さるみみ屋

夫サボさん、私さるみみと2000年生まれ長男コナンくん
2004年産次男エナリくんとの「人生楽ありゃ苦もあるさ」日記。

素敵な絵本3冊も見つけた件。

2016-10-23 22:35:24 | さるみみ文庫2016
絵本コーナーで子どものための本を選ばなくなってから久しいけれど、
久々に児童書、絵本コーナーに行くとこんなにも素敵な本があったのね!って感じで
3冊も見つけちゃったし。ちょっと嬉しくなったのでみなさんにご紹介。

まずは一番上の「ネコヅメのよる」
この猫の顔に魅せられて本を手に取ったんだけど、
絶対この絵を描いた人って猫飼ってるでしょ?ってくらい
猫の表情とか動きの描写がハンパなく素晴らしい。
かわいいだけじゃない、日々ちらっと見え隠れするブサ要素とかボケた感じとか
そういうのがうまく出過ぎてるのよね。だから猫好きじゃなかろうか、
しかも飼ってるか飼っていたか、そのあたりなんじゃなかろうかと思ってね。
そういう視点でも楽しめたんだけど、中身もなかなか素敵だったよ。

デイヴィッド・ウィーズナーの「かようびのよる」を思い起こさせるような内容、
とだけ言っておこうかな。
猫の世界に本当にこんなことがあったらいいなあ、って思ったわさ。

2冊目。

谷川俊太郎さんの「これはすいへいせん」
これは、私が子どもの頃大好きで、よく自分で作っていたこともある「つみあげうた」
で構成されている本なのよね。すごく懐かしい。
私の子ども時代、特に小学校の2年~4年生は谷川俊太郎と長田弘が私にかなりの影響を
与えていたので、「かないくん」が出たときも谷川俊太郎がまだ生きていることに感動したものだけど
この作品を見て、しかも「つみあげうた」だ。子ども時代の思い出がよみがえる一冊だったわさ。

3冊目。

これを見たときに、またかよ、なんだけどエレカシの「月夜の散歩」を思い出した。
誰の上にも等しく優しい光を送る月と、それぞれの生活が描かれていて
これもまた本当にやさしくて、あたたかい気持ちになりそうな本だわね。
荒井作品はたくさんいいものがあるけど、これも後々いい本だったよね、って言われそうな
絵の美しさと文章のあたたかさがよかった。

この3冊はいずれも子ども向けでありながら大人向けでもあると思われ、
大事に残しておきたい本だと思えたわさ。

ぜひみなさんも手にとってみて。