さくら・たわわにたわごと

四季折々、愛しきものたちとの日々と思いを綴ります。

寒露・蟋蟀戸に在り~まだ単衣

2022-10-18 | 着物のおけいこ
新暦の、およそ10月18日~22日ごろの今の時期は、
旧暦で寒露の末候、
「蟋蟀戸に在り(きりぎりすとにあり)」
です。

蟋蟀戸に在り とは、
きりぎりすが、戸口で鳴くころのこと。
昔は、コオロギのことをきりぎりすと呼んでいたそうで、
この蟋蟀というのは、コオロギや鳴く虫の総称だとか。

朝晩はすっかりひんやり、
朝方に毛布をかぶり直したりしますが、
ここ数日、日中は半袖でもじゅうぶん、という暑さでした。

10月も半ば、次回のお稽古からは、そろそろ袷かな。。。
と思っていたところ、当日になると、
朝の涼しさから一転、気温はぐんぐん上がりだし、
とても袷なんぞ着られない、なんのガマン大会やの;
という暑さ。

で、結局まだ単衣を着ることに。
お稽古に来られたみなさんも、そのようでした。
単衣でも、下には肌襦袢や長襦袢の重ね着ですからね。
重ね着って! この暑さで、という感じです。
肌襦袢は汗を吸ってくれるものなので、必須だと思いますが。

今回の帯結びは、つの出し(銀座結び)。
少し前に習いましたが、??マークが飛び交ったまま終わってしまい、
そのまま記憶の彼方でした^^;
早くマスターしたい帯結びなのですが。

 

母の十日町紬と。
この着物には、ほかにもっと合う帯が手持ちの中にもありそうなのですが、
11月に予定しているおでかけでは、
この帯でつの出しができたらいいなと思っているので
練習のためにこれで。
よもぎ染めの紬らしいです。

うまいぐあいにツノが出るか、
たれの長さは適当か、
最後までどうなるか、よくわからないまま
なんとか仕上げました。

毎回、出たとこ勝負みたいになるのが安定性に欠けますが、
回を重ねないとしょうがないですね。
何でも、すぐにはうまくいきません。
まして、不器用な私のことですから;;

 

最初は、たれが長すぎ?
お尻にぺったりひっついて、なんだかヘンですね;


 

次は、ちょっと調整して、まあまあまとまりました^^
やれやれ!

この日は、地域の秋祭りで、御神輿も出ていました。
秋晴れのいいお天気でよかったです。
暑かったけど;;

 

おまけ♪
帯留めに、元はブローチのきつねさんを。
最初は、やはり元ブローチの足長鹿さんをおともにしようとしたのですが、
落として足を骨折させてしまい;;
ただいま治療中。
秋のうちには、連れ出したいと思います^^


 帯のツノ出して頭のツノ隠す さくら


コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする