淡彩スケッチ ひとりあそび

  へたはへたなりに 楽しんでいます    ( by satoyama )
  

山頭火  [246]

2010-12-24 18:22:06 | 淡彩スケッチ

                       最近のデッサン講座で (タオルとグラス) サイズ F6

          「放浪の俳人 山頭火」 村上護 著 (講談社刊)を読んでいる。

           この人の句の内
            けふもいちにち風をあるいてきた
            塔をめあてにまっすぐまゐる
          が前から好きだったけれど、この度読んでいるこの本の中に出てきた
            焼き捨てヽ日記の灰のこれだけか
            何を求める風の中ゆく
          に強く引かれた。

           前句には、2年前に、その前15年ほどの日記をばっさと焼却した時の感慨が
          蘇ったのだ。
           自分の人生の軽さを思っている時期だった。
           その頃は、燃え尽きて、自信のかけらも残っていなかった。
           後句があてはまる。


               目を通してくださりありがとうございました

                     日記@BlogRanking

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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
タオルの質感 (hirugao)
2010-12-24 20:57:54
こんばんは~

タオルとグラスの質感とがよく出ていますね。
花束を紙で包んだのの漢字が出せなくて困りました。
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山頭火 (okatai3)
2010-12-25 10:02:42
satoyamaさん

*うしろすがたのしぐれていくか

*鉄鉢の中へも霰

*分け入つても分け入つても青い山

*鴉啼いてわたしも一人

などを想い出しています。
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二つの質感 (y-mie)
2010-12-25 10:36:57
私はどうも輪郭にとらわれていて質感まで考えていないような…日本画ではどう表現するのだろうと改めて考えています。
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hirugao さん へ (satoyama)
2010-12-25 11:50:16
こんにちは~

包み紙の感じ(漢字?)を出すのは本当に難しいですね。
私にも、そんな経験があります。
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okatai3 さん へ (satoyama)
2010-12-25 11:54:00
俳句の範ちゅうからはみ出たようなこの人の句の中には、
惹かれるものが沢山ありますね。
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y-mie さん へ (satoyama)
2010-12-25 12:00:53
そう言えば、日本画や淡彩画の場合はどうなるのでしょうね。

講師が都度、配布してくれる指導書をコピーします。

「輪郭線」と言うものは、人間が対象物を精密に描かなくても、
簡便に伝達可能にするため、いわば発明したものです。

現実世界には輪郭は存在しません。

絵は創作活動ですから、最終的には輪郭があっても結構です。

しかし訓練過程では一端、従来から習慣的に行っている事を捨て、
立体の「塊」として表現する事を学び、陰影を増減して形と量を
模索します。

   以上ですが、私がマスター出来ているわけではありません。
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Unknown (ガーネット)
2010-12-25 14:42:18
タオルの質感~伝わってきます。
暖かいふわ~とした・・・
顔を埋めたくなるような~

そして 「山頭火」の詩

焼き捨てて・・・何を求める風の中ゆく

 人生の軽さ でしょうか?
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ガーネット さん へ (satoyama)
2010-12-25 21:49:45
こんばんは~
なかなか質感まで表現出来ないのですが、上手い人は、柄ものタオルを克明に描いています。
私がそんなことをしようものなら、気が狂うでしょう。

軽い人生は、私だけのことですよ。
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日記 (magamik)
2010-12-26 19:46:46
こんばんわ~
大切に綴ってこられた日記をばっさと焼却されたとは・・・。
燃え尽きるほど懸命に生きてこられたsatoyamaさんの人生が軽すぎるはずがないと思いますよ。
「焼き捨てヽ日記の灰のこれだけか」分かるような気がします。
「何を求める風の中ゆく」magamikの今の心境でもあります。

輪郭線に頼らない方法にチャレンジされておられるんですね。
難しそう・・・。





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magomik さん へ (satoyama)
2010-12-26 21:38:23
こんばんは~
結果が悪ければ、過ぎた日々は誇れるものでもなく、思い返して懐かしめるものではありません。

輪郭線から離れようとすれば色とその陰影の徹底しかありません。
取組み甲斐のあるテーマーでもあります。
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