれがアンカー的に働くのかアタリが取りやすく、よりリラックスして釣りを楽しめます。
そうこうして釣りをしているとかなり重い手応えで合わせると竿がギュンと持って行かれ、すわ大物?と思ってやり取りすると、一荷でイワナがかかっておりました。取り込み途中で一匹逃げてしまいましたものの。無事上げたのが上の魚。

9月末の天候不順な天気では当然気温も低く、渓流での釣りは午後早い時間に終了。一旦引き上げ風呂に入りました。その後夕食後に暗くなったところで見る母家がこれ。Landhaus Etrachseeは9月末で営業終了。これが最後の夜となります。

再開は2024年の5月。これから長い冬を迎える山中なのでした。

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