Rosa Guitarra

ギタリスト榊原長紀のブログです

【ゲシュタルトの夜會】延期のお知らせ

2014-06-29 | 過去のスケジュール記録




2014/7/3(木)に公演するはずでした【ゲシュタルトの夜會】

会場であるsimple voiceさんが
大雨による冠水で営業不能に陥る事態となり
復旧にも最低数ヶ月はかかるということで
止むを得ず【ゲシュタルトの夜會】は一旦白紙に戻させていただきます


予約や予定を入れてくださっていたお客様には
大変ご迷惑をおかけしますこと
心よりお詫び申し上げます


対応は会場
代官山 simple voiceさんの方でさせて頂きます
TEL:03-6416-3107
住所:東京都渋谷区代官山町14-10 Luz代官山B1




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解ける、という時間

2014-06-26 | ギターの栄養


1つ前の記事で告知させて頂いた「ママが生きた証」の音楽に
参加させた頂いたことについて
書き残しておきたくて
今こうして書いています

雑記なのでアバウトな文章ですが..




納品されたガットのバラードを
もうかれこれ6時間
ずっとループして部屋で聴いています


自分から産み落とされた作品には
常に2つの価値判断があてがわれます


1つは技術

音程は大丈夫か
リズムは大丈夫か
音質は大丈夫か
表情はちゃんと語れているか
など
細かく細かくチェックする自分が居ます


もう1つは心

自分が奏でたものがこの心というポイントにちゃんと届いた時は
何時間でも自分の作品を聴いていられます

細かい技術の未熟への自己ダメ出し越えて
多分、脳内にβエンドルフィンとか快楽分泌が出てるから
飽きること無く6時間も聴いてられるのでしょうね


音楽担当の江口さんとは普段全く会いませんが
一緒にライブ仕事をしていた10年前くらいに
お互いの生い立ちのようなことまで話しました

彼が抱えた痛みもその頃知り
僕なりに、ですが理解しました


それ以来、彼とそういった話題を交わしたことはありませんが
僕の中には僕なりに理解した彼の痛みが消えること無く残っています

本当は厳密には彼の痛みに投影した自分の痛みなんだと思いますが...


とにかく
お互いの心の奥にある痛みに対して
顔向け出来る音を残せた
ということなんでしょうね

だからさっきから6時間以上ループしっぱなしで
どんどん自分が解けて
涙もろくなってます




言うまでもなく

今、感謝の中に居ます










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ママが生きた証

2014-06-25 | 過去の制作日記




7月5日  21時~
テレ朝ドラマスペシャル「ママが生きた証」


江口貴勅さんの音楽で
劇中歌
2曲ほど僕のギターを使って頂きました

デパペペみたいな爽やか元気なストロークのと
ガットで優しいバラードです


しかし僕はテレビ全く観ないので
そもそもテレビ持ってないし

しかも
7月5日はSPのライブでごわす


製作陣、力の入ったドラマらしいですので
家に居てお時間ある方
宜しければ観てみてね











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聖母マリアからの脱却

2014-06-24 | 過去の制作日記

まだ言葉も話せない赤ちゃんが見せる笑顔を
まるで天使のようだと評したり
大人が何かのタイミングに一瞬見せた慈愛に満ちた微笑みに
菩薩が降臨したなどと評したりするが

天使も菩薩も総じて神と呼ばれるような存在は元々僕らの精神の中在る

その存在はピュアという呼ばれ方もされる


ピュアという名の神は
無垢で大変傷付きやすいので必ず近衛兵がガードしている

それが怒りであり

怒りの近衛兵を出動させる号令は悲しみが司る


一人の人間の中には
こういった複数の役割を分業する感情システムが
流動的に作動している


争いは悲しみによって生まれ
怒りを餌に肥大する


僕らがこの世に存在する限り
永遠に生まれ続けるであろうドラマの1つの源泉がここに在る



という歌い人は
その物語を伝える語り部としての宿命が与えられている



常に純度の高い白と黒の狭間を行き来しながら
我々誰もが背負わされている痛みの縮図を彼女は見せてくれる

見せたくて見せているのではない
これは彼女に与えられた宿命なのだから
彼女自身もそこからは逃れられない


その宿命に則した魂の仕事を彼女にさせるための引導役が過去に居なかったから
流れ流れで僕との縁が生まれたのだろうと考えている


おこがましいから気が引けはするのだが
引導役は
語り部の背負った痛みと浮き世を繋げる橋渡しをしなければならない


語り部は2014年7月3日に生まれて初めてのライヴをすることになる


そして当たり前の現象として
当日が近付く毎に語り部はナーバスに陥る


ナーバスは語り部を使命と逃避の狭間で揺さぶる

その波の中で語り部は自らを開こうと葛藤する


やっと開いた入り口から心無い波動が入り込み
無垢な部分はズタズタになり崩れ落ち
また
死ぬ思いで這い上がる...



何が彼女にこの宿命を背負わせたかを解明し語る必要はない

それは芸術の前では単なる言い訳にしかならないからだ


彼女はただこの宿命の中で
聴き手に光と闇を見せることだけに専念するべきなのだ







語り部が気付いてないことで僕にはわかっていることがある


このような葛藤は
ライブの処女である今だけのものだ


だから語り部は7月3日の初ライブの1曲目の第1声を発するまでは処女である聖母マリアなのだ

そしてこのライブを境に彼女はもうマリアではなくなる

それはある意味
彼女の10年越しの過去…いや、もっと言えば産まれる前からの過去に大きなピリオドを打ち
新しいフィールドへ足を踏み入れる儀式でもある

彼女が何者であるかを知っている人も知らない人も
この痛みを伴った羽化の瞬間に立ち合ってみたくないか…?




とか言ってみたりして…浮き世との橋渡ししてみた心許ない引導役である


今日は最後から数えて2回目のリハーサルです





。。。。。





2014/7/3(木) 
【ゲシュタルトの夜會】 


祥(Sachi)
@
simple voice


18時半開場、19時半開演
mc:2000(1ドリンク別500)

Vo:祥(Sachi)
KeyB:中嶋譲治
KeyB:久保田空
Vn:岡田邦子
Vc:岡崎健太郎
Ag:榊原長紀






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高音質Test.Rec

2014-06-23 | 過去の制作日記



今日は中pコーディネートの或るテストレコーディングに行ってきました

合流して渋い大衆食堂で腹ごしらえ


中pは、こういう店を見付けるの得意だよなぁ



持ち込みもOK
殆ど500円



これも500円








満腹満腹



そして移動
13時手前に到着

港区内と或るリハーサルスタジオ







高音質録音の音楽を配信する企画に僕の独奏を使ってくれるっていうお話なんだけど






いつもライブで弾き慣れてるエレガットを小型アンプで鳴らすのが
一番自分らしく弾ける環境なんだけど
高音質録音にエレガットっていうのもね
ってことになり
生のガットで録音を始めたのだけど
高音質過ぎて自分の耳で感知してない細かいノイズまで録音されてしまい
しかもリバーブなどのエフェクトも無しの環境



リバーブ好きで円やかな音質が好きな僕は
全く思ったように弾けなかったのです



試行錯誤すること6時間以上



一応今日のベストテイクというのはギリギリ残してきたものの
最後まで上手く表現出来ずもがいてました


さすがにガソリン使いきりました

もう少しコンセプトとスタンスの擦り合わせしなければな…






p.s

グリーンよりイエローカレーが好きでございます

変顔は恥ずかしいから99%やりませんです






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叶ありさ@カナフ

2014-06-22 | 過去のライブ後記


今日の本番
良い空間でした

叶家の人々のDNAは
榊原家のDNAに無いものを沢山持ってらっしゃって
僕はライブやる度にいろいろな気付きを頂いてます


サプライズでありさちゃんが急にステージに呼び上げたのは
ベース山ちゃんの愛娘ちゃん

この後に歌うカバー曲が大好きみたいで
ステージでちょっとお話し、と呼んだのですが
そのままステージで一緒に歌っちゃいました

その姿の堂々たるや
「ステージの何たるかを40歳下の娘に教わってしまった」
とは父親である山崎隊長の呟きでありました












今日のプチスナップ




本番前の控え室でしきりに二人が撮っているのは




賄いに出して頂いたカナフのグリーンカレー



美味しいんですよ




このチームもぐんぐん音が成長してきました


この先が楽しみ








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叶ありさちゃんRH@山崎邸にて

2014-06-20 | 過去の制作日記


この日のためのRHでした





山ちゃんの娘ちゃん登場





あ!
ピンクのカチューシャ




僕に付けなくていいのっ
弾けないからやめてっちゅうにぃ




あ~ぶないから
動き過ぎだって~




パパも参加させられて






子供と遊びながら音楽するって幸せ








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Silent Passion あしあと

2014-06-18 | 『Silent Passion』あしあと




2014/4
『Silent Passion』結成





vol:1
6月13日(金)
岐阜 Island Cafe
Silent Passionの初ライブ


vol:2
6月14日(土)
《初夏…音の雫 》
神戸・御影 世良美術館
Silent Passion(榊原長紀&大坪正)& Febian Reza Pane


vol:3
6月15日(日)
《雫コンサート》
岡山 太陽の雫ホール
1部:朗読劇(伴奏Silent Passion)
2部:ソプラノ&フルート
3部:Silent Passion(榊原長紀&大坪正)
4部:Febian Reza Pane
太陽の雫ホール:岡山市北区尾上1751
お問合せ先:086-222-4663(手作りパン工房プロヴァンスの朝)


vol:4
6月15日(日)夜
カフェ・レストラン カヴァティーナにて
《SILENT PASSIONミニライヴ&フリーライヴデー》


vol:5
7月5日(土)
六本木CLAPS
【SILENT PASSION単独デビュー公演“A Silent Passion”】



vol:6
8月7日(木)
松戸コルコバード








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2014/6/15~16//岡山、太陽の雫ホール~新見、カバティーナ~帰り道

2014-06-17 | 参加ユニット『Silent Passion』(Tabula Rasaの前身)

14日
am7時
起床

眠すぎる…

夢にサリーちゃんのパパは出なくて助かったけど



湯船に浸かって眠気を覚まそうとして
湯船の中で眠りそうになった








窓の外は古い病院?かな

なんとなく好きな感じ
ノスタルジー






モソモソ支度しながら今日のこの後のことを考えた


まず頭に浮かんだのがオーナーご夫妻の笑顔

ご夫妻が願う
皆で歓びを
という気持ちが僕の精神をロックオンしているのだ


その願いを守りたい…

いや…(汗&恥ずかしい)
…なんかラブソングの歌詞みたいなんだけど
ホントに今そう感じているのだ


僕はある意味
臭い人間なのかもしれない


だけど人の心を動かすものって
いつも臭いくらいにストレートなものだもの


朝イチからこういうこと考えられるなら今日の僕はきっと大丈夫


オーナーご夫妻のポジティブ力を貰って
知らず知らずのうちに
きっと夕べは大坪さんと部屋飲みになったのだ


そしてプラスの連鎖から
僕らはピュアなことを語り合った

そこで気付かせてもらった歓びを
今日また御返しする
それでいいのだ





8時50分出発



30分程で到着


おっ...
なんか賑わってる











草葉の陰ならぬピアノの影から
緑の生首的タダシ




フルート宮尾さんとのリハ開始



昨夜も
部屋で予習すると言って
部屋飲みをそこそこに切り上げて帰ったタダシ
頑張れ~






。。。



リハ終わり
今日も大変よい天気





。。。


そして沢山集まってくださったお客様の前で本番開始

集中して頑張りました




終演後そのまま会場での打ち上げを
オーナー岡本さんが用意してくださいました

出演者もお客様も入り乱れての立食式な打ち上げの中で
いろんな方とお話しさせて頂いた


人にはいろんな人生がありますね、、、ホントに

良いことも辛いことも
いろいろある

でも音楽は、そのどんな心にも寄り添ってくれる

そして、まるで違う人生を歩いて来たもの同士が
1つの曲を共有することで心を通い合わせる

素晴らしい触れ合いをさせて頂いた


終盤に差し掛かった頃
急にスピーチを振られた中p
(注:忍者ハットリくんではありません)






鳥取から駆けつけてくれた友人と









打ち上げも終了
だいぶ日も西に傾いて
タダシ君は壁から覗いてる黒猫のディスプレイを撮ってるようです



岡山での演奏は
人間が集まって笑顔を生み出す素敵な時空でした



足を運んでくださったお客様
ホントにありがとうございました

オーナー岡本さん
そして一緒に関わった音楽家の皆さんと
スタッフの皆さん
お世話になりありがとうございました


中Pも大坪さんも僕も
静かに感動してます



そして、名残惜しいけど出発です





これから新見に北上
僕の古い友人である山森氏が営む【カバティーナ】というお店に
演奏しに行きます





良い景観





伯備線と並走





雨に降られ

1時間半くらいで到着です




お客様の方が先に既に来てらっしゃいます

なんとラフな運び


でものんびりセッティングして
サウンドチェックしたらフリーライブデー開始

SPは後でやります


こんな方達が
思い思いの演奏を聴かせてくれました



僕と同じ、伊勢正三さん好き福田さん



サックス細野さん
この方、和尚さんなのだそうです
ハイカラやなぁ



ジャズギター雪上さん
ナイスガイなギタリストさん



こんなのセッション
懐かしい
昔よく聴いたよなぁ



左:森岡君
真ん中:パーカッション浅田さん
右、エレベ:マスター山森氏



我らがタダシです






「榊原ちゃんのギターちょっと弾かせて」
と古い友人であるマスター山ちゃんこと山森氏


山ちゃんが弾いてるのは僕のいつものエレガットです



古くからの友人、というのも
再会すればすぐ当時の気分に戻りますなぁ

なんか悪戯したくなってきた...



歌ってる最中に
至近距離で撮影してやろう



歌ってる真っ最中に耳たぶ撮ってやったのだ


トドメに
歌ってる真っ最中に2ショット記念撮影してやったのである



笑っとらんでちゃんと歌いなさい




。。。



最後の方に演らせていただいたSPの演奏も
なんかリラックスモードで良かった気がするし
無意識にぺらぺらとご機嫌なMCを展開
大坪氏も最高の演奏パフォーマンス&MCパフォーマンスを披露



終演後にお料理を頂きました



ヤバイ
美味しいです




これ炙りマグロの握りです
マスター山ちゃんの親しい友人、中西さんが握ってくれました
中西さんありがとう
ホントこれ美味しかった




マスターとお客さんと深夜まで楽器で遊んで遊んで
ポツリポツリと帰って行かれた後も
マスターと真面目な話ししてギター弾いて
下らない話しして
結局朝まで徹夜してしまった

僕はもうフラフラになって尋ねた
「山ちゃん、寝なくて大丈夫なの?」

山ちゃん
「大丈夫大丈夫
今日店休みにしてるから」






















寝てるやないかいっ!






外は気持ち良い朝の空気







名残惜しいが行きます

ありがとう山ちゃん
ありがとうカバティーナ

また遊びに来るね









。。。


そして
最初からの行程に組み込まれていた「お好み焼き吉岡」へ

カバティーナから車で10分もかからない距離
中pオススメの店

あぁ
大坪さんが次から次へとどんどん中pの洗礼を受けて行く...










♪ど~も~また来ましたぁ♪
(中pのこの呆れる程に嬉しそうな横顔を見てやって)


女将さんに携帯カメラ向けて
「撮っていい?」と聞いたら
「私のことは撮らんでいいよ」と言って下を向いた
その僅かの間に
めちゃくちゃ可愛いはにかみの表情を見せた







凄い手間かけて作ってらした
出来上がり









中P、この店に来れてホントに嬉しいんだね^^


マジにこのお好み焼き美味し過ぎです
あっという間に完食
お腹いっぱいなのにまだ食べたい




ごちそうさまでした


それから山ちゃんが教えてくれた鉄道撮影スポットへ移動

下手したら谷間に落ちるよ
という感じの細い山道を奥へ奥へ






そして辿り着いた山間の無人駅








ギター持って線路に座ると急に楽しくなるみたい
どういう思考回路か自分がよく理解出来ないのだが...

後ろから電車来たら危ないけど




(皆さんもう既にご存知の画像とは思いますが...)



ボグッ




ぐりぐり




うりうり
もっと仰け反ってみれ














さぁ
遊んだ遊んだ
車に戻ろう






え?
またあっちの方行くの?

僕はもう疲れたから車で待ってるよ

どうぞ二人で行って来て














そして遂に見えなくなった二人






ほどなく携帯が鳴る

「はい...」


中P
「さっきの場所より全然良いです
絶対ギター持って来てください」



「へ~い」



ということで
とぼとぼ歩いて

蒸し暑いよぅ...



遠くから中Pがカメラ向けてるのが見える



その中Pが撮った僕がこれ


70年代フォークのシングル盤のジャケットになりそうじゃない?

誰か画像加工ソフトでそういうの作って欲しいなぁ



おっ

ちゃんと階段まであるじゃん






お~っ!

スタンドバイミーの世界ではないか~ ^^

嬉しくなってきたぁ~



ということでやはり
このショット

僕だけご機嫌さん
タダシ君はもう疲れてます
だいたい子供だとこういう顔したら
もうすぐグズリ出すか鼻血出しますですね




更にご機嫌さん
脳味噌ツルツル




よっしゃ

最後はこのショット



中村雅俊風青春的俺たちの旅ショットです





完全に満足しました


出発







あっという間に眠り込んだようで
目が覚めたら高速




またすぐ眠りに吸い込まれ
起きたら15時
加西SA




あれ?
また寝ちゃったの?僕...

気付いたら17時
大津SA



これ中Pが注文した琵琶湖の形にライスを固めた「琵琶湖カレー」



温かい汁が飲みたくて僕は蕎麦




さっき馬鹿写真とった無人駅は伯備線です
昔、伯備線は掘り出した石灰を蒸気機関車三重連結で運んでいたという
その圧巻画像を僕に見せる中p




先に大坪さんはフードコートを後にした

残った中pと僕は
この3日の中での大坪氏の見せてくれた多様なるキャラクターと
今回の功労を称える話しをしながら車に戻る


大坪さんが言ってたな

「まず白いシャツを着て演奏することからして
僕にとってはもう生まれて初めての体験ですから…ウハハ…
もう僕は全く未開の地に今立ってるんです
何が何だかもうよくわからないんです....ウハハハ…」
と緊張気味に語りながら迎えた初日岐阜から
翌日の神戸では見違えるほどに集中が高まり断トツの好演奏を見せた

更に3日目、岡山2部
プレッシャーだったクラシック曲演奏を済ませた後の3部SP本編
で見せた演奏パフォーマンスは
我々のユニット名であるサイレントパッションの「静かなる」
の領域から大気圏突破するほどに飛び出し
もう真っ赤に燃えるパッションの権化のようであった
とは中p談

更に移動した新見では
お客さんたちとのセッションで熱すぎるスキャットソロを炸裂
オーナー山森氏に大変気に入られ
トークでは
「うるさいから少し静かにしてなさい」
と僕から突っ込まれるほどのお馬鹿キャラを披露した

また先ほどの伯備線無人駅では
僕のギターにウリウリされて仰け反る良質なパフォーマンスを披露

先ほどのSAで僕が「少しアップの曲増やしましょうよ」
と持ちかけると大坪氏

「まさに今
ラテンの曲を頭の中で作ってたんです
♪スタタタタタッタ♪タスタタッタッタ♪
で8分音符11個分のブレイクを作って
お客さんに数えてもらうんですっ
12345っ123451っ
ダダスタダダッダ~♪みたいな
ガハハハ
曲名は
パッション
イン
レッド
って感じですかね
ブハハハハ」



前回岡山下見の旅で長時間ドライブ帰宅後に体調を崩したという大坪氏は
「さぁきばらさんさぁきばらさん」とティーシャツを捲り
腹に巻いたアブトロニック
(低電流で強制的に腹筋をピクピクさせるやつ)を見せ
長時間ドライブでの運動不足対策であり
これで今回は大丈夫だろう、と語った






この3日で全てのパフォーマンスを出し切った大坪氏は
この大津SAで
中pと僕が車に戻ると夕暮れ迫る琵琶湖に向かい
一人ベンチで黄昏ていた





こっそり後ろから忍び寄り盗撮




ん?

足...?





なるほど

そうですか

なるほど



大坪氏
「いや…なんか
更年期か
体に熱が溜まってるみたいで…
直接地面に足を着けると熱が出ていくような気がして
気持ち良いんですよ」
と逆上せたような表情で語った



…僕は密かに
大坪さん
多分アブトロニックのせいで逆上せてるんだよ
と思ったが言わないでおいた




最後まで好パフォーマンスを披露し続けてくれる大坪氏であった



さあ出発

もうやり残したことは無し

あとは無事に家に帰るだけ







あっという間に日は暮れ
全てのパフォーマンスをやり尽くしたと一旦は思ったものの
やはりしかしSPの辞書に
「やり尽くした」 という文字は存在せず

そこから後も幾場面かで
かなり高レベルな馬鹿話が車中を湧かしたが
それをメモる力までは残ってなかったのが残念


次はいよいよ7月5日、六本木クラップス
SP初単独ライブ

名目上
デビュー記念ライブということになってます


今回のメニューに更に手を入れます

大坪氏考案中のラテン的新曲
仮タイトル(パッションインレッド、11拍のブレイク付き)
も間に合わせまする


N君カバーも更にSPらしく
もう一手入れまする


MC馬鹿度合いも
磨きをかけて挑みますので
皆様お誘い合わせの上ご来場賜りますよう宜しくお願い申し上げまする



「二人から皆様にメッセージです
って書くから
何かメッセージちょうだいよ」

車中しばらく二人は考えモード

そして大坪氏はこう語った
「じゃぁ僕はこうしてください
全部カタカナで







『ミナサンアイシテマス』










ずいぶん長い時間考えていた中pに僕はこう言った

「思い付かなそうなら無理しなくていいよ
『この笑顔でお待ちしていますby中p』
て書いて、この写真貼っとくよ」







中p
「じゃぁ…
ちょっとカッコつけた言い方していいですか?」


「どうぞどうぞ」
(*^_^*何言うのかな…ワクワク)


中p
「私の撮った田んぼの写真を貼って
こう書いてください」







『一人旅のお好きな方…是非お越しください 。
サイレントパッションは…貴方を心の一人旅にお連れします』









その後我々は
かつて55時間足止めを食らった駿河湾沼津SAで最後の休憩をとりながら軽くミーティングした


7月5日に向けての意識の擦り合わせをして解散したのであります


この3泊4日でSPに関わってくださった全ての方に
心よりお礼申し上げます
ありがとうございました







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2014/6/14//神戸、世良美術館→岡山、太陽の雫ホール

2014-06-15 | 参加ユニット『Silent Passion』(Tabula Rasaの前身)

am7時

眠い…

昨夜は24時回ってここ大阪に着いたのだった

後記アップしてから寝たのが3時過ぎてたと思うな…確か






今日の本番は12時半から
リハーサルが10時半から

早い…



8時半過ぎに出発
今日も良い天気

ここから世良美術館まで下道で20キロ強







10時
会場到着直前に車中で

「どうします?
着いたら僕らの入待ちのファンが沢山待ってたら」
などと軽口冗談を飛ばす


大坪氏
「ブハハ
いいですねぇ~
SPは是非そこを目指して邁進しましょうっ」


とかふざけながら
到着したらいきなり本気モード突入


リハーサル開始

音量バランスとったあとは
とにかくとにかく息を合わせる確認をした



。。。



パネさんが到着されてご挨拶する

笑顔が素敵
自然体な方です



パネさんのリハタイムです





僕は楽屋で
本番までサイレントギター触って過ごします



大坪さんも僕も
今日は本番前に冗談も言わない

ギリギリまで集中してます

首にたら~っと汗が流れる...

既に本番モードに身体がなってるようです




。。。




自分たちの演奏が終わって 楽屋に戻って大坪さんに
「やっと僕ら初日が出たかもですね」
と言ってお疲れ様握手した後
腰砕けてしまい
ボーッとして気が付いたら30分経ってて
今2部のパネさんの演奏を袖で聴きながらフッと正気に戻りました


腰砕けた自分の内部に
パネさんの慈しみ深いバラードが入り込んで来て
あぁ…ちょっともう立てない感じだなぁ
なんて考えています



。。。。。



全ての公演が終わり客席に出て
来てくださったお客様とお話しました

かけて頂く言葉の1つ1つが僕の励みです
掛け値無くホントに励まされます


コーディネーターの出本さん
世良美術館さん
足を運んでくださったお客様
本当にありがとうございました







オマケの画像
大坪正 生首の図[(不発気味)











16時手前に出発
岡山に向かいます



車中
助手席パネさんで
後部にSP

パネさんと中pは
長い付き合いらしくお二人はよくお喋りしてます

後部席お二人はドロンとしてます






中pは六甲越えして山陽道に出るらしい








登って登って山頂付近の分岐を選び間違え
登ったばかりの六甲をまた下る中p

珍道中展開中






今日中に岡山に入りリハーサルをしてしまう予定


大坪ただしくんは
明日SP本編以外でフルートの伴奏で弾かねばならないクラシック曲が
このミニツアーの最大の山場らしい


大坪氏
「家でずいぶん練習しましたが
ここまで来て
す~っかり体から抜けちゃいました
全く弾ける気がしませんね~ウハハハ」

と...
笑ってて大丈夫なのかな?


大坪氏
「明日の2部のクラシック曲を弾き終えて解放された自分が楽しみなんです
ウハハ」


解放された状態のただしくんが
どんなハイ状態になるのか
一緒に演奏するのが逆にちょっと心配だったりする^^;



。。。。



いつの間にか眠っていたようで
17時
何処か判らないがSAでトイレ休憩


レストラン見本で変なの発見
ホントにこの巨大椀で出てくるのか…
このデカさに意味はあるのか…




再出発

大坪さんと
音楽業界の苦労話などしながらケタケタ笑ってるうち
いつの間にか高速を降りていた



18時20分
下道で食事処探し中




19時
満腹…






食事中
大坪さんがこの後
クラシック曲を弾かねばならないプレッシャーの多大なことをパネさんにも話し
この後のリハーサルでの大坪さんのテンパりを皆で楽しく観察することにした


そうされることになった大坪氏はまんざらでもない様子で嬉しそう

やはりMか…



さぁっ! いよいよ 行きましょう リハーサルに
大坪さん


















パネさんは少しピアノを弾いて
あっという間にリハーサルは終了







次は曲調と照明の打ち合わせを兼ねて
SPのリハーサル

ほぼ全曲当たりました




いよいよ我らが大坪ただし
フルートの方とのリハーサルが始まりました



頑張れタダシ


あ…
譜面チェック入りました



頑張れタダシ



あ…また
譜面チェック入ってしまいました



頑張れ~
タダシ頑張れ~




僕ふざけてますが
成り行きを見てたら
実際これは細かい間合いまで合わせるのは大変なことです

その割に全然弾けてるじゃないですか
タダシ


僕のふざけに乗ってくれてた大坪さんですが
後で聞いたらマジにプレッシャーだったみたいで
食事中も気持悪くなってたくらいだったそうです

すみませんでした大坪さん





そんなこんなで
和やかにリハも無事終了



この太陽の雫ホールと今回の公演は
全てオーナー岡本さんの気持が行き届いてるのを
ひしひし感じます

そして常々思うのは
自分の音楽で相手に心地よくなって欲しいと思ったら
相手と仲良くなりたいと思ったら
とにかく
自分の出来る限りの手をかけることだと思います

それって想像してる以上に大変な労力だし
でもやればやった分だけ、ちゃんとストレートに相手に届く


そういう意味で
僕らSPはこの3日間
手作りの温もりを感じられる場所で演奏させて頂けてると思う

それも中pのコーディネート、ブッキングのおかげです







。。。。



ホテルに戻り

大坪さんと小1時間、軽く部屋飲みして
ピュアな話と下らない話をしました

これもリハのうちです^^



さぁ
明日もまた早起きしなきゃなので
そろそろ寝ます


おやすみなさい





あ...

今夜はサリーちゃんのパパが夢に出ませんように...








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2014/6/13//岐阜 Island Cafe

2014-06-14 | 参加ユニット『Silent Passion』(Tabula Rasaの前身)

今日はいよいよSPの初陣です

11時過ぎに3人合流
夏を感じさせるような蒸し暑い快晴の中
出発






ほどなく高速に乗った

車中は今日もいたって静か

東名高速
厚木辺りで巨大な入道雲




緑が濃く
とても気持ち良い天気
クーラーの効いた快適な車中



しかしどうも上手くリラックス出来ない

どうやら僕は
この初陣に少し緊張しているみたい

子供の頃の運動会の
徒競走でスタートラインに立った時
緊張で下腹から腰の辺りがだるくなった
そんな感じがする


緊張というか
今からもう臨戦態勢に入ってるというか…


昨日もなんだか原因不明のナーバスに陥ったし





やはりSP初公演だからだと思うのだ



人間
恥ずかし気も無く
一生懸命、本気にやればやる程、緊張するんですね

だからこの緊張は
幸せの印だと思うわけ


まぁでも今からそんなじゃ本番までに疲れちゃうから
雲でも見ながら気持を鎮めることにする





12時
早い昼食タイム

足柄SA




サッと食べて
12時15分 出発






12時20分
分岐で新東名に乗る






満腹でのんびりしながら

「中pは今回も何処かで鉄撮りするの?」



中p
「ホントはトワイライトエクスプレスが撮れたらいいんですけど
時間が上手く合わないんですよね
だからサンライズだけです
計画としては何処かの駅のホームで撮ろうかと」

バックミラーに映った中pの目が嬉しげに細くなっている



大坪氏
「明石大橋の橋げたの一番高い所に登るっていうツアーはどうなりましたかね?」



中p
「あれは残念ながら月曜定休でしたので今回はタイミング合わずです」





高所快楽症のこの二人には残念な結果となったが
高所恐怖症の僕には嬉しい結末






日差しの強さもあり今日は本当に緑の濃さが目に沁みる







13時手前

携帯充電が切れそうなので
昼寝してくことにした





14時

少し眠ったみたいで
フッと目が覚めた

夢の中でずっとサリーちゃうのパパに叱られていた ...






二度寝しようと目を瞑り
さっきの夢でサリーちゃんのパパに叱られてたのではなく
押し売りに来たサリーちゃんのパパに
高額な値段でゴム紐を買わされそうになっていたのを思い出していると
中pの声

「10キロ先の上郷で20~30分休憩します
時間調整です」





。。。。。。。。。





上郷到着



Love & Peace!
世界平和は俺に任せろ
by大坪ただし





工事現場の装置に興味を示す大坪タダシくん






僕はアイスクリーム買ったのだ






世界平和の担った男
大坪ただし

何気に鞄の紐でティーシャツの襟がびよ~んて伸びてる

こういう無防備なとこ好きぃ~





電池が寿命なので
早くも携帯充電ギリギリ

節約節約





。。。。。。。。





15時半
会場まであと17キロ






木曽川を渡ってあと12キロ








しかし…なんでさっき夢にサリーちゃんのパパが出てきたのかなぁ







16時
あと7キロ









16時15分
ナビによれば到着

...





しかしそこは水田であった…






住所入れ間違い
中P
住所に「北」を入力し忘れたらしい

そりゃ違う街に着くでしょ




今度は間違えないで
再入力し直して16時半無事到着




。。。。。。。。。。









「お久しぶりですマスター」


マスター
「ほらまだ、直接音聴いたことないから さ
はっきり解らないから『気楽に楽しめるライブ』
って告知したからね
だから今日聴かせてもらったらまた宣伝出来るからさ
今日は気楽に演ってもらって
初顔合わせみたいなもんだね今日は」と

ふんわりリラックス気分にさせてくれる





福井の人が予約してくれてるよ
とマスターの奥様

え~ 嘘
福井から?誰?
嬉しいな…



珈琲を頂きながらちょっと休憩




大坪さん譜面整理中





リラックスタイム

リラックスすると何故か太々しい顔になる僕...



RH開始


「とにかく初日だからさ」
って自分に言い聞かせるわけ


念入りにさらいたいけど
神経質になり過ぎて
不安イメージも持ちたくないし


音に集中しては
へらへら
音に集中してはまた、へらへらしてました





RH終えて2Fの楽屋






あとはもう、誠実に演るだけだなぁ...




。。。。



そして時間が来て本番



最近
いつもなんですが
本番のことを上手く書けないんです

きっと、書くことって
客観性を持たないと上手く書けないんじゃないかしら

本番に
客観性を持つ余裕など無いまま
毎回演ってる気がする



この年になってまで
怖いと感じながら必死にやれることがあるのは
きっと幸せなこと


中Pや大坪さんと
そういうこと話し合いながら
こんなふうにライブをやらせてもらえるのも幸せだと思います


そして僕らの演奏を聴いてくださって
ステージから客席を見た時
微笑んでる顔とか見えると
本当に嬉しくなります



大坪さんとSP始めて話してること

僕らこの年で
デビューしたての演歌歌手みたいなもので
下積みしながらお客さんが0でもめげないで
歓びも悔しさも感じながら
なんとかSPを知って行ってもらおう、、、と


そう考えたら今日は極楽だったかも



このSP初日に足を運んでくださったお客様
ホントにありがとうございました
嬉しかった




終演後
食事頂きました

ここIsland Cafeさんの料理の味が僕はとても好きです







大坪さん
美味しいでしょ?^^






クールな雰囲気の中p
ホントは浪花節的な人間臭い男









あら~
ちょっとビールで酔ったのかな?

初日まで、いろんな仕事と重なって大変だったからね
タダシくん

緊張が解けたんだよね




そして
その後
緊張が解け
更に
音楽についてご機嫌に語り出すタダシくんでありました







Island Cafeさん
ありがとうございました
マスター、奥様
どうぞお元気で



そして今日
聴きに来てくださったお客様
心よりありがとうございました
ホントに
ホントに




。。。。



そして
今夜の内に大阪まで移動です


車中、ちょっとだけ真面目な話しました


この年になると、もう誰も叱ってくれないし教えてくれないよね

だからSPでは
ライブやって未熟なとことか沢山叱られたい
...なんて








さぁ
明日はパネさんとのジョイントです

気を引き締めてかからねば









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SP 最終RH終わって、もうすぐいよいよ本番です

2014-06-10 | 参加ユニット『Silent Passion』(Tabula Rasaの前身)


音楽は心を反映させたもの、なはずなのに...
僕にとって
大坪さんのような心の深い部分の微かな動きを音に出来る仲間は
滅多に出逢えません




いよいよSP初日間近ですね


大坪さん
マジに末永く宜しくお願い致します


















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心許なさ

2014-06-05 | ギターの栄養


心許ない感覚に包まれていた


ゆっくりとその理由を心の中に探した


今日の小雨のせいか
それともさっきから聴くとはなしに聴いている柔らかいピアノの音色のせいか

どちらも当たってるのかもしれない


でももう少し違う何かが引っ掛かっているような気がした




人は誰も自分の居場所を求めて彷徨っている

居場所とは
丸ごと誰かから受け入れてもらうこと

丸ごとが無理なら何割かでも妥協する

そして初めは妥協しても
結局は全て受け入れてもらうことへと要求は高じる


生きている全ての人がそれを求めているのだから
欲しい欲しいと強引に求めれば衝突になるか
自戒しようと生きている良質の人間からも疎まれてしまうだろう



目には見えないが
この世は全ての人間の居場所獲得の競い合いだとも思える


ならば自分は その競い合いから 一抜けたらどうだろうか


凡人の自分にはそれが可能とは到底思えないが
とにかく求めることをなるべく手放してみる


するとまず微弱な安らぎがすぐに訪れ
生きるのに必要だと思うような情熱も同時に見失った

そしてその失ったものが
僕に心許なさを感じさせていると気付いた



心許なさの向こうに
真理を観たような気がした







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