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飛び出せ! 北の宇宙基地

北の地である北海道で、人工衛星の開発などを行っている 北海道工業大学 佐鳥研究室の活動日記です。

宇宙関連情報: シャトル、10年9月の退役方針を踏襲 オバマ政権

2009-03-12 16:57:05 | 北海道衛星
【ワシントン=勝田敏彦】オバマ米大統領は26日に発表した10年度の予算教書の概要で、航空宇宙局(NASA)のスペースシャトルを同年度末(10年9月)で退役させると明記した。後継ロケット・アレスの開発の遅れなどでブッシュ前政権の方針を変える可能性も指摘されていたが、従来方針を踏襲した。

 現行計画では、シャトルは若田光一さん(45)らが乗り3月12日打ち上げが暫定設定されたディスカバリーなど、今後9回の飛行が予定され、10年5月の打ち上げが最後。ただ、今回の予算教書の概要では、可能ならあと1回の飛行を追加できるとした。国際宇宙ステーション(ISS)の完成と活用と、20年までの有人月探査実現も明記した。

 シャトルの10年退役の方針が維持されたことで、アレスの初飛行が想定される15年までの5年間、ISSへの「足」はロシアのソユーズ宇宙船に頼ることになる。


http://www.asahi.com/special/space/TKY200902270042.html

宇宙関連情報: 米国のCO2観測衛星、軌道投入に失敗 日本と協力予定

2009-03-10 07:41:39 | 北海道衛星
【ワシントン=勝田敏彦】米航空宇宙局(NASA)は米太平洋時間24日午前1時55分(日本時間24日午後6時55分)、大気中の二酸化炭素(CO2)分布などを観測する人工衛星「OCO」をカリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地から打ち上げたが、衛星を保護するカバーの分離がうまくいかず、軌道投入に失敗した。

 オービタルサイエンシズ社の固体燃料ロケット「トーラス」で打ち上げられた。トーラスは今回が8度目の打ち上げで、失敗は2度目。

 OCOはNASAにとって初のCO2観測衛星で、地球温暖化研究に役立つ正確なデータをとる予定だった。日本は1月23日、温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」を打ち上げ、運用を始めている。NASAはOCOを使い、宇宙航空研究開発機構と協力して観測するはずだった。


http://www.asahi.com/special/space/TKY200902240345.html

宇宙関連情報: 「だいち」定常運用段階終了

2009-03-09 23:08:51 | 北海道衛星
2009年2月25日 更新

「だいち」定常運用段階終了
2006年1月24日に打ち上げられた「だいち」は、3年間の定常運用を終え、後期利用段階に移行しました。
これまで「だいち」は、災害時の緊急観測を初め、地図作成や海氷観測、森林観測等、多くの場面で活用されてきました。
今後、後期利用段階として2年間、「だいち」の運用を継続し、社会・公共インフラとして衛星が国民生活に貢献できるよう、衛星利用の定着・拡大を図るとともに、新たな利用開拓を行っていきます。


http://www.jaxa.jp/press/2009/02/20090225_sac_daichi_j.html
http://www.jaxa.jp/press/2009/02/20090225_sac_daichi.pdf

宇宙関連情報: まいど1号、出番でっせ 機器チェック完了し運用開始へ

2009-03-04 08:28:51 | 北海道衛星
2009年3月2日12時17分

1月に打ち上げられた大阪の町工場発の小型人工衛星「まいど1号」に搭載された機器のチェックがほぼ完了した。プロジェクトを進める東大阪宇宙開発協同組合が1日に発表した。今後、雷の観測をはじめとする本格的な実験を始める。これまでに雷が発生したときに出る電波を記録したほか、衛星の位置を確認するためのレーザー反射実験に成功。アマチュア無線用のアンテナも展開したという。

http://www.asahi.com/special/space/OSK200903020060.html

宇宙関連情報: 大阪工業大、10年に小型衛星 宇宙を自由に移動

2009-03-03 07:50:12 | 北海道衛星
環境観測を目的として、宇宙空間を自由に移動できる小型人工衛星「プロイテレス」を2010年春に打ち上げると、大阪工業大学(大阪市旭区)が5日、発表した。大学発の衛星としては日本で初めて電気推進ロケットエンジンを積み込み、自力で軌道の変更ができる衛星となる。

 プロイテレスは、一辺が30センチの立方体で、重さは10キロ。10年春にインドから打ち上げ予定のロケットに搭載する契約がほぼ固まった。衛星の製作に約3千万円、打ち上げに約2千万円かかり、全額を大学が負担する。

 地上30メートル四方まで分解できる高感度カメラを搭載し、上空から淀川水系を撮影することで環境観測に役立てる。2号機以降は、地上からの光の波長を調べることで水質汚染なども観測する計画だ。

 電気推進ロケットエンジンは、従来のエンジンに比べ燃費がよく、長時間利用できる。衛星の前後に2台ずつ、計4台を設置。姿勢制御のほか、衛星の軌道を高さ50キロほど上下させることができる。

 開発責任者の同大工学部機械工学科の田原弘一教授(宇宙推進工学)は「関西は宇宙技術に弱く、衛星に関心のある学生でも東京に出ていってしまう。この衛星の打ち上げで、関西全体の宇宙技術の底上げにも役立てたい」と話している。(久保田裕)


2009年2月5日19時36分
http://www.asahi.com/special/space/OSK200902050073.html

宇宙関連情報: 米「サイエンス」誌が「かぐや」特集号

2009-03-02 12:22:58 | 北海道衛星
≪米「サイエンス」誌が「かぐや」特集号≫

 月周回衛星「かぐや」(SELENE)は、2007年12月の定常運用開始以来、月の起源と進化の解明に役立つ観測を行っています。このたび「かぐや」の成果が2009年2月13日発行の米科学誌「サイエンス」の表紙を飾るとともに、4編の論文が掲載されました。これは、小惑星探査機「はやぶさ」が2006年6月に、太陽観測衛星「ひので」が2007年12月にそれぞれ特集され、表紙を飾って以来のことです。

http://www.isas.jaxa.jp/j/topics/topics/2009/0213.shtml


「サイエンス」に掲載された論文

1)Lunar Radar Sounder Observations of Subsurface Layers under the Nearside Maria of the Moon
月周回衛星「かぐや(SELENE)」搭載の月レーダサウンダーによる月の表側の海の部分の地下構造探査
小野高幸(東北大学)、熊本篤志(東北大学)、中川広務(東北大学)、山口靖(名古屋大学)、押上祥子(名古屋大学)、山路敦(京都大学)、小林敬生(韓国地質資源研究院)、笠原禎也(金沢大学)、大家寛(福井工業大学)

月レーダサウンダーのサウンダーモード観測により、月の表側の海において、地下数百メートルの深さに層状構造があり、褶曲(しゅうきょく)していること、また、褶曲状況から、褶曲を起こした地殻変動は地層群の自らの重さによって発生したものであるとの従来の考えを覆し、月全体の冷却が主たる要因となっていることを発見



2)Farside Gravity Field of the Moon from Four-way Doppler Measurements of SELENE (Kaguya)
月周回衛星「かぐや(SELENE)」の4ウェイドップラ観測による月の裏側の重力場
並木則行(九州大学)、岩田隆浩(JAXA)、松本晃治(国立天文台)、花田英夫(国立天文台)、野田寛大(国立天文台)、Sander Goossens(国立天文台)、小川美奈(JAXA)、河野宣之(国立天文台)、浅利一善(国立天文台)、鶴田誠逸(国立天文台)、石原吉明(国立天文台)、劉慶会(国立天文台)、菊池冬彦(国立天文台)、石川利明(国立天文台)、青島千晶(富士通)、黒澤耕介(東京大学)、杉田精司(東京大学)、高野忠(東京大学)

月の裏側のいくつかのベイスン(衝突盆地)は、表側の正の重力異常(マスコン)と異なり、負と正の環状の重力異常があること、また表側の一定サイズ以上のベイスン(衝突盆地)に必ず存在するマスコンが、月の裏側には存在しないことを発見
※この実験に用いられたリレー衛星「おきな」は2009年2月12日に月面に落下し、ミッションを完了したことを確認しました。



3)Lunar Global Shape and Polar Topography Derived from Kaguya-LALT Laser Altimetry
月周回衛星「かぐや」搭載レーザ高度計(LALT)によって得られた月の全球形状および極域地形図
荒木博志(国立天文台)、田澤誠一(国立天文台)、野田寛大(国立天文台)、石原吉明(国立天文台)、S. Goossens(国立天文台)、佐々木晶(国立天文台)、河野宣之(国立天文台)、神谷泉(国土地理院)、大嶽久志(JAXA)、J. Oberst(ドイツ航空宇宙研究所)、C. Shum(オハイオ州立大学)

レーザ高度計のデータを用いて、分解能0.5度以下の月全球地形図を作製(従来のULCN 2005モデルに比べて2桁高精度)。月の最高地点はDirichlet- Jackson盆地の南端、最低地点はAntoniadiクレータの内部で標高差は19.81kmになること(ULCN2005では17.53km)、また水平スケール数十キロメートル以下の地形の起伏は、ULCN 2005モデルの2倍以上あることを発見




4)Long-lived Volcanism on the Lunar Farside Revealed by SELENE Terrain Camera
月周回衛星「かぐや(SELENE)」搭載の地形カメラによる月の裏側のマグマ噴出活動の長期継続
春山純一(JAXA)、大竹真紀子(JAXA)、諸田智克(JAXA)、本田親寿(JAXA)、横田康弘(JAXA)、安部正真(JAXA)、松永恒雄(国立環境研究所)、小川佳子(国立環境研究所)、宮本英昭(東京大学)、岩崎晃(東京大学)、佐伯和人(大阪大学)、山路敦(京都大学)、浅田智朗(会津大学)、出村裕英(会津大学)、平田成(会津大学)、寺薗淳也(会津大学)、鳥居雅也(富士通)、C.M. Pieters(ブラウン大学)、J-L. Josset(スイス宇宙研究所)

モスクワの海の一部領域など25億年前に形成された領域がいくつか見いだされ、裏側においても海を形成するような内部活動が、少なくとも25億年前まで継続していたことを発見


宇宙関連情報: 地球に似た惑星を探す初のミッション、NASAの「ケプラー」が3月打ち上げへ

2009-02-28 06:11:45 | 北海道衛星
2009-02-21 地球に似た惑星を探す初のミッション、NASAの「ケプラー」が3月打ち上げへ
米航空宇宙局(NASA)は19日、太陽系外で地球に似た惑星を探すためのものとしては初となる探査機「ケプラー(Kepler)」を、3月に打ち上げると発表した。

 ケプラーは現在、打ち上げの準備が進められており、3月5日午後10時48分(日本時間6日午後12時48分)に、フロリダ州ケープカナベラル(Cape Canaveral)空軍基地から、デルタ2(Delta II)ロケットに搭載されて打ち上げられる予定。

 NASAは今回初めて、太陽と同様の恒星の周りを、生命維持に必要な水が存在できる距離・気温で公転する地球に似た惑星の探査に乗り出す。

 ケプラーには、宇宙へ打ち上げられるものとしては最大級となる9500万画素の電荷結合素子(CCD)カメラが搭載され、惑星が恒星のそばを通過する時などの周期的な光の変化を観測することが可能だという。

 また、約6億ドル(約560億円)の費用が投入されるこのミッションは3年の予定で、銀河系のはくちょう座およびこと座の方角にある、太陽に似た10万個以上の恒星を観測する。(AFP)

http://www.spaceref.co.jp/

宇宙関連情報: 国際宇宙ステーション搭乗宇宙飛行士候補者の決定について

2009-02-27 08:33:19 | 北海道衛星
国際宇宙ステーション搭乗宇宙飛行士候補者の決定について
http://www.jaxa.jp/press/2009/02/20090225_select_j.html

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2015年までの国際宇宙ステーション
(ISS)の運用・利用に対応するためISSに搭乗する宇宙飛行士候補者の選抜作
業を行ってまいりましたが、以下の2名を宇宙飛行士候補者として決定いたし
ましたので、お知らせいたします。
 今回決定した宇宙飛行士候補者は今後約2年間の候補者訓練を経て、宇宙飛
行士として認定された場合には、正式な宇宙飛行士となります。その後、ISS
搭乗が決定すれば、さらに約2年間のミッション固有訓練を経て、最長6ヶ月間
程度ISSに滞在し、「きぼう」日本実験棟を含むISSの操作・保守及び様々な分
野の宇宙実験ミッションを担当することになります。
 なお、補欠1名を選ぶ予定です。今後約1年間で、日本人宇宙飛行士の不足等
 が生じた場合には、その時点で候補者として採用する予定です。

1.決定した宇宙飛行士候補者(五十音順)
 ・大西 卓哉 (おおにし たくや)
 ・油井 亀美也 (ゆい きみや)


2.今後の予定
 ・平成21年4月1日:JAXA入社
 ・平成21年4月以降:
  国内でのオリエンテーションの後、2年間程度米国NASAの宇宙飛行士候補
  者訓練を受け、JAXA宇宙飛行士に必要となる科学・技術の知識、ISS/
  「きぼう」システムの概要等を学びます。
  候補者訓練の修了後、これらの訓練結果の評価により、JAXA宇宙飛行士に
  認定されます。


(別紙1)宇宙飛行士候補者略歴
http://www.jaxa.jp/press/2009/02/20090225_select_j.html#at01

(別紙2)選抜経緯及び各選抜段階における結果
http://www.jaxa.jp/press/2009/02/20090225_select_j.html#at02


発表日:平成21年2月25日 発表:宇宙航空研究開発機構


出典: JAXA プレスリリース配信サービス

宇宙関連情報: インド宇宙研究機関の予算、27%増

2009-02-26 06:47:07 | 北海道衛星
2009-02-17 インド宇宙研究機関の予算、27%増
インド政府は今年度の暫定予算案を議会に提出した。インド宇宙研究機関(ISRO)の予算は、前年度比27%増の約840億円になった。

プラナーブ・ムカルジー財相が提出した暫定予算案によると、ISROに割り当てられる予算は2008年度の350億ルピー(約658億円)から446億ルピー(約840億円)になるという。増額分は月探査、半低温エンジンの開発、大型の衛星発射に耐えうる発射台の設置に充てられる見込みだ。

昨年度予算4090万ルピー(約7691万円)であった最新衛星発射のための半低温エンジン開発費に今年度は7億5000万ルピー(約14億円)が割り当てられることになった。インド議会は半低温エンジンの開発計画を承認したばかりだ。

昨年度8億8000万ルピー(約16億5000万円)の予算だったチャンドラヤーン1号のミッションや今後の衛星のミッションに9億ルピー(約17 億円)割り当てられる。しかし、昨年24億190万ルピー(約45億円)予定されていた補助ロケットを4基備える三段式ロケットランチャー計画の予算は減額された。ISRO研究所の宇宙科学訓練費は、昨年度6億5250万ルピー(約12億円)から、17億5000万ルピー(約32億円)に引き上げられた。 (Voice of India)

http://www.spaceref.co.jp/

宇宙関連情報: 宇宙運動服 日常衣料への応用図る研究所創設 東レなど

2009-02-25 07:28:34 | 北海道衛星
東レとゴールドウイン、日本女子大学は17日、宇宙船内用の運動服の技術を地上の日常衣料に応用するため、「J-SPACE研究所」を創設し、4月に研究開発を始めると発表した。宇宙では着替えが難しいため、運動服などは長い間着用してもにおいを防ぐ効果が高いなど機能性を高めてある。こうした技術を使い、10年にも新たなシャツや下着の商品化を目指す。

 東レなどは05年度から、宇宙航空研究開発機構(JAXA)とともに、宇宙飛行士が国際宇宙ステーション滞在中に着用する運動服などを開発した。土井隆雄・宇宙飛行士の運動着やズボンなども作った。

 宇宙は無重力状態にあることから、着替えにくくなる。このため、着替えなくても快適さが保てるよう、衣類は抗菌や防臭効果が高い。

 東レなどは、こうした特徴を生かし、日常的に体を動かすスポーツ選手や、入浴が難しく着替えの負担が大きい病気療養者、体が不自由な高齢者などのための商品開発を進める考えだ。価格は、従来品の1.5倍から2倍程度に抑えたいという。【森有正】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090217-00000020-maip-bus_all