最近のデッサン講座で (タオルとグラス) サイズ F6
「放浪の俳人 山頭火」 村上護 著 (講談社刊)を読んでいる。
この人の句の内
けふもいちにち風をあるいてきた
塔をめあてにまっすぐまゐる
が前から好きだったけれど、この度読んでいるこの本の中に出てきた
焼き捨てヽ日記の灰のこれだけか
何を求める風の中ゆく
に強く引かれた。
前句には、2年前に、その前15年ほどの日記をばっさと焼却した時の感慨が
蘇ったのだ。
自分の人生の軽さを思っている時期だった。
その頃は、燃え尽きて、自信のかけらも残っていなかった。
後句があてはまる。
目を通してくださりありがとうございました