1990年初年度登録だからもう26年前、ツインカムエンジンと異なり、エボリューションエンジンは15年以上生産されたが一度も排気量をアップすることはなかった。
この90年モデルまでは、非力なカリフォルニア仕様をバルコム貿易が輸入していたので、酷くパワーのない仕様だった。
だから、ディーラーの仕事はアンドリュースのカムシャフト、カスタムクロームのマフラー、S&Sのキャブレターでパワーアップをすると見違えるように走ったので、車体のマージンよりもカスタムの方が販売店の数も少ないので販売店はカスタムで潤った。
当然、この車体にもハイカムと口径の大きなSUキャブに交換されているが、今にツインカムエンジンに乗りなれて四年ぶりに乗ると1340CCの排気量ではかなり遅いし、ブレーキのタッチも良くないし、当然ABSもない。いいところは、三拍子を奏でるアイドリングくらいだから、ツーリングに出ないで街乗りバイクになる。
やっぱり、技術の進歩は素晴らしいね。