書 名:テラヘルツ波の基礎と応用
著 書:西澤 潤一
出版社:工業調査会
テラヘルツ波は周波数が10の12乗ヘルツ以上の電磁波であり、波長は数百ミクロン~10ミクロン程度。遠赤外から赤外と呼ばれる大域の電磁波である。この帯域では分子の回転スペクトルと振動スペクトルが多数存在する。
○肝臓癌組織のテラヘルツイメージングの研究例
○タンネットダイオードを使った透過イメージングシステム。ICカードの内部を透視した実験例が紹介されている。
○YAGレーザーを励起光源とし、LiNbO3結晶を使ったパラメトリック発振器によるテラヘルツ波の発生実験事例。
○連続周波数可変リング型テラヘルツ波パラメトリック発信器の紹介。基本構成はリング型色素レーザーのテラヘルツ版といえる。
○1THz以上の帯域に主要な禁止薬物類のスペクトルが存在することが科学警察研究所と著者のグループとの共同研究で確認。ここでいう禁止薬物類とは麻薬や覚せい剤などが対象となる。郵便物中の非破壊検査には1~3THzが最適。
○東北大学農学部テレヘルツ生物工学寄附講座の研究例として、農産物の鮮度に関する情報を得るために、葉の中に含まれる水分含有量をテラヘルツ波で非破壊的に可視化した事例を紹介している。
○エリプソメトリ型分光という光の偏光を利用した分光計測の紹介。
○全反射減光分光法
プリズムで全反射させた面からごく僅かに電磁波の染み出しが生ずることがしられており、この領域での電磁波をエバネセント波という。エバネセント波の発生領域に試料を配置すると、試料の複素屈折率を計測することができる。
○フォトニック結晶への応用例
○テラヘルツ波の吸収率の違いから水と引火性液体(ガソリン、ベンジン、灯油等)を識別できるという事例。
○有機化学分野でグルコースなどの糖類の分光測定に応用した研究事例。
○生化学分野ではアミノ酸の分光測定に使えることから、DNAと遺伝子診断に応用できる。
著 書:西澤 潤一
出版社:工業調査会
テラヘルツ波は周波数が10の12乗ヘルツ以上の電磁波であり、波長は数百ミクロン~10ミクロン程度。遠赤外から赤外と呼ばれる大域の電磁波である。この帯域では分子の回転スペクトルと振動スペクトルが多数存在する。
○肝臓癌組織のテラヘルツイメージングの研究例
○タンネットダイオードを使った透過イメージングシステム。ICカードの内部を透視した実験例が紹介されている。
○YAGレーザーを励起光源とし、LiNbO3結晶を使ったパラメトリック発振器によるテラヘルツ波の発生実験事例。
○連続周波数可変リング型テラヘルツ波パラメトリック発信器の紹介。基本構成はリング型色素レーザーのテラヘルツ版といえる。
○1THz以上の帯域に主要な禁止薬物類のスペクトルが存在することが科学警察研究所と著者のグループとの共同研究で確認。ここでいう禁止薬物類とは麻薬や覚せい剤などが対象となる。郵便物中の非破壊検査には1~3THzが最適。
○東北大学農学部テレヘルツ生物工学寄附講座の研究例として、農産物の鮮度に関する情報を得るために、葉の中に含まれる水分含有量をテラヘルツ波で非破壊的に可視化した事例を紹介している。
○エリプソメトリ型分光という光の偏光を利用した分光計測の紹介。
○全反射減光分光法
プリズムで全反射させた面からごく僅かに電磁波の染み出しが生ずることがしられており、この領域での電磁波をエバネセント波という。エバネセント波の発生領域に試料を配置すると、試料の複素屈折率を計測することができる。
○フォトニック結晶への応用例
○テラヘルツ波の吸収率の違いから水と引火性液体(ガソリン、ベンジン、灯油等)を識別できるという事例。
○有機化学分野でグルコースなどの糖類の分光測定に応用した研究事例。
○生化学分野ではアミノ酸の分光測定に使えることから、DNAと遺伝子診断に応用できる。
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