「賢者の贈り物」ってお話知ってます?
貧しい夫婦がお互いのためにクリスマスプレゼントを贈ろうとして
夫が懐中時計を売り妻の長い髪をとく櫛を買い
妻は髪を売って夫の懐中時計の鎖を買うというお話。
私は、中学生のとき、あのお話がものすごくものすごく好きだったんだけど、
今回はその逆を行く究極の贈り物のお話。
土曜日の夕方のこと我が家に大きな荷物が届いた。
「コイズミ 白熱灯スタンド」
私は荻窪ルミネで買い物途中だったのだけど、夫から連絡が入る。
「白熱灯スタンド買った覚えある?」
「白熱灯?いまさらそんなの買わないよ」
「なんか今届いたんだけどさ、ネットで買ったかと思って」
「買ってないよ~」
夫はとりあえず箱を開けて請求書とかいろんな伝票が入ってないか
確認することにして、私は急いで買い物を切り上げて帰宅した。
帰って届けられた箱をみると、縦横30センチくらいで幅が1メートルくらい。
クリスマスツリーですか?って感じのサイズ。
箱の横に商品の絵が書いてあるけど、やはり1メートルくらいの高さになる
フロアスタンド、しかも白熱球使用…
中の納品書とか見ると、代金29800円とある。
これ、断然買ってないんだけど。
いったい誰がうちに送りつけてきたの?
送り主「コイズミ配送センター」
配送センターになってるので、本当の送り主は不明。
しかも中にほかに手がかりになるものもない。
土曜日の夕方に配送センターに電話かけても当然つながらない。
「もしかして、クレジットの情報を奪われて勝手に買い物されたのかな」
非常に怖い状況が想像された。
「どのカードだろう」って夫は不安そう。
でも我が家で使うカードはたった1枚。
そのカードを使ってネット決済なんてしてないし、
いったいいつ情報が盗まれるんだろう?
スキミング?
じゃあカード会社に連絡して利用を停止してもらおうか。
それまでしなくても、明細にない最近のカード利用履歴を照会してみようか、
おお一体どうしたらいいのだろう…
土曜日の夕暮れ、さるみみ家は断然「犯罪に巻き込まれた被害家族」
の状態に陥った。
ネットショッピングサイトでの購入履歴を確認したり、
調べられる限りのことをして、ダメもとでコイズミ照明のHPを見た。
サイトの下側に「チームマイナス6%」のバナーを発見。
「もしや」
私は夫に「これって省エネコンテストの協賛会社かも」と伝えた。
私たち家族は省エネナビを使用してみたくて、省エネコンテストに応募、
省エネナビを使用してレポートを作成してた。
省エネナビが到着した頃の記事はこちら
省エネナビ来る
その参加賞か何かじゃないかと踏んでた。
夫がその場で(財)省エネルギーセンターのHPを見て
省エネコンテストの協賛会社にコイズミの名前が確かにあることを確認。
夫「間違いないよ、きっと」
私「でも何も当選のお知らせとか来なかったよ」
夫「お役所でしょ、そんなの、だらだらしてるうちに「あ、遅れちゃった」
で先に商品届いたってことだよ」
私「でも白熱灯だよ、いまさら」
夫「センターは何送ったかなんてきちんと把握してないさ。
もしかしたら白熱灯が省エネに反してるとかさえ思ってないかも」
さすがに使えない会社の様子については手に取るようにわかる夫。
10年以上使えない会社に所属していると、同じような所の仕組みが
まるで見てきたかのようにわかるんだろうね。
夫に「つまりは、きみのレポートは環境大臣賞ではなかったってことだろうね」
悔しい。確かに少なくとも環境大臣賞ならこんな白熱灯などではないだろう。
屈辱に打ち震えた瞬間だった。
まあとりあえず見当がついたので、土曜日は週明けの戦略を立てて終わった。
実に気分の悪い週末を過ごした。
そして週明け。
早速配送センターに電話をかけ、そこからコイズミ直接電話をかけて
ややしばらくしてから、その白熱灯スタンドが確かに省エネコンテストの
賞品であることが判明した。
コイズミでは「封書でお知らせは来てませんか」という。
そうだよね、来てると思うよね、当然。
そこは省エネセンターの手落ちだと思うけど、協賛企業のあなたが
白熱灯スタンド送りつけるってどういうことですか。
じわりじわりと怒りがあふれ出して、私はついに省エネセンターに
電話をかけた。
そしてコイズミから届いたスタンドの送り主はコンテストの賞品だと
言っていたけど、本当なのかと問いただした。
すると「はい、協賛企業賞です」と一言。
「何を送ってきたかはご存じですか?」と言うと
「スタンドと伺っています」
「白熱灯スタンドだったのもご存じですか?」
「スタンドとしか聞いてなかったので…」
「何で省エネコンテストなのに省エネと逆行するような賞品を
出してるんですか?まさかそれはないだろうと思って確認したんですけど」
「申し訳ありません」
「白熱灯なんて、いらないんですけど」
(あ、ついに言っちゃった。)
「では、まことに申し訳ないんですが、御処分頂けますでしょうか」
ばっかじゃないの?!
主催者がこんなんだから、日本の温暖化政策がうまく機能してないんじゃん。
はっきり言うよ。日本は絶対温暖化について世界の主導権を握れない。
いや、握るべきではない。あまりにお粗末だ。
そしてここで言うよ。
洞爺湖サミットは絶対失敗だ!
福田首相、一度わが説教部屋に来たまえ!
私はこの愚者の贈り物をこれからリサイクルショップへ持ち込もうと思っている。
処分するにもお金かかるくらいの巨大ゴミを送りつけられて
「御処分下さい」とは腹が立つ。
二束三文でもいい、白熱灯がほしいというご家庭に嫁入りしてもらおう。
夫はリサイクルショップへ持ち込むのを反対してて家で使おうとしてるけど
いまさらこんな商品は我が家に出入り禁止なのだよ。
できる範囲で出来る限りの省エネ活動してるのに今ここで逆行するわけには
いかないのだよ、夫。
省エネセンターよ、悔いあらためよ
貧しい夫婦がお互いのためにクリスマスプレゼントを贈ろうとして
夫が懐中時計を売り妻の長い髪をとく櫛を買い
妻は髪を売って夫の懐中時計の鎖を買うというお話。
私は、中学生のとき、あのお話がものすごくものすごく好きだったんだけど、
今回はその逆を行く究極の贈り物のお話。
土曜日の夕方のこと我が家に大きな荷物が届いた。
「コイズミ 白熱灯スタンド」
私は荻窪ルミネで買い物途中だったのだけど、夫から連絡が入る。
「白熱灯スタンド買った覚えある?」
「白熱灯?いまさらそんなの買わないよ」
「なんか今届いたんだけどさ、ネットで買ったかと思って」
「買ってないよ~」
夫はとりあえず箱を開けて請求書とかいろんな伝票が入ってないか
確認することにして、私は急いで買い物を切り上げて帰宅した。
帰って届けられた箱をみると、縦横30センチくらいで幅が1メートルくらい。
クリスマスツリーですか?って感じのサイズ。
箱の横に商品の絵が書いてあるけど、やはり1メートルくらいの高さになる
フロアスタンド、しかも白熱球使用…
中の納品書とか見ると、代金29800円とある。
これ、断然買ってないんだけど。
いったい誰がうちに送りつけてきたの?
送り主「コイズミ配送センター」
配送センターになってるので、本当の送り主は不明。
しかも中にほかに手がかりになるものもない。
土曜日の夕方に配送センターに電話かけても当然つながらない。
「もしかして、クレジットの情報を奪われて勝手に買い物されたのかな」
非常に怖い状況が想像された。
「どのカードだろう」って夫は不安そう。
でも我が家で使うカードはたった1枚。
そのカードを使ってネット決済なんてしてないし、
いったいいつ情報が盗まれるんだろう?
スキミング?
じゃあカード会社に連絡して利用を停止してもらおうか。
それまでしなくても、明細にない最近のカード利用履歴を照会してみようか、
おお一体どうしたらいいのだろう…
土曜日の夕暮れ、さるみみ家は断然「犯罪に巻き込まれた被害家族」
の状態に陥った。
ネットショッピングサイトでの購入履歴を確認したり、
調べられる限りのことをして、ダメもとでコイズミ照明のHPを見た。
サイトの下側に「チームマイナス6%」のバナーを発見。
「もしや」
私は夫に「これって省エネコンテストの協賛会社かも」と伝えた。
私たち家族は省エネナビを使用してみたくて、省エネコンテストに応募、
省エネナビを使用してレポートを作成してた。
省エネナビが到着した頃の記事はこちら
省エネナビ来る
その参加賞か何かじゃないかと踏んでた。
夫がその場で(財)省エネルギーセンターのHPを見て
省エネコンテストの協賛会社にコイズミの名前が確かにあることを確認。
夫「間違いないよ、きっと」
私「でも何も当選のお知らせとか来なかったよ」
夫「お役所でしょ、そんなの、だらだらしてるうちに「あ、遅れちゃった」
で先に商品届いたってことだよ」
私「でも白熱灯だよ、いまさら」
夫「センターは何送ったかなんてきちんと把握してないさ。
もしかしたら白熱灯が省エネに反してるとかさえ思ってないかも」
さすがに使えない会社の様子については手に取るようにわかる夫。
10年以上使えない会社に所属していると、同じような所の仕組みが
まるで見てきたかのようにわかるんだろうね。
夫に「つまりは、きみのレポートは環境大臣賞ではなかったってことだろうね」
悔しい。確かに少なくとも環境大臣賞ならこんな白熱灯などではないだろう。
屈辱に打ち震えた瞬間だった。
まあとりあえず見当がついたので、土曜日は週明けの戦略を立てて終わった。
実に気分の悪い週末を過ごした。
そして週明け。
早速配送センターに電話をかけ、そこからコイズミ直接電話をかけて
ややしばらくしてから、その白熱灯スタンドが確かに省エネコンテストの
賞品であることが判明した。
コイズミでは「封書でお知らせは来てませんか」という。
そうだよね、来てると思うよね、当然。
そこは省エネセンターの手落ちだと思うけど、協賛企業のあなたが
白熱灯スタンド送りつけるってどういうことですか。
じわりじわりと怒りがあふれ出して、私はついに省エネセンターに
電話をかけた。
そしてコイズミから届いたスタンドの送り主はコンテストの賞品だと
言っていたけど、本当なのかと問いただした。
すると「はい、協賛企業賞です」と一言。
「何を送ってきたかはご存じですか?」と言うと
「スタンドと伺っています」
「白熱灯スタンドだったのもご存じですか?」
「スタンドとしか聞いてなかったので…」
「何で省エネコンテストなのに省エネと逆行するような賞品を
出してるんですか?まさかそれはないだろうと思って確認したんですけど」
「申し訳ありません」
「白熱灯なんて、いらないんですけど」
(あ、ついに言っちゃった。)
「では、まことに申し訳ないんですが、御処分頂けますでしょうか」
ばっかじゃないの?!
主催者がこんなんだから、日本の温暖化政策がうまく機能してないんじゃん。
はっきり言うよ。日本は絶対温暖化について世界の主導権を握れない。
いや、握るべきではない。あまりにお粗末だ。
そしてここで言うよ。
洞爺湖サミットは絶対失敗だ!
福田首相、一度わが説教部屋に来たまえ!
私はこの愚者の贈り物をこれからリサイクルショップへ持ち込もうと思っている。
処分するにもお金かかるくらいの巨大ゴミを送りつけられて
「御処分下さい」とは腹が立つ。
二束三文でもいい、白熱灯がほしいというご家庭に嫁入りしてもらおう。
夫はリサイクルショップへ持ち込むのを反対してて家で使おうとしてるけど
いまさらこんな商品は我が家に出入り禁止なのだよ。
できる範囲で出来る限りの省エネ活動してるのに今ここで逆行するわけには
いかないのだよ、夫。
省エネセンターよ、悔いあらためよ