さるみみ屋

夫サボさん、私さるみみと2000年生まれ長男コナンくん
2004年産次男エナリくんとの「人生楽ありゃ苦もあるさ」日記。

獣の奏者外伝~刹那~読破

2012-11-28 16:34:30 | さるみみ文庫2012
あっという間に読んでしまった。
本編では十分に書かれていなかったエリンとイアルのなれそめと子育て時のエピソード、
エサルの若いころの恋物語という3編が収められたこの本。
本編に漂う緊張感とは別の人間的な物語だった。
エリンもイアルもエサルもどちらかというとストイックで
色恋沙汰とは無縁な感じもあったんだけど、血の通う人間として
いろいろな思いを抱えて年を重ねてきたんだな、と思うと
それぞれの登場人物が物語の中にとどまらずに、本当に近くで生きているような
そんな親しみも感じられたかな。

ただ、獣の奏者の1、2巻はまだ児童文学として中学生くらいになったら読めるかな?と思ったけど
3、4になるとおそらく高校生にならないと難しいかな?って感じになり、
外伝に至っては完全に大人の読み物になってた気が…

要求される読解力がどんどん上がってるのが特徴的な獣の奏者シリーズ。
you tubeでアニメ版の場面を切り取って編集されたものをちょっと見たけど
なんか想像と違うかな?って部分も多々あり、やはり読んでる途中で見なくてよかったな、
って感じだった。映像って人の想像を固定しちゃうからホントいやだわ。

ここにきて一気に読みまくりの私。
しかしまだまだ積読本は待っている…