R100RSの初期型通称「二本サス」を、もうクラシックバイクと呼んでもかまわないだろう。工場にたまたま入庫してきたので、並べて写真を撮らせてもらった。二本サスには大きく分けて前期と後期があり、フロントブレーキとマスターシリンダー、フロントサスペンション、エアクリーナーに違いがある。また外観では見分けられないが、前期モデルは点火がポイント式でフライホイルがより重い。ちなみに写真手前の私のバイクが前期だ。(下は各変更点の比較写真 左は後期、右が前期)
昨年の夏休みにツーリング先で急に雨に見舞われ、雨天でのあまりのブレーキの効きの悪さに怖い思いをしたので、帰ってから工場長と相談して後期型のマスターシリンダー(写真下)に改良した。乗ってみると30%は制動力が向上したと断言できる。 これなら現行のモデルとツーリングをしても、何とか一緒に走ることが出来そうだ。まあ見た目の好みは別として、初期から後期になるのは不具合があったからメーカー改良したに訳で、初期ではアルミ製のエアクリーナーカバーの音がかなりけたたましく、後期ではプラスチック製になり静かになった。これはクランクケースが違うので付け替える事は出来ない。最近若い人や、この時代のBMWを知らない人に古いモデルが人気があるようなので、明日は、買い方や維持の仕方をアドバイスしようと思う。