さくら・たわわにたわごと

四季折々、愛しきものたちとの日々と思いを綴ります。

立冬・金盞香し

2020-11-20 | 今月のことば
季節はもう、立冬も末候で
「金盞香し(きんせんこうばし)」。

日中はあたたかい日が続いていますが
これから先、急に気温が下がっていくようですね。

立冬とは、冬の気配が山にも里にも感じられてくるころのこと。
金盞香しとは、
水仙の花が咲き、かぐわしい香りが漂うころで、
金盞とは金色の杯を意味し、黄色い冠をいただく水仙の別名だそう。
ひと月に1回書けるかどうかのペースで続けているこのブログですが、
なぜか昨年も、一昨年もこの同じ候に、記事を書いていました。

昨年の今ごろは、14歳になる頃のりんが膵炎を2度くり返したり、
腎機能の低下も進んできて、
今のように1日おきの点滴を自宅でスタートさせたりしたころでした。

そして、秋冬のさむい季節を苦手としていた母のことを
毎年心配していたのも今ごろです。
もう、ほとけさまになった父母のことを、
はらはら心配することはなくなりました。
痛みも、苦しみも、心配ごとも、
生きているもの ならではの事々なのですね。

今のわたしの気がかりといえば、
りんの体調のことくらい…
このごろは穏やかな気持ちで、
仲良く並んだ父母の写真に毎日語りかけています。

また感染がひろがってきたコロナの不安は
これからも続きそうですが、
今できることをしながら暮らしていくしかありませんね。
ストレスや疲れをためないようにバランスをとりつつ。

ご近所のお寺さんの、今月のことばです。

 

おおむね心おだやかに毎日を過ごしている今、
「息をのむような瞬間」
感動や刺激には、このところごぶさたかな。。。

趣味の習いごとやコンサートなどのイベントも
今はなかなか、ままならずですが
淡々と過ぎるような毎日の暮らしの中に、
楽しみやおもしろさ、新しい発見のよろこびを見つけていきたいと思います。
おなじくり返しに感じられるような日々も、
おなじ日は1日としてないですものね。


 





コメント (2)
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