いつも見に来てくれてありがとうございます。
先日の月曜(祝日)のこと。
秀麗富嶽十二景。
富嶽ってのは富士山のこと。富岳とも書くらしい。
ちなみに「嶽」とは、高くて大きな山/険しい山などの意味をもつ漢字とのこと。なるほど。
話が逸れかけたが、秀麗富嶽十二景というのは、山梨県の大月市が選定したもので、
富士山を綺麗に望むことができる、大月市域の12の山だそうだ。
この時期は高い山になると雪があるため、僕らには登れない。雪山にあこがれはあるがやっぱり怖い。
なので低い里山を歩こうと思うけれど、景色がいいとか、美味しいご馳走にありつけるとか、
そういったご褒美的なものがあると嬉しいよね。そんなことを嫁さんと話してたんだ。
そしたら嫁さんがリサーチしてくれて、秀麗富嶽十二景というのを探し出してきてくれた。
ということで、秀麗富嶽十二景の1つである高川山に登ってきました。
高川山は、大月市と都留市(つる市)の境にあり、標高は976m。
河口湖近辺から比べると富士山との距離が離れてるのでどうかな?と思っていたけれど、
なんのなんの。綺麗な富士山が見えました。
ルートは、道の駅つるを発着として、往路は古宿を経由するシラノサワコースで登り、復路は中谷入コースで下ります。下の地図で言うと、青線を時計回りで周回します。
ちなみに山頂では富士山が見えますが、中谷入コースからは富士山は見えません。シラノサワコースは尾根まで出れば富士山が見えます。なので歩いている途中も富士山を見たければシラノサワコースがおススメ。
高低図はこんな感じ。まるで富士山みたい。宝永山みたいなのもあるし。いいね。
道の駅つるには6時半くらいに到着したんだけど、気温はー2度。トイレに行くのに車から出たんだけど冷え込んでてテンションダウン。
天気予報では8時くらいになると気温が上がってくるようだったのでちょっと時間をつぶしてから8時半にスタートしました。
まぁ8時半でもー2度のままだったけど、太陽が出てきて少しは温かく感じられましたので一歩踏み出せました。
歩き始めはリニア見学センターの横を通っていきます。リニアの実験走行を見学できるようなのですが、2月は見学できる日はなく残念。
そうそう、リニアを通り越して集落を歩いているとき、民家の庭先からひょっこりおばさんが現れて、「昨日ヘリコプターで救助された人がいたよ。
気を付けてね」と教えてくれました。低山でも気を引き締めないといけませんね。
集落を抜けてようやく登山道になるかと思いきや、まだまだ舗装路が続きます。
ときおり梅に出くわし、空を見上げては綺麗だなぁとつぶやきながら進みます。
そうこうしているとようやく登山道になりました。
いそいそとザックを下ろしてトレランポールを取り出し組み立てて準備OK。
このポール、おニューなんですが、そもそも登山歴20年以上でこれまでポールを使ったことはありませんでした。
けれど、長距離のトレランでは強力な助っ人になるとのことらしいので買ってみたんです。
で、今日がポールデビューってわけです。嬉しくてちょっと顔がにやけたのは内緒。ランドセル買ってもらった小学生のよう。笑
ポールの使い方は事前に調べて勉強していたのですが、実際に使うとなると難しいね。普通に歩く時と同じように腕を振るといいらしいのですが、
ポールで地面をつくとどうしても手と足がバラバラになって歩きずらいし、腕が疲れて逆にしんどいくらい。
急な登りでは両手がふさがって邪魔だし、下りはどのタイミングで使うのか不明。ポールを使うのって平坦なところだけか?
でもトレランだと平坦なところは走ることになる。走りながら使うのは至難の業だなぁ。無用の長物なのか?オーマイガー!
長距離を歩いて疲れてきたときに効力を発揮してくれるんだろうか。もう少し使い込んでみるけど。正直、ポールは無くてもいいかもというのがこの日の感想でした。(^_^;)
シラノサワコースの登山道はこんな感じで、ふかふかの落ち葉の中をわっせわっせと登って行きます。新緑の季節も気持ちいいんだろうな。
ふと右手を見るとどこかのピークが見えました。地図上では高川山のようだけど、残りのコースタイムから考えると
近すぎるようでイマイチ断定することができずモヤモヤしておりましたが、結局コースタイムが緩く設定されていたようで、これが高川山でした。
ずっと雑木林の中を歩いてきましたが、ようやく視界が開けてきました。尾根に出そうな匂い。
尾根に出ると樹々の隙間から富士山が見えるようになりました。
葉が落ちた冬だから見えるんだよね。きっと夏なら見えない。そう思うと得した気分になる。
休憩をはさみつつ、尾根伝いに登って行くと視界が開けた場所があり、富士山がはっきりと見えました。いいね。
山頂手前で傾斜がきつくなってきたところで、嫁さんが「今日はトレランの練習はしないの?」と言ってきた。
これって挑発で、私の耳には「傾斜がきついところで走ってこい!」というふうに聞こえました。
やるっきゃない。ダッシュです。
登ったところで待っていては練習になりませんので、下ってきてまたダッシュで登ります。
ゼェゼェハァハァ。富士山が疲れを癒してくれました。ってそんなことはありません。
ラスボス登場。ほぼ垂直の大きな岩。
私はちょっと躊躇しちゃいましたが、嫁さんはさっさと登って行きました。強くなったもんだ。
登山靴なら何でもないんだけど、この日はトレランシューズで靴底が柔らかく鎖に頼ってしまいました。
大きな岩をクリアすると山頂に到着です。イェーイ。
恒例の三角点タッチ。
秀麗富嶽十二景に選ばれているだけあって山頂ではたくさんの登山客が景色を楽しんでいました。
写真では富士山が小さく見えるけど、実際はもっと迫力ありました。その証拠に、石割山から見た富士山とどっちが大きく見える?
と嫁さんに聞いたほど。その石割山って、写真左側の奥にある山で、富士山までの距離は半分ほどのはずなんだけど、
迫力は同じくらいに感じたんです。
ズームアップ。秀麗だわ。
こちらはスタート地点の都留市の方向。リニアの実験線(縦方向の白いのが線路)が見えますね。
バーナーでお湯を沸かしてスープパスタを作り、富士山を見ながらランチタイム。美味しゅうございました。
ゆっくり景色を楽しんだ後、下山開始です。
すぐに狼煙台跡がありました。下の方を覗くと都留市の町並みがみえました。昔は何を伝達していたんだろうね。
中谷入コースで都留市方向へ下っていきます。
下りもトレランの練習です。嫁さんを置き去りにしてダーーっと下ります。
そして無駄に登り返す。
下って無駄に登り返すを何回か繰り返していると、嫁さんも走りながら下ってました。普段走ってないのにやるじゃん。
私は登り返す距離が短くなり助かりました。
涸沢を渡ります。
登山口を過ぎると舗装路になります。
集落まで降りてきました。右手の白い建物がリニアの見学センターです。
スタート地点の道の駅つるに戻ってきました。
1時間30分ほどの休憩込みで、トータル5時間16分。
距離は7.7km。獲得累計標高は552m。
お疲れさんでした。
道の駅でご飯食べて、地元の野菜などを購入。
さらに地元スーパーに2軒立ち寄り、どんなものを売っているのか探索。
最近この探索が遠征時の楽しみの1つになってます。
帰りの中央道は大月から八王子まで安定の渋滞でした。
小仏トンネルを拡幅するそうだけど、いつ頃完成するんだろう。
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