またたびトラベル読みました～

第２７回絵と文による冬休み読書大賞、３、４年生の課題図書の一つに
挙げられていた「またたびトラベル」
あらすじを見て「断然読みたい」と思ったこの本を図書館で予約。
まだ冬休みじゃないからすぐに本も回ってきた。

そのあらすじをここで紹介。
「路地の置くにある小さな旅行会社の名前は、またたびトラベル。あなたの心に一生残る旅を演出します」
これを見て、どんな旅を演出してくれるのかとあれこれ想像した。
読んでみて、やっぱり面白かった。

有名な観光地にも連れて行ってくれないし、温泉にいきたいと言っても
そこに連れて行ってくれるとは限らないし、
とにかく自分の希望通りにはいかないんだけど、誰もまたたびトラベルで
行く旅に不満を持たない、むしろ満足して帰っていく。
そんな不思議なまたたびトラベルの世界にすごーく引き込まれてしまい、
児童文学だったせいもあって１日で読み終わった。

読後感がすごくいい本だった。
とてもほんわかしてて、断然こざるが中学年になったら読んでもらいたいと
思うような本だった。特に女の子は喜ぶんじゃないかな～

そうだ、かつて「きつねの窓」を読んだときも
読み終わったら切なくてでもなんだかお話の持つ独特の雰囲気に
包まれたまましばらく過ぎていったんだけど
「きつねの窓」のような切なさはなく、でも本の独特の世界にしばらく
包まれて心地よかったかも。

大人も是非読んでみて。
冬休み前だったら、図書館で借りられるはず。
表紙の絵も素敵なので、これ、こざるが読めるようになったら買ってるかも。