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Rosa Guitarra

ギタリスト榊原長紀のブログです

2013/11/2//江ノ島 おしゃれ工房 游

2013-11-02 | 参加ユニット『Duo LIBRA』

今日はDuo LIBRA
江ノ島
おしゃれ工房 游さんでした





小雨の降る中
足をお運びいただき
心より御礼申し上げます









今日は演奏することに対しての沢山の障害があった日でした


Duo LIBRAは
演奏者二人とプロデューサーの3人で常に動いていますが
この3人、なかなか個性の強い人間なので
面白いときは抱腹絶倒にまでなりますが
波長はズレるとそれはそれでまた激しく転覆する


ここの後記を楽しみにしてくださる方もチラホラ居らっしゃる中
いつも面白可笑しい記事を書けると良いのでしょうが...
今日は
シビアな後記です




僕には
若い頃からずっと同じ夢がありまして


自分の人生が尽きるギリギリまで演奏していたい
という夢を持っています

そこまで演奏を全うすれば
生きてる間に感じてみたいことなどは
全部その中に含まれてしまうと思うし

だから他のことは別に望まない
それだけでいい
と本気で思っています



その夢を果たすには
僕のギターを聴きたい
と思ってくれる相手が居ないと成立しません


自分の夢を確固としたものにまで育てて行くには
聴いてくださる相手から
僕のプレイに対する
揺るぎ無い信頼を貰わなければならない



そのために
僕が普段から肝に命じて自戒して精進していることを
今日という日に全力でやってみました


それは

今ここに居る誰の存在も
そして誰の行為も否定しない

それが自分の演奏を乱すようなものであっても否定しない

自らが乱れたならそれは誰のせいでもない
自分の心中に否定(ネガティブ)が生まれることを
自分自身が許したからに他ならないのだから



今日のライブは
そういう葛藤のショーを観て頂いた...

と言うより他に無い…やもしれません


普通に考える音楽エンターテイメントとしては
今日は大変未熟なショーでありました
メンバーとして恥ずかしく思っています

でも
(言い訳や負け惜しみや暴言に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが..)
今日という1日に
自分の心中に否定を生まないで過ごせた僕は
今、清々しくこの後記を書いてます

次に繋げる力が今日増しました


さぁ
次のリブラは11月20日から始まる怒濤のツアーです

最近は、そのツアーでやる新らしい曲の譜面を
ずっとコツコツ書いてます

特にクリスマスの曲は良い曲揃いで
アレンジ考えて譜面を書いてると心がホッコリしてきます

そんな温かい音を届けられるよう頑張ります^^

是非お誘い合わせの上ご来場くださいませ





そして重ねて
今日、ご来場くださったお客様

心より感謝申し上げます








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2013/10/19//川口 Cavallino

2013-10-20 | 参加ユニット『Duo LIBRA』

夕べ東京戻りで車から練習用のギターだけを降ろした


今朝早めに起きて指慣らししようと思ってのことだったのだが
体が起きなくて何度もアラームをセットし直して
結局ギリギリになってやっと起き出した


ほんの少し筋肉痛感もあるんだけど…
まさか昨日の撮影イベントではしゃぎ過ぎたからではないよなぁ…


今日は川口Cavallinoさん僕は初めて伺うお店です


今日も湿度が低くて過ごしやすい

天パーな僕の毛髪は高精度の湿度計みたいなもので
夏の間はセットしてもしても丸まってたのが
秋もこれくらい深まると湿度的にはすっかり落ち着いて髪型が決まりやすいのだ


天パーは子供の頃からのコンプレックスなので
髪型が決まると俄然ヤル気が出てくるのです


治りかけの水っぱなを勢い良くチンとかんでヤル気満々で出発した






まずは中村氏と合流だが
その中村氏が珍しく待ち合わせ時間に30分遅刻
その訳は

撮鉄と平行して
最近ランニングにもハマってるという中村氏

今朝走り込み過ぎて
右ふくらはぎがピチッと音を立て歩行困難になったのだそうだ


自宅で足湯と自己マッサージでなんとかコンディションを取り戻していての30分遅れ
だそうで

川口に着いたら
足湯とマッサージの成果を試しに
緩く走ってみる
とアスリート魂を覗かせている


大丈夫すか?プロデューサー

やめといた方がいいんじゃないのかなぁ…

ピチッ
じゃなくて今度は
ブチッ
とかなったりして…


16時
和泉邸到着
3人出揃って川口へ





天気は小雨模様に

だけど
晴れた夏より全然天パーが丸まらないから不思議




首都高に乗ると40分くらいで川口



初めてのお店はちょっと緊張もするんですが
Cavallinoさんのマスターやスタッフさんは
凄くジェントリーに迎えてくださいました






ピアノのサイズが小ぶりなタイプだったので
サウンドは低域が軽めなサウンドに落ち着いたように思います

綺麗で上品な音場だったと思います


演奏も今日の音場に合わせて
自然と丁寧なプレイになってました


今回のミニツアー
4本だけでしたが
とても起伏のある4本番でした
そしてこの先に繋がるものを感じられました


次回のCavallinoさんは12月19日
クリスマスツアーでまたお邪魔します


リブラならではの綺麗なアンサンブルでクリスマスソングや
クリスマスに似合う曲を用意してお待ちしてます
宜しければ是非聴きにいらしてください


次は11月2日
江ノ島
おしゃれ工房 游さんでサンセットコンサート

店内は180度以上ぐるりと見渡せる展望窓で
江ノ島と湘南の海がぐるりと見渡せる最高のシチュエーションの中
夕日が沈む時間帯のコンサートです

晴れて欲しいなぁ


そして少し日を置いて11月20日からは怒涛の秋冬ツアーで
いろんな土地に伺いますので
お近くの会場がありましたら
お時間の許すようでしたら足をお運び頂けたら幸いです


雨の中、足を運んでくださったお客様
そしてCavallinoさん
心よりありがとうございました






















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2013/10/18//東京へ戻り日

2013-10-18 | 参加ユニット『Duo LIBRA』

もっきりやさんから一夜明けて
今日は戻り日なんですがプロデューサー中村氏
東京までの途中の何処だかの地で
最近ハマっているという鉄道の撮影をしたいとのこと


昨夜本番手前に硝子窓越しのニャンコを撮影するヒロタカくんの
無邪気な後ろ姿を撮影した僕でありましたが



今日は鉄道撮影する中村氏の鬼気迫る後ろ姿を撮影しようかと
密かに目論んでいるのでした




12時チェックアウト
そのまま昼食へ



半年前に金沢に来た時に食べに行った豚カツ屋「ぶんぷく」へ



品のある老夫婦が二人でやってる上品なお味のカツ丼を食べて
13時過ぎに出発





車内では中村さんの鉄撮り話しで一時的に盛り上がる

というか和泉さんも僕も興味が無いもんだから
ハイな状態の中村さんの話をウンウンと聞いてるだけですが…


因みに今日の撮影の獲物はトワイライトエクスプレスという寝台列車だそうで

トワイライトアッパーウエストの作曲者である和泉さんと
ナニワエクスプレスのギタリスト岩見さんとの
Duoのユニット名をそれにしようかと思って と楽しげな中村さん

更に

「和泉さんっ!
トワイライトインエクスプレスっていう曲作ってくださいよ!
岩ポンの方がいいかな… まぁどっちでもいいや
曲出来たらJRに売り込みますよっ私
ていうか
トワイライトエクスプレスもいつまで走ってるかわかりませんけどね
ワハハハハハ」


恐る恐る
「何処で撮影するんですか?」
と訊ねてみると
中村氏

「それが昨日の時点で立てていたプランから大幅に変更しなきゃならないんですっっ
金沢を14時半通過
福井を15時半なんですよ その間の何処かに当たりをつけて
通過時間を算出して狙いをつけて行くんだけど
どうやらこのままだと間に合わないんです
行ったけど間に合わなかったってのが一番情けないし」


「早めに着いて待ちくたびれるくらいが良いんでしょうねぇ」
と和泉さんが調子を合わせる


「そうなんですよ
しかもっ
撮影にナイススポットかどうかも行ってみないとわからないしぃっっ」
と中村氏



話しに着いてけなくなったので
まず僕が会話からさりげな~くフェイドアウト



次に和泉さんもさりげな~くフェイドアウトする様子




…間もなく車内に静寂が戻る







しばらくして
赤信号待ちで停車中
後部席の和泉さんが急にデカイ声で叫んだ





「べんきゅ~ばるしっっ!」





ヒロタカくん
気がふれたかと思ったらトラックの右側に
進行方から後ろに向かって書かれた文字
便急―バルシ

要するに
シルバー急便




しばらくすると赤信号待ちで停車中
中村氏がクスクス笑いだした


中村氏も鉄撮りモードでハイになり過ぎて
壊れちゃったかと不気味に思ったら
右側にパチンコ屋
看板に
「パチンコ DERUZE」



パチンコ出るぜ、は
沸々と込み上げてくるものがありますな





そうこうするうち
当たりをつけた撮影スポットに到着


「この辺りがいいとこかなぁ…
ここにしとくかな…」
と中村氏



「また別のポイント探して良くなかったらなんですもんね」
と和泉さんが調子を合わせる



「ちょっと降りてみるかな…」
と中村氏





早速、柵に足をかけて踏切から試し撮り





和泉さんと僕はすかさず後ろに忍び寄り
列車を撮る中村氏を撮る





「ベストショットが撮りたいあまり
マニアとか線路内とか入る人もいるんじゃないすかね」
と僕

「危ないからいけないんだけどね
事故さえ起きなきゃ自己責任てとこあるんですかねぇ…」
と軽い駄洒落を挟み込む和泉さん


トワイライトエクスプレス通過までまだ40分ほどあるようだ





「あっちの鉄橋の方に行ってみよっかな…」
と中村氏


鉄橋の麓に移動






撮影ポジションを探す中村氏







そこに列車が


また試し撮りではあるが
列車に向けて一眼レフをサッと構えた中村氏を被写体と狙い
普段では見せたことのない非常に素早い身のこなしで和泉さんが走りより
そしてズザッッとしゃがみ込み
素早くと携帯カメラのシャッターを切ったのには大ウケした

僕はというと
大爆笑のこの二人を撮ろうとして
一瞬タイミングが遅れてしまったのが残念でしかたありません…
(p_;)

これがその貴重な一瞬を僅かに逃したショット
和泉さんが口を押さえて笑ってるのが見えます


(写真をクリックすると拡大されます)



その後
数ポイントを移動して...










中村氏は結局最初の踏切に決定したようだ



最初の踏切に戻る道すがら後部席で和泉さんが
♪今は~誰も居ない海~♪
と鼻歌うたいながらフオァ~~ッと欠伸をしている


さっきの中村氏狙いの素早い動きで
きっともう疲れちゃったんでしょうねぇ


久しぶりに長閑な珍道中であります






そして
遂に目的のトワイライトエクスプレス通過

と思いきや

がび~~~~ん

予期せぬことに


ちょうど同時に貨物列車も通過


貨物列車が邪魔をして
トワイライトエクスプレスの背景に鉄橋を入れることが出来なかった...
というちょっと残念な結果にはなりましたが
まあ
やるだけベストを尽くすことに意義がある的に
中村氏は7割がた満足した様子


そんな中村氏の果敢に攻める撮影勇姿を撮影することに
和泉さんと僕の方は10割大満足





列車を狙う中村氏を
電信柱の陰からこっそり狙う和泉氏

それを狙い撮り


(写真をクリックすると拡大されます)




そしてこの愉快なイベントも終わり
15時半
東京へ向けて出発
530キロ








16時10分

太陽もだいぶ傾き
車に揺られるうち
何だか眠くなってきた



このツアーここまでの3本
僕は個人的にはなかなかハードだったからなぁ


完璧に今日は緊張が揺るんで
撮影大会ではしゃいで
それが落ち着いたら何だか眠くなってしまったようだ







そのまま寝入ってしまったらしく
気付くと養老というSAにトイレ休憩で停まってました
17時45分


何だか夢を見ていたけど起きた途端に忘れてしまった

なんか…
子供の頃の遊んだ後のような感覚だけうっすら残ってるんだけど…




起きたばかりでボンヤリしてるとトイレから戻った和泉さんが
「おはよう」



「はしゃぎすぎて疲れて寝ちゃいました」



「ウハハ
はしゃぎすぎて
っていいよね
子供が夏休みにはしゃぎすぎてその夜熱出したりするじゃない」
と言いながら
何かを一口グビッと飲んで
「うぇ~ぃ」と言った

買ってきたレモネードが想像してたより酸っぱかったらしい



18時
名古屋一宮を通過



中村さんは鉄撮りが終わった途端に
スーッといつもの寡黙なクールガイに戻った


そういえば今回の金沢では
(鉄撮りに付き合わせるから悪いってことだと思うけど)
機材の積み降ろしを気付いたら全部一人でやってくれてました




後部席から「ンフフ…」
と和泉さんの笑い声

多分アイパッドで何か観てるのだろう


昨夜の猫を撮る和泉さんの味わい深い後ろ姿を撮ってから
何かを撮る人のケツを撮る
ってのをシリーズ化しようという馬鹿話しになっている


このセンスを和泉さんと僕は面白がっているが
中村氏はクールなまま乗ってこない


和泉さんと中村さんが盛り上がり
僕は全く参加しないパターンもあり

中村さんと僕で静かに盛り上がり
和泉さんが入って来ないというバージョンもある

この3人は多分トライアングルのバランスが良いのだろう
放っておいても力関係の均衡が予想以上に保たれているようなのだ




18時半
東名三好通過
あと280キロ







明日の川口はどんな音になるのかな…


金沢では自分の内側から思い切って押し出せたから
もうマインドの出口は非日常的にまで全開になってるはず


これ以上開くとちょっと危ないかもなぁ…

金沢でも脈絡なく演奏中に涙腺が緩みそうになった場面があったから

涙腺が緩むと
良い意味での演奏の緊張も崩れちゃうから


いや…
涙腺が緩もうが毛穴が開こうが鼻水が垂れようが
やっぱり行けるとこまで行ってみようかしら…

悲しい酒を
涙を流しながら歌いきる美空ひばりの領域まで目指して

あんな風にまで演じられたらどんな感覚が味わえるんだろう


世界に素晴らしいギタリストは沢山いるけど
切ないバラードなんかを涙を流しながら歌いきるギタリストは見たことないから
一人くらい居てもいいかも


でもなぁ…

やっぱり涙を流すのは良くないかもなぁ



演者が先に泣いたのでは
せっかく泣けそうになっているリスナーをシラフに引き戻してしまうよなぁ


やっぱり

涙が出口ギリギリのとこまで溢れかけた状態で
微笑む気持ちで奏でるのが一番かなぁ




人間同士は自然に共鳴し合う生き物だから

誰かが泣いていればもらい泣きし
誰かが笑ってればつられて笑ってしまう

誰かが怒りを発すれば
傷つけられることを恐れる自己防衛本能が過剰に働きだし
自分も怒りのモードに引き込まれる

何にしても共鳴し合う



傷付いた時
上手く泣くことさえ出来たなら
人は怒りを抱かずに済む

上手く泣けたら
それはもう笑えたことと同じだから


僕は自分の音楽で
泣くという感情を一番に扱いたいと思ってるのかもしれない


もう少し煎じ詰めてってみたいな
リブラでも
僕なりに


上手に泣いた先に
命の讃歌を心から奏でてみたい

それを皆と共鳴し合いながら生きる力を増してゆきたい





19時半
今どの辺りだろうか…


この車の古いナビでは道の無いとこを飛んでるから
新東名の何処か

ナビにあと150キロと表示されてる


もう考えるのはやめて
クールダウンしてゆこう

一度綺麗にリセットして
明日また熱く演れるように























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2013/10/17// 金沢 もっきりや

2013-10-18 | 参加ユニット『Duo LIBRA』

今日は2回目となる金沢もっきりやさん

夕べのうちに名古屋から金沢に移動しました
午前2時過ぎに到着



FBやブログなどで頂いたコメントを嬉しく拝見して
自分も後記を書いてから朝方4時過ぎに眠りました




いきなりな話しですが


相手が…
右から来るか
左から来るか…
後ろからか…
と思いきや全力で真正面からぶつかって来るか
人生も人間関係もわからない
(喧嘩の話しではないです人が関わる、という観点の話し)

演奏も全く同じだな
と考えながらのんびり支度してました


だから
自己仕込みするとか練習するっていうのは
アンサンブルする相手がどの方角からどんな強弱で来ても
自己主張合戦のバトルになるのではなく
協調的に平和的に生産的に受けて返す用意をしておくってこと

そういうことだったよな、風邪引いてて忘れてたけど

体調がだいぶ戻って来た中で考えてました

考えてるうち
出かける時間



ホテル出発
そしてすぐに到着

2回目のもっきりやさん

初めての会場は少なくなってきて
どの会場も2回目3回目になってきました




「マスター お久しぶりです」と小さく声をかけるとニコッと挨拶を返してくれて嬉しい


岐阜も名古屋も2回目3回目で覚えてていただいて「また来ました(^^)」
ってリラックスして振る舞えたのが嬉しかった


黙々と自分の足回りを組みながらさっき思い出したことを反芻してました




体調不良のことを書いたのでご心配をおかけしてしまった部分もあったみたいで申し訳なかったのですが
僕はこんな風に考えてます


音楽ビジネスに於いては音楽と元気が一組みたいに扱われたりしがちだけど
それはむしろ音楽の力の可能性を狭めるし
音楽で元気になれないとこまで弱ってる人は
置いてかれてしまう


音楽で心が動く
というのは
決して元気じゃなくても十分に動くのだし
心が固まらなければ人は自力で幸せに向かう力を持っているから


今回僕は劣悪な体調の中で
どれだけオーディエンスの心を動かすことが出来るか挑戦したかったんでしょうね

人間は気持ちさえ負けなければ身体が駄目になっても相手に必ず届く
と証明したかったんですね

きっと自分がこの人生を終える時のために
そして
大切な誰かがこの人生を終える時に
動かなくなった身体から発する僅かな愛の信号も見落したくないから


そんな一連のことを
記し残したかったから
わざわざ体調不良を記したんだと思います


今日という一度しかない時間の中で一度しか会わない人たちと今日のこの会場で
自分の体調がどんなふうで
相方である和泉さんの状態がどんなでも
何がどう転んでも
全てを平和的に受けるためだけに今日はリハーサルをした



そして僕は今日は
胃袋をひっくり返してお見せするようなプレイが出来たと思います

演奏が荒い場面も多々ありましたが
いろんな人間模様を描けたライブだったと思えます

ミスや乱れは悔しいんだけど
その気持ちはまた未来の演奏に生かします





打ち上げでマスターが
リブラでカバー曲として取り上げてみたら良いのでは
という曲を数曲教えてくださいました

それはどれも革命の歌でした

歴史の中で乱れた国が平和に向かって革命を起こす時に皆で歌った革命歌
世界のいろんな国で
美しい平和の讃歌があることを教えていただいたわけですが
今日のリブラの選曲に
反戦歌など一曲も入ってないわけで
ホロ酔いのマスターが
何故リブラに平和の讃歌を取り上げてみては?
と提示してくれたか

それは今日のリブラの演奏の言霊の中に
そういうスピリットを感じたからだと
僕は勝手に解釈したのです


8月のツアーまででは見えなかった可能性が1つ
見えた瞬間でした


具体的に革命歌を取り上げるかはわかりませんが 1ヶ月前には見えなかったものが見えてくる

こんな風にこのユニットの未来を切り開いてゆけたらと思います


肌寒い中
足を運んでくださったお客様
そしてもっきりやさん
ありがとうございました







そうそう

これも平和的な1スナップ


本番直前の和泉さんのオマケ画像

窓越しの猫ちゃんを撮るひろたかくんを撮りました

詳しくは和泉さんのツイッターにアップされますので























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2013/10/16//名古屋 Doxy

2013-10-17 | 参加ユニット『Duo LIBRA』

今日は秋ミニツアー2日目
名古屋ドキシーさん

ここ大阪のホテルに2連泊していたのだけど
ずっと隠っていたので出かける30分前に初めてカーテン開けました



台風は北へ通り過ぎたみたいで
楽器搬入もあるし
雨が降ってなくて助かりました


11時
厚い曇の中
名古屋に向けて出発



2連泊の間に十分な睡眠とかなり仕込みも捗りました
これで少しは後手にまわっていたペースを取り戻せそう


生楽器の演奏の怖さは
ギミックが全く通用しないとこです
それが醍醐味でもあるけど
体調や精神状態が良くないと音の張りに顕著に出ちゃうし
ホントにシビア




出発してすぐ眠気が…

十分に眠ったはずなんだけどな…

むしろ体がリラックスしたから
いくらでも眠り続けてしまいそうな…

あぁ…

寝ちゃう…






いつの間に眠りに落ちていたようで
気付くと12時45分
大津SA


カツ丼で勝機を呼び寄せ
ぶ厚かった雲から晴れ間も見え始めた






カツ丼をハフハフ食べながら
「青空って本当に気持ちが晴れますよね」
と和泉さん

「全くです」
と僕もハフハフ答えた



13時15分
再出発

すすきの高速をひた走る





しばらく走ると雨
( ̄▽ ̄;)
せっかく晴れ間が出たのに…



また晴れ間が出て
そして天気雨



そこからピーカンになって
名阪 鈴鹿辺りで大きな虹が出た




だいぶ横風に煽られてはいますが
最終的にはパリッと晴れ上がりました



14時15分
会場まで35キロ



今日のプチお気に入りの幾何学的風景
こういうのに惹かれちゃうんです







14時半
名古屋西で高速を降りる会場まで9キロ















15時
会場着





結構開場ギリギリまでリハをしました

リハの途中で和泉さん
「やっとデュオリブラのモードに戻ってきたよ」と

Tスクエア35周年の大会場大編成大音量2本が秋リブラと重なって交互に本番だったから
切り替えも大変だったでしょうね

僕は本番まで
いつものように練習用ギターを触って過ごしました



そして5分押しで本番

最初の曲
新曲でまだ2回目なんだけど良い感じにサウンドしてきました


リブラというユニットは リズム隊が居ないDuoだから
リズム曲を良い感じに演奏するのは難しい面があるのですが
二人の音が上手く溶け合ってサウンドしたり
リズムの揺らぎまでピッタリ合ったりすると
この上なく幸せを感じられるんです


でもそれはとても繊細な作業なので
1ヶ月開いて久しぶりなので
勘を取り戻すのに少し苦労してましたが
ミニツアー二日目の今日はだいぶお互いに勘が戻って来てるのを感じました


これがバッチリにまでなると
曲の緩急を二人揃ってピッタリ作れるから
力が二倍というより
二乗になるんです

もうこれは音楽を越えて人間関係の縮図のようにまで感じます

他人同士が力を合わせて大きな仕事をするような

1+1が2ではなく
3にも4にもなるような良い関わり

明日はもっとそこが増えるように目指します



演奏がもう1つ2つ
そのピッタリまで達せられなかった曲は
もう悔しくて悔しくて…

だってピッタリになったら
奏でてる側も客席側も
絶対双方共に凄く幸せだと思うから


今夜のうちに金沢まで250キロ移動します

そして明日は16時半まで自由行動なので
また出来る限りみっちり練習して
会場入りしたら和泉さんともまたみっちりリハをして
今日より更にパワーアップして臨みますので



足を運んでくださったお客様
ドキシーさん
ありがとうございました
次のドキシーさんは
クリスマスの曲を用意して12月12日に伺います

クリスマス曲やクリスマスに似合う曲を綺麗にアレンジしておきますので宜しければまた聴きにいらしてくださいませ



23時過ぎに金沢に向けて出発です


途中SAでトイレ休憩した時に
深夜で閑散としたフードコートに何気に立ち寄ると
ショーウインドーに凄い奴、発見


お子様ランチならぬ
デカMAX大人様ランチ

豚カツ×2
半分はカツカレー状態
コロッケ
メンチ
唐揚げ
ライスだけで600g
アメリカの旗が立って
2250円
3722キロカロリー



絶対に健康を害するのわかってるけど
ちょっと食べてみたい…

まぁ…大人様ランチは置いといて

リブラで活動してると
生きてる感じがします

良い演奏が出来た時も
イマイチだった時も
ちゃんと生きてる感じがします

だからこのユニットはもっともっと成長すると思います


自分を過度に大きく見せることもなく
過度に卑下することもなく
等身大の自分で誠実に奏で、育てたいと思っているので
どうぞ温かく見守ってやってください












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2013/10/14//岐阜 Island Cafe

2013-10-15 | 参加ユニット『Duo LIBRA』


今日は約1ヶ月ぶりにリブラ
秋ツアー4本の初日
岐阜アイランドカフェさん


9月初旬にレコ発ツアー最終日が終わってからの僕は
レコーディングと名義の違う複数のライヴの準備にずっと追われながら過ごしているうち
疲労が溜まりに溜まって遂に体調を崩してしまってました

結石、ぎっくり腰、風邪、慢性腱鞘炎と体調不良のオンパレード^^;
爪が無事なのがまだ不幸中の幸い
(だいたい忙しい時に割るので...)


記憶容量を超えてるのか
予習しても予習しても曲が体に入っていってくれない
そんな中での久しぶりの秋リブラ初日

新曲を増やしての初日です
なんとか良い爪跡を残したい一心で挑みました



出発すると直に車中でも曲の予習...でも小1時間やったら車酔いして沈没


SAで昼食を摂った後、再度予習に挑戦
1時間ほど粘ってまた車酔いで沈没


お店に到着して開場時間に食い込むくらいリハしましたが
まだまだ足りない感じ


本番が近づいてくるとプレッシャーで逃げ出したくなった
こっそり2階の控え室から見える客席の片隅を様子見ながら
どうやって気持ちを整えるか考えてた


大丈夫と自分に言い聞かせてみたり
楽観的に考えてみたり
逆に息苦しくなるくらいシビアに神経を研ぎすませてみたり

でも今日はどれも役に立たなかったなぁ...


僕自身が納得出来るプレイと聴き手の耳が納得出来るプレイはどこなのか
僕は多分もう解ってるんですね

そのプレイが出るには
曲が体の一部のようになって
無意識にでも奏でられるくらいまで仕込まないとならないのだ

今回そこまで到達出来てないの感じてたから

あとはこういう時はもう
やるしかない

熱血馬鹿みたいに自分に思い込ませてステージ上がるしかないみたいです僕の場合は


で、本番

いい歳して怖かったなぁ本番が

そして同時に楽しかった

わかりますかね?この感じ



攻めて転けてまた攻めてまた転ける

何度転けても必ず最後は
攻める
で締めくくる


本番終わって
細かいことはちょこちょこあったけど
お客さんとかプロデューサー中村さんとかの感想は良かったって言ってもらえたので
なんとか初日が出たみたいで本当にホッとしてます

本番手前も本番中も
ずっと葛藤しながら攻めた甲斐がありました



足を運んでいただいたお客様
そしてアイランドカフェさん
ありがとうございました






合わせて
このところ最近のライヴも後記を書けなかったので
この場を借りて…
kaolune Cafe
大地穂さん
叶たかしさんのライヴに足を運んでくださったお客様
御礼が遅くなりましたがありがとうございました


岐阜終わりで大阪に移動です



明けて明日
5日は和泉さんはTスクエア35周年の大阪公演に出演されます

観に行かれる方もいらっしゃるのではないでしょうか
楽しんでくださいね


僕は1日オフなのでホテルで1日ゆっくり体を休めながら
名古屋に向けて再度リブラの曲をじっくり自己仕込みしようと思います


良い音を名古屋に持って行きますので楽しみにしてくださいね











そうだ

今日のお客様の一人から言われた事

僕のギターから
William Ackerman

Richard Clayderman
と時々
Keith Jarret
を感じた


そんな力量は無いので褒められ過ぎなのですが
この3人の音楽のスタンスに僕は共鳴してるので
その意味で嬉しかった

しかし...

改めて
すご過ぎる...
Keith Jarret




















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2013/9/2//渋谷 JZ Brat  レコ発ツアー千秋楽

2013-09-03 | 参加ユニット『Duo LIBRA』


いよいよ今日はレコ発ツアー千秋楽


シャキッと行きますかっ


と思ったが…
蓄積した演奏疲労と寝不足で体が重いので
マイペースが一番、、と
起きてから心を調整しつつ
ゆっくりゆっくり亀のように支度をしましたです


そして出発



夏が終わる頃に
なんだかやっと夏らしい空を見れたような今日の空


千秋楽に相応しい
日本晴れ




ちょっと大袈裟か…



秋晴れ


…まだ秋とは言えないか



じゃ
晩夏晴れ…




…バンカバレ?


ロシア料理かなんかみたいだ

しかもちょっと不味そう…




千秋楽っていうのは 1つ区切りをつけたくなるけど
今まで生きてきて
いったい幾つの区切りをつけて来て
そして結局
そんなものは全部忘れてしまってる自分がいる

生きてる限り、明日が繰り返しやってくるだけ

今日を普通に頑張れる気持ちだけあればいいのだ


…なんて

千秋楽で力みそうになる自分を諌めながら運転



楽天的な妄想をしてるうちに
おかげさまで脳内に快楽物質が発生(多分)

重かった体も
何となく軽くなってきた

いい感じだ




中村氏との秘密の集合場所に到着すると可愛い訪問者



可愛いねぇ
キミ


左見たの~




右も見たの~






あっ…



(; _ ;)/~~

もう少しキミを見ていたかったのに




。。。




中村氏と合流


中村氏が今度ブッキングしたという
ロサンゼルスのギタリストの音源を聴きながら渋谷へ

たまにはロックもいいなと思う





中村氏に電話が入る

今日は和泉さんが知り合いのベーシストさんを呼んだようだ

演奏に加わるらしい


どういう運びになるか全く知らされてないので
ちょっと不安になったが
考えてみても結局
弾く時が来たら弾くだけだからなぁ

僕は今日の雲を写真に撮り溜めた









15時15分
会場の入っているセルリアンタワーに到着



和泉さんは直接会場入りだそうだ



和泉さんより早く会場に着いたので
ギターのサウンドチェックを済ませた後
ステージ上でゆっくり指のウォーミングアップが出来た







30分ほどして和泉さんが来て
音合わせしてる間にベーシストさんが来られて
2曲ほどセッションのリハーサルをした

ブラジル音楽に傾倒してる方なんだそうで
ビートが凄く気持ち良い

僕も若い頃
フュージョンから入ってブラジル音楽を少し聴いていた時期がある

ヘッドフォンをして膝をパーカッション替わりにして
ブラジルのグルーブに酔っていた時期がある

お世辞抜きで大好きなグルーヴを出してくれるベーシストさんだった


リハ終わりで嬉しくなって握手したのだけど
アバウトな性格の僕はお名前を覚えられない

亀井さん…だったか
亀田さん…だったか
とにかく亀がつく名前なのだが…


CASIOPEA向谷さんと何かバンドをやってらしたらしい

それはそれとして
亀さんは強力な鉄道オタクなようで
楽屋で中村氏と二人で
パソコンに撮り溜めた鉄道やら飛行機の写真を見せ合って
いいねいいね
スゲースゲー
と言い合ってる光景はかなり面白いし可愛い


写真の次は
美味いラーメン屋の話しに花が咲いている



僕は関心無いフリをしながら
彼らをこっそり観察して楽しんでます



お店がアーティストカクテルを作ってくれると言うので
「風」と「天秤座」をテーマに適当にお願いしてしばらくすると
ジントニックで柑橘系のが出てきた

「中村さんカクテル名を考えてよ」と言うと

ニヤニヤしながらしばらく考えていたが
おもむろに口を開き
「ブルーウインド」
と言った


何故か一同ゲラゲラとウケた

何だかわからないけどMCで言うのがちょっと恥ずかしいと思った


(中村氏の今日のネクタイ、イカすでしょ?
っていうかこの人只者じゃないですよ)



お店から美味しそうな食事を出して頂いた



本番前に食べないつもりだったが
まだ1時間半あるので頂くことにした





食べ終わると
やはり眠気が…

本番まであと90分


ゆっくり指慣らししながら覚醒してゆこう
と思ったが
鉄道オタクの二人の会話が面白くて耳がダンボになっちゃう



彼らは今は北海道の話しなどしている

中村氏が網走で撮ったらしい写真を見せてる

「キハ54だっ」
と亀さん


「いい写真いっぱいあるじゃないですかぁ
あっ大空だ」と亀さん


「何だかわからないで撮ったやつだから」と中村氏


「これ大空です間違いなく」と亀さん


どうやら中村氏より亀さんの方がコアな鉄オタなようです


亀さんは中村氏に
「鉄道写真にハマると人生崩壊しますよ」
と忠告してる


彼らから目が離せずなかなか指慣らしが始められない


「そのサンライズの写真とても良いと思います」
と中村氏の撮った寝台車を褒め上げる亀さん


あなたさっき
鉄道写真にハマると人生崩壊するって忠告してたのに
褒め上げてどうする
中村氏の人生
崩壊しちゃうじゃないの


あぁ...
本当にもう指慣らししよう



思ったが一瞬ウトウト寝てしまった


はっと目が覚めると
本番まであと20分ほど

もう一寝入りしよっかな



。。。。。



いよいよ1部開始


いつものように進み
最後から3曲目
亀さんが入ってアントニオの歌

最後から2曲目
ブラジルの男性ボーカリスト、シルビオさんが入ってのイパネマ

曲紹介で
あまり上手ではない日本語で
「イパネマのおばさん」とギャグを言ったけど
和泉さんに気付いてもらえなかったところが可愛くてウケた

このゲストお二人との演奏は本当に楽しかった



そして二部はまた和泉さんとガッツリ2人


本当にツアーラストステージです



そして二部開始

ですが...

後記をはしょるわけじゃないんだけど
夢中に演奏して夢中で楽しかったような気がするけど
実はあんまり覚えてないんです


よく覚えてるのは
アンコールのモルフェウスのサビで
アイコンタクトを継続しながらユニゾンするんだけど
今日は心の中で
「長いツアーを一緒に奏でてくれてありがとう」
と和泉さんに向けて思いながら弾いたら
あっという間に涙腺が弛みそうになったので
アイコンタクトを止めました


2コーラス目もありがとうアイコンタクトを挑戦したんだけど
やっぱり涙腺的理由で途中で断念


この曲のサビ全てを
軽々しくアイコンタクトし続けられる間柄になったとしたら
それはもしかしたら
逆に惰性的な関係に堕ちているから
平気で出来るということなのかもしれない

涙腺的理由でアイコンタクトを継続出来ない今のまま
新鮮さとピュアを維持したまま
リブラは営まれてゆくのが良い



長いツアーでいろんなことがあったけど
リブラと一緒に心を動かしてくれたファンの方やリスナーの方
社交辞令でなく本当に感謝してます



自分たちも
気持ちを折らずに36本よく頑張りました

今ハッピーです



ここで少し充電期間を措いて
新曲を増やしながら
10月には既に4本決定
11月12月にそれぞれに
10本くらいずつのスケジュールが決まってきています


アイディアを搾って素敵なアレンジにして
和泉さんのピアノと僕のアコギの絶妙なバランスで
愁いある秋の曲や夢のあるクリスマスの曲など
美しく奏でたいと思います

近いうちにまた告知させて頂きますので
是非またDuo LIBRAを聴きに来てくださいね








帰り道
和泉邸で和泉さんとハグして
笑って別れた

次に中村氏とは
手のひらを撫で撫でするように握手をして
笑って別れた



大変なことも沢山あったけど
終わってみれば楽しかったし
清々しい気持ちが残った

このプロジェクトに参加出来て本当に良かった






ツアー中ずっと応援してくださった方
本当にありがとうございました

まわらせて頂いた全ての会場の皆さん
お世話になりありがとうございました

言葉に出すと急に軽くなるような気がしちゃうのですが
ホントにホントに感謝しています

ありがとう


コメント (4)
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2013/9/1//宇都宮 一芸館

2013-09-02 | 参加ユニット『Duo LIBRA』



今日は宇都宮一芸館さん
遂に千秋楽の一つ前まで漕ぎ着けました


会場まではここ高崎からは110キロと比較的楽な移動です


ロビーに降りて



観音様にもう一度よ~く拝顔してから



自販機で珈琲を買っていると背後から
「おはようございます」とお掃除のおじさんの声がした


振り向くとそれは和泉さんでありました…
(最近は誰からだか知らないけれど花咲か爺いと呼ばれてるそうだ)



ということで今日もいつもの珍道中開始です

12時20分出発






「さかきぃ
もう少し行くと変な中古車屋があるから写真撮れませんか」
と中村氏が言う


すぐに
前方にミニカーを収納したオモチャの駐車場みたいな建物が現れる










中村氏が可笑しそうに言う
「どうやって車入れたのかな…
一番奥のやつが売れたら出すの面倒臭そうだなぁ」

(一同笑)

「しかも壁面に『ゆ』って書いてありましたよ」
と僕



(一同笑)

風呂屋も兼ねていたのか…
謎です



地方に行くと面白い看板にいろいろ出くわすが
今日は
イパネマという中古車屋の看板発見

これはミュージシャンである我々はツボを直撃される


可笑しさを噛み殺しながらボソッと中村氏
「電話したら
はいっイパネマ中古車ですって言うのかな…」


和泉さんはイパネマのメロディーに乗せて
即興で作った中古車屋の変なCMソングを歌ってた

(イパネマのオーナーさんすみません
僕らどうも性格が悪くて…^^;)




左手に妙義山のギザギザ




晩夏の入道雲を道連れに下道を走る





途中ラーメン屋で昼食









13時40分
北関東自動車道に乗った




会場まで80キロ





高速道に乗って間もなく何となく車内は静かになる



後部席からは和泉さんの小さな鼾が聞こえたり止まったり

穏やかな道中であります












14時半過ぎ
宇都宮で東北道を降りる



古いナビで
会場の住所が出てこないので
近くの道の駅まで迎えに来ていただくことに






20分後にオーナさんが迎えに来てくださり合流
そして少し走ってすぐに会場到着



素敵な会場です






一昨日納品され昨日調律を入れたという新品のスタインウエイです



会場の音もふくよかで良く響いています





今日は50人ほどのお客様

リブラツアー過去最大の集客です
一芸館さんに足向けて眠れないです



。。。。






本番前に激しい雨

夏の終わりの夕立に
濡れた木々がムッとするような匂いを放っていた






本番が始まり
50人という人数から
想像はしていたがやはり残響はだいぶ吸われ
ドライな音になっていた


残響が少ない分
左手の握りは無意識にも強くなる

そしてプレイに固さが生まれる

固さを取るために意識的なコントロール(イコール雑念)が加わることで
ミスタッチが生まれる


こういうことへの対応として
今日はちょっと面白いアプローチをしてみた


さっきまで聞いていた雷鳴や雨音や
木々の匂いを思い出して 自分たちの出音に重ね合わせ
この夏が終わるのを惜しむ詩として奏でてみた


自分のイマジネーションの中で
晩夏の夕立の風景のBGMを奏でるようなつもりで…

すると
吸われて少なくなった残響のこともスーッと頭から消えてゆき
演奏に没頭してゆくことが出来たように思う


こんなことも一つの酔狂なのかもしれないが
整い切らない音環境に脂汗をかきながら奏でるより
こんなことでもしながら楽しんだ方がいい


二部では和泉さんに言ってリバーブを足してもらったので
やり易くなり、自分としてはかなり良い感じで弾けた気がします



本編終わりアンコールで出ると
オーナーさんから本編でやった曲をもう一度というリクエスト

こういうアンコールも初めての体験で新鮮でした



公演が良かったかどうかは
終演後のお客様の表情を見るとわかります


このツアーも終盤戦に入った頃から
本当に楽しんでくださったような明るい表情を見せてくださるお客様が
増えて来たのが本当に嬉しい
今日も然り


良い会場で良い心で音楽を楽しむ
という
シンプルな幸せを感じられました




雨の中足を運んでくださったお客様
心よりありがとうございました

一芸館さん
お手伝いいただいたスタッフの皆さん
ありがとうございました







終演後
食事をご一緒させていただきました


オーナーの奥様より
鬼平犯科帳のエンディングテーマをリクエスト頂きました

以前自分名義のソロライブでもリクエスト頂いてやったんですが
結構リクエストされるので
ピアノとギターでやるアレンジ考えてリブラのレパに入れちゃおうかな
なんて考えました



お食事後 、記念撮影もさせていただき
いざ出発
と走り出して50m...


忘れ物大王さんが
「ちょっと待って…
あれ?まさか?
また?
携帯が無い…
いやいや
さっき鞄に入れたはず
あれ~無いな…
え~?ちょっとホントにもう嫌」



戻って会場内を探索

僕は和泉さんの携帯にコールし続けるが
近場からコール音やバイブ音は聞こえない


全然見付からず
さすがの大王様ももう途方にくれていると
「あったぁ~!!!」

普段使いではないもう一つの鞄に入っていた
しかもマナーモードになってたからコールしても無音であった


「ホントに首からぶら下げなきゃならないよホントに」
と大王


中村氏
「でも本番前後にいつも無くすから
本番にも首からぶら下げて出なきゃなりませんよ」

大王
「そしたら今度はマナーモードにし忘れて
本番中に電話かかってきたりしちゃうんでしょ
きっと」


きっとそうだそうだ
そうなるにちがいない

(一同笑)



何はともあれ
携帯も見つかり
ライブも良かったみたいだし
あとは事故無く帰宅して明日の千秋楽で良い演奏をするだけです







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Jammers / 会場入り~本番

2013-08-31 | 参加ユニット『Duo LIBRA』
高崎Jammer’s / 会場入り~本番へ


少し早目にロビーに降りると
少年野球のチームが遠征で泊まりに来ているようで賑やかだった

ウェルカムサービスの珈琲を飲みながらメンバーを待つ


先ほど和泉さんが覗き込んでいた菩薩様に
今日の演奏の健やかを願掛けた




菩薩様
僕ら男という生き物は
永遠のマザコンから脱け出せない生物なんです

無限の母性で僕らのインナーチャイルドを包んで欲しい

心から願った



メンバー集合




10分弱
車を走らせ会場に到着






懐かしい ...


1回目に僕が出させていただいたのは2月
まだアルバムも作ってなかった

あれから半年




ステージでサウンドチェックからリハをしながら
半年前と比べ、今の自分の中の演奏への自信が
ずいぶん育っていることを自覚することが出来た




ピアノ越しにはいつものように
真摯に音楽と向き合って人生を歩いて来た和泉さんの顔


客席のど真ん中で音のバランスを確認してくれる
興行百戦錬磨の中村氏の姿


昨日やった新曲を今日もリハしてると
中村氏はその出来を自分の誇りのように褒めてくれた




リハ演奏しながら
音が僕らを浄化してくれるのを確実に感じていた


やはりこれで良かったのだ
と感じながら
少し泣けてきた



本番まで
あと15分


お客様は少なかった

とても意義のある晩になる予感に満ちていた


和泉さんと僕は楽屋でくだらない話しをして笑い合い
そして
いろんなことがあった上に成り立ったハッピーな心で
ステージに上がった



。。。。



1部 終わって


大変良い演奏
そして
大変良い演奏スピリッツだった



楽屋に戻った途端に頭を過ったこと...



僕らはみんな
いつでもマイナスの海に面した崖っぷちを
青空を見上げながら歩いているんだ


下を見れば足がすくみ
心は固くなり
固くなった心にマイナスの海は
「おいでおいで」をする


上を見て歩きたい

心からそう思った





15分休憩


朝はあんなに固かったのに

楽屋で3人で会話が弾んだ



「リブラでギリシャ行きたい
南仏でもいいよ
地中海沿いの国に行きたい
中村さんブッキングしてよ」

(一同ゲラゲラ)

「行こうと決めればきっと行けるんだよ」

和泉さん


そうこうするうちに2部



演奏しながら
ホテルのロビーに置かれた菩薩を思い出し
「守って…」と
心の中で思うたびに涙が出そうになった

守って、と思いながらも
もう安心していた

僕らのチームから邪気が全て消え去っていることを
確実に感じていた


自然な心でお客様に感謝が生まれた

自分と、そのまわりの人たちのことを
大切に思った

これが
音楽なのだと思った




終演後
オーナーさんが軽い打ち上げを用意してくださった


彼はネイティブアメリカンと深い交流を持っている
数少ない日本人の中でも一番の位置に居る人で
インディアン名も授かっている


僕はネイティブアメリカンの教えに昔から心惹かれている
インディアン名を授かったオーナーさんが羨ましい


打ち上げの席で
オーナーさんからネイティブアメリカンの話を沢山聞いた

そこに内在されている確固たるヒューマニズムと
昨日今日の我々への試練とを重ね合わせて聞いているうち
またも涙腺が緩みそうになった



オーナーさんと記念撮影して解散

ありがとうございました
高崎Jammer’s





僅か数分でホテルに到着


ホテルの建物の前で
お疲れさまをした


昨日のトラブルから
今日がどうなるのか
そしてこの先がどうなるのか
わからないまま
自分たちを信じて今日を奏でた


緊張が解け
ホテルの前で気付いたら僕は泣いていた


和泉さんが抱きしめてくれた


僕は中村さんを引き寄せ
ホテルの前で3人で肩を抱き合った


こうして
夕べから神様が与えたDuo LIBRAへの試練はクリアーされた


思ったより
ドラマチックなツアー終盤になったようだ ;;



明日は宇都宮

LIBRA結成以来、最大集客だそうだ


雑念無しに臨めそうだ



。。。。



このブログを読んで
いったいどんなトラブルがあったのか
さっぱり訳もわからない方がほとんどだったでしょうし

こういう裏話を書き記すことを
普通のプロは避けます

でも僕は等身大のDuo LIBRAを
ここに記して行きたかったので
ずいぶん曖昧な記事になりましたが
敢えて記しました


公に記すことは
もう引っ込みがつかなくなること
無様に自分たちの弱さに負けることは許されない

おかげさまでなんとかクリアー出来ました


わからないなりにも読んだり
励ましてくださった方も
心よりありがとうございました


生身の人間の、剥き出しの演奏ですから
いろいろなことが起きます

この先も多分起きるんでしょうね

でも
毎回、人間らしく向き合って行きたいんです


全部、パワーとなって自分に還元されることですし
還元された力をまた
誰かのために使えるから




今夜はもうこれで
心からゆっくり眠ろうと思います







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2013/8/31//高崎 Jamers

2013-08-31 | 参加ユニット『Duo LIBRA』



今日は高崎ジャマーズさん
2回目の出演です

いつも携帯で
その時その時の記録をメモして
後でまとめてブログに立ち上げています

嬉しいことに
ブログを読んで楽しんでると
伝えてくださるお客様も少しずつ増えて来ました

昨夜の終演後ちょっとした事件があり
未解決なまま今日という日を迎えました^^

そんな今日という日を
どんな切り口で綴ってゆこうかと考えながら
さっきからゆっくり支度しています

今日は1日
ずっとインナーチャイルドのことを考え
インナーチャイルドを見過ごさないようにする1日になる
と思っています

音楽を用いて
隣の人と手を取り合い
皆で微笑むために



。。。。。。。。






11時チェックアウトそして出発です

今日の仙台は曇り
高崎までは330キロです

出発してすぐ東北道に乗った





助手席に座りながらのんびり考える


ミュージシャン同士の関係性には一つ
なかなか合いまみえない相性があると常々思っている



インナーチャイルドが受けた傷の深さと
そしてそこから生まれる枯渇を
音楽で浄化しながら精神を保っているミュージシャンと

比較的インナーチャイルドの傷や枯渇が少ないミュージシャンが
喜びや楽しみを誰かと共有するために音楽してる場合と


もちろん両者はクッキリ分けられる類いの話しではなく
両者の間はグラデーションで繋がっている


人間が寄り合って物事を進めてゆくには
集団生活の中でのルールが課せられる
「常識」「モラル」などと呼ばれるものだ


傷口が痛み
インナーチャイルドが泣き声や脅えを露にした時は
この「常識」というものなどは全く通じなくなる

何故なら
まだ一人では生きてゆけない赤ん坊が
親に捨てられるなどの命の危機感を感じた時に本能的に脅え泣き
届かなければ怒る
ということと同じだからだ



僕らの精神の内部には
常識やルールを守る能力がある大人の部分と
邪険に扱われれば
脅え泣き怒る赤ん坊の部分との2つが存在している


大人同士の喧嘩に見えても必ず
当事者の内部のインナーチャイルドが暴れており
自分が大切にしているのオモチャを粗雑に扱われた子供の喧嘩と同じだ


僕は
他者と向き合う時は必ず
その人の中に居る大人と赤ん坊の二人分の人格を感じるようにしている
そして
自分の中の大人と赤ん坊の二人分の人格に気付いてもらう努力をする


目の前で怒りを露にし
争いが治まらない人間関係を見た時
片側の人間のインナーチャイルドが傷の痛みを訴え
もう片側の人間は相手を子供っぽい非常識人間と詰っている構図が必ずある

では
常識を守っている側の人間に
「相手はインナーチャイルドが暴れているわけで赤ん坊と同じなのだから
赤ん坊を安心させるように接してやれ」と伝えると上手く行くか
というと
これはまた上手く行かない

常識を守っている大人役の人間も
自分の中のインナーチャイルドがむずがるのを抑制しながら
常識の中で立っているからだ


「相手はガキみたいにワガママが許され
何故自分ばかりがワガママをするなと言われなきゃならないのだ」と
今度は大人役の人間のインナーチャイルドが暴れ出す



人間とは多かれ少なかれ皆、自分の中のインナーチャイルドの泣き声を
我慢させながら生きているのだ



その泣き声に対し
自分も他者も
誰も気付いてやらねば
インナーチャイルドはどこかで必ずガス抜きをすべく
爆発する












ミュージシャン
という目線に話を戻そう


インナーチャイルドの枯渇が音楽に食い込んでいるタイプのミュージシャンは必ず
その人の音や作品に癒しの要素が多く含まれてくる
(例えば和泉さんや僕はそちらの傾向が強いミュージシャンだ)


インナーチャイルドにそれほど深い傷を持たないミュージシャンは
喜びや楽しみが多い表現をする



インナーチャイルドが脅えている前者にとって
後者が表す喜びの表現が(それが誠実な表現であったとしても)
茶番に感じてしまったり粗雑で暴力的にすら感じることはよくある

粗雑だとか茶番だと低評価された後者は当然憤慨する



逆に
脅えを抱えた前者が
自らを癒すために試行錯誤している時間を
後者は意味の無いロスタイム(ぐずぐずと優柔不断に時を浪費しているだけ)と捉える場合がよくある

ロスタイム扱いされた前者のインナーチャイルドは当然
ささくれ暴れる




前者と後者はクッキリ分けられるものではないが
人間関係にトラブルが発生し
それぞれが自分の主張を強くした場合

両者は必ずどちらかの役にまわり
相手と歩み寄りの無いぶつかりを続けるのだ




昨夜起こって
未解決なまま今日に持ち越された事件というのはこうした構図の中にある



僕は直接の当事者ではないが
無関係な位置に居るわけでもない

何かしらのフォローをすべき位置に居る


僕は車中でずっと
誰ものインナーチャイルドを否定しないスタンスを取りながら
ただ黙っている


否定されなければ
インナーチャイルドは自力で自然に治まってくる

否定されたままなら
どんなに強い力で頭打ちされそうになっても
猛烈な反発のパワーを爆発させる



否定が争いを生む


だからといって
否定する人間は駄目だと否定してしまったら
あっという間に自分も争いに巻き込まれ
気付いた時にはマイナス感情を吐き出していることになるだろう




意見の食い違いや
いさかいに対し
安直にただ柔らかく取り持とうとしたり
大上段から正論を打ちおろしたりしても効果などない

ただ
誰のことも否定せず
時の流れに任せる


誰からも否定されない心は
脅えや悲しみを感じなくなってゆき
そうなれば人間の心は
元々 自然と善行をするような仕組みに出来てる





13時45分

車は西那須の辺り

高崎のホテルまで
あと160キロ





朝一には張り詰めていた車中の空気も
今は落ち着きを取り戻している





このまま
今日は黙って
心の中でずっと微笑んでいよう




誰のインナーチャイルドも脅えないように




目を瞑り
少し頭を休めることにした












。。。。








すっかり眠り込んで
気付くと15時半過ぎホテルに到着






到着間際に夢を見ていたな...

白い砂浜に立っているバラックのカフェで
今日は15時からの演奏で
着いたのが14時で
1時間で機材を組みサウンドチェックとRHをしなければならない

けれど夢の中の自分はずいぶん
のんびりした気分だった






さて、そして現実の僕は
今から1時間後、17時にホテル出発です



チェックインの時
ロビーに置かれていた2mほどの観音像の慈愛に満ちた目を
和泉さんは下から感慨深げに覗いていた




夕べから我々のチームを襲った邪気は去ったようだ



僕はといえば
誰のインナーチャイルドも否定しないようにして
ただ黙っていただけ




最後の仕上げは
この後奏でる音楽が全て浄化してくれるだろう





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仙台enn vol.3/会場入り~本番

2013-08-30 | 参加ユニット『Duo LIBRA』


17時半にホテル発
あっという間に会場です



二回目となるennさんは
前回の時の音作りを覚えていてくださっているのかわかりませんが
とにかくgtはスッと音が決まり
中も外も良い音に整いました

ここの会場はピアノがアップライト
グランドとは鳴りが全く違うらしく
和泉さんはプレイに相当神経を使うようです


ennは「ロック小屋」と呼ばれる
ロック寄りのライブハウスで
一つの建物内に
3つのライブハウスやRHスタジオがある
...ライブハウスは2つだったかな?

まぁ我々の出る会場は3rd

会場内は防音がなされてるけど
楽屋に居ると
1stと2ndやリハスタの若者の
有り余るエネルギーの若者ロッカー達の雄叫びや
ドラムのシンバルの連打など
常に聴こえてきます

彼らは今の僕の生命力の10倍以上あるように感じます

若いということは凄いことだと
この歳になって痛烈に感じます

この有り余るパワーを「全体」のために使って欲しいし
そこへ導く力がある大人でありたいと思う


こういうラウドな音環境の中で
本番前に心中に波一つ立てぬように寂然と過ごすのは
修行でもあり
人生に於いては面白いシチュエーションでもある


運命は
否定しない心に味方してくれる



本場まであと7分



。。



一部

ステージに上がり演奏を開始してみると
リハーサルよりだいぶ音が吸われていた

残響が減り、音は細くなったが
ピアノとのバランスは良いので
そのまま環境を変えず集中して奏でました

グランドに比べるとダイナミックレンジが狭いアップライト
ということを考慮に入れ
普段より1割2割減 のタッチで歌心を表現してゆくと
ピアノとのバランスが整ってゆくように感じられた

難しいが決して悪くない演奏だと思った


二部は一部よりもっと
そこを攻めてみた

手応えも得られたし
客観的にも良い演奏だと感じられた

和泉さんはアップライトを弾くことで
相当なエネルギーを費やされたようだが
ピアニストでない僕にはその大変さはわからない

あくまでもギタリストの感覚からだが
今日はお互いバランスを必死に取り合って
共に作り上げた心ある良い演奏だったと思えます

演奏中までは自分たちを褒めたいと思います


そして「終演後のこと」
に関しましては
今夜は僕はノーコメントにさせて頂きたいと思います


会場に残ってらっしゃったお客様の一部の方は
何となくお分かりと思いますが
本当に申し訳ありませんでした

この記事を読んで意味が分からない方も
すみません



足を運んでくださったお客様
そして
ennさん

本日は本当にありがとうございました


また明日頑張ります^^






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仙台enn vol.2

2013-08-30 | 参加ユニット『Duo LIBRA』

11時出発



朝一
師匠が言うことには
夕べはホテルに入って何も食べずにすぐに寝てしまったので
デニーズでクダを巻くことも出来なかったよ
とのこと


むしろクダを巻かずに済んで良かったじゃないっすか
師匠



「だから珍しく朝一からお腹空いちゃった」
という師匠だけチェーンのラーメン屋に立ち寄る間
中村氏と車内で待機

最近また鉄道撮影熱が復活してきたという中村氏の作品を
パソコンで見せてもらいながら撮影エピソードを聞く


先日の浄土が浜ジャズフェスタへ単独移動中
Googleマップ航空写真で目星を付けておいた寂れた山間の鉄橋

二台のカメラと三脚を担ぎ
道路からかなりの急斜面をよじ登ると
鉄橋の真ん前
ベストポイントだった


鉄橋を通る上り電車の線路は眼前でカーブして
その先は木々の緑の中に消えている

2時間に一度しか通らないというその電車が
その緑の中からカーブを曲がって眼前に現れた瞬間を撮影すべく
カメラを設置した


時刻は夕暮れ白墨の時間帯に露出を合わせ
あとは主役の登場を待つのみ


待つこと15分

来たっ!

緑の中からヌッと現れた主役の電車は
夕暮れモードの露出設定に反し
煌々とライトを点灯していたため
写真はハレーションを起こし全滅とあいなった…


愉快な中村氏である
行く先々で好奇心を全開にし
失敗を含め楽しんでいる


冷し担々麺大盛りを食べ終えた師匠を乗せて再出発してしばらく行くと
中村氏の嬉しそうな声

見ると焼肉屋の看板に「宝島」とある

一同爆笑

更に中村氏
「夕べのホテルの近くにはスロット宝島ってのがありましたよ」

一同大爆笑

「この際いっそのこと全部集めてみますか」
と師匠


「カスミかぁ…
茨城近郊のみのスーパーなんです」

筑波大学時代に茨城に暮らしていたという中村氏が
懐かしそうに言う



いつしか車は郊外を抜け
晩夏の常磐道を快走


後部席からは師匠の長閑な鼾






後頭部をヘッドレストに付けて
眩しさに瞼を細めながら
ボーッと前方を見るともなしに見ているのが好きだ



12時45分
磐越道に入る










外気は34℃
ホテルまで190キロ






トイレ休憩

トイレに近い駐車スペースに前進駐車した際に
思いの外、高低差があった歩道の淵に
フロントバンパーをガリッと擦ったが
何事もなかったようにやり過ごした中村氏は
ただ者ではないと感心した


再出発

さっきまでと雲の様子が違ってきた






只今
郡山辺り



ここまで走ってくる間に16台の競馬搬送車を抜かした

どうやら搬送車一台に一頭だけの専用車らしい
搬送車には馬の名前が書いてある



13時半
東北道に入る





東北道に乗るとすぐ安達太良山



雲の様子がどんどん変わってゆく



13時50分
遂に福島西辺りで雨がパラパラしだした
ホテルまであと80キロほど








知らないうちに小一時間ウトウトしていたようだ
14時40分
高速道を降りた











15時ホテル着



会場へは17時半出発

少し横になって体を休めることにした




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2013/8/30///仙台enn3rd 出発前

2013-08-30 | 参加ユニット『Duo LIBRA』



今日は仙台enn3rdさん
ここ水戸からは約340キロ移動


出発2時間前に起きてゆっくり朝湯です


33本目ともなると
演奏後記も書くことが無くなってきて
残る頼みの綱は和泉さんの駄洒落ネタになってきました

最近の師匠は
ご自分の出展なさる駄洒落が
僕のブログにどんな風に描かれるかを楽しみにしてくださってるようで…

それは大変光栄かつ有難いことではありつつ
まだ未完成の駄洒落を早漏気味に出展なさる傾向になってきました

昨夜の水戸も
本番直前、前後の文脈無しに
「水戸の納豆食って納得って」
と唐突な御出展

相変わらず出来は高得点ではありますが
文脈無しのご出展

これをどう拾えとおっしゃりまするか…なかなかの傍若無人ぶり

こうなればもう
この傍若無人ぶりを弄りながら記録してゆくしかないわけであります


夕べは終演後
ホテルチェックイン後、解散直前に
ホテルの一階に入っているデニーズに
これから一人で入ってクダを巻いてくるのだと
意味不明の意気込みを見せておられた師匠でありますが
果たして夕べはどう過ごされましたことやら


今朝は11時出発

そこから師匠の駄洒落を聞き逃さないよう
こちらも感覚を研ぎ澄まして挑みたいと思います


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2013/8/29// 水戸Girl Talk

2013-08-30 | 参加ユニット『Duo LIBRA』


レコ発ツアー全36本の最終ブロック
ラスト5連チャンの初日
そして32本目

今日は水戸Girl Talkさん
僕としては二回目の訪問です


しかし...
このご時世にツアー36本なんて数字
あり得るかな...

いや...
あり得ないでしょ


あり得ないところを
ブッキング敢行してしまうところが
マネージャー中村氏のクレイジーなとこで

体が持たないよ、などと
ブツブツ言いながらも
結局32本目まで脱落者が出ないことからも
和泉氏も榊原氏もクレイジーなのだということ
まぁ
早く言うと3馬鹿トリオなんだと思います


誤解無きよう言葉を一つ付け足しますなら
「愛すべき3馬鹿トリオ」ということになりますです

3馬鹿隊が今日はどんなことをしでかしますやら




14時半
和泉邸にて積み込み 完了
そして出発



出発後間もなく
「くだらない駄洒落を思いついたんだけど…
聞いてくれる?」
と後部席からの声


「どんなのです?」と僕


「レコ発ツアー最終5連チャンに
出発どぇ~す(ドS)と言っておいて
本当はドMだけど
と付け足す
っていうの…」
と和泉さん


「和泉さんがMであるということを知ってる
一部の人にしかウケない駄洒落ではないでしょうか?」
と真面目に受け答える中村氏


(和泉さんMなんかい…?
僕もどちらかていえばMではあるが…)
と僕の心の声


中村氏の真面目な返答に
和泉さん、こう切り返す

「だからぁ
肉体的に過酷な36本ものツアーの
最終の〆が地獄の5連チャンというのは
もはや我々はドMとしか呼べないと…
そういう意味も含んだ駄洒落なんですけどね
あっ!
あれっっっ!!!
あ~~~忘れ物大王
またエライ物を忘れてきちゃった

いや
戻らなくていいですから
いやなに...
この3泊4日の着替えを玄関に全部置いてきちゃった
着替え忘れてるのに
サンドイッチなんて持って来てる場合じゃなかったよ」


駄洒落と忘れ物という出発後の恒例儀式が落ち着くと
これまた恒例
和泉さんはモルフェウスの腕に抱かれ
後部席にて入眠

車内はまた静寂が戻り
車は西日の中、一路水戸へ向かう

筑波の辺りで
ついこないだまで目に眩しくらいの緑だった田んぼが
もう黄金色になり始めていた

昨年の後半に和泉さんとの再開を果たし
演奏するようになってから
あっという間に1年が過ぎてしまいました
感慨深いものがあります







17時手前に会場到着
いつものようにセッティング
いつものようにサウンドチェック
いつものようにリハ


音決め真剣な宏隆くん



ガールズトークさんの内装はとても洒落てます

『a dedication』のブックレット内にも
Girl Talkさんでの演奏シーンが使われてます




八丈島から何日か空き
お互いにリブラではない演奏をしてきてるから
演奏に於ける記憶がリセットされてるところがある

1部では探りながら演奏するようなところがあったが
このまま終わるのは絶対嫌だ
2部では攻めることに心を決めた

二人の呼吸が微妙に噛み合ない部分を
隠そうとした意識の演奏をするのではなく
噛み合ないことから生まれる揺らぎを楽しむことにした

そのことを2部の1曲目のピアノイントロの中で思いついたのだった

思い付くと同時に心身の固さが解れていた

そしてあとは楽しむことだけを考えて過ごした




終演後
和泉さんが
「二部でリバーブ足したの大丈夫だった?」


「大丈夫ですよ
むしろやりやすくなりましたよ」

和泉さん
「お客さん入ると吸われるからねぇ」


「お客さんが入ってみないと
どれくらい吸われるかなんて、なかなかわからないですよね」

和泉さん
「そうね
冬なんかもっと吸われるからね」


「あぁ
セーターとかね
音を吸うからね」

和泉さん
「それに音を吸う乳房と
音を吸わない乳房があるしね」


「え...?
ん??
本当に? 」

和泉さん
「な わけないだよ~
こうやって嘘八百並べてるのが
あなたのブログにどのくらい反映されるか楽しみでね」


そういうことだったので
ここにちゃんと書き残しましたよ、、和泉さん


奏でている時以外のミュージシャンの面白いとこを
書き残しておきたくて
こうして終演後、夜更かしして書き綴ってます
明日になったら明日のことで頭が一杯になって
もう今日のことなんて思い出せなくなっちゃうから



ということで
残り4連チャン

連チャンは体にはキツイが
演奏は濃密になってゆきますから
気持ちさえ緩めなければ残り4本
どんどん濃くなってくはずです


「最後の4本でそろそろ和泉は壊れて
とんでもない醜態を曝し
さかきぃに笑われたい」
などと訳の解らないことを和泉さんは口走っておりますが
軽くスル~^m^


結局ここのチームの人たちは
一筋縄では行かない濃い人たちで
何本ライブを重ねても薄まらない

そこがいい


明日は33本目
仙台ennさん

遂に明日
中村氏から言われていたタイムリミットが来る... --;

或る新曲をやらねばならない --;

アメリカのすんごい有名なロックギタリストの名曲をカバーする  --;


ネタバレになるから曲名書きませんが
明日ennに来る人は
アコギでその曲やってる人って聴いたこと無いから
お得だと思うなぁ...まじに
(自分で言うのもなんだけど...)


ということで明日はまた
どんな駄洒落が飛び出しますことやら
乞うご期待です




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2013/8/23//八丈島の余韻

2013-08-23 | 参加ユニット『Duo LIBRA』



チェックアウトから搭乗時間まで時間があるので
1BOXタクシーで島を軽く案内してもらうことに

漁港



太平洋漁船の避難場所にもなっているようで
港を囲う防波堤はかなりの高さだった



船から出てる棒は
カジキマグロの一本釣り竿だそうだ

1匹釣り上げたら
漁師さんは幾ら儲かるかと話題になる
運転手さんに尋ねるが
時価で変わる、としか答えは得られず


昔は代官所があったという辺りに丸石垣



流人が海岸から一つずつ担ぎ上げたという丸石垣は
一つの石を六個で囲う六個囲い







関ケ原で敗北し流刑者として島に流された宇喜多秀家の石像
これはだいぶ新しいな..



35歳で島に流された秀家は84で亡くなるまでの50年
八丈島で釣りをしたり短歌を読んだり悠々自適の生涯を送ったといわれてる




雲を被った八丈小島が見える



波が高い





海岸線に近付こうとするとタクシー運転手さんが波に拐われるから近づくな
と注意

海の色がエメラルドで
波打ち際まで行き
撮影したかったが
残念
命には代えられない

海岸は溶岩で出来ていた




着いてからずっと島の山の頂にはいつも雲がかかっていた




この辺りの海岸沿いは
南原園地というらしい






物産展の建物かと思う小さな空港の建物に着いて
アシタバの蕎麦を食べた


夕べ打ち上げでご一緒した婦人連の会長さんが
黄八丈の名刺入をお土産にわざわざ空港まで届けてくださった

まだまだ島の面白い処がいっぱいあるから
今度はゆっくりした行程でおいで

そして島をもっと好きになってほしい




もう充分好きになってます

また来年来れたらいいな





搭乗口で待機



今回のコンサートで
島のジャズギタリストさんとDuoで参戦したピアニスト福本さん
川崎在住ということで
飛行機の便が一緒
記念撮影



大路さんが「髪型がスポック船長くん」と呼んでました
僕は個人的には「フランシスコ ザビエルさん」かと...
いずれにせよ、なかなかキャラの立った人物であります

始発便で東京に戻った上原女史に一目惚れされておりました
若いというのは羨ましいことであります^^



機内に搭乗
飛び立ってすぐに眠ってしまった

一瞬で
着陸体制に入りました
のアナウンス

行きと同じだ…
タイムスリップしたような
あっという間感

東京は雨が本降りだった




飛行機で僅かな時間移動しただけの別天地、八条島

どこか夢でも見ていたような感じもする...




夢だとしても

良い夢だった









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