さくら・たわわにたわごと

四季折々、愛しきものたちとの日々と思いを綴ります。

立夏・竹笋生ず~GWが明ければ

2023-05-15 | たわごと・できごと
新暦の、およそ5月15日~20日ごろの今の時期は
旧暦では立夏の末候、
「竹笋生ず(たけのこしょうず)」
です。

ひとつとばしてしまったのは
立夏の次候、
「蚯蚓出ずる(みみずいずる)」
…みみずが土の中から出てくるころ
でした。

竹笋生ず とは、
たけのこが、ひょっこり出てくるころ。
伸びすぎないうちにとれたてを…
もう味わいましたか?
花の開花と同様に、たけのこも今年はやはり早いようですね。
私もすでに、お福分けをいただいて
天ぷらや筍ごはん、若竹煮で少しずつですが、しっかり味わいました^^

さてGWが明けてみれば、
仕事の忙しい毎日が続いています。
忙しさの内容は、その日その日日変わりですが。。。

最近気になるのは、
入院が必要最低限の短期間なのはいいとしても、

 「えっ、この状態で病院から自宅に帰す??」

と思わせるようなケースが増えていること。

以前なら、
術後の抜糸やある程度のリハビリができてから退院となったものですが、
今では、手術(治療)さえ終われば、
抜糸もリハビリも退院してからどうぞ、です。

放射線療法や抗がん剤治療も、基本的に通院が普通のことになりました。
それはもちろん、よい面もありますが。。。

自宅で過ごすには、まだ体力や日常生活動作の回復が不十分であるとか、
血糖や血圧のコントロールが不十分で、
毎日のように外来に通院してもらう必要があったりだとか、
入院中にしておいてほしい薬剤の調整や服薬指導がきちんとなされていないとか。。。

帰宅されてからの日常生活の手助けや、服薬の見守り・管理をしてもらえる
家族さんがおられれば、まだいいのですが、
それも望めない独居の高齢者のかたが多い現在、
帰宅後の生活にたちまち困ってしまうことが増えています。

介護保険や医療保険からの手助け…
訪問看護や薬剤の配達・服薬指導、ヘルパーさんの訪問などがあっても、
それだけではその人の24時間の安全が守れない
(というか、危険が目にみえている)
現実があり、いまだに、
自宅には専業主婦と同じ意味合いを持つ、
ずっと在宅して介護の担い手となれる「誰か」
の存在があることが前提となっている社会から進歩していないのだなあと
痛感させられます。

例えば一時的な下痢や食欲低下など、
通常なら通院・自宅療養で回復できるであろう急性疾患や症状も、
独居で介護の手がないために
(または、家族はいても別居で、一定期間ずっと泊り込める状況にはないなど)
食事や排泄も自力ではままならず、
回復どころか衰弱死のおそれがあるというのに、
入院して治療するべき疾患名がないために、
「療養目的」
では入院を受け容れてもらいにくいということがあります。
点滴や食事、排泄の介助が必要なくらいでは、
最近なかなか入院させてもらえません。

肺炎もない、尿路感染もない。血液のデータもわるくない。
早く治りそうだね、よかったねと喜びたいところが、
自宅で安全に療養できそうにないため入院が望ましい、
となったとき、

肺炎やら炎症の値が高いなどの所見があれば、
それを理由に入院依頼がスムーズにいくのに、
病院相手に知恵を働かせないと、なかなか入院させてもらえない
というのが、最近の現実です。
そして、ちょっとよくなればすぐ帰される。。。
あともうすこし、じゅうぶんな体力回復をはかってから帰してほしかった。。。
という、不安定な状態で。

高齢者は、これから先も増えるいっぽう、
国は医療費をどうにかして削減したい。
必要な医療や看護・介護を誠実におこないたいと思うほど、
このさき、ますます憂える状況がやってきそうです。


 

GW後半の週末、りんのお薬をもらいに行った動物病院そばにあるブラシノキ。
今年も元気に赤い花をつけていました。
本当に、花の姿はビンを洗うブラシそっくりですね^^

先週火曜に帰る予定だった夫の出張は、延びて、また延びて。。。
ようやく金曜日ぶじに帰宅しました。やれやれです。


  みえていたはずの少子化高齢化 さくら


コメント (2)
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