前回は、7月8日(水)の午後雷雨にたたられてMur川での釣りを諦め、宿に帰ったらHardy Perfect Spitfireを釣り場に忘れたことに気がつき戻ってみたら、Perfectを車で踏んでしまったという散々なところで終わりました。
さて、チュニスに戻るこの日の朝、起床して外を見ると雨こそ降っていないものの、厚い雲に覆われたMurauの町がそこにありました。

ホテルの方の好意で、チェックアウトは12時より遅くても良いことになり、兎に角、最終日も釣りをするべくMur川に向かってみると、
そこは昨日とは様相が一変し、茶色の水がごうごう流れる大増水の川になっておりました。

取りあえず、川岸の近くで水の流れが弱いところに毛針を入れてみますが、魚の気配を感じることなく、そうそうに見切りを付けました。

Stau Bodendorf区間最上流の橋に別れを告げ、増水でも何とかなりそうなEtrachseeに向かいます。

写真では良く判りませんが、Etrachseeも流れ込みの川が増水したようで、水位が高く、色も茶色になっておりました。ボートも水浸しで、まずはボートの水をそとにかき出すことから始めなければなりませんでした。

それでも何とか準備が終わり、Hardy Marvel 7'6''を継ぎ、濁り水でもアピールするだろうと金玉付きMarch Brown Spiderを結び数投します。するとアタリがあり結構竿を曲げられました。その魚を上げてみると、頭の形はアルプスイワナですが、模様が違う魚です。この湖にはアルプスイワナ、ブラウントラウト、虹鱒が住んでますが、その雑種もいると聞いており、多分アルプスイワナとブラウントラウトのF1、一代雑種ではないかと思いました。

体長は32cmで華奢なMarvelには大物でした。

濁ってコンディションが相当悪いと言っても、そこはEtrachsee。下界のMur川とは違い今日もアルプスイワナが遠来の釣り人の相手をしてくれました。

Marvelも曲がりぱなしです。

但し、竹竿を曲げるのは余りおすすめ出来ることではありません。特にティップが細い竿はそこを曲げ過ぎると折れる可能性が非常に高いもの。Marvelの調子は胴調子ですが、弱いティップセクションではなく、ミドルセクションでキャスティング時の負荷、並びに、魚とのやり取り時の負荷を受けることを想定したデザインになっているのではと想像致します。そのためと思いますが、この1938年製の竿のミドルセクションはどうもティップ、バットセクションよりも密度が高い材質の竹が使われているように感じます。

ボートの水を書き出したプラスチック製容器にイワナを入れてみました。

チュニスへの飛行機がウィーン空港から出発するのが18:50。16:50までにチェックインとして逆算するとムーラウからウィーンまで3時間としても余裕をみて13:00頃にはムーラウを出発する必要があります。そのため、09:30から釣りを開始して、11:00には終了です。

Etrachseeの女将さんに別れの挨拶をし、再開を期します。それから大急ぎで宿まで24kmを走り、荷造りをしてチェックアウト。13時までまだ時間があったので大急ぎで昼食を注文します。

アルコールは飲めませんので、アルコールフリーのMurauer Bier謹製のRadler(ビールと果汁のミックス飲料)を頂きました。
ウィーン空港までは途中渋滞もなく順調に走れ、16:00には到着。レンタカーもきちんと返し、Tunisairへのチェックインを済ませました。

18:50出発のチュニス行き。そろそろ搭乗開始です。

本当はいいのか判りませんが、チェックイン時にロッドチューブは機内持ち込み荷物にしてくれました。

チュニジア時間は20時過ぎにチュニス空港に到着。未だラマダン中だったのですが、パスポートコントロールで一組前の旅客が係官に何やらキャンディーらしきものを渡してます。それをほうばる係官。何故かと思いましたが、私の番になって、係官が一言。「イフタール」そうです。これは係官にとり日没後断食明けに初めて口にした食べ物だったのでした。また、アフリカでの暑い日々の始まりです。
さて、チュニスに戻るこの日の朝、起床して外を見ると雨こそ降っていないものの、厚い雲に覆われたMurauの町がそこにありました。

ホテルの方の好意で、チェックアウトは12時より遅くても良いことになり、兎に角、最終日も釣りをするべくMur川に向かってみると、
そこは昨日とは様相が一変し、茶色の水がごうごう流れる大増水の川になっておりました。

取りあえず、川岸の近くで水の流れが弱いところに毛針を入れてみますが、魚の気配を感じることなく、そうそうに見切りを付けました。

Stau Bodendorf区間最上流の橋に別れを告げ、増水でも何とかなりそうなEtrachseeに向かいます。

写真では良く判りませんが、Etrachseeも流れ込みの川が増水したようで、水位が高く、色も茶色になっておりました。ボートも水浸しで、まずはボートの水をそとにかき出すことから始めなければなりませんでした。

それでも何とか準備が終わり、Hardy Marvel 7'6''を継ぎ、濁り水でもアピールするだろうと金玉付きMarch Brown Spiderを結び数投します。するとアタリがあり結構竿を曲げられました。その魚を上げてみると、頭の形はアルプスイワナですが、模様が違う魚です。この湖にはアルプスイワナ、ブラウントラウト、虹鱒が住んでますが、その雑種もいると聞いており、多分アルプスイワナとブラウントラウトのF1、一代雑種ではないかと思いました。

体長は32cmで華奢なMarvelには大物でした。

濁ってコンディションが相当悪いと言っても、そこはEtrachsee。下界のMur川とは違い今日もアルプスイワナが遠来の釣り人の相手をしてくれました。

Marvelも曲がりぱなしです。

但し、竹竿を曲げるのは余りおすすめ出来ることではありません。特にティップが細い竿はそこを曲げ過ぎると折れる可能性が非常に高いもの。Marvelの調子は胴調子ですが、弱いティップセクションではなく、ミドルセクションでキャスティング時の負荷、並びに、魚とのやり取り時の負荷を受けることを想定したデザインになっているのではと想像致します。そのためと思いますが、この1938年製の竿のミドルセクションはどうもティップ、バットセクションよりも密度が高い材質の竹が使われているように感じます。

ボートの水を書き出したプラスチック製容器にイワナを入れてみました。

チュニスへの飛行機がウィーン空港から出発するのが18:50。16:50までにチェックインとして逆算するとムーラウからウィーンまで3時間としても余裕をみて13:00頃にはムーラウを出発する必要があります。そのため、09:30から釣りを開始して、11:00には終了です。

Etrachseeの女将さんに別れの挨拶をし、再開を期します。それから大急ぎで宿まで24kmを走り、荷造りをしてチェックアウト。13時までまだ時間があったので大急ぎで昼食を注文します。

アルコールは飲めませんので、アルコールフリーのMurauer Bier謹製のRadler(ビールと果汁のミックス飲料)を頂きました。
ウィーン空港までは途中渋滞もなく順調に走れ、16:00には到着。レンタカーもきちんと返し、Tunisairへのチェックインを済ませました。

18:50出発のチュニス行き。そろそろ搭乗開始です。

本当はいいのか判りませんが、チェックイン時にロッドチューブは機内持ち込み荷物にしてくれました。

チュニジア時間は20時過ぎにチュニス空港に到着。未だラマダン中だったのですが、パスポートコントロールで一組前の旅客が係官に何やらキャンディーらしきものを渡してます。それをほうばる係官。何故かと思いましたが、私の番になって、係官が一言。「イフタール」そうです。これは係官にとり日没後断食明けに初めて口にした食べ物だったのでした。また、アフリカでの暑い日々の始まりです。