公園の大木に芽が出始めました。
非常に優雅な感じがします。
4月3日(土)
常磐共同ガス(株)さんが主催されています
GasOneふるさと教室第63回に参加しました。
友人と2人で参加しました。
久しぶりの参加でした。
第1土曜日は他の学習会と重なってなかなか参加できませんでしたが、
今回空きましたので、TELしてみましたら、
やっていますということで参加できました。
「狐にだまされた話、狐に化かされた話」
講師は、夏井 芳徳先生(いわき地域学會副代表)でした。
先生は市役所勤務の他、多方面で活躍されており、
「ぢゃんがらぢゃんがら」「江戸の笑いを読む1~10」を始め
石城北神谷誌の翻刻などの出版で活躍されています。
先生は、
最近は「狐」にだまされる話はほとんど聞かれなくなってしまった。
「狐にだまされる話」は愉快な話でもある。
しかし現在は、「人」にだまされる時代になってきていると。
「人にだまされる」時代とは愉快な話ではない。
と前書きしまして、
「狐」と稲荷様の関係について説明され、
お稲荷様(おいなりさま)
↓
正式名称:倉稲魂神(うたのみたまのかみ)
別名 :御食津神(みけつのかみ)
と呼ばれて、
最初は「米作り」にご利益がある神様として崇められ、
のちには
商売の神様」(米を売りさばくということで…)として、
特にお稲荷様は江戸時代に爆発的に普及したと話されました。
江戸の小話に
「伊勢屋・稲荷に犬の糞」という話が残っていると。
(それほど当時の江戸の町には伊勢屋・稲荷に犬の糞があったということです。)
ではなぜ「稲荷様」と「狐=きつね」が結びつくのか?
「みけつのかみ」の「けつね」から出ているのではないかと。
今でも関西では「きつねうどん」を「けつねうどん」と呼んでいますと。
そんな話をしながら、
「狐」にも悪い狐と善い狐がいるという
「日本の狐の体系」などを話され、
人をだます狐と善い狐のお稲荷様がいるという話を
いわきに残る民話などを紹介しながら話されました。
☆狐に化かされた話・・・・・石城北神谷誌
☆お蝶おまん狐・・・・・・・・・石城北神谷誌
☆白狐稲荷・・・・・・・・・・・・いわき市史
☆カーパン沢の狐・・・・・・・たびとの民話
☆丈夫きつね・・・・・・・・・・・たびとの民話
☆山に入らぬ日・・・・・・・・・石城北神谷誌
☆狐憑き・・・・・・・・・・・・・・・石城北神谷誌
子供の泣き声・・・・・・・・・・・石城北神谷誌
狐火・・・・・・・・・・・・・・・・・・・石城北神谷誌
や「磐城試料歳時民俗記」などを紹介しながら……
いのしし君は上記最初の先生の話
「日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか」
に興味がありました。
「狐(きつね・キツネ)」にだまされた話は日本全国、
いわきでもたくさん残っていますが、
わずか40年くらい前、
高度成長以降(=1965年ころから)全国一斉にいなくなったのではないか
に興味が・・・・・
そして、それはどこに原因があるのかと。
高度成長以降、お金万能の社会へ一直線。
世の中がせわしく個人個人の社会へ。
昔は「自然と地域社会」が昔は近い関係にあったが、
いまは疎遠になってしまい、
「地域社会」も個人個人の社会へ変貌。
こうした社会がいいのかどうか。
そんな感想を持ちながら先生のお話を聞きました。
先生は、
これら「いわきの昔話」と「狐の世界の話」を通して、
今の人の生活がわかるのではないかと話されました。
夏井先生の話は、ソフトな語りかけで講義をされ、笑いを誘い、
思考の一貫性など、楽しく学ぶ中で、
鋭く現在の私たちの生き方を問うたものになりました。
昔の話を語りつつ、現代の状況を語りますその思考に!!
夏井先生、貴重なお話ありがとうございました。
非常に優雅な感じがします。
4月3日(土)
常磐共同ガス(株)さんが主催されています
GasOneふるさと教室第63回に参加しました。
友人と2人で参加しました。
久しぶりの参加でした。
第1土曜日は他の学習会と重なってなかなか参加できませんでしたが、
今回空きましたので、TELしてみましたら、
やっていますということで参加できました。
「狐にだまされた話、狐に化かされた話」
講師は、夏井 芳徳先生(いわき地域学會副代表)でした。
先生は市役所勤務の他、多方面で活躍されており、
「ぢゃんがらぢゃんがら」「江戸の笑いを読む1~10」を始め
石城北神谷誌の翻刻などの出版で活躍されています。
先生は、
最近は「狐」にだまされる話はほとんど聞かれなくなってしまった。
「狐にだまされる話」は愉快な話でもある。
しかし現在は、「人」にだまされる時代になってきていると。
「人にだまされる」時代とは愉快な話ではない。
と前書きしまして、
「狐」と稲荷様の関係について説明され、
お稲荷様(おいなりさま)
↓
正式名称:倉稲魂神(うたのみたまのかみ)
別名 :御食津神(みけつのかみ)
と呼ばれて、
最初は「米作り」にご利益がある神様として崇められ、
のちには
商売の神様」(米を売りさばくということで…)として、
特にお稲荷様は江戸時代に爆発的に普及したと話されました。
江戸の小話に
「伊勢屋・稲荷に犬の糞」という話が残っていると。
(それほど当時の江戸の町には伊勢屋・稲荷に犬の糞があったということです。)
ではなぜ「稲荷様」と「狐=きつね」が結びつくのか?
「みけつのかみ」の「けつね」から出ているのではないかと。
今でも関西では「きつねうどん」を「けつねうどん」と呼んでいますと。
そんな話をしながら、
「狐」にも悪い狐と善い狐がいるという
「日本の狐の体系」などを話され、
人をだます狐と善い狐のお稲荷様がいるという話を
いわきに残る民話などを紹介しながら話されました。
☆狐に化かされた話・・・・・石城北神谷誌
☆お蝶おまん狐・・・・・・・・・石城北神谷誌
☆白狐稲荷・・・・・・・・・・・・いわき市史
☆カーパン沢の狐・・・・・・・たびとの民話
☆丈夫きつね・・・・・・・・・・・たびとの民話
☆山に入らぬ日・・・・・・・・・石城北神谷誌
☆狐憑き・・・・・・・・・・・・・・・石城北神谷誌
子供の泣き声・・・・・・・・・・・石城北神谷誌
狐火・・・・・・・・・・・・・・・・・・・石城北神谷誌
や「磐城試料歳時民俗記」などを紹介しながら……
いのしし君は上記最初の先生の話
「日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか」
に興味がありました。
「狐(きつね・キツネ)」にだまされた話は日本全国、
いわきでもたくさん残っていますが、
わずか40年くらい前、
高度成長以降(=1965年ころから)全国一斉にいなくなったのではないか
に興味が・・・・・
そして、それはどこに原因があるのかと。
高度成長以降、お金万能の社会へ一直線。
世の中がせわしく個人個人の社会へ。
昔は「自然と地域社会」が昔は近い関係にあったが、
いまは疎遠になってしまい、
「地域社会」も個人個人の社会へ変貌。
こうした社会がいいのかどうか。
そんな感想を持ちながら先生のお話を聞きました。
先生は、
これら「いわきの昔話」と「狐の世界の話」を通して、
今の人の生活がわかるのではないかと話されました。
夏井先生の話は、ソフトな語りかけで講義をされ、笑いを誘い、
思考の一貫性など、楽しく学ぶ中で、
鋭く現在の私たちの生き方を問うたものになりました。
昔の話を語りつつ、現代の状況を語りますその思考に!!
夏井先生、貴重なお話ありがとうございました。