さるみみ屋

夫サボさん、私さるみみと2000年生まれ長男コナンくん
2004年産次男エナリくんとの「人生楽ありゃ苦もあるさ」日記。

薬丸岳「悪党」読破

2012-11-11 16:43:02 | さるみみ文庫2012
仕事で使うパソコン、そろそろ買い替えどきかも…と思って
WINDOWS8が出たにも関わらず7のマシンを買い替えた私。
仕事もお休みして仕事用ソフトを入れ直して…
入れ替えがうまくいかない!!
週明けにシステムに電話して助けてもらわなくては!!
なんて感じでいろいろ新PCをうまく使うための準備をしてるところなんだけど
結構時間がかかるのよね、いろいろと。

そんな時間がかかってちょっとストレスフルな感じなので
本をバシバシと読んでいる今日この頃。

今回は薬丸岳の「悪党」が文庫で売られていたので
ちょっと買ってみた。

薬丸岳と言えば社会派ミステリ。
むっちゃ重たくてむっちゃ堅くて、でもそういうのが好きな私。
今までの作品はいずれもハズレなし。

今回もどうなのかな?と思って読んでみたんだけど。
なんとなく今までのよりもずっと読みやすくなってて、
それはそれで興行的によかったんだと思うけど、もっとハードラックや闇の底
で感じたみたいな重たくて苦しくて、どうしようもできない状況に
地団駄踏むような、彼特有の訴えてくる感じがなかったかも。
読みやすくなった分、テーマは重たいくせに、ほかの作家と変わらなくなった
というか…なんかこういう方向なら他にも代わりがあるから
薬丸岳は今まで通りの路線で書いて欲しいんだけど…と思う作品だった。

犯罪被害者の家族と加害者の更生というテーマだから
本当に題材的には重たい。
でも、なんか都合よく着地した感じがして残念だったかな。

次々に今図書館から本が入ってきて追い立てられるようにして読み始めた私、
そしてサボさん。年末に向けて忙しいくせに、つい読んじゃう生活が始まる!