80年ぶりの
「長瀬家」の屋根の葺き替えの写真です。
平成13年、
村の人々・全国のボランティア500人以上の参加によって、
「長瀬家」の80年ぶりの屋根の葺き替えが行われた様子が
NHKで放映されて、大きな反響を呼んだようです。
普通の家の約2倍の片面1万2千束の萱を使った大規模な葺き替えだったようです。
大変な作業で、
とても個人でやれる範囲ではなくなってきたようです。
合掌づくりとは:
茅葺の屋根が掌(てのひら)を合わせたような急勾配の山形をした建築をいい
白川郷では屋根の両端は本を開いて立てたような形の「切り妻合掌づくり」
と呼ばれる様式で、
白川郷の重くて多い雪の積雪に耐えうるような構造に適した形に作られています。
建築材の接合には木製のくさびやねそ(マンサク)等が使われ、
金属の釘やかすがいは使われていないそうです。
「ねそ」で締めた屋根の骨格は風雪に強く、
月日と共に強度を増すという
考えられないような先人の知恵の総決算です。