さくら・たわわにたわごと

四季折々、愛しきものたちとの日々と思いを綴ります。

投句、やっとひとくぎり

2010-09-28 | 川柳に寄せて


この記事 に書いていたように
しめきりのラッシュ!?で、
どれも ぎりぎりに投稿をすませた
川柳の大会いくつか。


今月末日消印有効で しめきりのものを、
本日ようやく 郵送して、
これで ひとくぎり。


これまで ほとんどといっていいくらい、
全国大会規模の川柳大会には 参加したことがなかったし、
どういうものがあるのかも 知らなかった。

それが、ここ半年ぐらいの期間で

  こういうのがあるのかぁ、
  よし 枯れ木もナントカで わたしもやってみよう 

。。。と、

たてつづけに いくつかの大会に投稿。

  (だれでも 参加できるのです)


5月に、豊橋番傘の35周年記念大会 に出かけたことが
大きなきっかけ になったかも知れない。

川柳にたずさわるたくさんのかたとのであいがあり、
よい刺激を受け、
大会の情報も その場でいくつかいただいた。


わたしの もうひとつのブログ

   「川柳の部屋」

では、川柳のみにジャンルをしぼって
句を 書きつづけているのだが、

きょうは この機会に こちらでも

ごく最近の、記念大会ふたつに 投稿した句をざっとご紹介してみよう。



     [第24回 NHK学園全国川柳大会] 投稿句

       各題2句のところ、雑詠のみ 2口応募


  <雑詠>  

          定型に生きて破調の夢をみる


          すこしだけ遊びもあって折れぬ芯


          良妻が三歩うしろで引く手綱


          母の愚痴きょうも平和な午後のお茶


  <課題>

    「あなた」

          そつのない敬語あなたが遠くなる


          すっぴんで逢えるあなたと長い縁


    「満ちる」

          引き潮は満ちるちからをたくわえる


          ささやかなドラマを生きて満ちたりる



      [番傘100巻記念 誌上川柳大会] 投稿句

        雑詠・課題とも 各題1句

   <雑詠>

          ひとりよりさびしいこともあるふたり


   <課題>

     「意外」

          紅薔薇が百合になりたいなどと言う


     「白」

          白い手をよごしたがらぬ罪もある


     「嵐」

          嵐あと夫婦ならんで茶をすする


     「結ぶ」

          きょうこそはくずれぬように結ぶ帯


     「余韻」

          あのひとの残り香ほのかぬくい部屋


     「笑顔」

          修羅くぐり平凡を得た妻の笑み


     「期待」

          距離感が変化しそうな月の夜




未発表の句に限られる…という場合が多く、
投稿するには かなり気をつかうものだと実感した。

また、ヘタはヘタなりに
自分では愛着のある 捨てがたい句もあったりで 
句を選ぶ作業は なかなかむずかしく
時間も かかる。

まだまだ 着眼も 表現も、
深みや ひねりがないけれど、
わたしが めざしていきたいのは

だれにでも わかるやさしい言葉で
だれにでも 詠めそうな句なんだけど
意外とよめない…みたいな句。

うんうん そうだよねと共感・実感してもらえたり、
イメージをひろげてもらえたり、

平凡なあたりまえの情景を詠むなかに
あっという表現が できたら…

と 思っている。

  (あくまで目標ですよ、目標…!)


一生にひとつかふたつでも
そんな句が 詠めたら と 夢みつつ、

息をするように とはいかないけれど

ときに ひらめきで 

ときに ウンウンあたまを悩ませては??

毎日 自然体でいくつかの句をつくっている。


テーマは、ひとのこころと 自然の情景…かなあ。

どちらか、というのでなく わたしのなかでは
これらが 結びついている。


川柳というものじたいが 人間を詠む もので、
だれにとっても そういうテーマになるのだろうが、
わたしには まだ ばくぜんとしていて、

  ”じぶんのテーマ”

が みえていないのかも知れない。


まあ、生きて こころが動くかぎりは
川柳がつくれるはずなので、
ぼちぼちと 歩いていこう。

まだ テーマなどとたいそうに考えて
縛りをかけることもないだろうし…


興味のあるかたは、川柳の部屋にも

どうぞ おこし下さい。

  (ブックマーク欄からも リンクできます)


そして、あなたも つくってみませんか??

勉強できる掲示板 もありますよ 





 
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4 コメント

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ありがと♪ (さくら)
2010-10-13 19:36:17
まあ、きょーちゃん
読んでくれてありがとうね。
感想をいただけるの、とってもうれしいです!

歌も川柳も ちーともうまくなりませんが、
すきだというだけで 続けています~。
よかったら また読んでやって下さい。

きょーちゃんのブログも
欠かさず 読ませてもらっていますよ♪
なかなかコメントできなくてごめんね。
Ryukiくんには まだあったことないのに、
もうおともだちの気分。。。
きょーちゃんの日常が、イキイキと伝わって
楽しみです。

また ランチしようね♪
返信する
川柳って面白い! (きょんみに)
2010-10-12 23:06:38
さくらさんの川柳、初めて拝見しましたよ
というか、川柳というもの自体をあまり知らなかったのだけど、面白いですね~そして、とても感慨深いですね~こんなに思いつくのがすごいなぁと思いました。
全部よかったけれど、私がいちばんすきなのは、
「引き潮は満ちるちからをたくわえる」
何かとっても力が湧いてくるような感じがします。
静かに静かに引いていきながらも、じわじわと大きなエネルギーを蓄えている雰囲気・・・
この短い言葉に、拡がりのある感覚を味わえました
私には川柳は作れそうにないけど、また川柳部屋にお邪魔してみますね
返信する
うたこさんへ (さくら)
2010-09-29 09:30:03
おはようございます。
こんなふうに感想をいただけるのうれしいです。
ありがとうございます♪

読んだひとが自分なりのイメージ、解釈が
自由にできるところも
川柳の楽しさ なんですよね。

わたしは、この句を
一緒にいてもこころが通わずにいるのなら
それは ひとりでいるよりもさびしいふたりだ
…というイメージでつくったのですが、
うたこさんのような感覚も よくわかります。

しあわせな瞬間をあじわっているほど、
世の無常を本能的に感じるひとは さびしくなる。

しあわせな時間のさなかに
厭世観にとらわれてしまうことが、
わたしにもよくありました。

   満たされて失うことがこわくなる

いまは、無常の世だからこそ、
その一瞬一瞬をたいせつにいとおしんで
生きたいなあ…

と思っています。

なかなか実践にいたりませんが。。。
返信する
Unknown (うたこ)
2010-09-28 18:39:16
ひとりよりさびしいこともあるふたり

しみじみ、感じ入りました。
二人でいるのに、何でものさびしいんやろ~
って、感じることありますよね。
何なんでしょう、
不満でもなんでもないし、すごく満たされているのに、なきそうにさびしくなる瞬間があって、心のコントロールに苦しむことが・・・・
ぎゅって抱きしめられて、鼓動が高鳴るのを感じててもなお、なきそうになる・・。
何も言わないで、ただただ、抱きしめていてほしいと願いながら・・・。

むかしむかし、ありました・・とさ。

これは、女だけの感情かな~。
こういう様子のときの女を、男はどう思ってみてるんだろう、わかんない・・なのか、しゃあない・・なのか、かわいい、愛しい・・なのか。
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