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飛び出せ! 北の宇宙基地

北の地である北海道で、人工衛星の開発などを行っている 北海道工業大学 佐鳥研究室の活動日記です。

今日のニュース141115

2014-11-15 06:56:22 | 佐鳥新の教授&社長日記

■小惑星探査機「はやぶさ」「はやぶさ2」の両面ポスターを発売

上坂浩光監督による映像作品「はやぶさ:HAYABUSA - BACK TO THE EARTH -」と「はやぶさ2:HAYABUSA2 - RETURN TO THE UNIVERSE -」のポスターをアレンジして両面印刷した「はやぶさ&はやぶさ2 両面ポスター」がアストロアーツオンラインショップから新発売となりました。

発売中の月刊「星ナビ」12月号の付録(八つ折にて綴込み)をポスターに加工したものです。

  • サイズ:500×728mm(B2相当)
  • 価格:756円(税込)+送料:600円(※複数枚ご購入の場合、送料は一律1,000円になります)

http://www.astroarts.co.jp/news/2014/11/13hayabusa_poster/index-j.shtml

 

■「宇宙ではリスクが高い。はやぶさ2は緊急時の危機管理が重要」-JAXA理事長

宇宙航空研究開発機構(JAXA)の奥村直樹理事長は13日の定例会見で、30日に打ち上げられる小惑星探査機「はやぶさ」の後継機「はやぶさ2」について、「非常時に素早く合理的に対応することが試される」と述べ、緊急時の危機管理が重要だとの考えを示した。はやぶさ2は、生命の起源や太陽系誕生などを探る試料採取がミッション。

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720141114eaac.html

 

■30日打ち上げはやぶさ2 オリジナルCGで解説

小惑星探査機「はやぶさ2」が、11月30日にいよいよ打ち上げられます。朝日新聞デジタルでは「3Dで見る『はやぶさ2』」を作製、公開しました。最新版スマホにも対応。マウス操作やスワイプで上下左右にぐるぐる動き、好きなパーツを拡大できます。あなただけのお気に入りのアングルを見つけてください。

http://www.asahi.com/special/rocket/

 

■彗星着陸機ピンチ、電池充電できず調査に支障か

欧州宇宙機関(ESA)は14日、彗星(すいせい)探査機「ロゼッタ」の小型機が、着陸の際に2回バウンドした影響で、くぼ地の縁に着地した可能性があると発表した。太陽電池パネルに、充電に必要な日光が十分に当たっておらず、ESAは「調査を続けていく上で支障が出る恐れがある」と説明している。

http://www.yomiuri.co.jp/science/20141114-OYT1T50176.html?from=ytop_main6

 


科学・技術のニュース141114

2014-11-14 18:23:39 | 佐鳥新の教授&社長日記

■イーロン・マスク氏の次なる野望--衛星利用で地球規模インターネット

Elon Musk氏のロケット開発企業SpaceXは、多数の任務を抱えている。例えば、火星への人間の輸送だ。同社最高経営責任者(CEO)で電気自動車のTeslaも経営する同氏は今、新たなミッションに取り組もうとしている。世界最小の衛星を軌道に投入するというものだ。

The Wall Street Journal(WSJ)の米国時間11月7日の記事によると、Musk氏は元Google幹部のGreg Wyler氏とともに、重量が各250ポンド(約113kg)未満の衛星最大700基で構成される衛星フリートを製造して打ち上げる方法を考案しているという。Musk氏が2002年に創設し、今ではカリフォルニアを拠点とする主要な民間宇宙飛行企業であるSpaceXが、これらの衛星を宇宙に打ち上げるだろうと同記事には記されている。(以下、続く・・・)

http://www.spaceref.co.jp/

 

■これが彗星の素顔 欧州探査機、着地3キロ手前で撮影

12日午後(日本時間13日未明)に、史上初の彗星(すいせい)への着陸に成功した欧州宇宙機関(ESA)の無人探査機ロゼッタが投入した小型着陸機フィラエは、着地する際、いったん地表で跳ね返り、2度目の着地で安定した可能性が高まっている。機体の状態によっては、今後の探査に影響するおそれがある。

http://www.asahi.com/articles/ASGCF2R7XGCFUHBI007.html

 

■欧州の探査機、彗星に着陸 史上初

欧州宇宙機関(ESA)は12日夕(日本時間13日未明)、彗星(すいせい)探査機ロゼッタが投入した小型着陸機フィラエが、観測目的のチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に着陸したと発表した。彗星への探査機の着陸は史上初めて。

http://www.asahi.com/articles/ASGCD7TQ7GCDULBJ019.html

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141113-00000005-jij-sctch

 

■京都工芸繊維大、1秒間で100万コマ撮影できる3次元計測技術を確立


粟辻教授らは偏光子アレイ付きカメラを使い、位相シフト計算で不要な部分を除去して、鮮明な3次元再生像を得た。画素数ごとに光の位相をずらすと、極小数の画素数でも1秒当たり100万コマの撮影により、放電による空気の密度変化の3次元動画を記録・再生できたという。

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720141114eaab.html

 


科学・技術のニュース141113

2014-11-13 08:12:39 | 佐鳥新の教授&社長日記

■欧州の探査機、彗星に着陸 史上初

欧州宇宙機関(ESA)は12日夕(日本時間13日未明)、彗星(すいせい)探査機ロゼッタが投入した小型着陸機フィラエが、観測目的のチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に着陸したと発表した。彗星への探査機の着陸は史上初めて。

ESAによると、ロゼッタと彗星は、火星と木星の軌道の間にある。ロゼッタから切り離されたフィラエは、約7時間かけて幅4キロほどの彗星の核に着陸。表面の成分などを観測し、データを地球に送り返す。

http://www.asahi.com/articles/ASGCD7TQ7GCDULBJ019.html

 

■ミサイル探知センサー、人工衛星に搭載 5年後打ち上げ

防衛省は12日、弾道ミサイルの発射を宇宙から探知する「早期警戒衛星」に必要な技術である赤外線センサーを開発し、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が2019年度に打ち上げ予定の人工衛星に搭載する計画を明らかにした。熱を発する物体を宇宙からどれだけ精度よく探知できるかの実証試験をするという。都内で開いた技術シンポジウムで、防衛省技術研究本部の幹部が説明した。

http://www.asahi.com/articles/ASGCD662VGCDULBJ00H.html

 

■フィラエ分離成功 史上初彗星着陸の報は深夜1時ごろ

12日17時半ごろ(日本時間)、欧州の探査機「ロゼッタ」が着陸機「フィラエ」をチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の地表に向けて投下した。着陸成功の報が地球へ届くのは13日1時ごろの予定だ。(以下、続く)

http://www.astroarts.co.jp/news/2014/11/12philae/index-j.shtml

 


科学・技術のニュース141106-メッセナゴヤ

2014-11-06 18:50:55 | 佐鳥新の教授&社長日記

昨日からメッセナゴヤにハイパースペクトルカメラと関連技術&製品を出展しています。

http://www.messenagoya.jp/

北海道ブースの中に展示しました。

右は室蘭工業大学で、左は北大の成田先生のベンチャー企業です。向かい側には北大と札幌医大の展示があります。

無人機(UAV)に搭載できる重量200グラムの2バンドカメラの試作機を紹介しました。波長は赤(R)と赤外(IR)です。デジカメを改造したカメラに比べると、これはスペクトル分解能は抜群に高性能です。GPSを搭載するので、GPSデータを反映させた画像形式に対応できるようにプログラムを追加すれば完成です。2週間後には販売できる見込みです。

人命救助の探索装置の試作機です。東大との共同研究で、約半年で試作機を完成させました。

ハイパースペクトル技術を駆使して、リアルタイムに時期刻々と変化する海色スペクトルをモデル化し、そのスペクトルと大きくかけか離れる成分を持つターゲットを発見します。(数学的には高次の固有ベクトル成分といいます。)

次は世界最高速度のCPUを搭載して精度を今の100倍ぐらいに向上させるのが目標です。自画自賛みたいに受け取られるかもしれませんが、これは凄いですよ!

 


今日のニュース141103

2014-11-03 08:05:04 | 佐鳥新の教授&社長日記

■太陽の光を反射して輝くタイタンの湖、NASAが画像公開

【AFP=時事】米航空宇宙局(NASA)は10月31日、土星探査機カッシーニ(Cassini)が近赤外線で観測したデータから作成した土星最大の衛星タイタン(Titan)のモザイク画像を公開した。画像の左上、11時の方向にある北極地域で、太陽光が湖の表面で観測方向にほぼ鏡面反射される「サングリント」という現象が起きているのが分かる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141102-00000019-jij_afp-sctch

 

■志賀原発で防災訓練始まる…ロボット遠隔操作も

原子力発電所の事故を想定した国の総合防災訓練が2日、石川県志賀町の北陸電力志賀原発で始まった。

原発に隣接する原子力技術研修センターでは、放射線量が高くて人が入れない場所でも作業できるロボットを遠隔操作して、がれきに見立てた障害物を乗り越え、アームを伸ばしてバルブを開ける訓練などが行われた。

http://www.yomiuri.co.jp/science/20141102-OYT1T50076.html?from=ytop_photo

 

■量子鍵の生成速度に原理的な限界-情通機構、量子暗号通信で新理論

情報通信研究機構は、米レイセオンBBNテクノロジーズ、米ルイジアナ州立大学と共同で、量子暗号通信(量子鍵配送)に関する新理論を作り、量子鍵の生成速度に原理的な限界があることを解明した。量子鍵配送プロトコルを改良することで、鍵生成のレートを10倍程度まで向上できる可能性があることを示した。

現在、実用化が進められている2地点間の量子鍵配送について、量子情報理論に基づく新しい理論を確立。この量子鍵配送の1パルス当たりの鍵生成レートの原理的な限界を世界で初めて明らかにし、量子鍵生成レートの伝送損失に対する指数的な減衰は、個々の量子鍵配送プロトコルによらない普遍的な原理であることを示した。

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720141103eaad.html

 

■文科省・経産省、東北大のベンチャーキャピタル設立計画を認定

文部科学省と経済産業省は国立大学が独自のベンチャーキャピタル(VC)に出資する新事業で、東北大学のVC設立計画を認定した。9月の大阪大学、京都大学での認定に続くもの。東北大が強い材料分野でのベンチャー支援に焦点を当てる。
 東北大が100%出資する計画のVC「東北大学ベンチャーパートナーズ」は、片平キャンパス(仙台市青葉区)に置く。代表は八浪(やなみ)哲二氏。取締役は八浪氏のほか、東北大から派遣する1人と社外取締役2人の計4人。投資案件を判断する支援・投資委員会は5人で構成。

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720141103eaae.html

 

■次のシリコンバレーはアイオワ州に? IT企業が熱視線の理由は

(CNN) 米中西部アイオワ州の草原に、ハイテク企業の巨大データセンターが続々と建設されている。内部に格納されているのはサーバーなどウェブサービスの保守・運用を担う設備だ。

大手では既にマイクロソフトが4月、同州デモイン周辺に11億ドルを投じてデータセンターを建設する計画を発表しており、交流サイト(SNS)大手のフェイスブックも来年初めから、同州アルトゥーナで新たにデータセンターを稼働させる予定だ。さらに、検索大手のグーグルも、同州カウンシルブラフスに施設を所有している。

アイオワ経済開発局長のデビ・ダラム氏は、「データセンターについては、本当に良い提案ができた。マイクロソフトやグーグル、フェイスブックが来てくれれば、人々の注目も集まる」と胸を張る。

しかし、なぜアイオワ州なのか。

この背景には、安価で豊富な再生可能エネルギーがある。同州では電力価格が全米平均よりも20%近く安くなっているほか、風力発電の比重も大きい。

(以下、URL参照)

http://www.cnn.co.jp/business/35053906.html?tag=top;mainStory

 

■来年の宇宙旅行、実現に暗雲…既に700人予約

【ワシントン=中島達雄】墜落事故を起こした米ヴァージン・ギャラクティック社の宇宙船「スペースシップ2」はこれまで試験飛行を順調に重ね、俳優や歌手ら各界の著名人も相次いで搭乗を希望していた。既に約700人が予約しているが、今回の事故で、同社が目指す来年の宇宙旅行が実現するかどうか、不透明になってきた。

http://www.yomiuri.co.jp/science/20141102-OYT1T50011.html?from=yrank_ycont

 

■ノーベル賞中村教授、近い目標は「レーザーダイオード」

ノーベル物理学賞の受賞が決まった中村修二・米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授(60)は29日、欧米メディアを対象に電話で会見をした。近い目標として、次世代の明かりである「レーザーダイオード」への関心を示した。

レーザーダイオードは、半導体発光ダイオード(LED)で構成されたレーザー。「5年後までに成し遂げたい目標」を尋ねられた中村教授は、「レーザーダイオードは、近い将来の非常に効率的な明かりだ」と述べた。その上で「通常の自動車のヘッドライトは、100メートル先しか照らさないが、LEDは300メートルまで届く。だがレーザーダイオードは700メートル先まで照らすことが出来る」などと語った。

http://www.asahi.com/articles/ASGBZ2PZHGBZUHBI00L.html?iref=comtop_list_sci_n04

 


研究紹介: 係留型ハイブリッド飛行船システム

2014-11-02 07:49:36 | 佐鳥新の教授&社長日記

共同研究:北海道科学大学、NPO法人北海道宇宙科学技術創成センター(HASTIC)、北海道衛星株式会社

はじめに

近年の高比強度材料の進歩により、高高度にある飛行船を係留することが可能になり、新しいプラットフォームとしての利活用を視野に入れることができるようになってきた。ローカルではあるが、定点に固定することにより、飛行船の運用コストが不要となることから、使い方によってはメリットが大きい。また、10t以上の飛翔体を成層圏で係留することができれば、通信やリモートセンシングだけではなく宇宙観光としての使い方も可能となると考えています。

従来の気球や飛行船は風速の小さな環境(風速10m/s以下)で飛行するシステムでしたが、ここで提案する係留飛行船は機体形状を3次元的な翼形とすることによって、揚力を積極的に利用します。翼形状をもった飛行船は一般的にはハイブリッド飛行船と呼ばれ、最近ではアメリカの企業が開発を始めています。
翼の揚力をL、抗力をDとするとき、L/Dが2以上であれば風に流されることなく飛行船は係留点のほぼ真上に上昇することが期待できます。高度10キロ付近では100km/h以上のジェット気流が存在しますが、むしろその強風を積極的に利用することによって位置と姿勢を安定化させようという点が従来のシステムとは根本的に発想が異なります。
飛翔体を定点にテザーで係留することの最大のメリットは、姿勢・軌道制御が不要となることにあります。これは運用コスト(維持費)が不要となる可能性を持っていることを意味しています。

高度別の大気圧(左)と風速(右)図1 高度別の大気圧(左)と風速(右)

係留型ハイブリット飛行船の概要

係留型ハイブリッド飛行船の概要を以下に列挙します。

  • 高度20kmの定点に常時停留させる定点固定型プラットフォーム
  • 地域ローカル通信、リモートセンシングのプラットフォームとして活用(平常時ミッション)
  • 飛行船(母船本体)は、降ろさない
  • 安価な水素ガスを利用
  • 必要な電力は、太陽電池で現地調達
  • 補充ガスおよびペイロードは、地上からテザー経由で小型飛行船の浮力を利用して搬送
  • 災害発生時、ローカル通信拠点として非常時ミッション(防災ミッション)に切り替える

大型のプラットフォームを高度10km以上の位置につくることによって、3次元空間を積極的に使うことができます。図2は係留飛行船のイメージです。

係留飛行船プラットフォームイメージ

係留型ハイブリット飛行船のメリット

係留飛行船を採用する上での優位性は以下のとおりです。

  • 安価で簡便なシステムであることから、民間参入のハードルが低い
  • 直径550km程度のエリアをカバーできる。(ローカル通信の場合)
  • 母船では軌道制御をしない(ペイロードによる姿勢制御)
  • ペイロードを定期的に降ろすことが可能なため、メンテナンスに対するハードルが低い
  • 水素は、酸素がなければ燃えず、静電気を逃がすことができば、発火せず”意外にも”安全

成層圏定点プラットフォームへの応用

高度別の空間の利用方法(ニーズ)を以下の表にまとめます。

高度
[m]
高度別の渓流飛行船の利用方法
2,500 ローカル通信(SoftBank,北海道大学 小野里教授)
5,000 ローカル通信
10,000 リモートセンシング
15,000 空中発射
20,000 観光(宇宙体験),沿岸監視
30,000以上 X線計測(素粒子実験)

高度20kmの成層圏にプラットフォームを作ったときに使い方としては次のようなものが考えられます。

  • 地域農業の定点観測プラットフォーム
  • 直径20kmのエリアをカバー(北海道空知の場合)
  • 交通、火山、洪水などの災害状況、気象観測
  • 地域農業の定点観測プラットフォーム
  • 重要施設や海岸線などの監視

成層圏定点プラットフォームの応用例

開発目標

1.係留飛行船のミッション

  • 定点監視、通信(特に光通信)、リモートセンシング
  • ロケットの新しい打ち上げ手段を確立
  • 観光[宇宙と地球の境界を見る](高度10km以上、浮力100ton)
  • 高度30kmではX線観測(理学観測)

2.係留飛行船の飛行高度目標値

  • 2段式とする
  • 1段目を12~13kmとする。(空中発射には10kmでは少し距離が不足する)
  • 2段目は1段目から放出し、30km程度の高度を目標

係留飛行船のペイロード重量(規模)

  • 定点監視、通信(特に光通信)、リモートセンシング
  • ロケットの新しい打ち上げ手段を確立
  • 観光[宇宙と地球の境界を見る](高度10km以上、浮力100ton)
  • 高度30kmではX線観測(理学観測)

2.係留飛行船の飛行高度目標値

  • 将来構想として100tonまでのシステムを検討する。重量の1/3をテザーが占めるので、160ton程度の浮力が必要
参考文献

HASTIC学術講演会 2014年2月 NPO法人 北海道宇宙科学技術創成センター 秋葉鐐二郎 会長
日本航空宇宙学会年次総会 2014年4月  北海道科学大学 千葉一永 准教授
機械学会年次大会 2014年9月 北海道科学大学 佐鳥新 教授(北海道衛星株式会社代表取締役) 他
電気・情報関係学会北海道支部講演会 2014年10月 北海道科学大学 三橋 龍一 教授(2件)

 URL:http://www.hokkaido-sat.co.jp/about-collaboration/hybrid-airship-pj.html 


今日のニュース141102

2014-11-02 07:26:44 | 佐鳥新の教授&社長日記

■宇宙産業の事業規模、10年間で5兆円に 内閣府が素案

内閣府は31日、安倍政権の安保政策を反映させた新たな宇宙基本計画の素案を自民党に示した。宇宙関連の産業基盤を維持するため、10年間で官民合わせて5兆円の事業規模を目指すことを盛り込んだ。

新計画は来年度から10年間の宇宙政策の整備計画という位置づけ。宇宙関連産業の事業規模は現在、年間3千億円程度で、これを1・6倍程度に引き上げる目標を掲げる。また、日本版GPSと言われる準天頂衛星について、現状の1機から、安定的な観測が可能な7機体制を10年以内に確立するとした。2011年の閣議決定で「将来目標」にされていたが、新計画では時期を明示する。

このほか、鹿児島県内の種子島と内之浦のロケット発射場について、安全保障上の課題や老朽化が指摘されていることを踏まえ、新たな発射場の整備も検討する。今後、政府内で素案の検討を進め、11月初旬から国民の意見を募り、年内に政府の宇宙開発戦略本部(本部長・安倍晋三首相)で新計画を決定する方針だ。

http://www.asahi.com/articles/ASGB0369SGB0ULBJ001.html

 

■揺らぐ宇宙産業、基盤強化へ 政権の安保重視、背景 衛星・ロケット長期計画検討

新しい宇宙基本計画づくりを進めている政府が、衛星やロケット打ち上げの長期的な工程表を示し、関係する民間企業が事業の見通しを立てやすくしようとしている。背景には、欧米の企業に押されて経営基盤が揺らぐ国内業界の窮状がある。宇宙産業の維持は、宇宙分野での安全保障重視を打ち出す政権の狙いとも一致する。

http://www.asahi.com/articles/DA3S11428810.html

 

■米民間会社の宇宙船、テスト飛行中に墜落 2人死傷

企業ヴァージン・ギャラクティック社の宇宙旅客船「スペースシップ2」が10月31日、米カリフォルニア州で試験飛行中に墜落し、乗員2人のうち操縦士1人が死亡、別の操縦士も重傷を負った。同社は、来年に一般客を乗せた世界初の「民間宇宙旅行」を予定していたが、見直しは避けられないとみられる。

http://www.asahi.com/articles/ASGC122MHGC1UEHF001.html

 

■連星系で観測された、惑星誕生現場へのガス供給

連星系「おうし座GG星A」で、連星全体を取り巻く大きな環から、連星の片方の周囲に向かって流れ込むガスが観測された。惑星の工場である原始惑星系円盤が維持されるメカニズムを明らかにし、連星系全般における惑星存在の可能性を広げる成果となっている。

450光年彼方にあるおうし座GG星A(以下A星)は、生まれて数百万年という若い星だ。A星とB星がお互いを回り合う連星で、さらにA星自体もAa星とAb星から成る連星である。

アン・デュトロイさん(仏国立科学センター/ボルドー天体物理学研究所)らの研究グループがアルマ望遠鏡を用いてこのA星のガスと塵の分布を調べたところ、A星全体を取り囲む大きな環から、連星の片方であるAa星周囲の小さな環に流れ込むガスが観測された。

http://www.astroarts.co.jp/news/2014/10/31ggtau/index-j.shtml

 

■地球の水の起源、誕生当時から存在?

アポロ宇宙飛行士から「ブルーマーブル」と称えられた、青く美しい地球。10月30日に発表された古代隕石の最新研究によると、その壮麗な姿の源である「水」は地球の誕生当時から存在していたという。

http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20141031003

 

■中国の月無人探査機試験機が帰還に成功

新華社電によると、中国が月のサンプル回収のため開発している無人探査機「嫦娥(じょうが)5号」の試験機が1日、中国に帰還した。

試験機は、地球と月を往復する航行技術の獲得などを狙い、10月24日に打ち上げられ、高速での大気圏突入などに成功した。2017年に予定される本体打ち上げに弾みがつくとみられる。

中国は、軍事技術の開発や将来の月の資源獲得などを狙い、野心的な宇宙開発を推進しており、昨年12月には「嫦娥3号」を打ち上げ、同国初の月面着陸に成功している。(読売)

http://www.spaceref.co.jp/

 


今日のニュース141031

2014-10-31 04:05:15 | 佐鳥新の教授&社長日記

■鹿児島)鹿大など開発の衛星「しんえん2」、来月宇宙へ

鹿児島大学が九州工業大学(北九州市)と共同開発した超小型人工衛星「しんえん2」が来月30日、宇宙へ旅立つ。種子島宇宙センターから打ち上げられるH2Aロケット26号機に搭載される。アマチュア無線用の周波数を使い、遠く離れた宇宙と地球の間でデータ通信をするのが主な役目だ。

http://www.asahi.com/articles/ASGBK3QVGGBKTLTB005.html

 

■火を噴いたのは旧ソ連製エンジン 米ロケット爆発事故

米航空宇宙局(NASA)が打ち上げを民間委託した無人ロケットが爆発した事故で、火を噴いたエンジンが1970年前後に旧ソ連(現ロシア)で開発され、その後米国に輸入されたものだったことがわかった。爆発事故との関係は不明だが、エンジンを新型に切り替える検討も進んでいたという。

http://www.asahi.com/articles/ASGBZ4TGYGBZUHBI01D.html 

 

■2万5000光年彼方、天王星のような巨大氷惑星

天王星のような軌道を持つ系外惑星が2万5000光年彼方に発見された。天王星や海王星のような巨大氷惑星候補が太陽系外に見つかったのは初めてのことだ。

今回、重力マイクロレンズ効果という手法で系外惑星の捜索を行っている研究グループが発見したのは、さそり座の方向2万5000光年彼方にある恒星OGLE-2008-BLG-092Lの周りを回る天体だ。質量は天王星の4倍、中心星からの距離はちょうど太陽から天王星(太陽から地球の約20倍)と同じ程度である。遠すぎるために惑星の化学組成は不明だが、中心星からの距離から判断すると、巨大氷惑星と考えられる。また中心星は連星系で、そのため惑星の軌道が乱されている可能性もある。

http://www.astroarts.co.jp/news/2014/10/30ice_giant/index-j.shtml 

 

■太陽観測衛星「ひので」が遭遇した金環日食

10月24日、太陽と月と太陽観測衛星「ひので」とが軌道上で一直線上に並び、「ひので」から金環日食が見られた。その際に「ひので」が撮影した、金環日食のX線太陽画像と動画が公開された。

http://www.astroarts.co.jp/news/2014/10/29hinode/index-j.shtml

 

■「ハワイの火星」で8か月隔離生活、有人探査の模擬実験開始(AFP)

米ハワイ(Hawaii)島のマウナ・ロア( Mauna Loa )山の麓に建てられた白いビニール製のドームの中で今月、6人の男女が外の世界から隔絶された8か月間の生活を開始した。有人火星探査における人間の心理状態の変化を調査する模擬実験「HI-SEAS(Hawaii Space Exploration Analog and Simulation)」だ。

 米航空宇宙局(NASA)が支援するこの実験プロジェクトは、米国で行われる火星探査の模擬実験としては最長となる。参加者6人は実験期間中、新鮮な食料は食べられず、インターネットの使用も接続に20分かかるなど宇宙空間で生活するのと同様の隔離状態に置かれる。

ドームの大きさは直径約11メートル、高さ約6メートル。外に出るときは宇宙服を着用しなければいけない。(続く・・・・)

http://www.spaceref.co.jp/ 

 

 


今日のニュース141030

2014-10-29 06:39:47 | 佐鳥新の教授&社長日記

■「はやぶさ2」を公開 11月30日に打ち上げ

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は27日、小惑星探査機「はやぶさ2」を、鹿児島県種子島宇宙センターで報道機関に公開した。H2Aロケットで11月30日に打ち上げ、6年間かけて小惑星から試料を持ち帰り、太陽系の誕生や生命の起源の解明を目指す。

http://www.asahi.com/articles/ASGBW5T8FGBWULBJ00L.html

 

■御嶽山頂、噴火1か月前から膨張…GPSで確認

御嶽山(おんたけさん)(長野・岐阜県境、3067メートル)の山頂付近が噴火の約1か月前からわずかに膨張を始めていたと、名古屋大の山岡耕春教授(地震・火山学)が29日明らかにした。

http://www.yomiuri.co.jp/science/20141029-OYT1T50136.html?from=ytop_ylist 

 

■米宇宙ベンチャーロケット、打ち上げ直後に爆発-ISS向け輸送計画見直し必至

米民間宇宙ベンチャーのオービタル・サイエンシズが開発した国際宇宙ステーション(ISS)用物資補給船「シグナス」搭載のアンタレスロケットが29日早朝(日本時間)、米航空宇宙局(NASA)の飛行施設から打ち上げ直後6秒後に爆発した。原因は不明だが、発射場も炎上するなど、ISSの運航に一定の支障が出ることは避けられないとみられる。

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720141030eaac.html

http://jp.wsj.com/news/articles/SB12072851737206304029704580243481163135208?mod=JWSJ_EditorsPicks

 

■米グーグル、ナノ粒子を使ったがん発見法を開発へ

ニューヨーク(CNNMoney) 米グーグルは28日、ナノ粒子を使ってがんなどの病気の兆候を発見する技術の開発に取り組んでいることを明らかにした。

グーグルの生命科学部門を率いるアンドリュー・コンラッド氏が、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル主催のイベントで発表した。

同氏によると、ナノサイズの特殊な粒子を体内に入れ、装着式の端末でその動きを監視することによって、腫瘍(しゅよう)細胞の変化などを初期のうちに検知する。

同社の研究所ではすでに1万人規模の研究を進めているが、実用化に向けて提携するパートナーを探しているという。

http://www.cnn.co.jp/tech/35055860.html?tag=top;topStories

 

 


今日のニュース141026

2014-10-26 07:15:14 | 佐鳥新の教授&社長日記

■中国が地球帰還の月探査機打ち上げ

香港(CNN) 中国は24日、月の軌道を周回後、地球に戻る無人探査機を打ち上げた。中国によるこの種の実験は初めて。

国営メディアによれば、無人探査機は同国西部の四川省にある西昌衛星発射センターから長征3号Cロケットを使って打ち上げられたという。

計画では約1週間かけて月の軌道周回に到達させ、その後、中国の内モンゴル自治区の草原への帰還を想定している。

http://www.cnn.co.jp/fringe/35055619.html?tag=cbox;fringe

 

■北朝鮮、核弾頭ミサイル製造で前進―米国防総省

【ウォールストリートジャーナル】米国防総省高官は24日、北朝鮮がロケットに搭載できる核弾頭を作ることに成功し、核弾頭ミサイルの自前製造技術の完成に近づいたとようだとの見方を示した。

http://jp.wsj.com/news/articles/SB11499184523007913522904580235292015852882?mod=WSJJP_hpp_LEFTTopStoriesFirst

 

■東京工科大、ヨーグルトから乳酸菌を生きたまま抽出-密度勾配でカゼイン分離

東京工科大学応用生物学部の西野智彦准教授らは、ヨーグルトの塊から乳酸菌を生きたまま分けることに成功した。原料の脱脂粉乳由来のカゼインを密度勾配遠心分離法で除き、条件を調整し菌を100%回収できた。これにより、実際のヨーグルト中の乳酸菌による特性研究の進展などが見込める。

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020141024eaai.html

 

■「ひので」が撮った金環日食 JAXAが衛星画像を公開

宇宙航空研究開発機構(JAXA)と国立天文台などは24日、太陽観測衛星「ひので」がX線望遠鏡で撮影した金環日食の画像を公開した。輝く太陽のコロナの前を、黒い丸い月が通り過ぎる様子がとらえられている。

http://www.asahi.com/articles/ASGBS5R7TGBSULBJ00W.html

 

■米空軍の宇宙往還機X-37B、22か月のミッションを終え地球に帰還

米空軍の無人宇宙往還機X-37Bが米太平洋夏時間2014年10月17日9時25分(日本時間2014年10月18日1時25分)、3回目のミッション(OTV-3)を終えて、カリフォルニア州のヴァンデンバーグ空軍基地の12番滑走路に着陸した。飛行期間は22か月にも及んだが、宇宙空間でどのようなミッションを行っていたのかは謎に包まれている。(sorae.jp)

http://news.yahoo.co.jp/pickup/6135262

 

■H2Aロケット 種子島宇宙センターに運搬

「はやぶさ2」を載せて打ち上げられるH2Aロケット26号機の機体が25日、鹿児島県の種子島宇宙センターに運び込まれた。

H2Aロケット26号機の機体は24日午後、種子島の港に陸揚げされた。ロケットは、長さ37メートルの1段目と、11メートルの2段目に分けられた状態でコンテナに入っている。 交通量が少なくなる深夜、大型トレーラーでの輸送が始まった。輸送ルート上の信号機はコンテナがぶつからないよう向きが変えられるようになっている。ロケットは人が歩くほどのスピードで約20キロ離れた種子島宇宙センターに運び込まれた。

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20141025-00000031-nnn-soci