goo blog サービス終了のお知らせ 

Rosa Guitarra

ギタリスト榊原長紀のブログです

2013/8/22//八丈島 2日目

2013-08-23 | 参加ユニット『Duo LIBRA』



八丈島二日目

朝になってから何度も目が覚めたが
遮光カーテン越のうっすらした光の中で何度も二度寝しながら
結局昼過ぎまで眠った


今日も良い天気なようで 外はこんな感じ



宿泊してるホテルは完璧にリゾート仕様
平屋のコテージ
芝生の中庭

貧乏ツアーに慣れてるので
いいのかなぁ…と
罪悪感すら感じる程の素敵な環境


こういう贅沢な環境を
どう使うかで性格が出る

マネージャー中村氏は
朝から既に3時間も汗だくで散歩してるようで
メンバー宛に一括メールが入っていた

「人生こうはなりたくないものですね」
とのジョーク付きの写メ



それに応え
不思議ちゃんキャラのサックス上原女子は
ビーサンを買って海辺へ行ったとの一括返信


中村氏以外の男性陣は返信無し

大路さんはわからないけど
和泉さんは僕と同じで確実にギリギリまで寝てるだろう

それが最高の贅沢なのか
それとも人生時間の無駄遣いか
どっちでしょうか

Duo LIBRAを営むに
二人とも完全なるインドア派
という、価値観が近いことは
ある意味、便宜が良いことなのかもしれないが
少なくとも妻や恋人からは喜ばれない男の標本かな…と
自虐感を楽しみながら起き出し
大きめの湯船にお湯を張った


ザブンと浸かり
夕べ見た美しい夜空を想い出した


東京で見たことない空だった


スモッグが無い夜空に
満月の明かりは煌々と雲を照らし
隆々とした呈の夏雲は
夜なのにクッキリとその陰影を見せていた

ホテルチェックインの時ほんの1分ほど眺めただけだが
夕べの夜空を僕は多分
ずっと忘れないだろう

この焼き付いた美しい風景を
いつか何処かで音にしたい


演奏陣一行
14時出立








目の前が海だったんだ…










八丈島

海は紺碧
空は真っ青

排気ガス無し


会場までの道は
低い建物しか無いのと椰子の街路樹が
今日もまた南国情緒を煽る


朝から3時間歩いた中村氏は一段と日焼けしていた






会場に到着すると
吹奏楽団がリハーサル中



出して頂いた島のパッションフルーツ







見た目は種が魚の卵みたいだけど
酸味が強いがとても美味
病み付きになりそうな味でした


中村氏
立て続けに6個喰らう

人のことをとやかく言えない
僕も4個ほど









小一時間経って吹奏楽との合同リハーサル開始

沢山の管楽器に混じりながら
指揮者を仰ぎ見ながらの演奏は初体験

指揮者が目の前の高い位置に居てくれると
何となく安心するもんだなぁ…と


しかしまぁ
管楽器隊の中では
ギターはやはり掻き消されほとんど聞こえないが
今日は子供たちに混じり参加することに意味があると納得出来る




吹奏楽だけの曲のリハーサルで
「吹く時にセクションで立ち上がりませんか?」と大路さんが意見を出す








立ち上がった子供たちの表情には
はにかみが浮かんだり緊張の固さが現れたりした

それこそが普段の自分の殻を破る良いことだと
指示した大路さんは当然わかっているはず



指示された子供はそこまで今の自分を客観視出来ない



今はわからずとも良いのだ
と思う


表現する楽しさが何か1つでも見つかると
その子の内部は急に変わるんでしょうね
サナギから孵るみたいな…

そのきっかけを
こんな機会に見つけられたら良いな
なんて

いや…

立って緊張した記憶だけが残ったのでも良いのかもしれない

その感覚の中には
未来に芽を出す種が
ちゃんと仕込まれているどんな子供の中にも

…なんて
美しげなことを考えていた







リハ終わって
お弁当タイム




僕は黙って携帯で後記をメモ

その時の皆さんの会話から知ったことには
八丈島は東京都だったんですね

車は皆、品川ナンバーで
驚くべきことに楽屋の内線には都庁直通ダイヤルがあった


お腹いっぱいになって
本番前に
「あとは眠くなるだけだね」
とお決まりのジョークで
あとは皆さん三々五々、控え室から散ってゆく


部屋には黙った和泉さんと僕の
リブラ2人だけ

吹奏楽の個人練習の音が長閑に聞こえて来る

本番まであと40分


今回
管楽器のお二人と合流してよくわかったが
僕も和泉さんも他者と喋るのが結構苦手なんだ

多分…
内側にいろんなものが渦巻き過ぎて
言葉にならなくなってしまうのだろう


管楽器のお二人が楽屋に居られる時は
中村氏もはしゃぎよく喋る
和泉さんは少し参加し
人見知りの僕はほぼ黙っている

管楽器のお二人が楽屋から出て行かれると
僕と和泉さんは何も話さない
中村氏も黙って
楽屋は無音になる


この浮遊感のある空気が好きだ


本番30分前



本当に眠くなってきた…



目を瞑る…



ホルンかチューバが
鯨の鳴き声のように平和的に聞こえている



1ベルにビクッとして目覚め
体を起こすべく本番に備える

時間が来て
本番前にステージ袖に行くと
吹奏楽の女の子たちが沢山居た


緊張てしないですか?
とか
昨日の演奏聴きました
とか話しかけてくれた


弾けないくらい緊張してるから
誰か僕の代わりにギター弾いて来て
なんて
冗談言いながらリラックスしてステージ上へ


今日は大所帯の吹奏楽との合同演奏があるため
モニターは転がし無しのサイドのみ

だからとにかく演奏に集中した
そして攻めた


昨日より一段階二段階
自分のマインドが開いてゆくのを感じた



八丈島の子供たちとは
直接はほとんど話す機会が無かったけど
昨日リハーサルホールで聴いた時より
今日この会場での彼らのリハ演奏には
熱いものが増しているのを感じた


先生の情熱と
子供らがそれに応えようとしていることを感じて
僕の内部ではじわじわ感動が始まっていた


そんな状態でステージに上がったのだった



マインドが開いていることが
音楽をする上で一番
力を与えてくれる


今、僕のマインドを普段より開かせてくれているのは
先生と子供たちの呼応のエネルギーなのだ


リブラと
そして大路さん上原さんの加わった我々の演奏は
昨日より更に2割増しくらいに充実を感じられた

僕らの枠の後は一気に転換し
吹奏楽団全員と僕らの合同演奏になる


転換時に
和泉さんと大路さんが
生徒さんからインタビューされた



袖から見ていると
作曲者としての和泉さんはシャイな感じで受け答えていた


大路さんは
普段は冗談みたいなことしか言わないのに
やけに真面目な表情で話しておられた



主宰者である小泉先生がステージ袖から眺め
「いつもの大路さんの雰囲気と違うなぁ」と怪訝な様子

袖からだと音声がモゴモゴして
何を話してるか内容が聞き取れなかったが
後から聞いたとこによると
「演奏は間違えても構わない
合奏する皆で助け合って作って行く
という気持ちが大切」

語っておられたようだ


子供たちに向かって
照れず茶化さず直球を投げたのだ

思った

この先輩を
僕は完全に信頼した...



転換が整い
吹奏楽団だけで1曲








吹奏楽団の演奏に
和泉さんが心をリンクして
その背中から美しい気が立ち上っていたので
コッソリ写真に撮った





そして大路さん上原さんが加わり
音楽の女性の先生が指揮を取りシングシングシング







そして本編最後に
和泉さんと僕が加わり宝島をやった




主宰の小泉先生は
和泉さんのファンなのだ

技術科の教師である小泉先生は
八丈島に赴任して2年目に今回のジャズフェスティバルを開催し
大好きな和泉さんを呼んだのだ

そして和泉さんの音楽を子供たちと共有しようと頑張った


小泉先生が指揮台に立ち宝島が始まった

リハーサルより明らかに音が厚みを増していた

皆がやる気で奏でていることを感じながら僕も奏でた


斜め後ろの和泉さんを振り返って見たら
指揮台の小泉先生と目を合わせて笑いあっていた
僕は一気に涙腺が緩み
その後
和泉さんのピアノソロに突入した時には
ヤバイくらいに込み上げるものがあった


演奏が終わり
立ち上がり客席に向いた時に
ステージ上の自分たちにとても誇りを感じられた

僕のここまでの人生で
あまり体験したことのない感動だった


客席からアンコールを頂き
オーメンズ オブ ラブを演奏


無意識のうちに手は勝手に動き
熱くなって必死に弾いている自分がいた


音楽の持つ大きな力を感じていた


そして
音楽の持つ大きな力は
人間の一途な想いから生まれることを学んでいた


今回の八丈島
本当に本当に良い体験をさせていただいたと思う




記念撮影
左から
和泉さん
上原さん
小泉先生
大路さん




打ち上げ
というか
親睦会を模様して頂き
島のライヴハウスへ






あっ
島焼酎っ!



と思いきや



僕これ全部、御相伴にあずかっちゃうもんね
(by 宏隆)



店のステージには大太鼓

お店のマスターが
島太鼓のパフォーマンスを観せてくれた



生で観る大太鼓は迫力

島の男の逞しさに圧倒された



続いて女太鼓



これはまた柔らかくて赴きがある



「誰かやりませんか?」
というマスターの呼び掛けに
サックスプレイヤーだけでなく
ドラマーでもあるという大路さんが指名されステージへ

よっしゃ
いっちょうやったるで





ドドン
ドロドロドン



そりゃ
カカカカカカカカカッッ!!!!!!




え~い
ままよ
こうなりゃ連打じゃ!
ドドドドドドドドドドドドドドドッッ…………



大路さん
最後は大きな雄叫びを上げて終了



ショーの最後はマスターの
力強くも憂いを含んだ島唄と太鼓で〆









主宰
小泉先生到着
挨拶




和泉さんと小泉先生は
アーティストとファンから関係が始まり
先生の情熱が垣根を取り去り
今はマブダチであることを知った


小泉先生から指名されて和泉さんのご挨拶



「え~
小泉先生とは
思い返せば
江南ジャズフェスティバルというので知り合いましてから
もうずいぶん長いお付き合い

小泉先生
結婚なされたと思いきや新婚早々
八丈島に単身赴任と聞き
教育委員会も酷なことをするものと同情の念を寄せておりました

しかし不屈の小泉先生から
必ず和泉さんを八丈島に呼びますからと言われて
赴任からたった2年目でこんなイベントを興され
もう本当に頭の下がるところでございますです
本当にありがとうごじゃりました」

ペコリ



ペコリ



こんな姿を見ると和泉さんも純な人だなぁ
なんて思う



ということで
全体で乾杯~










え~と
誰だかよくわからないのですが
島の方言で仕切るパワフルなおば様

「島の女は目配り気配り無ければ嫁の貰い手無いでおじゃる
めんそ~れ 」
みたいな感じでいきなりパワフルな登場

方言で喋るので半分以上解らないんだけど
多分
小泉先生と同じ学校の先生なんだと思う...
(違うかなぁ…)




島の子供たちは
どうせ島から出られないから
と諦めてしまう
と先生や島の方たちは言う


島の方たちと話しながら
昔からの島の文化を守りながら
新しい文化の風を入れて行きたい
と本気で思っていることを知った


八丈島は東京都だけど
緯度は長崎と同じ

東京都と言いながら
ここはもう南海の孤島と言っても過言でない

その地で
次の世代を育てようとする実に人間臭く
また味わい深い活動が沸々と展開されていたことを知った




東京都の職員である小泉先生は
いつかまた島を離れる辞令が来るだろう


だけど
小泉先生が特攻隊長のように切り込んで興した
今回の八丈島ジャズフェス第1回目が呼び水となり
後継者に引き継がれながら
来年も再来月もずっと続いてくことを心から願っている


リブラ レコ発ツアーで
全国を周ることになり
その土地土地で皆が真剣に人生を営んでいることを
痛烈に肌で感じさせていただいてる

かけがえ無い体験をさせて頂いてる


この感謝を
必ず
世の中にお返ししたいと思う



さっきからずっと頭の中で
小椋桂の愛燦燦の歌詞がループしてる



♪人はか弱い
か弱いものですね
でも人生って嬉しいものですね♪


信じる力を
この八丈島で貰いました

ありがとう
八丈島









コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2013/8/21//八丈島

2013-08-22 | 参加ユニット『Duo LIBRA』



今日から2泊3日
Duo LIBRAで八丈島

学校の吹奏楽の生徒さんたちとのコラボ的なお仕事です


大音量の吹奏楽と弱音楽器であるアコギは
普段ではまず接点は無いので
リブラを始めた当初は全く知らなかったのですが

和泉さんの代表曲「宝島」とか「オーメンズオブラブ」とかは
吹奏楽で取り上げられる定番曲なのだそうで
今回のような吹奏楽部と作曲者との共演的なオファーがたまにあるみたい


なので今回は
宮本大路さんと
もうお一方女性の上原さんという
お二人の管楽器奏者さんも同行する変則的な形です


宮本大路さんといえば
和泉さんがよく呼ばれる「ちょい悪オヤジ」
で構成されるピンクボンゴのリーダーさんです



初めてお会いするのに
ドキドキしまする



ちょい悪かなぁ...

もしかして
激悪だったりして…



いやいや
ちょい悪と名乗る場合
きっと
凄く良い人なのだと思います

ちょい悪
じゃなく
良い悪おやじであってほしい...








今回はいろいろ
現場に入ってみないとわからないことが多いらしい


演奏する手前に少しでも複雑なことを把握するのが苦手なので
マネージャー氏にくっついて八丈島に行き
弾くタイミングになったら弾き
あとは子供たちの無邪気と
島の自然に触れることを楽しみしてよう

心中で無責任を決め込む


せっかくの八丈島
カラッと晴れて欲しいところだが
天気予報は晴れたり曇ったりらしい






10時半
マネージャー氏と合流

「明日はそれほどでもないと思いますが今日はそうとうバタバタです」
とマネージャー氏


高速道路で羽田へ






集合時間より30分前に羽田に着いたが
駐車場が渋滞で3時間待ちとの情報



とりあえず第2ターミナルで荷物降ろし
マネージャー氏は羽田から何駅か離れた駅周辺の
コインパーキングまで車を停めに行った


最悪フライト時間に間に合わない場合を考慮に入れ
マネージャー氏の荷物も預かって
二人分の荷物をヨタヨタ運び搭乗手続き
そして荷物預け



和泉さんとは無事合流



搭乗口辺りで大路さん上原さんと合流
初めましてのご挨拶
(やっぱり良い人でした^^)

マネージャー氏もギリギリ間に合って
結局全員揃って無事搭乗



機内に乗り込んで
大路さん
「皆、強運だね」と








羽田を飛び立って
ウトウト30分ちょっとしたかと思ったら
13時過ぎに
あっという間に八丈島に着陸










天気はカンカンの晴れ

椰子の木が南国情緒をくすぐる





主宰の先生が迎えに来てくださりマイクロバスで 八丈島高校へ














ようこその紙を持って出迎えてくれた生徒さんたち
可愛い




昔から和泉さんファンで
元々東京勤務だった主宰の先生が八丈島勤務になり
アート活動やイベントの少ない島の子供たちに

今回こういった企画を興してくださった


島の高校 中学 OB 先生達からなる吹奏楽隊と御対面で
初めましてのご挨拶

シャイな感じで可愛らしい




お弁当を頂いた





島ずし
白身魚を漬けるのが八丈島風だとか


吹奏楽隊との割り振りなど打ち合わせがザクザク進む



今日はリブラと管2本でコンサート



吹奏楽隊とは明日のコンサートで合同演奏する







15時から学校内のホール教室で
明日のための吹奏楽隊と我々の合同リハがあるようだが
リハホールにはPAが無いので
ギター生音は聴こえないので僕だけは見学

リハーサルに参加しないと
「あのギターのおじさんは何しに来たのだろう」
と思われるかも
そしたら恥ずかしいから先生から生徒さんに
その旨説明してくださいね
とお願い

明日改めて
PAの入ってる会場でリハに参加することに
(結構、体裁を気にする器の小さい男^^;)




15時から
先ほど挨拶をしたホール教室でリハーサル開始




女性の音楽の先生が指揮
左手に和泉さん





左手に上原さん
右手に大路さん





大路さんがアドバイスしながらシングシングシングを練習

初めて聴かせていただいたのですが
大路さんのプレイはホントに素晴らしかった
マジに




次に宝島

もらった譜面のサイズ変更だけメモった

そしてオーメンズ






合同リハはタイトな進みで終了

16時過ぎに八丈島高校を後に
今夜の会場へ移動








島の広さはどれくらいなんだろう

空港から高校までも近かったし
高校から会場も、もっと近かった


八丈島役場の建物内にある綺麗な2フロアーの中ホール





今夜はチケット売り切れで二階席まで満席
250人だか300人だかの満員御礼状態となりました

リハの時にピアノの向こうから顔を出した和泉さんが
「Duo LIBRAで
こんなに大勢の前でやったことないからねぇ^^;」と言う

「そうですねぇ^^;」と僕



リブラのサウンドチェックとリハーサルを終えて
大路さん上原さんとやる曲の振り分けをバタバタ決めてゆく


柔らかいサウンドのリブラが管楽器と合奏するのは初めて

リハの最初は少し噛み合わなかったが
百戦錬磨のお二人
すぐにサウンドするようになってきて

客入れギリギリまでかかったが
なんとかリハ完了


楽屋で打ち合わせする管楽器チーム





お弁当タイム




大路さんのトレードマークという白いバリトン

白というよりパール色で非常に美しい





。。。


本番は
客席からが声が掛かったり
結構良い雰囲気で進んだと思います

初めての管楽器とのコラボでした

管楽器は音が大きいので
僕は自分のアコギが掻き消されてしまう懸念から
ずっと敬遠して来たようなとこがあるのですが
上手な奏者さんとなら、ちゃんとサウンドするんですね


アンコールで宝島の独奏する和泉さん



僕はこのアンコール枠に
独奏の宝島が来るのが好き
ちょっと涙腺をくすぐられるのです





今回のコンサートは「八丈島JAZZフェスティバル」と名打たれてありました
第1回だそうで
「JAZZフェスの卵だね。これがずっと続いて成長してくといいね」
と和泉さん


八丈島にもっとイベントやアートを
という主催者の先生の気持ちがとても伝わって来て
心が温まりました







即売会も結構賑わいました





和泉さんから噂には聞いてましたが
大路さんの
「思い出は金で買える!」というCDの売り口上が笑えた


タイトな行程だったけど
とても良かった気がします

明日は子供達とのコラボ
楽しみです










あ...

今回
ホテルが贅沢です^^

先生
ありがとうございます




コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2013/8/11//柏 Wuu

2013-08-12 | 参加ユニット『Duo LIBRA』


アスファルトにはクッキリ影が

良く晴れている
のに
やはり今日も空は薄グレー

そろそろ台風にスモッグを吹き飛ばしてもらい
夏らしい青空と真っ白な入道雲のコントラストが見たくなってきた



暑くて働かない頭の中で
何故かピンキーとキラーズの恋の季節が鳴っている

しかも小学生の頃流行ったくだらない替歌である

ツアー31本目にしては...
意外に煮詰まらずリラックスしてるようだ




途中コンビニに寄りそのまま路肩に停めて軽く食事をしていると
サングラスをした男性が
あがぁ~
と口を開いたまま歩道を通り過ぎた

相当暑いのだろう
気の毒に思いながら何故かちょっとウケる





14時半
中村氏と合流
和泉邸に向かう



空が暗くなり小雨がパラつき始め
遠くから小さく雷鳴が聞こえる



強い日差しが雨雲に遮られると
直射日光にずっと身構えていた身体から力が抜けて
軽い眠気に襲われる




ボンヤリする頭の感覚から
子供の頃の真夏日の昼寝の記憶を呼び起こされる



扇風機の微風と
木綿の肌掛けのサラサラした感触…

それらと共に蘇る微弱な痛み



悲しみという名の湧水は
膠着した愚かさと
それを決して忘れられない健気さとの隙間から
ずっと永遠に湧いて来る




雨足は強まり
雷鳴も大きくなる頃和泉邸に到着







お借りした和泉邸のトイレの窓から覗く雨に濡れた蔦の葉を眺めながら
ス~ッと気持ちが楽になってゆく…


それは
ついさっき夕立に古い記憶を呼び起こされ
日常では見付けることの出来ない痛みの出所を確認したから


人生に忍び寄る惰性も
日々の体調の良し悪しも
痛みの源泉を確認することで
僕は全てを払拭出来るようだ


生きる力を得るために
世の中のノイズを掻き分け掻き分け
痛みの源泉を見付けようとする

その佇まいが
他人からは
浮世離れしてるように見えたりもするようだが…







16時過ぎ
考えに耽っているうちに都心部を脱出

いつの間にか雨も上がっていた






16時半
会場まであと15キロ
少しグッタリしている理由は
昼の強い日差しを浴びたからか
車中でインナートリップをしたからか

どちらにせよ
そろそろ本番に向けて体力を温存することにした





。。。




短い時間だがうつらうつら仮眠したようだ
17時手前に会場到着
Wuuさんは2回目の出演です





マスターが本当に穏やかなお人柄

サウンドチェックで音を出し始めた時
「空間が涼しい」と感じた

きっと心を波立たせるノイズが無い空間だったんでしょう

ひとえに穏やかな気を放つマスターのおかげだと
心中感謝した



ピアノのマイクを微調整しながら
夕べ寝ずに考えた
というくだらないギャグを放つ和泉さん

ウケる中村氏



開場までの少しの時間
ピアノに触れて過ごす和泉さんを残し
1フロア上の控え室へ



今日も落ち着いて演奏出来そう…





。。。



一部終わって



今日はやっぱり
とても落ち着いて演奏しています


何故でしょうか…

不思議



ここに来るまでの車中
インナートリップして
痛みの源泉を確認出来たからでしょうか

もっと違う原因があるのかな…


自分たちの演奏から安らぎを感じられてます





。。。




二部も同じく

ツアーで今日まで演奏回数を重ねたことが
惰性ではなく良い方に影響してるように思えました



当たり前ですが
演奏っていうのは毎回毎回一ミリも気を許せない



足を運んでくださったお客様
ありがとうございました

ご夫婦でわざわざ浜松から来てくださったお客様も居て
遠いところから本当にありがとうございました
嬉しかったです

そしてWuuさん
ありがとうございました






帰りの車中
演奏のことなど
真面目なことをツラツラ考えておりますと
後部席から和泉さんの元気な声が割って入る




「今日の駄洒落は~本当は
一曲目が終わったところで
いきなりマイクを掴んで立ち上がり~っ
微妙な「間」を持たせた後に
『ここは何処かしわ?(柏)
ハッ!(゜ロ゜;
ここはっ!
柏のっ!

チャッチャン
チャカチャカチャン チャカチャカチャン ウ~ッ(Wuu)さんだったっっっ!』
(注:もうお判りとは思いますが、マンボNo.5を使用したギャグであります)
というとこまでで1セットだったんですよ~
でもなかなか勇気がなくて
出来なかったんだよ~」


「わかりました
では完成形をブログに載せときます…」
と僕




松戸の辺りでチェーンのラーメン屋に入った





そこで中村氏が昨日
完全なる濡れ衣で万引き犯にされたエピソードを話し出した


汚名を着せられ相当憤慨した様子に
和泉さんは中村さんの肩を持つように
よく話を聞いてあげていた
なかなかの人情家だと思った

僕はただ黙って聞いていました



その後
車は再出発
その車中


京急の北品川駅は品川駅の南に位置するのに
何故、北品川なのか
という中村氏の講釈を聞きました


品川駅と田町駅の間に
山手線最後の駅が作られる
という和泉さんの話も聞きました


途中
夜空に浮かぶスカイツリーを携帯で撮ったけど
上手く写らなかったり


そんな感じで和泉邸に向かってあと9キロ







今日の演奏で
落ち着いて安らぎを表せたことで
僕はとても満たされています



そんな心境で思うこと



万引きに間違えられた中村氏も気の毒に感じるし
謝罪で土下座させられた間違ったガードマンも気の毒に感じる

いざこざはただただ悲しい



自分の心が
本当に求めているものをよく探し出して
それに向かって少しでも進めたら
許す力が強くなる気がする


許す力が増すというよりは
争う必要が無くなってゆくように感じる



昨日は
人間は単純なものではないと思ったが
今日は単純に
皆が仲良く生きてゆければいいのに
などと思う



そんなことを考えるともなく考えながら
演奏をメインイベントに据えた今日という1日も
まずまずの出来だったように思える




あとはもうボンヤリしながら頭も休めよう



コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2013/8/8//大塚GRECO

2013-08-09 | 参加ユニット『Duo LIBRA』


8月8日
今日は大塚GRECOさん



数日前の横浜HeyJoeさんからレコ発ツアー最終ブロックに入ってます
あと7本番


14時半
マネージャー氏と合流
車で大塚に向かってます
今日は和泉さんは会場直入り

ビルの建ち並ぶ街中を走ってるけど
どこからともなく蝉の声が聞こえてます




嗅覚は古い記憶を呼び起こす力が強いけど
「真夏の強い日差し」
というのも記憶を遡らせる力がありますね


蝉の声と強い日差しの中で
子供の頃の夏休みの
言葉にならないような古い感覚が甦ってくる

このままノスタルジーに浸ったまま
すぐ本番1曲目を弾き始めたい
なんて思う



晴れているのにグレーな東京の空の色
麻布辺りからチラリと見えた東京タワーも薄っすら霞んでました


一年のうちほんの数回
台風一過の次の日だけ東京も青い空になります

それは子供の頃見た空の色を思い出させるから
そんな日も古い記憶の中に連れ込まれる


古い体験の中に
いったい何があったのかわからないけど
言葉にもならない古い記憶に浸る時間は
切なさを伴いながら心地好さがある

自分が奏でる音色からもそれがスイッチとなって過去の記憶に入ってゆく
それらの時間に僕は癒されている…


車中ツラツラと考えるともなく考えていると
ボソリと隣から中村氏の声

「この先○○をレパに入れるつもりなんでしたっけ?」

「一応そのつもりですよ…まだ着手出来てないけど…」
と僕

「うん…」
と中村氏が一言答えたまま会話は途絶え
また蝉の声が聞こえてくる
車は薬師寺の辺りから牛込を抜けてトロトロ進む





ナビの右折指示を見落とし
「今のとこ右折だったか…」
と中村氏の小さな呟き


車は江戸川橋KINGレコードの前を通過



昔サポートさせてもらったアーティストさんがKING所属だった
そこの初代プロデューサーさんの人間が好きだったのを思い出した

その人は最初から制作の人間ではなく
最初は自分がアーティストでデビューしていた人だったので
彼が大切にしながら育てようとしているものが
僕は理屈でなく、よく理解出来たのだ

因みに彼はアコギも愛していた
グリップがしっくり来なくて手放した僕のマーチンHD28は
彼が買ってくれた

彼も28も元気だといいな...^^




護国寺を通り
間もなく16時
会場到着





リハーサルの間に地震がありました



携帯の地震速報が鳴って震源地は奈良方面と出ましたが
関西方面の方
大丈夫だったでしょうか…


和泉さんが寝坊遅刻したり
ピアノの音を拾うマイク忘れてきたり
地震で電車が止まったり
いろいろありましたが
穏やかにリハーサルは終了

心中に不穏な波を立たせないことが
何よりのRHだと思う



GRECOさんは控え室がまた贅沢な空間です







あと30分弱で本番






。。。



中村氏いわく
5分押しするそうで
現在、本番15分前


「地震速報は誤報だったそうだよ」
と和泉さんが言う

誤報で迷惑、というより
地震が起きてなかったことが何よりまず良かった...


本番までいつものようにサイレントギターで指慣らし





。。。


そして本番終了


日本各地を30本廻ってきて
揉まれて
こなれて
なんかMCが楽しくなってきた気がします

MCが楽しいと弾みが付いて次の曲に行けるんだな
なんて学習してます


今日は和泉さんの自前のPA
終演後にGRECOのオーナーさんが
「出音がとても良かったので1分半くらい動画撮ったんですが
上手く撮れてたら店のFBにアップしてもいいですか?」
と言ってくださいました

帰宅してこの記事書いてたら
もうアップしてくださってました
ココ



足を運んでくださったお客様
ありがとうございました

グレコさん
ありがとうございました
動画もありがとうございました






店を出発すると直ぐの場所
えらく細い道なんです

中村氏
ミラーを畳んで難なく通過
さすが旅慣れてる
今日も頼りになるぜマネージャー




帰りの車中

「今夜はオーナーの息子さんが
前回は無かった髭をたくわえてらしたね」
なんていう世間話しから車中で髭の話しになりました

ファンの方から頂いた煎餅をポリポリ食べながら
後部座席の和泉さんは
ペラペラ立て板に水のように喋り始める


「僕は若い頃
…まぁ体質なんでしょうけど
産毛みたいな髭しか生えなくて
だから
ミクロゲンパスタっていうのを買いましてね
あずき大の量を塗ってマッサージしてください
なんて書いてあったんですが
エスカレートしてゆき
鼻の下に塗って
歯ブラシで毎日擦り込んでたら
最後にはかぶれて瘡蓋になってしまったんです
そんなにまでして髭が濃くなりたかった和泉なわけですが
苦労の甲斐あってじきに髭も生え揃いまして
それからというもの
すっかり自分を卑下(髭)することも無くなりました




前置きがえらく長いが
非常に切れの良い駄洒落
でありました

これからもクオリティの高い駄洒落
期待してますよ
和泉さん





ということで次回は8月11日(日)
柏Studio Wuuさん


レコ発ツアー残すは
あと6本

また良い音で楽しいステージになるよう
頑張っちゃいますので
遊びに来てくださいませ







コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2013/8/6//FMサルース

2013-08-06 | 参加ユニット『Duo LIBRA』


たまプラーザ駅前
FMサルースさんのサテライトスタジオに向かう車中
ラジオに20分間生出演するというだけで
僕の音楽脳が軽いパニックになってるようです


パニクり脳が何を訴えてるか
大人の僕が聞いてみると
どうやらこういうことらしい



そもそも
喋る行為ではとても心中は表し切れないし
表さないと喉に食べ物が詰まったみたいで息苦しいので
日々の大変な訓練の末に楽器を用いてやっと表してるのに
CDを流していただくとはいえ楽器を持たず
また奏でることなしに沢山の人の前で
口で喋って自分の音楽を語るなんて…
これはある種の苛めか拷問か
鬼マネージャー(;_;)

こんな風に彼は訴えてます


僕の音楽脳は「プロモート」などという大人の都合を
全く把握できない子供みたいです


僕の子供の頃からの単なる人見知りと
そこから来る引っ込み思案が
グズってるだけなんだと思うけど
音楽脳はしきりに
「ラジオ生出演、、無理無理、、、
しかもサテライト
益々、、無理、、、、」と訴えてます


いっそ
急に高熱が出たことにしてサボっちゃおうか…
…突発性盲腸炎になりたい…




逃亡したい気持ちと裏腹に
ベルトコンベアで運ばれるように
集合時間50分前に現地到着
会場近くのコインパに入れて待機
30分くらい前から雨

この雨は
出たくない病の僕の涙雨じゃ~



車の中で
どうしよう…
と頭を過ると
ドキン
と1つ脈打つ

...いやだぁ~
もう...



待ち合わせ10分前に東改札到着




駅ビルの入り口に
Sale
Sale
と貼ってあるのが
サルース
サルース
と見えた
もう末期症状だ...


挙動不審に狼狽えていると和泉さん到着
助かったぁ
あとは和泉さんの後ろに隠れて20分やり過ごそう(^_^;)


あっ!!
何処行くの
僕を一人にしないで!




中村氏到着
サルースサテライトへ


歩いて1分で到着


もう俎板の鯉だ...



早速女性パーソナリティーの方
藤田さんと打ち合わせ

チェキラ~とかヘィャーウイゴ~とか言わない芸風の方だったので
僕はそれだけで命拾いした気分です
それを伝えると
「純日本風に普通に喋りますからご安心ください」とのこと

藤田さん
パーソナリティが貴方で良かったよ ホント ;;
地獄に仏とは貴方のことよ



今日は凄い高湿度で
従業員用トイレに行くと
鏡に映った自分の天パ~が好き勝手に跳ね上がり
アシンメトリーな髪型になっていた

ラジオだけど
ユーストリームというのでネット映像も流れるらしい

跳ね上がり天パ~でアシンメ映像…
いやだぁ~  ;;


只今17時55分
出番まであと15分




。。。



18時5分
呼び込まれてブースの中へ

5分待機
待機中に少し世間話し

18時10分オンエア開始

始まる前に
「僕、緊張してるんです 宜しくお願いします」
とよ~くお願いしたのが効をそうしたか...

始まってみたら全然緊張しなくて
あれ?緊張しないなぁ…
ブースの中の雰囲気も静かで落ち着いてたし



自分がちっとも緊張しないみたいなので
徐々に調子に乗ってきた僕は
サテライトのガラス張りの向こうから
こちらを見てる小さな男の子に手を振ったりしてしまった


あれだけ大騒ぎしたのは何だったんだろう

終わってみれば楽しくてまた明日も明後日も明々後日も出たい
と思った

きっとパーソナリティー藤田さんが
上手に扱ってくださったんでしょうね
52歳になってもまだまだ誉められて育ってるみたいです






番組にリクエストやコメントくださったファンの方
ありがとうございました
嬉しかったです

FMサルースさん
ありがとうございました





番組終了後
中村氏に
「なかなか良い感じだったんじゃないでぃすか~」と言ってもらい
誉められて更に育ってます


「次は大塚でね~ 」
と言いながら
たまプラーザの改札で3人は解散したのでした







大塚グレコさんはお洒落な一軒家をライヴハウスに改造した空間
ちょっとホームパーティーのような雰囲気が漂うお店です

アットホームな空間に
Duo LIBRAの音でくつろぎの時間を
お時間のある方
是非足をお運びくださいませませ


8月8日(木)
大塚GRECO
18時半開場、19時半開演
前売・予約3,800円、当日4,000円
19時開場、20時開演
03-3916-9551




コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2013/8/2//横浜 Hey Joe

2013-08-03 | 参加ユニット『Duo LIBRA』

7月の東北北海道ツアーから数日開いて今日は横浜Hey Joeさん

今回で出演が3回目になるか
もしかしたら4回目?だったか…
和泉さんと組んでから初めて出演したお店だったので
とにかく月日の流れの早さを痛感します


今日は気温はそれほどではないが湿度が高くて
何となく重たい空気


北海道最終日から数日開いたことで
今日の演奏の噛み合い方はどうなるか少し不安

リブラはその日その日で間合いが全然違う二人なので…


結局一人で予習をしようと思っても上手く行かない

蓋を開けたグランドピアノの左手に座り
いつもの音が聴こえてきて
相手の今日のフィールを感じて初めて
今日の演奏が始められるように思う


そんな具合だから
ほとんどおさらいをせず横浜に向かう車中
腕の筋肉を揉みほぐしたり
首筋を揉んで頭に酸素を供給したり
肉体的なケアだけをして過ごした


実は今日は起きてらずっと何かジリジリする気分だったのだが
横浜に向かう車中でその理由に気が付いた


ツアーで本番回数を重ねた分だけ
クオリティが上がらなければならない強迫観念に
襲われていたようなのだ

今日が一番クオリティの高い出来にならねば…
というような強迫観念


知らず知らず
自分に課していたものに自ら縛られ
演奏することが窮屈に感じられていたのだと気が付いたので
今日は今日の風が吹く
と思うことにした



惰性にならず長く続ける ということはなかなか大変なことだと思う

でも
苦しいから土俵際のうっちゃりみたいな閃きも得られるのだろう

気楽に構えながらも高得点の演奏を目指したいと思う



16時半過ぎ
会場到着
店が開く17時まで路上待機



和泉さんより
30分遅刻メール入る




。。。



店の入口に新しいフライヤー






搬入して先にギターのサウンドチェックをゆっくりやれたので
弾きやすい音になりました

出演3回目ともなると会場のPAさん(ヘイジョーはマスターがやってくださいます)
との音作りのコミニュケートもスムーズでした




和泉さん遅れて登場

ツアーでの腕指疲労がだいぶ休まったみたいで
リハからサラリとスーパーフレーズが飛び出す

やはりこのお方
ただ者ではない
と再確認


二人のリハも良い感じにスムーズに終わり
さて本番はどうなるか


リハがスムーズなほど
本番でコケるパターンてあるからなぁ
本番が始まってみないと結局いつもわからないのだ



本番までの間に
各会場の皆さんと記念撮影した物にサイン

これをお礼かたがた各会場に送らせていただいてるのです





。。。。。。



本番は
今日は何だかマ~ッタリした時間の中で進みました

気張ることなく
というか
気張る力が出ず
かといって
手を抜いてるわけでもなく


終演後
不安になってマネージャー氏にどうだったか訊ねたら
演奏が悪いってわけじゃないけど
雰囲気がちょっと脱け殻みたいだった



脱け殻…

だったみたいです
今日


終演直後
楽屋で和泉さんが
「北海道6連チャンの後に数日開いて
って
何だかたまにヘロッとなるよね…」


確かに…

ヘロッとなりました



あぁ…
演奏をするためのガソリンて
意識的にもっとガッツリ補充出来ないものかなぁ...


今日は今日で
ホンワカした充実感はあったんですが
でも一年365日
毎日演奏し続けても枯れないパワーが欲しい



他のミュージシャンには当てはまらない
僕特有の感覚かもしれないけど

ギターにのせて
自分が抱え込んでいた感情を
ほとんど放出しきってしまったのかも

ギターで
泣き過ぎて涙も枯れた
みたいな…

きっとそうなんだろうな
この言い方がしっくり来る

きっと北海道で泣き過ぎて
今は放心状態
ってことなんだろう


涙袋に涙がまた溜まるのを待つことにします


足を運んでくださったお客様
ありがとうございました

Hey Joeさん
ありがとうございました




和泉さんは明日
六本木ソフトウインドでソロライブです







次回は6日
FMサルース(84.1MHZ)生出演


番組名は、「muse Amuse」
出演コーナーは、「sound muse」
18時10分からの20分間です






コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2013/7/29//函館→東京。。。7月のツアーを終えて。。

2013-07-30 | 参加ユニット『Duo LIBRA』

今日は
11時15分出発

東京まで13時間のドライブ
フェリー移動距離も含めると800キロ以上

ツアー中ずっとONのスイッチを切れないままだった気がするから
今日は道中OFFにして帰ろう


中村氏は函館駅を探索したらしい
海産物、丼物などなど
凄いらしい

ちょっと気になるが
どうも億劫で駅探索はせず
支度してからはゴロゴロ過ごした


そうだ
フェリーに乗ったら
ずっとマッサージチェア―をやって行こう


11時50分
乗船時間を5分過ぎて到着
一番最後に乗船





乗船して3フロアー階段で上がったら息切れと足に乳酸が溜まって倒れそうです



残念なことにマッサージチェアはこの船には無かった
行きに乗ったタイプより小振りで古いようだ


乗船後、中村氏は別行動
船内真ん中の共有ソファ ースペースで
和泉さんと二人並んで座った

サングラスをした和泉さんは
じゃがりこをツマミに昼間から水割りを飲んでる

僕はホテルの隣のコンビニで買ったビールを
乗船前に車中で飲んで既に赤い顔
そして二人とも髭面

向かいのソファーに座ってる叔父さん叔母さんが居心地悪そう

やはり柄が悪く見えるんでしょうね^^;


でもまぁ
演奏でエネルギー放電をし続けた後は
充電しなければならないし

手枷足枷を外して
気持ちを開放して過ごすわけです
迷惑はかけてはいないし
ただちょっと胡散臭そうに見られても平気かどうか
ってだけの話ですから
僕らは気ままに過ごしました

二人でソファースペースで酔って
しばらくはクダラナイ話をして笑ってましたが
一度リセットされると
早くも充電され始めたのか
自然と音楽の話になった

良い流れです


今後増やしたい曲を
急に和泉さんが言い始めたので
曲名とキーを携帯でメモした

僕の知ってる好きな曲も含まれている
東京に戻ったら少しずつ譜面に起こしてみようと思う



15時20分
下船準備のアナウンス

「下船の前にトロピカルなシャツを着た僕を撮って
さかきぃのブログの小ネタにでもしてよ」
と和泉さんから珍しく撮影リクエスト



音にナーバスになってる時は撮られるのをハッキリ嫌がる人だが
ツアーも終え
OFFになって本来の茶目っ気が戻ってるのだろう




無事青森に到着





。。。



「すいませんトイレに寄ってください」
という和泉さんの声で目が覚めた
いつの間にか眠り込んでいたようだ
続けて「250キロ走ってまだ花巻ですか…」と和泉さんの呟き声


18時半
花巻パーキングエリア



車を降りるとステレオでヒグラシの声に包まれた
ほんの15秒ほど立ち止まってヒグラシを満喫した
東京まであと500キロ





夕食休憩は1時間40分後の国見にしよう
という合意になる

函館→青森のフェリーで一緒だったGLAYの楽器車10tトラックを追い抜く
今回函館で大きなコンサートがあったようだ







東北道を南下してゆく


アルバムレコーディングで秋田へ向かう道中
雪で足止めを食らい否応なしに一泊した水沢を通過
まだ4ヶ月半前のことなのにずいぶん懐かしく感じる

初めて東北ツアーに出た時は全てが目新しく感じ
移動の風景を撮影し続けたが
今は地名にも見慣れてしまった

ツアーを回り演奏にも新鮮さが失われてゆくのか…
と一瞬不安がよぎったがすぐに払拭した

演奏だけは聖域であり
心を濁らすことで自らが手離さない限り
常に涌き出ている泉のようにピュアである

この泉の透き通った水が飲めるなら
誰かから理不尽な罵倒を受けてもきっと立っていられる


この水を飲み
そして自分の浄化するために音を出している

誰のためでもない
自分のため
である

その波長に反応してくださる方は必ず
自らの濁りと葛藤なさっている
とも感じる

自分の心中の濁りを知っている人は
もう既に美しい心を持った人といえる








人は言葉で伝達しているつもりでも
五感全てを使って伝え
また感じ取っている


僕の音色に反応し
癒されたと伝えてくださった方の放つ気配は優しく
僕が壊れやすいピュアを剥き出しにして奏でても
ふんわり包んで守ってくださる


一緒に奏でるミュージシャンからでさえ
何度となく踏みつけられることがある壊れやすい部分を
僕は僕のリスナーに守ってもらっているのだ


マイナスに落ち込めば
殺し合いまでする人間同士が
お互い無防備で
壊れやすいピュアな状態のまま関わることは
奇跡に近いことかもしれない

だけどこのツアーで
僕は少しだけでもそれを成し得たと感じている


音楽を生業にした僕は
音楽の神様に守ってもらいながら
ピュアが傷付くことがあっても
今まで精神が壊れるまで行かず生きてこれた

だが一般的な日常の中で自分のピュアを守ってくれる
何らかの神様を見付けることはなかかなか難しいだろう

神様が見つからない場所でピュアを無防備に開放することは
とても恐ろしくて誰もが二の足を踏むだろう

だからもしかしたら
ここまでずっと何十年も内省的な音楽を用いてピュアを露にすること
(言い換えるなら精神を開放するとも言える)を試行錯誤してきた僕に
運命が和泉さんとの縁を与え
そして沢山の地に伝えに行く役割を与えたのかもしれない

神様は居て
誰ものピュアを必ず守ってくれる
ということを伝えに…


こういう話題を語る時に一緒によく記すが
因みに僕は完全に無宗教だ
無宗教だが音楽と関わる毎に
いろんな信仰の説くところや
また先人が残した知恵や格言など全てが附に落ちてゆく



人生は自分を主役に据えた映画の監督をするようなもの

自分の好奇心を開放して命いっぱいに使い切ることなのだろう

その喜びが
Duo LIBRAの活動や
それを楽しみにしてくださる方へと反映されてゆけば良いのだ


気付けばすっかり外は夜のとばり…







。。。




20時半
きっちり予定通り国見サービスエリア到着

雨が本降りになっている

このツアー
食べ過ぎ納めに牛タン丼



21時
国見出発

川口インターを24時過ぎて通過すればETCで高速料金が半額になるのだそうだ
ちょうど良いペースのようだ



。。。



いつの間にか眠ってしまったようで
目が覚めると23時55分
浦和まで10キロの辺り





24時10分
無事にETC半額になり
首都高川口線に乗った
やっと東京に帰って来た




和泉さんと僕は
苫小牧での最終演奏以降 完全に店じまいモードだが
運転してる中村さんはまだON状態
ご本人運転が好きだとはいっても長期間運転
ありがたいことです




12時40分
麻布到着








2ヶ月に渡って南から北まで全国を周り
多くの収穫を得ました

それを糧に
優しさと情熱の両方の幅をもっと広げながら
心の奥深くまで届く音を目指したいと思います


是非また聴きにいらしてくださいね


関わってくださった全ての方に感謝しています
ありがとうございました




コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2013/7/28//苫小牧トマティーヨ

2013-07-29 | 参加ユニット『Duo LIBRA』

今日はいつもより早い10時出発です
2時間前に目覚ましで起きた

どうやら熟睡出来たようです

夕べコンビニで買っておいた軽食を食べてから
いつものように湯船に浸かって体を温めながら
考えていた


今日が東北北海道ツアーラスト

ラストだからその後の日程に対しペース配分も考えなくていい

終わったら倒れちゃうくらい精神力を使い果たしても構わないわけだよな

…ん?
待てよ…
じゃぁ僕は…今までの会場では精神力を使い果たしてこなかった?

いやいや
やれるだけのことをして来た

ただ…
一回一回
今日がツアー最後の演奏 今日が人生最後の演奏だとは特に意識はしていなかった


湯船のお湯でチャプチャプ顔を擦りながら続きを考えた


きっとそこ
なんだよな…

ツアー全体を一つの大きなライブに見立て
ペース配分を意識して
ラストまで事故無く勤め上げるプロフェッショナル性と

(大袈裟かもしれないが)途中で倒れるかもしれないリスクを背負いながら今日が最後だという意識で
貯蓄エネルギーをその1日で使い果たしながら歩を進めるのと

お前自身はどちらを取りたいのだ?
と自問自答してみれば
明らかに後者である


決して時間を追い抜くことは出来ないが
瞬間瞬間を捕まえて
それを積み重ねながら
命を営むアンテナの感度を上げてゆきたい

例えば自分の眼前で
今まさに息を引き取ろうとしている人の心とも
産まれたばかりの赤ん坊とも波長を合わせ
心中に微笑みを持って命というメロディを奏でていたい


あ…
…やば

考えに耽り過ぎた
出発までに1時間切ってた

風呂から出て
手のかかる天パ~の髪をばっちりキメなきゃ
( ̄ー+ ̄)


。。。





10時15分
誰も寝坊せず
無事出発


10時50分
道央自動車道で
苫小牧まであと160キロ





今日は晴れ曇り
湿度も高めな真夏日です





11時10分
中村氏が微笑みを含んだ声を発した
「40キロ先の岩見沢ってとこに寄ってみましょうか
何があるかわかりませんが…」

和泉榊原
「は~い…」


車に乗っている僕ら3人は
現実で同じ時間を共有しながら
精神内部では全く異なる世界を旅している

それぞれの得意分野がまるで違う

上手くやらないとストレスになることも沢山あるが
基本的には
それぞれの得意分野を持ち寄って成り立っていることをそれぞれが把握しているし
心の中でリスペクトし合っている


3人のうち誰か1人が抜けたら
Duo LIBRAというユニットはこの世から無くなるだろう






11時35分
岩見沢
トイレとちょっとした売店しかなく不発




再出発
50キロ先の輪厚に期待





輪厚と書いて
ワッツと読むんですね

以前サポートやってた
WaTを連想してしまった

仕事で生まれた縁は
仕事の終了と共に呆気なく遠退くものばかりだけど
一度でも音楽で感動を共有した共演者のことは
記憶からは決して無くならない
WaTの二人は元気だろうかなぁ…


ずっと追われるような気分でツアー回ってきたけど
今日は落ち着いてる自分が居るようです

ツボ圧し棒でグリグリしながら輪厚に向かう



12時
札幌に入る

高速道路で通過してみると実感が湧くが
やはり大きな都市だなぁ





12時10分
輪厚到着

助手席側の窓ガラスに小さな虫を発見



彼は自分の意思と関係なく膨大な距離を移動してしまったのだね
輪厚で幸せに暮らすのだよ


今日も元気な男の子
和泉宏隆くんは
車を降りると誰よりも早足で食べ物にまっしぐら




食券機でカツ丼を選んで買ってから
窓際の和泉の隣の席に座ってみると
和泉さんもカツ丼

「最終戦を勝丼で乗り切ろうって算段ですね」と和泉さん

さすがバランスの天秤座二人
最終日に無意識にも同じ量だけカロリー摂取
これで今日の演奏の馬力は同等だ



中村氏は外のベンチでヘルシー自家製サラダを食べてる






12時50分
輪厚を出発
天気は雨に



天気自体が変化してるのか
長期間移動してるから空模様が変わるのか
どっちなんでしょうかね




もう少しで「新千歳」の出口が出来るらしい

まだ地名が書かれていない表示板






13時10分
高速道路を降りた





国道から脇道に左折してどんどん奥へ奥へ





後部席から
「熊が出るぅ~…熊が出るぅ~…」と和泉氏の呻き声のような独り言


「帰っていいよ~…
泊まっていいよ~(トマティーヨ)…」とまた呻き声




13時半
到着です



まだ一般のお客様が居て
セッティング出来ないから珈琲飲みながら待機




中村氏
庭園でリブラ撮影するらしい

中村氏が車からギター降ろしてきた

まだお客さんがいっぱいいる庭園の中でギター持って撮影は
なかなか恥ずかしいですよ (-o-;)




店の前の綺麗な庭園で
ひとしきり撮影して





搬入
セッティング
サウンドチェック
リハーサル
とスムーズに進みました
トマティーヨさんはHPで写真見た時から良い響きがしそうだと想像してましたが想像通り
まろやかで広がりのある音空間でした

納得いく音質になるまで微調整してるうちに開場時間

ステージを明け渡して外に出ると涼しい風が緩やかに吹いている
最高の環境です





この風に吹かれながら本番まで過ごします




。。。

一部が終わって

本番が始まってみると
お客様が入ったことで
リハの時より音が吸われ
ギターの音が細くなっている感じがしました

リハと本番のこういう変化ってよくあることだけど
毎回必死になります

ピアノと溶け合う音色を 自分のタッチで探して探して…
一部は葛藤しながら終りました


休憩時間に和泉さんに相談
ミキサーでギターの音量とリバーブを微調整してもらうことに

二部はどうだろう…


ライブって本当に本当に最後まで気が抜けない…






。。。


微調整してもらって二部はググ~ッと演奏に入り込んでゆけました
特に独奏の辺りからかなぁ


最後に向けてちゃんとプレイの体温は上がって行ったと思います


ツアー最後のライブを
ハイクオリティで一曲目から最後まで飛ばしたかったけど
やっぱり生身の人間ぽく葛藤しながら必死で弾いたラストライブでした


でもね
これで良かったのかも…
ライブで100点取れることはは永久に無いですものね

そしてそれは人生と一緒かもね


自分の中で感じた未熟はきっとこの先の成長のバネにします




でもとにかく終りました^^ 東北北海道ツアー


出向いた先で関わらせていただいた方達も
FBやブログに書き込んでくださったり
後記を読んでくださった方達も
ホントありがとうございました



思春期に道を見失いかけたりした僕が
なんだかんだ紆余曲折しながら
たった一つ
音楽だけ諦めずに続けてきて
52歳になって今
音楽を通じて
いろんな人達と
喜びを共有させていただいてます

マジに
うっかり気を緩めると泣けてきます
ホント(ToT)



レコ発ライブとしては
あと8月から9月頭にかけて8本くらい残っていますので
レコ発ツアー最終月の8月も
お時間合う方は是非是非聴きにいらしてくださいね

それとは別に8月は21日~23日の3日間
クローズですがリブラで八丈島に行ってきます

その際
ピンクボンゴのリーダー宮本大路さんと
初めてご一緒させていただきます

どんな旅になりますやら

あと8月6日
FMサルースにDuo LIBRA
生出演します


詳細や後記など
FBやブログなどでまたご報告させていただきますね




終演の頃は雨も本降りになっていました


演奏で火照った体に
ひんやりした空気と雨の匂いが心地好かった





足を運んでくださったお客様
心よりお礼申し上げます
そしてトマティーヨさん ありがとうございました



積み込んで出発
雨の中
今夜のうちに函館に300キロほど移動です




出向いた先で関わらせていただいた人達も
FBやブログに書き込んでくださったり
後記を読んでくださった方達も
ホントありがとうございました




もう眠ってしまうかも…




。。。




7月ツアー最終日を終えての安堵感から
車中で飲んでいたら眠ってしまいました



起きたらまだ結構な雨

中村さん
運転ありがとう

函館に入って来ました

無事ホテルに到着





予約時の話と食い違い
和泉さんの喫煙部屋が無いと言うフロントと
喫煙部屋を用意してくれ、と掛け合う中村氏
全く頼りになるぜマネージャー(o~-')b
和泉さんは子供のような顔をして中村氏に任せ切ってる様子

良いチームだな…うちら


これから部屋で後記を書きます

このツアーで感じた
人と人との関わりから生まれる(小さなものから大きなものまでの) 感動は
きっと言葉に表し切れないと思います

こんな言い方で
僕の喜びと感謝の心中
お察しください


ありがとう
北海道


幸せでした


コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2013/7/27//旭川 JAZZそば放哉

2013-07-27 | 参加ユニット『Duo LIBRA』



窓の外からカラカラという音がずっと聞こえていたので気が付いた
目の前にずっと停まってる電車はディーゼルだったんだ
路線に電線が無い

目の前の線路やディーゼル車や
十分に快適だった部屋の扇風機



こういう物たちがこの宿泊の雰囲気を何気に盛り上げてくれた




11時半出発
また昨日のラーメン屋
だるまやへ
このツアー初のリピート



車中
「でも旭川ラーメンてのも有名なんでしょ?」
と僕

和泉氏
「でも今日の会場はお蕎麦屋さんなんですよね
ジャズ蕎麦屋さん
まぁだから明日の移動し初めに旭川ラーメンを食べるって手はありますがね」

中村氏
「明日はあまり時間の余裕は無いです
昼間の公演ですから」

和泉氏
「ラスト苫小牧トマティ―ヨですね
トマティ―ヨ(泊まっていいよ)と言われても東京に帰るわけですよ」


だるまや到着

食べ物に向かう和泉さんは常に早足です




中村氏は今日もドロラーメン

和泉さんは
オレ塩ラーメン
プラス玉子かけごはん
僕は
えび塩ラーメン



スープは海老味噌を溶かし込んだような淡いオレンジ色
海老の殻を煮出したようなしっかりした風味で絶品でした

この店はどのラーメンを頼んでもはっきり個性があって美味しい

「東京にあったら2日にいっぺん食べちゃいますね」と和泉氏




12時10分
改めて旭川へ向けて出発
しばらくの間
左手にオホーツク海を見ながら走り徐々に内陸に入る





広大な風景が広がる中に 墓地があった




空は良く晴れ
ずっと蝉の鳴き声が聞こえている









丘陵地帯を抜けて北見の町に入る





7月の北日本ツアーも
あと2本

マラソンでラストスパートをかけるように攻めながら
しっかりラスト2本を務め上げて良き幕を降ろしたい







13時
旭川まで156キロ


大きな北見の町を抜ける
畑の中を走る単線の可愛い踏み切り




13時半
前方に見える形の良い山は何山だろう







13時45分
建物はほとんど見えなくなり道は緑の中を








14時
旭川まで95キロ

普段
肩凝りをしないと言っている中村氏が
運転しながら肩首を回している
疲れがたまっているのだろう

後部席の和泉さんは珍しく鼾をかかず静かに眠っている

僕は黙って携帯で旅日記をメモっている





14時10分
石北峠茶屋でトイレ休憩





皆がやりがちなことをやってしまった





ここからは下り






長いトンネルを抜けると層雲境温泉郷







15時
旭川紋別道路に乗る
目的地まであと50キロほど









15時10分
石狩川横断して
すぐに比布北
比布と書いてピップと読ませるのか




。。。


15時45分
眠ってしまっていたようでホテル着いてました

30分でも仮眠出来ると楽になる





16時半
会場へ出発
今日の会場は旭川JAZZそば放哉さん







到着して今日は持ち込みのPAを使う

組み上げてバランスを取り始めると
自分ちに帰って来たような安心感

ここ2日間
お店のPAを使わせていただき
どちらも良い音でしたが
やり馴れたシステムだとやはり安心

プレイでの微妙な出し引きなども自然に出来そう
開場時間になり僕はサイレントギターを持って控え室へ

和泉さんはさっきホテルへ戻ったようだ
多分また腕を温めるのだろう

やはり日焼けをしているような気がする
顔が微妙にヒリヒリして何となく頭が重い
多分寝不足も重なってるのだろうが
体調の乱れは今日の音環境が助けてくれそうた気がする

本番までサイレントギターで指馴らししながら
ツボ圧し棒で首などグリグリします



。。。



本番を終えて


今日の演奏は全てが落ち着いてました

無心になって表情を描くということ
合奏相手をリスペクトする濃度と落ち着き
ダイナミクスを上げたい時に頭に血が上るのではなく
丹田に気を溜めること

全てが上手く回転していた

それは多分
全て客席に伝わったと思います


良いライブでした

今日はそれ以外に書くこと無いです^^

明日のラスト公演への加速がつきました


足を運んでくださったお客様
ありがとうございました
そして
ジャズそば放哉さん
ありがとうございました






明日はいよいよ北方面ツアー、ラスト

じっくり落ち着いて挑みます








あぁ...
そういえば
旭川ラーメン食べなかったなぁ...





コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2013/7/26//網走ちぱしり

2013-07-27 | 参加ユニット『Duo LIBRA』


7月26日
目覚ましより1時間早くにふと起きて
外の天気を見ようと遮光カーテン開けたら完全に目が覚めてしまった


天気は小雨
相変わらず厚い雲が垂れ込めている

夕べBar BROSのオーナーさんが教えてくれたんだけど
釧路沖は暖流と寒流がぶつかることから発生する霧が
釧路湿原に流れ込み湿原の北に位置する摩周湖の辺りに溜まる

だから霧の摩周湖なんだな
そして釧路の曇り空に独特のものを感じたのも理由がわかった



今日は網走まで150㎞ほどの移動で「ちぱしり」さんという面白い名前のお店

網走へ北上する道中
摩周湖の辺りもかすめるのではないかしら…


ぬるい湯船に入り
朝からまた体ほぐし

早く起きたから1時間は浸かっていられる


携帯を持って入り
メモしてある行程を確認すると
15時目標で会場近隣の中学校訪問
とある

ちゃんと行程把握してなかったけど中学校で演奏するのかな…?

演奏してもしなくても
学校という場所に音楽を持って出向くのは楽しみだ

学校を出て社会に出たらもう誰も守ってくれない
いや…
守ってくれる友や家族は居るだろうが
自分が誰かから守ってもらえると思ってるうちは決して世間からは認めてもらえない

そしてその事は
国語の授業にも数学の授業にも出てこない

僕が偉そうなことが言える人間でもないが
社会に出てからその事に自分が気付くまでに
しばらく時間がかかったし
気付けずに躓いた時に
今思い返せば音楽に助けられていたんだと思うから
だから
音楽を持って学校という場所に出向くことが楽しみ
というか
出向いたらそこで自分が何をするべきなのかハッキリ見えているように感じるのだ


昨日のBar BROSのオーナー木嶋さんはDJをやってきた経歴だそうだ

そして決してジャズではないリブラは全国のジャズのお店にも沢山出させてもらってる

僕はハードロックの仲良いギタリストの友達がいる

それら全てが今
摩擦無く回転している

要するに
自分の音楽を持って
ジャンル違いの場所に出向いては
そこでジャンル違いの人たちとの間に良い関係性を作ってゆくことで
カテゴリー分けの垣根を取り払いつつある

僕が今生でやり遂げたいことは
自分の音楽でカテゴリーの垣根を取り払うこと

自分の家も他人の家も関係無くなり
自分の財産は他人の財産で
他人の財産は自分の財産だと感じられ
誰と関わってもストレス無く
その傍らに音楽が微笑んでいる

まぁ
そんな方向へ少しずつでも近づいてゆく人生を歩めたな
、と感じながら棺桶に入りたい

こんな感じが僕の平和観なのだと思う


今夜の網走は18時半開場、19時開演
今日もまた垣根を取り払えたらいいな



部屋を出てチェックアウト前にエレベーターでホテル最上階に登ってみると部屋からは見えなかった港がすぐ近くに見えた
夕べの本番の1部の後
店の外に出た時に
やけに響いて聞こえた海猫の鳴き声が一瞬頭の中でフラッシュバックした


車で出発



走り出してすぐ
大きな2本のエントツからモウモウと立ち上る蒸気が空に繋がり
釧路の空の厚い雲を産み出しているかのように見えた





30分ほど走るともうこんな景色


一瞬のことで写真に撮れなかったが
草原で何かを啄む20羽ほどの丹頂鶴の群れを見た


野生の丹頂鶴が居るんだ…と
都会育ちの僕は感心していると今度は右手に牛の群れ


「え~?
今、柵が無かったですよね?」と僕

中村氏クールに
「はい…」


「え?え?
なんで?柵が無いわけ?野生?
じゃないですよね
なんで柵無いの???」

中村氏
「必要無いからじゃないですか…」


北海道はデッカイ動物園だと思った













。。。


やはり摩周湖の近くを通ってゆくようです


摩周湖の地名を思い浮かべる度に
布施明の歌う姿が頭に浮かんでしょうがない




摩周湖周辺
山の頂きに低い雲がかかる





摩周湖越えて阿寒国立公園に入る



ズーラシア北海道
今度は馬













13時
山を一つ越えたところで阿寒国立公園は終わった
















昨夜終演後の大盛チャーシュー麺カロリー摂取の帳尻合わせに
今朝は朝食抜いたが
朝8時前から起きてるのでさすがに空腹感が…


13時20分
小清水という町を通過
網走まで30キロ




小清水を通過して間もなく国道を右折すると
これぞ北海道という風景


















俗名
じゃがいも街道というらしい ^^




東京者の勝手な思い込みで
北海道の景色は是非ともこうあって欲しい
という風景が今まさにここに展開されてます














中村氏
「ちょっと...撮りましょうかね...」






風で髪が^^;サイヤ人になってます


サクッと撮影終了



お食事処&民宿
おばちゃんの家...って...

後部席から和泉さんの声
「そこまでどうどうと言われちゃうと
是非どんなおばちゃんか会いに行ってみたくなりますね^^」


。。。


また後部席から声
「ピラミッドが見えたっ!!
あれ..?
もう少し行くときっと左側にまた出てくるはず
いや...
ピラミッドといっても窓とかあるんだけど...
この地にふさわしくないような形だった...というか...
...
....
.....

あっ出て来た出て来た
あれあれ」



中村氏
「あぁ、あそこに登ると海が一望出来るみたいですよ
ナビで見るとあっち側がすぐ海だから」


。。。。


網走に近づくにつれ草原や丘は無くなり
ただただ広い空が広がってきた











オホーツク海に出て
海に沿って網走に入る






14時過ぎに ラーメンだるまや
という店に到着


中村氏がちぱしりさんに電話して
お勧め店を教えていただいたのだ



メニューを見るとどれも惹かれる

結局3人別々のものを頼んだ


ドロラーメン


プレミアム塩ラーメン


焙煎にんにくラーメン


これは美味しいです

3人ともハマってしまったようで
明日の出発したらまた寄りたいなどと話しました


だるまやからはすぐ近くがホテル


チェックインして


窓の外は何とも言えない景色



エアコン点けようとスイッチかリモコンを探したが見つからない

しばらく探し続けたが、ようやく理解した

この地にエアコンは要らないのですね
涼しいから

足下に扇風機があることにようやく気付きました
こういうのもまた旅の風情
いい感じ



10分ほどで会場へ出発






良い天気で気持ち良いです^^


網走神社のデカイ鳥居


鳥居のところに信号
くぐってそのまま真っすぐ入ってゆけるし
突っ切った先には踏切が見える
要するに
本堂に向かって参道を車で入って行って良くて
しかも参道を横切るように電車が走ってる、ってことでしょ

車内が
「...いいのだろうか...
罰が当たらないかな...」
みたいな雰囲気になって

僕らは鳥居をくぐったら右折したのですが
くぐり抜ける際に中村氏
ハンドルから両手を離し
パンパンと柏手を二つ打ったのにはウケました



小さな踏み切りを渡ったり


日だまりの中を会場へ


そして到着


出迎えてくださったマスターにご挨拶

着くともう既にピアノの音響は作っていただいていて
店内を埋める太い響きでした


gtもセッティング

いつもより自分のところで聴こえる音量が大きいのだけど
ピアノとはバランスが取れてるので
この環境に慣れてみることにした

しばらくRHをした後
和泉さんと中村さんは近くの中学に出掛けた

吹奏楽の子供達と何かやるみたいで
あぁ、行程予定に書いてあったのはこれのことだったのか。。。と

僕は自由参加、ということらしいので
会場に残ってもうしばらく弾いて
今日の音環境に慣れることにした

二人の演奏の時は良い感じなんだけど
gtの独奏の時には音量がちょっと大きい気がして
タッチが弱くなりすぎてしまう傾向なのだ

僕のエフェクトでは音量を2段階に設定してあって
メロディーを弾く時は「大」
伴奏の時は「小」と切り替える

独奏の時に普段は「大」でやってるのだが
今日は「小」でやった方が良いか...

でも...微妙なんだよなぁ

「小」だとしっかり弾弦しないとならないから
演奏の表情から優しさや憂いが少なくなる

「大」だと表情は付けられるが
強く弾いた時に飛び出しすぎてしまう

引き続けて
迷って迷って
結局「大」でやることにしたが
この後
本番では結局「小」でやることになることを
この時点で僕はまだ知らない


開場時間が近づき
控え室へ
会場の下のフロアー

奥様が陶芸教室をなさっているそうで
その作業場です





ここで休んでたらマスターが来たので
「音楽と陶芸の生活って羨ましいです」と言ったら
「あと畑もね^^」とにっこり笑った


音楽と陶芸と菜園
羨ましい...





。。。

本番始まりました

今日は沢山のお客様

後で聞いたのですがマスターがいろいろプロモートしてくださったようで
本当に感謝です

どこの会場もそうですが
地方に出たらもう、その地の人たちに支援していただけなければ
興行は続けられない

そういうことに報いるために
僕らが出来ることはただ一つ
聴いてくださった方達に
本当に聴いて良かった
と感じていただける演奏をすることだけです



一部無事終了

ちょっと僕が事故

最後の曲のイントロアルペで指が縺れてグシャッとなって
ちょっと迷ったんだけど止めてやり直させてもらっちゃいました
すみませんです

和泉さんがキュルキュルと言いながら
時間を巻き戻すパフォーマンスしてくれました

二部は
今日、中学校での生徒さん達との演奏にベースが居ないということで
助っ人に来てくださったベーシスト山凬 義朗さんが
アンコールで参加してくれて「feel like making love」やりました

ベースが入ると、もともとピアノもギターも上物楽器だから
底辺はベースに任せて、急に自由になれる
久しぶりにトリオ演奏を楽しみました

終演後、山凬 義朗くんに
「ギャラ出ないけど一緒に全国まわらない?」
なんて言って笑いました^^

(これ、後ろで僕が彼の脇腹をくすぐってる)


即売会が落ち着いた頃
和泉さんのファンの女の子が
「この次来た時は『遠雷』をやってください」
と頼んだら
「今弾くよ」と弾き始めた





こういう光景は微笑ましいです

リクエストした女の子は涙ぐんでました
良かったね~弾いてもらえて^^



柱に記念のサイン
レタリングが上手な中村氏がユニット名を書く


その下に僕


和泉さん



お客様が全て帰られた後
ちぱしりさんが打ち上げを用意してくださいました

和泉さんは乾杯の前のbgmを弾いてるようです



そして乾杯



ちぱしりのマスターご夫婦はハッピーでホットでナチュラルな方達でした

なんて表現したら良いか...
腹が据わってて
イカしてる

数々の有名ミュージシャンがこの店に訪れるのがよく解ります^^



ちぱしりさん
ありがとうございました

そして足を運んでくださったお客様
心よりお礼申し上げます





ホテルに着いてブログに後記アップしようとして
途中までやって気付いたら寝てた^^;

4時頃、肌寒くて目が覚めて続きを書き始めました


そして今
書き終えるとこで時刻は7時

もう一寝入りしなきゃ







コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2013/7/25//Bar BROS 本番

2013-07-26 | 参加ユニット『Duo LIBRA』

18時手前に出発
僕の部屋はエレベーターから一番離れてるんです
プリンスホテルは綺麗だけど
大きいから距離が長くて疲れまする


外は小雨で
今回のツアーで一番寒いです


会場はホテルからすごく近いみたいで
ホテルを出発した途端にナビが到着したと判断して終了してしまうため少し迷って到着

今日は会場のPAを使わせていただきます

PAのオペレーターさんは昔大手のPAに居た人らしく
またロックよりアコースティックの方が得意だそうで
作っていただいた音環境は非常に温かみのある響きでした

今夜も気持ち良くやれそうだな



今日もまた一番端っこの席で待機
お客様から丸見えだけどサイレントギターを出して触って過ごしてます
開演10分前



。。。


そして本番

今日は沢山のお客様
皆さん喜んでくださってるみたいでとても嬉しいです

今までの積み重ねを心ある演奏で届けるだけ
と感じてます

良い感じに一部終わって店の外に出たら
夜のとばりに海猫の声が響いてました
すぐ側に港か運河があるのかなぁ



汗かいたので着替えた和泉さん

二部も良い感じに終了

昨日の帯広から
お客様がヤンヤヤンヤとリブラをノセてくださってる気がする

何故だろう?


土地柄お客様が明るいのか
リブラの放つオーラが変化したのか
神様が味方に着いたのか運命の風向きが変わったのか

明日の網走でもお客様がもしノリノリだったら
神様が味方に着いた
と思うことにしよう



足を運んでくださったお客様
心よりお礼申し上げます
そしてBar BROSさん
ありがとうございました




終演後
お店の方たちとラーメン屋さんに行きました

創業50年
釧路の屋台ラーメンで最後まで生き残った親爺さんが出したという店
子熊



普通のにしようと思ったら和泉さんから
「な~に?さかきぃは
大盛り食べないの?
まだまだ夜は起きてるんでしょ?
迷うことなく大盛りで行ってみよう
そしてビールも頼もう」と煽られて
大盛りチャーシュー麺にしてしまった…

旅に出たらもう絶対に体重キープ出来ないです



ラーメン屋でマスターやお店の人と親睦を深めました

なんというか
僕の感じた釧路は
時間の流れが緩やかな感じがしました

そして人にも素朴なものを感じました

釧路
来てみるまで何にも知識が無かったけど
すっかり好きな街になりました

また来たいな
釧路

コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2012/7/25// 釧路/Bar BROS 会場入り前まで

2013-07-25 | 参加ユニット『Duo LIBRA』


7月25日
今日は曇り
釧路へ120キロの移動
Bar BROSさんでの演奏です


目覚めるとかなり体がバリバリに凝ってました(;;)

先月のツアー同様、だいぶ首から腰まで
背中全体の凝りが溜まってきたみたいで
就寝前はそれほど感じないけど
朝起きた時にバリバリに凝ってるんですよね


僕の体がそうだ、という話ですが
1日10時間、楽器を弾くと
継続した10時間の後半にしか得られないディープな手応え
はあるんだけど
次の日は丸々使い物にならなくなる

歳をとってからは
翌々日まで使い物にならなくなってきた

その10時間は丸々濃い練習ではなく
テレビを観ながら指だけ動かしてる時間なんかも含めて
の話しだし
最近はもう10時間も弾けないけど
30代から40代くらいは結構弾いてたんですよね

で、そういう10時間に比べたら
本番の時間はせいぜい2時間前後と短いけど
濃さは練習の比ではないから
やはり翌日は休むっていうのが理想なのだろうけど
そうもいかないもんねぇ

am10時

湯船で体を温めながら
体調管理についてあれこれ考えてます (^_^;)



11時チェックアウト

中村氏がフロント嬢に道状況を尋ねてる

帯広から釧路
高速道路は誰も使わないとのこと
地方の下道は信号も少なくて準高速道路状態だからなんでしょうね
東京の246みたいな

僕は日焼け防止に大きなマスクをしてウトウトすることにします


11時過ぎに出発






















って
ちっとも寝とらんやんけ



走り出すと景色とかに興奮するんでしょうね
車中で寝る寝ると言っておいて結局毎日ちっとも眠られない



あっ
電車としばらく並走



ナビで見ると根室本線だそうです




これはずいぶん古いトンネル...







12時半
釧路市に入った







12時40分
突然右手に海



13時
また右に海
左に草原
ホテルまで17キロ





新釧路川の上空を海猫の群れが飛び乱れていた


ずっと空が広く
そして曇っている


13時半
ホテル到着
夏休み時期で小振りなホテルはどこも満室だかったらしく
今日はプリンスホテル







チェックインしてすぐ食事に出る

今日の会場の人が教えてくださった創業128年という蕎麦屋
クロレラを練り込んだ緑色の蕎麦というのを中村氏と二人で食べに行く

和泉さんは今日は蕎麦気分ではないらしく別行動
牡蛎が食べたいらしい


車で蕎麦屋への移動中
「さっき創業何年て言ってたっけ?180年だっけ?」
と聞くと
中村氏、フフンと小さく笑いながら
「180年じゃ江戸時代になっちゃいます。。128年です」
といつものクール


車で10分弱
「竹老」という蕎麦屋に到着




窓の外はちょっとした日本庭園風




もりそばを注文
確かに淡く緑色
結構シコシコして美味しかったが普通の蕎麦の味だった ^^





中村氏は無類のワサビ好きで
通常付いてくる量のワサビでは足りないらしく
毎回必ずワサビ追加注文する

今日もいつも通りワサビを追加したが
ワサビの良く効いた蕎麦に舌鼓を打ちながら
すすり上げる際に二度ほどグフッとむせたのが
僕的にはこっそりツボだった

さっきのフフンのお返しに
その光景をこっそり楽しんだのでした^m^


ホテルの部屋に戻ると大きな窓の外が何やら明るい

おっ!晴れたのかな
とカーテンを開けた
建物に日差しが当たってるように見えるが
やはり空には雲が垂れ込めていた
不思議な感じ...



今日は会場への出発は18時


これから湯船でゆっくり体をほぐして
余裕があったら新曲を練習してみよう
余裕がなかったら寝ちゃおう(笑)







コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2013/7/24//帯広B♭M7  本番

2013-07-25 | 参加ユニット『Duo LIBRA』

チェックインしてから
帯広に着くまでのブログをアップした後
すっかり眠ってしまったみたい

出発の1時間前に起きたが体がだるい
急いで熱いシャワーを浴びて18時半出発

一方通行の関係で車だとぐるりと回り込むが
歩いたらホテルから1ブロック隣に店はあった





マスターのゲンさんはホントに人柄の良いかたでした

ご夫婦でお店やってるみたいで
奥様も落ち着いていて幸せそうに見えました
なんだかホッとします





開場の20時近くまでリハをやらせていただき
開演まで端っこの客席で待機しています



15分押しな感じ
みたい…



ギターを何となく触りながら待機
でもステージ横の座席だから前の方のお客様から丸見えなんです
まぁいっかf^_^;


。。。。


本番が始まって曲が終わると客席から
ヤンヤヤンヤと拍手を頂き続け
お客様にノセラレて調子良く演奏してしまった


多分
音楽好きの店の常連さんと
和泉さんのファンの方が混在していたと思います

今夜のお客様はライブの楽しみ方を知ってらっしゃるのでしょう
僕らミュージシャンをノセてくれるのがとてもお上手でした

演奏は良かったと思います


そして終演後
マスターゲンさんと和泉さんが
1曲だけですがセッションを繰り広げました





ゲンさんはホントに嬉しそうな顔でウッドベースを弾いて
その表情に僕は感動してしまったのでした










いつも自分が見られる方ばかりで知らなかったけど

ホントに好きなことを素直な気持ちでやってる時の人間の嬉しそうな表情って
見てるだけで泣けて来ちゃう

僕の今日の一番の収穫は
ゲンさんの表情に感動させてもらったことだなぁ

終演後にビールを2杯頂きました

3日間、休肝日を作ったので
やけに酔いが回るみたいで
実は今もうブログ書きながらフラフラしてます

すいません

文章がまとまり無いけど
今夜はもうこれで寝ます

ありがとう
帯広

すごく良い夜を過ごさせていただきました











コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2013/7/24//帯広B♭M7 会場入り手前まで

2013-07-24 | 参加ユニット『Duo LIBRA』



一昨日沢山睡眠を取ったからか
夕べは眠ってからすぐ夜中に目覚めてしまった

眠れないので湯船で温まって
その後眠ったものの
浅い眠りだったようで長い夢を見ていた


連日の本番で覚醒した神経は
なかなか24時間のサイクルに収まってくれないようで
自己管理が難しい

移動中のんびり過ごして体力温存しなければ


10時出発

今日は帯広まで240キロの移動です

今日の情報は
帯広までの何処かで絶品の豚丼を食べる
ということと
帯広のオーナーさんは
ゲンさんという名の大変人の良い人物だということだけ

道東方面への景色はどんなだろうか



10時ロビー
和泉さん登場

昨日ニセコからお母さんと二人で来てくれた
小さな女の子が和泉さんにくれた可愛い薔薇の花束




「ワインは無いけど角ならあるよ」
と洒落ておいて更に
「わぁ~やだ
和泉さんたら角なんて飲んでるの~」
と自ら突っ込む


小樽は素敵な街だったな
また来たい







出発してすぐ高速に乗った
ナビが札樽自動車道と表示している

札樽
って何て読むのかな


「ねぇ
これ何て読むんですかね?」と問いかけると


中村氏
「さぁ…何でしょう…」


和泉さん
「さつたる?
さったる?
さつたる、さったる
え~~いっ
そんなこと僕に聞かれてもさったるか!(知ってるか)」


札樽に乗ってしばらくは
進行方向左手に綺麗な日本海が広がっていたと思ったら
あっという間
15分で札幌市に入った



高速が札幌市内で道央自動車道に入る




空が広いなぁ




結局
豚丼は帯広に着いてからだそうだ

現在10時50分
ナビが示す到着予定
15時45分

まだまだ先じゃないの
お腹空いた



11時10分
千歳東

あの飛行機
千歳空港に降りるのか
飛び立ったばかりか








道は真っ直ぐで空が広い高い山が無くて
丘陵がずっと広がっている
他の地とは明らかに違う景観
気持ち良くて少し眠気が…
寝ちゃうと勿体無いけど

ナビが古いから
夕張までしか高速が無いことになっていたようだ
実際には帯広まで道東自動車道は繋がってるようなので
13時には着いてしまうだろうと中村氏
現在11時20分
思いの外早く豚丼にありつけそうである


11時20分
由仁というパーキングエリアでトイレ休憩




11時半
夕張通過
帯広まで100キロ弱








11時40分
むかわ穂別

○○別
っていう地名が多いけど何でなのか興味が湧くな

○○別だけでなく
地名の韻が独特ですよね
北海道

タンネナイ



シムカップ





12時
富良野通過





緑が深くて気持ち良いがフロントガラス僕の真ん前に鳥の糞



綺麗な景観を撮るたびにど真ん中に鳥の糞…(-.-;)

とメモってる傍からまたピチョッと新たな鳥の糞
中村氏全く我関せず



さっきから異常にトンネルが多い
今はホロカトマムという名のトンネルの中
帯広まで60キロ







気持ち悪くなるくらい見たことないデザインの
高層リゾートマンションが突如現れる




トマム通過

豚丼まで54キロ



長いトンネルを出ると
いきなり霧と雨で真っ白
ワイパー始動
鳥の糞は綺麗に削除された



前のキャンピングカーはつくばナンバーだった




十勝川通過
案外狭い川でした











帯広ジャンクション通過






12時50分
音更帯広で高速を降りる
おとふけ
と読むんですね




帯広駅に向かってます
豚丼…



高速降りても高速と変わらないな…
道が



帯広市街地に入ってきました







駅周辺をしばらくグルグル迷ってからやっと発見
豚丼の
ぱんちょう


座れますかぁ?



定員30の小さなお店
相席ですがすぐ入れました



鰻の蒲焼きみたいな甘辛タレで
芳ばしく焼かれた厚切りお肉も柔らかで美味しかったです

もう一軒 駅のとこにある豚ハゲっていう店も美味しいらしいです


食べ終わって車に戻ったとこで和泉さん
「ぱんちょうさんで無事食べれたから
早速これから豚ハゲに行きましょうっ!」


ぱんちょうからホテルもすぐ近く



チェックインして
出発は18時とのこと

和泉さんが元気な声で
「じゃぁ18時ロビーでね、と解散して
駅前の豚ハゲにこっそり行ったら全員と会っちゃった
みないな~」
とか言いながらエレベーターで消えて行きました
豚ハゲの方もだいぶ気になっている御様子


部屋に入りました
やはり長距離移動は疲れるみたい

本当は新曲なんかも練習したいんだけど
本番のための体力温存が優先だよな

少しゆっくりゴロゴロしよう



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2013/7/23//小樽 Gold Stone

2013-07-24 | 参加ユニット『Duo LIBRA』

同じフロアーの部屋掃除の音で何度か起きてしまったが
寝繋いで14時近くに起きた

洗濯して、湯船浸かって
遅い朝食を摂ってからまた湯船に浸かった






疲労にはとにかく眠るのが一番ですね

今日は小樽Gold Stoneさん



集合時間17時より少し手前にロビーに降りると
昔の小樽周辺のお店の古い登録商標や
ノスタルジックなポスターが飾ってありました




今は食べ物屋であったりお土産屋であったりする
小樽運河沿いの煉瓦倉庫たちが
昔、元々の仕事で営業していた時代の名残を残してあるんですね













17時出発するとすぐ近くがもう海
そして小樽運河
5分かからず会場到着





今日のGold Stoneさんも倉庫を改造したライヴハウス
ライヴハウスというより小ホールといった方が当たってるかもしれません

サウンドクルーというプロの大手PA屋さんが経営してる箱なので
さすがに音環境のクオリティが高いです

サウンドチェックもリハーサルもスムーズに終わりました



リハ終わりで和泉さんはホテルに戻られました

6月からのロングツアーで腕の疲労が著しいらしく
ホテルで本番直前までお湯に腕を浸して温めほぐすのです

6月は僕は左肩が壊れかけましたが
病院で筋肉をほぐす薬や湿布を処方してもらい
自分でもケアしながら7月はなんとか大丈夫だけど
連日の演奏を舐めてかかると体を痛めてしまうことを学んでます

和泉さんの腕が上手くほぐれるよう祈りながら考えてました


疲れた肉体で演奏しても
必ずや感動を投げかけなければプロは勤まらない

どんなに疲れていても
確実に感動を投げかけ続けるためには
ステージ上で愛を、リスペクトを
用いるしかないですね


今日からまだ6連チャン続きます

ステージ上は勿論
それ以外もこのチーム3人でリスペクトし合いながら
乗り切りらなきゃなと切実に思います




和泉さんをホテルに送った後
僕は中村さんと周辺を探索しました




北一硝子の3号館
というのがまたシブイ雰囲気で
「ここですここです」
と中村氏

「今日はもう閉まっちゃってるけど
ここもグランドピアノがあってライヴもやってるんですよ
こっちでもリブラ出てみたいんだよなぁ」
と店内を覗き込む中村氏




これはオルゴール館



2つ並んだ倉庫
左は六花亭と書いてあります
北海道名物マルセイバターサンドの六花亭ですね






次は小樽運河周辺へ

運河に面した煉瓦倉庫群の反対側に店の入口があるわけですが
まずはそちらに行ってみました














運河のすぐ隣のブロックに海
ここが小樽港なのかな?





そして最後は運河沿いの小路で撮影








時間が来て
和泉さんを迎えにホテルに寄って
開演10分前に会場入り



会場入りが開演のたった10分前ですよ

僕もずいぶんこなれてきたもんだ
と自分に感心してしまう





本番の評判は良かったみたいです

僕は落ち着いてリスペクトある演奏を心掛けました
会場の外音も素晴らしかったようです

前日入りして体を休めることが出来たことも
良い演奏に繋がってると思います

お客様に喜んでいただけたようで
終演後そういう声をかけていただきました





今さらだけどホントに思うんです

音環境のクオリティ
演奏技術のクオリティはとても大切だけど
音楽という料理の味付けの良し悪しを決める最後の塩一振りは
心からのリスペクトだな


だってライブって
人間同士が協力して紡ぎ出したものを
また人間が受け取るんですものね



足を運んでくださったお客様
心より御礼申し上げます

Gold Stoneさん
ありがとうございました
音環境のクオリティ最高です






明日は帯広

絶品の豚丼があるんだそうで
朝食は抜いておけ
との指令が来ております

明日からまた頑張ります





コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする