さくら・たわわにたわごと

四季折々、愛しきものたちとの日々と思いを綴ります。

清明・鴻雁北へかえる~紅型のきもの

2022-04-13 | 着物のおけいこ
新暦の、およそ4月9日~13日ごろの今の時期は、
旧暦では清明の次候、
「鴻雁北へかえる(がんきたへかえる)」
です。

鴻雁北へかえる とは、
日が暖かくなり、雁が北へ帰っていくころ。
夏場はシベリアへ、また秋には日本へ渡ってきます。

こちらあたりは、すっかり葉桜です。
入れ替わるように、花水木が可愛い花をつけはじめました。
本当は、水芭蕉と同じく、花と見える部分は
「苞(ほう)」だそうですが、
花と呼ばせてもらっていいですよね^^

先日は着物のおけいこでした。
またまた汗をかきかき、どうにか着て行きました。
おうちからは、紺地に燕模様の半幅帯を結んでお稽古へ。 ↓


  

こちらが、お稽古あと。 
あーくたびれた!の心境です。
先日、四苦八苦して半襟をつけた長襦袢を着ています。 ↓

 

 

帯は、お稽古でがんばったお太鼓。
本当は、前部分にも模様が来るはずなのですが…
でもまあ、着物が柄物なので、無地でかえってすっきり??
ケガの功名、ということに^^;

着物は紅型(びんがた)。
紅型とは、沖縄の代表的な染物のひとつで、
伝統的な染色技法により、多彩な模様染めがあります。
これは母が持っていた着物ではなく、
私がひとめぼれして買いもとめたもの。
以前から、紅型の着物がひとつ欲しいなと思っていました。
着られてうれしいです。

この日は暑くて、先生がたやお仲間のみなさんと

 「もう単衣でいいくらいね~」

などと話していました。
涼しげな生地でも、もう袷が暑いくらいの気候。
この紅型も単衣ではなく袷ですが、
私などはもう、浴衣を着たいくらいです~!

年々、春と秋がゆっくり味わえないうちに
「暑い」「寒い」
ばかりの季節が長くなってゆくようですね。

急な気候の変化に、体調管理もたいへんですが、
なんとかぼちぼち、なじんでいきましょう。。。


 温暖化単衣の時期が長くなる さくら


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清明・玄鳥至る~春の1日

2022-04-07 | 今月のことば
新暦の、およそ4月4日~8日ごろの今の時期は、
旧暦では清明の初候、
「玄鳥至る(つばめきたる)」
です。

清明とは、すべてのものが清らかで生き生きとするころのこと。
若葉が萌え、花が咲き、鳥が歌い舞う、
生命が輝く季節の到来です。

玄鳥至る とは、
海を渡って、つばめが南からやってくるころ。
去年の巣に、戻ってきてくれるでしょうか。


阪急電車で、ひと駅ずつ並んだ町に住む3人で会いました。
私の家は、彼女たちの間の駅にあります。
ふたりは、ずっと以前一緒に働いていた、年長の友人。

大阪寄りのひと駅むこうに住む友人と一緒に、
神戸寄りのひと駅むこうに住む友人の町へ。

10分ほどバスに揺られて降りると、
そこには四季おりおりの風景がみごとな公園がありまして、
桜のお花見の場所としても知られています。
コロナ以前は、たくさんのグループや家族連れが、
お花見や酒盛りを楽しんでいたものでした。

今はディスタンスをとって、ちらほらと…
それでも、今年はだいぶ人出が増えてきたようです。

私たちも、久しぶりの再会でした。
お天気にも恵まれたあたたかい1日、
散りはじめた桜を愛でながら、
一緒に買ったお弁当を3人でいただきました。
よいひとときでした。

 

 

 

 


いいお天気の、のどかで平和な春の日。
こんなうつくしい風景が、どの国にもかならずあることでしょう。
それを、誰が壊したいと思うものでしょうか。

ご近所のお寺さんの、今月のことばです。
並べて書かれていたのは、
「STOP WAR IN UKRAINE」。
 
 


 ゲルニカの再現だれも望まない さくら


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春分・雷乃声を発す~桜満開

2022-04-02 | 旅・自然・動物
新暦の、およそ3月30日~4月3日ごろの今の時期は、
旧暦では春分の末候、
「雷乃声を発す(かみなりのこえをはっす)」
です。

雷乃声を発す とは、
春の訪れを告げる雷が鳴りはじめるころ。
恵みの雨を呼ぶ兆しとして、よろこばれたそうです。

ひとつ前の、春分の次候は
「桜始めて開く(さくらはじめてひらく」
でした。
もう桜も満開になりましたね。

お誘いがあり、昨日はお花見しながら夙川を歩きました。
「笑顔」の言葉の短冊を下げた桜の木を発見。

 

 

花冷えの寒さの中でしたが、楽しいひとときでした。

今日のりんとのお散歩道では、桜の木に登る黒猫さんを目撃。

 


今この時期にしかない、今年の桜。

ウクライナから避難して来られた人たちの目に、
桜はどんなふうに映るのでしょうか。
少しでも慰めとなるものであればよいなあと思います。


 忘れない今年あなたと見た桜 さくら


コメント (2)
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