BMW自らが、二輪のMシリーズに値すると称するHPモデルのロードスポーツ第一弾のメガモトに乗った。着座してみるとシート高が先発のHP2ほど高くなく、また軽量なので「これなら俺でも乗れそうだ」って気がしてきた。
標準で装備されるアラクボビッチ製のサイレンサーから排気音は静かだが、実に歯切れがいい。
ノーズダイブを嫌うBMW独自のテレレバーを採用せず、通常のテレスコピックの倒立サスはエンデューロのHP2と同様だが、大径のダブルディスクを奢られて抜群のストッピングパワー を発生させる。
残念ながら、試乗会の為に先週末だけBMWジャパンから借り出した試乗車なので、返さねばならないのが惜しまれた。このバイクに乗って須走口から富士山の五合目まで駆け上がってみたいものだ。多分、前傾ポジションのスーパースポーツよりも速いペスで走ることが出来るに違いない。