R1200RTの汚名払拭のために

2014年09月03日 | BMW

 今年発売されたばかりのR1200RT、ESAと呼ばれる電子制御のサスペンションの内部構造の破損の恐れがあるというリコールが発生、購入していただいたお客様のRTを使用中止していただき、当社で預かるという事態に陥った。

 外したサスペンションを一旦ドイツに送り返してオーバーホールするので、早く返却した順に送り返してくれることになった。Img_8475

 世界中のディーラーから回収したわけだが、日本の対応の素早さは世界に例が無いそうで、その回収スピードにドイツ人もびっくりした。

 工業製品である以上、リコールはありえるが、音階はお客様に大変不自由な思いをさせてしまったので、当社も夏休み前にサービス部門が夜を徹して交換作業に掛かり、なるべく早くお客様に返却した。

 ならばRTの汚名払拭のため、白馬の出店が目的だが、対策がなされたRTを駆ってツーリングを楽しもうと思い。金曜日の会議を終えてから出かけた。

当然、対策されたサスペンションの変更を感じとれる訳はないが、フロントタイヤの接地感が増し、先代RTよりも回頭性が良く、小さな入力で山坂道をスイスイとい走れたから、リヤタイヤの端に近いとこまでバンクさせても不安が無い。

 僅かな重量だが、オプションのアクラボビッチをのサイレンサーで慣性モーメントを和らげる作用も感じ取れた。Img_8556

帰路、メッシュのスーツを着込んでるのに雨に降られたり、小渕沢あたりで寒かったりしても、濡れるのは肩周りだけで合羽を着込まずに帰宅できた。

大きな車体なのに、ブレーキは秀逸だし、退屈な高速道路も、地元のラジオなんか聞きながら楽しめた。

やっぱりスポーツツアラーはRTが一番いいね。

 

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