淡彩スケッチ ひとりあそび

  へたはへたなりに 楽しんでいます    ( by satoyama )
  

山頭火  [246]

2010-12-24 18:22:06 | 淡彩スケッチ

                       最近のデッサン講座で (タオルとグラス) サイズ F6

          「放浪の俳人 山頭火」 村上護 著 (講談社刊)を読んでいる。

           この人の句の内
            けふもいちにち風をあるいてきた
            塔をめあてにまっすぐまゐる
          が前から好きだったけれど、この度読んでいるこの本の中に出てきた
            焼き捨てヽ日記の灰のこれだけか
            何を求める風の中ゆく
          に強く引かれた。

           前句には、2年前に、その前15年ほどの日記をばっさと焼却した時の感慨が
          蘇ったのだ。
           自分の人生の軽さを思っている時期だった。
           その頃は、燃え尽きて、自信のかけらも残っていなかった。
           後句があてはまる。


               目を通してくださりありがとうございました

                     日記@BlogRanking