思うに、お酒をおいしくのむには…
気のきいたおつまみのほかに、
楽しく語り合え、時には(しばしば?)
酔うのをゆるしてくれる相手が要る。
しかもそれは、ダレでもOKというわけではない。
やっぱりなんというか、自分にとっての
「そういう相手」
というのが存在するのだ。
私さくらはお酒が大スキだが、
そして時にはひとりでもその味を、その時間を楽しむが、
やはり基本的には、気の合う相手とのむほうが楽しい。
断然楽しい。
ところが、私にとってのそういう相手は、
今日言ってすぐには会えない人がほとんど。
物理的距離の問題だったり、
双方の都合や状況の問題だったり。
だから、
今日、今宵ぜひとも一緒にのんでほしい!
語り合いたい! きいてほしい!…
と切実に感じるような日は、ちょっとつらい。
でも、だからといって、まにあわせのように
他のだれかにその役を求めるつもりもないので、
なんとかさびしさをやり過ごす。
たがいに生きていればまた会えるから。
ともにのみ語り合えるから。
誰に対しても心をオープンにしているつもりの私だけれど、
誰に対してもみせられるわけではない心の深淵もまたある。
どちらも本当。
かくして今日は、ひとりでビールなぞのんでいる。