Rosa Guitarra

ギタリスト榊原長紀のブログです

2月26日(火) 大塚 GRECO

2013-02-27 | 参加ユニット『Duo LIBRA』



大塚 GECOに足を運んでくださったお客様
心より御礼申し上げます







車のサイドミラーを畳まないと通れないくらいの細い路地を入って
住宅街の中に在るGRECOさんは
とても素敵なお店でした

会場に早く着いたので3人で早い夕食に行きました


(misora~men kutta atono touyou no mitubainin no kataware)
(mou katawareha yasaitanmen to gyo~za kutte konbini中)






(kokonimo mitubainin)






ここは楽屋に使わせていただいた2階のホームバーみたいになってる部屋


この部屋にもピアノが在る


ここんちの子になりたいなぁ...





3月中旬からのレコーディングに向けて
ずっと曲を譜面に起こしていたので
今日も新しいレパを加える事が出来ましたが
そっちに時間とられて
曲を体に入れるのは、ちょっとまだ未成熟だったな...
などと反省しながら



でも、懐かしい曲とか、
新しいカバー曲とかをレパに加えたりしたことで
何度も通ってくださるお客様にも
昔からの和泉さんのファンの方にも
喜んでいただけてきてる感じがしてます


このまま、このユニットの新陳代謝が活発なまま
衰えないように進めてゆこうと思います





(nekoryo~sika dayo)


(omaenonakani oreha haitteirunoka...)(orenonakani omaeha haitteirunsa hu..hu..hu..)


そうそう

ユニット名は「マカバ」は牧場牛乳みたいだからやめて
「Duo LIBRA」(デュオ リブラ/リブラだけ全部大文字)に決定しました
和泉さんも僕も天秤座なので

ユニット名が「両天秤」にならなくて本当に良かった...



このあと数曲、譜面に起こして
そしたら3月10日から秋田のスタジオに数日隠ってアルバム制作します

気合い入れて弾いて来ます
楽しみにしていてください










コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

和泉宏隆 フーチャリング 榊原長紀

2013-02-24 | 過去のスケジュール記録



3月中旬にアルバムレコーディングを行なう予定になった
このユニット
最近はそのための準備をずっとしています

準備してる曲の中から新しいレパを加え
2/26大塚GRECO

そして3月中旬のレコーディング

3月22日 柏 Studio Wuuさんから
アルバムを持ってツアーがスタートになります


ピアノとアコギのアンサンブルの妙を
そして
心の奥にまで届く本質的な音を
このユニットで行けるとこまで煎じ詰めようと思います






2月26日(火)
大塚 GRECO
開場19:00 開演20:00
前売3,200円、当日3,500円
03-3916-9551





3月22日(金)
柏 Studio Wuu
開場18:30 開演19:30
前売3,200円、当日3,500円 ドリンク別
04-7164-9651





3月28日(木)
水戸 Girl Talk
開場18:30 開演19:30
前売3,200円、当日3,700円 ドリンク別
029-225-0050





3月29日(金)
横浜 Hey Joe
開場18:30 開演19:30
前売3,500円、当日4,000円 ドリンク別
045-313-3631





4月3日(水)
仙台 enn3rd
開場19:00 開演19:30
前売3,500円、当日4,000円
022-212-2678





4月4日(木)
秋田 Cat Walk
開場18:30 開演19:30
前売3,200円、当日3,700円 ドリンク別
018-865-6699





4月5日(金)
山形 蔵オビハチ
開場18:00 開演18:45
前売3,200円、当日3,500円 ドリンク別
023-626-2737
*この公演はMisty Fountainでもご予約を承ります
①代表者フルネーム、②人数、③お電話番号、④在住都道府県名を明記の上
message@mistyfountain.comにメールでお申込みください





4月6日(土)
盛岡 Bar Café the S
開場18:00 開演18:30
前売3,500円、当日4,000円 ドリンク別
019-625-2440





4月7日(日)
福島AREA559
開場17時半 開演18時
前売・予約3,200円、当日3,500円
024-573-7448





4月9日(火)
名古屋 Doxy
開場18:30 開演19:30
前売3,200円、当日3,500円 ドリンク別
052-242-1227





4月10日(水)
土岐 Bird & Diz
開場19:00 開演19:30
前売3,200円、当日3,500円 ドリンク別
0572-55-5399





4月11日(木)
金沢 もっきりや
開場18:30 開演19:30
前売3,200円、当日3,500円 ドリンク別
076-231-0096





4月12日(金)
武生 Rag Time Classics
開場18:30 開演19:00
前売3,000円、当日3,500円 ドリンク別
0778-21-3791





4月20日(土)
甲府 Jazz In Alone
開場18:00 開演18:30
前売3,200円、当日3,500円 ドリンク別
055-232-2332





4月26日(金)
松坂 サライ
開場18:30 開演19:00
前売3,000円、当日3,500円 ドリンク別
0598-21-3130





4月27日(土)
浜松 Jazz In B♭
開場18:30 開演19:30
前売3,000円、当日3,500円 ドリンク別
053-435-5644




コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2013/2/17 北千住ペーパームーン

2013-02-18 | 過去のライブ後記



vo:大地穂
ag:榊原長紀
bass:山崎洋


音楽を敷居の高い特別なものではなく
もっとカジュアルに楽しもう
そして懐かしい昭和の歌謡曲や映画音楽などを聴きながら
ちょっと青春時代にトリップ!!

という感じのコンセプトのもとに2回目を無事終えた
このトリオでの北千住ライブ

1回目はサンローゼさんという昭和の雰囲気漂う喫茶店でしたが
今回はサンローゼとは駅の反対側にあるカラオケボックス
ペーパームーンさんのパーティールームでの演奏とあいなりました

キャパ35人の部屋が
御陰さまで満席状態
熱気に溢れる中、演奏させていただきました


演出の妙を尽くしたステージも素敵だけど
全くありのまま素っ裸なステージも素敵だと感じられました

何だか楽しかった...


客席を携帯カメラで撮りたかったけど
ちょっと出来ませんでした




次回はまだ大決定ではないけど
多分、3/17
第3日曜日
サンローゼでお目にかかります

ちゃんと決まったらまた告知させていただきます






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高崎JAMMER'S

2013-02-10 | 過去のライブ後記


2/11
和泉さんのピアノトリオで出演するはずだった高崎JAMMER'Sさんに
ちょっと事情が生じてトリオではなく急遽「MERKABA」で出演する事になった

バタバタと前日10日夜のうちに前ノリ
20時過ぎに店に到着すると間もなく
和泉さんは翌日の僕とのDuoのプロモーションのために
4曲ソロピアノを奏でた





僕はトリオの代役で高崎に行く事を告知されてから
プレッシャーでお腹がピーピーになってしまった

だって… ねぇ…
ピアノ、エレベ、ドラムというトリオ編成だからと
前売り買ってる方がいらっしゃるだろうに…
ギリギリでDuoに編成が変わっちゃったわけだから
チケット代割引とかちょっと特典を付けたみたいだけど
でもねぇ
僕のポジションはやっぱりプレッシャーになるですよ


それはさておき
和泉さんのプロモーション演奏が終わると
音楽大好き人のJAMMER'Sのオーナーさんと居酒屋で前打ち上げ
とてもヒューマンなオーナーさんと親睦を深めた後に
ホテルチェックイン

就寝

起床



ピーピーで臨んだ高崎
前ノリから一夜明けて いざ出陣です



毎度お馴染み
東洋の密売人コンビ


和泉さんはよく
朝イチで髪を結んでないでホテルのロビーに降りてくることがある

髪を結んでないと
ネイティブアメリカンかオールマンブラザーズか北京原人か
というような迫力がある

一応北京原人は伏せといて
「オールマンブラザーズみたいな迫力ですね」
と伝えるとご本人まんざらでもない様子

「やめてよ~さかきぃ、、その気になっちゃうじゃない~」
と言いながらご自分の靴を指差し
「じゃまずこのコッペパン靴を捨ててウエスタンブーツに買い替えなきゃねぇ」
と言いながらコッペパンを履いたままのコッペパン原人は
向かいのコンビニへ入っていったのでありました

コンビニ店員もさぞビックリしたことでしょう



そして会場に移動

リハの前にまずは腹ごしらえ
前回別件で高崎に来た時にマネージャー氏がチェックしていた凄い店で昼食


会場と同じアーケード内にある食堂
「中央軒」へ向かう
左端はJAMMER'Sのオーナーさん


いやしかし...やはりこのくだりは
恒例になりつつあるモノクロ画像で..



追跡!!密売ルート衝撃の潜入捜査

密売人(右2人)をアジトに案内する仲買人(左)



彼らは取材班の隠しカメラに気付かぬままアジトに向かう




取引のため妖しげな奥へ通されると完璧なる昭和の風景
壁には体育会系学生から感謝の色紙が沢山貼ってある

何とはなしに連れてこられたが…これはもしや…
大盛りで評判のお店だったりして…

果たして...
まさにそうでありました

カタヤキソバを注文したら二人前あるくらいの大皿が出てきました
これで620円とかだった
普通の焼きそばが520円とかだったかな


女将さんは品が良いのに庶民的で
厨房の中のご主人も口数少ないけどニコニコしてる

僕等が入った時に既に居た
昼間からビール飲んでるオヤジ客たちも
この店の値段と量と女将の笑顔に満足してニュートラルに寛いでる様子

その客達が帰っていってすぐ
そのうちの一人の客が戻って来て厨房の親父さんに何か差し入れると
「いつもありがとうねぇ」と親父さん
その客は親父さんの息子でもあるかのようにはにかんで帰っていった

マネージャー氏いわく
「こういう昭和のお店が元気に残っているのは嬉しいですよねぇ」

いろいろな土地に赴き
こういうシブイお店を発見したりすると
つげ義春の世界に片足を踏み入れたようで楽しい
マネージャー氏によれば
この先雪解けの頃にはこのユニットで東北を攻めることになるらしい
もっきりやの少女と出会えるか楽しみにしていよう




そして僕は二人前相当のカタヤキソバを完食しましたです




そこから会場でのサウンドチェックとリハーサルが始まる



持ち込みのPAで音環境を整えてからリハーサル



今日のリハでは新曲が4曲も増えたから
体に染み込ませるのに結構必死

でも、どんどん本番で試しながら(っていう言い方も何だけど)
レパートリーを増やして行こう
という建設的な空気が定着し始めてるから
ユニットの筋力が付き始めてるってことだと感じられる

新しいレパ曲は
まだ体に馴染んでない分 演奏に固さも出るけど
演奏を重ねる毎にどんどん固さは取れ
表情も膨らんでゆくから
その行程が楽しいし
固さを克服してゆくことが
常に目の前に見える明確な目標ともなってくれる



ピアニストは大抵、客席に横顔を向けて演奏するけど
僕の演奏位置からはピアニスト和泉宏隆さんの真正面の表情を見ることが出来る
だからお客さんから見えてるか判らないんだけど...


1音1音 紡ぎ繋いでゆく時に、眉の辺りに現れては消え
消えては現れるほんのささやかな切なさが
このピアニストさんは大変美しい

演奏上のアイコンタクトを取るつもりが
このほんのささやかな表情の移り変わりを
ステージ上でうっかり見入ってしまうと涙腺が弛みそうになる



RHは終了
音と心も整ってあとはお客様を迎え入れるだけ




僕は実は今
右手の人差し指と中指と薬指の爪にヒビが入ってしまっていて
アロンアルファで補修して演奏してる

本番は爪が割れるとか考えもせずに感情まかせに弾くから
ツアーとかで連日演奏する時期は昔からよく爪を割ってしまうのだ



アロンアルファを塗ると爪の厚みや質量が変わるから
自分の爪だけで弾弦した時とは音色が変わってしまう

それが気になるからミスりやすくなる

ミスらないために慎重になると
それはそれで小さくまとまったつまらない演奏になってしまう

小さな演奏にはなりたくないから葛藤が続く
なかなか苦しい状態なのだ



楽屋でギリギリまでウォーミングアップして
アロンアルファで不自然な厚みが出来てしまった爪を
再度ヤスリで削り
また割れないギリギリまで極力自爪に近づける

やれるだけの準備をして
ステージ上でも気持ちを折らないでやれるだけのことをした



終演後
お店の音響さんの一人は
ギターの音がとにかく綺麗でやられた
と言ってくれた

もう一人は
良かったです
良かったとしか上手い言い方が出来なくて...
でも良かったです
と言ってくれた

お客様のご婦人から
ギターの音がが泣いていてとても良かった
と言っていただいた



今回は急遽決まったトリオの代役というプレッシャーと
指3本爪にヒビというハンデを抱えての登板となったので
何しろ余裕が無くて
自分たちの演奏が良かったか悪かったか普通だったか
僕自身には客観的に解らないのだ


ただやれるだけのことはした...
悪くはなかったはずだけど客観的にはどうだったのだろう…


だんだん自分に課したハードルが高くなってきてるのかなぁ…


でもまあベストは尽くしたのだし
先に繋げるものは提示出来たと思うから良しとしよう




高崎JAMMER'Sさん
大変お世話になりありがとうございました





そうそう...

Rh時に僕に勧められて
僕のギターをおっかなびっくり弾いてらした永遠の少年、オーナーさん

土浦ローガンズさんもそうでしたが
音楽の素晴らしいところは
人間にいつまでも青春を与え続ける力があるってところです


ということで
無事終了 ^^






このチームの流行りは
吉野家の蕎麦屋があると必ず立ち寄る

蕎麦吉野家は十割蕎麦(つなぎを使わず蕎麦粉だけ)なので
それがお目当てなのだ


高崎からの帰り道
マネージャー氏の記憶を頼りに
関越道に乗る手前の蕎麦吉野家へ

僕等だけ貸切状態で
天重とざる蕎麦のセットを食べながら雑談



和泉さんいわく
ユニット名さ
MERKABAH(マカバ)っていうの
意味は良いんだけどちょっと韻がね
マカバっていうと牧場牛乳を連想しちゃうのがちょっとねぇ…

だからマカバとは名乗らずにMKB52っていうのどう?
えむ けー びー ひふてぃーつーね
52は僕らの平均年齢ね



僕らの平均年齢は53ですよ
と僕


いいのいいの例えなんだから
...Libra
っていう案もあるんだけどね
と和泉氏


Libraって何?
と僕


天秤座ですよ意味は
と和泉氏


もしかして和泉さん天秤座なの?
と僕


そうだよ 9月○○日
天秤座の第一周期ですよ
と和泉氏


へぇ知らなかった
僕も天秤座ですよ
と僕


どおりで
音のバランスが取れると思ったら二人とも天秤座だったかい
じゃぁユニット名は
「両天秤」にしよう
と和泉氏


一同ゲラゲラゲラ
そいつはいい それは最高だ と
無責任にウケるマネージャー氏と僕



堅気社会と折り合いの取れない3人男の旅はこの先も続くようです
無責任に
それでいて真摯に
ある時は凹みある時は有頂天になりまた足元を掬われて転び
転びながらまた笑う


あと少しで
3月4月のツアーが決まってくるようなのでまた告知させていただきます


出会いを大事にしながら一本一本のライブを大切に奏でてゆきたいです


ユニット名が 悪ふざけの末に
「MKB52」か「両天秤」
に変更にならないよう祈っててください




コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

如月の詩~春待つ部屋

2013-02-06 | 過去のスケジュール記録



如月の詩
~春待つ部屋~


2013/2/17(日)
@
ペーパームーン 北千住西口店内パーティールーム


東京都足立区千住2丁目61
ビックリヤ北千住西口ビル3F
03-3870-1177 ‎




出演


vo:大地 穂



ag:榊原 長紀


w bass:山崎 洋



開場  18:00

開演  19:00






前売り:1000円+1drink別料金(500円前後)
当日:1500円+1drink別料金(500円前後)


電話でのお問い合わせは
tel:03-3888-5003(18時以降)
居酒屋Tampopo内、大地穂まで

mailでのお問い合わせは
susususui1122@gmail.com





。。。。。。。。。。。。。。。



前回、昭和の雰囲気が漂う北千住サンローゼさんで
大地穂さんのライブを行いました

今回はサンローゼの姉妹店ペーパームーンさんで行ないます

こちらはカラオケルームです
そこの35人定員のパーティールームを使ってのライブになります


サンローゼの昭和レトロとは違いますが
プライベートなホームパーティーのような雰囲気で演出出来たらと考えています

前回に引き続き
また懐かしい曲を用意してお待ちしております








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バランス

2013-02-06 | ギターの栄養

今日は家での録音作業


ライヴはやり直しがきかないから
一期一会の能力が鍛えられる


レコーディングは
やり直しを重ねながら完璧に近付けてゆく

そしてライヴのようなやり直しのきかないプレイで完璧に近づくためには
自分の何がまだ未熟なのかを探ることが出来る


その両方をバランス良く行き来しながら活動出来たら一番理想的


僕は今 結構それが手に入ってる幸せ者かも
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Merkabah Tour 後半戦 長~~~い後記    誤字脱字あるかも...

2013-02-05 | 参加ユニット『Duo LIBRA』


2月1日

今日からMerkabah Tour 後半戦

3日前から喉の痛みと鼻水を伴う微熱が出ていたんだけど微熱だから大丈夫だろう
気合いで治してしまおうと考えていたが
今朝になったら38度越え
体中痛くて朝イチで病院へ

綿棒で鼻の奥の粘膜採取
そして結果
見事にインフルエンザA型


「先生、このあとすぐ出かけて4日間演奏ツアーがあるんです。
なんとか熱を下げてください」と頼むと

オヤオヤ大変だねぇ、、みたいな感じで少し笑ってたけど
20分くらい点滴してもらって処方箋貰ってすぐに出発
集合場所に早めに到着

和泉さんとマネージャー氏に移さないように最善のケアをしなきゃ…


マスクを2つ重ねにしてマスクの内側にティッシュを3枚重ねて
あとは彼らにも車内ではマスクをしてもらおう…

息苦しい…



東北道で北へ北へ

そして意外と早く到着



これはとても素敵なお店です



だけど機材セッティングが苦しくて
多分発熱してきてるかな

集中しようと意識をコントロールしても
本能は体を休めさせようと働くから
自分のプレイが良いのか悪いのか判断出来ない



サウンドチェックの後
楽屋でテーブルに突っ伏して少し眠ってしまったみたい

18時51分
誰も楽屋に居ないし
一部も始まってない

僕が眠っている間に
このお店から全ての人が消失してしまったような気がした

今日の開演は何時だったっけ…



眠ったから少し体が楽な気がして体温計すると

('◇';)ゞ



39度1分でステージに立つのは生まれて初めてだな…


このインフルエンザの高熱が
4本の公演を邪魔するために施されたものか
それとも
試練を越えて今までにない評価を得られるのか
選ぶのは僕の心次第だと思った

そして自分の心が正しく働いていれば
神様がほんの少し手を貸してくれるだろう


僕の出番1時間前には39度を越えていたのが
10分前に急に体が楽になり始め
体温計は37度2分に下がっていた


熱はあるとはいえ39度越えと37度2分は体感がまるで違う

頭と体がスッキリして
これならやれる
と思ってステージへ出た
スタジアムのように客席から取り囲まれた広い空間
天井も高い

このお店はトランペットの日野皓正さんとか有名なジャズミュージシャンたちが沢山出演してきた歴史があるそうだ

柱や壁に沢山サインがしてある

いつものようにスカイソーブルーのピアノのルバートのイントロから始まる

この時に僕はいつもピアノの向こうにひょっこり出ている和泉さんの肩から上を見る

実際のテンポは揺らいでいるが和泉さんの中から綿々と感情が繋がって行くもう一つ異次元のテンポが観えてくる

そのテンポに自分をロックオンする
そしたらその後はどんなにテンポの揺らぎがあってもお互いはミディで繋がっているようにリンクし続ける


高熱によって
この最初の作業を仕損じると今夜のライブは辛いものになるだろう

でも本番前に熱は少し下がり
ステージにはリラックスして上がれた

そしてスカイソーブルーのピアノイントロで和泉さんと自分を完全にリンクさせる作業も上手くいった

あとは集中が途切れないようにだけ気をつけて演奏を楽しんだ

そして結果は滅茶苦茶高い評価を得てステージを終了た

終了後もこちらが戸惑うくらいにお客様から絶賛をいただいた


僕は39度1分から
37度台に下がることが 実は起こりそうな気がしてた

うまく説明出来ないし
結果が良かったから
後からならなんとでも言えるだろうけど

けどなぁ
本番前に熱がある程度下がる予感してた


店の常連さんの年配のご婦人から
日野皓正に貴方の話をするから
と言われた

その御婦人は本当に僕らの演奏で心深く感動してくれた様子だったので
話をしたからといって現実の何が変わるわけでもないだろうが
スピリッツの世界っは一つ風景が変わるのだろうなどと思った


僕はジャズじゃないのに何が良かったんです?
と聞くと

相手の音を邪魔しない
さりとて合わせるだけじゃない
自分の場面では綺麗にギターが響いてた
居そうでなかなか居ない
ジャズの有名なプレイヤーも 力があるのにそういうとこが残念なプレイヤーが沢山居る

みたいなこと語っておられた


僕の信じるところと
僕の方法論が ジャンルを越えて届いたことが大変嬉しかった

そして宇都宮へ移動


今回4本は
宿泊は全て宇都宮に連泊
そこから仙台やら福島やらに出向く工程


早くホテルの部屋で横になりたい…


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



2月2日


Tシャツを搾れるくらい汗をかいて起床

インフルエンザだけど人様の前に出るのだから仕方ない
と入浴して
11時出発
宇都宮から仙台へ

和泉氏15分遅刻
顔が寝ていて
ろれつが回らない様子
なのに何故かハイテンション気味


今日はアフタヌーンライブということで
15時半開場
16時開演


車中の会話

和泉氏
今日はまず○○に横付けして牛タンですか?

マネージャー氏
その時間は無いです
終わってからなら大丈夫ですが

和泉氏
夜に肉で精力だけつけてどうするっていう
マネージャー氏が牛タンとセットで可愛い女の子も用意してくれるっていうなら喜んでですが
最近は肉は夜にはよう食わんですわ

マネージャー氏
はぁ…

さかきぃ
今日の店はカリンパでしたっけ?

マネージャー氏
パリンカです…

和泉氏
スペインだかどこだかのサクランボから作ったお酒の名前だそうですよ
サクランボのブランデーです

さかきぃ
美味しそうだな
お店に置いてありますかね?

和泉氏
あるんじゃないですか
飲んだらいいじゃないですか

さかきぃ
終わったら飲んでみようかな

和泉氏
いややはり飲むならライブ前でしょう
さかきぃの治りかけたインフルエンザをカリンパで後追いするかのようにグイッとね

さかきぃ
へへへ…   ?? ?



(全員しばし沈黙)




携帯で宇都宮の市街地の写真を撮る
カシャッという音がすると間髪入れず和泉氏のろれつの回らない甲高い声

さかきぃはインフルエンザはだいぶ良くなってきたのかな?

さかきぃ
僕が写真撮り始めたからでしょ?

(一同ゲラゲラゲラ)

マネージャー氏
昨日も高速乗って最初の方は撮ってましたけどね

さかきぃ
(知らぬ間にチェックされていた…(・_・;))


ということで
タイトな行程の中
マネージャー氏は車をすっ飛ばして一路仙台へ

今日はセッティングして音量のバランス取れたらそのまま本番に突入することになる

インフルエンザは峠を越えたみたいだし
昨日を無事にやれたのだから今日のタイトな行程でもきっと大丈夫


進行方向左手に雪化粧した高い山が見える

とても綺麗だけどあれは何の山だろう…

ナビは東北自動車道を下ってると示してる
そして西那須塩原と表示されてる



那須高原サービスエリア ここから仙台まで180キロ移動は至って順調

後部シートからは今日もまた恒例のイビキ
和泉氏のイビキは至ってオーソドックスな鳴り方をする
片仮名で書けそう


マネージャー氏がコーラのペットボトルの蓋をプシュッと開けて一口だけ飲む
広島からの帰り道とかにもコーラ一口だけ飲んでたな…

和泉氏のイビキが一発
ギーと言ってその後はオーソドックスな鳴り方に戻る


外気が14度です
この時期通例は1度とかですから今日はかなり暖かいです
とマネージャー氏がボソッと言う

前半戦広島からの戻り日も
かつてないくらいスムーズな道路状況だとマネージャー氏

この旅はきっと音楽の神様に守られてるんですよ メルカバーだからね
と心の中で思う


。。。。。。。。。。。。。


12時42分
福島飯坂
仙台まで120キロ

マネージャー氏がまたボソッと語り出す

震災のあった日
このサービスエリアに居たんです
停める手前で時速20キロくらいで走ってたんだけど
目の前の停車してる大型トラックが揺さぶられるように横揺れしてた
地震なのか強風なのかわからない
とにかく経験値を越えたところの天変地異かと思った

さかきぃ
そうですか…



今回は今日の仙台とラストの福島が行程に入ってる

演奏することと311の震災のことが心の中で重なる

演奏は悲しみも包み浄化する
震災の悲しみの中から浄化が沢山生まれただろう
赤ちゃんはゲラゲラ笑い続けてると急に泣き出す
音楽という歓びとかつて311に受けた悲しみは必ず地続きなのだ
だから僕は何かしらささやかな潤いを置いてこれるはず

と考えていたら
ほら!






。。。。。。。。。。。






国見というサービスエリアで昼食


東洋のヤクザ
もしくは密売人



仙台近し
しかし僕はかき揚げ蕎麦

サービスエリアの従業員のおばさんが明るい声で「道中お疲れ様でしたぁ」と
誰にというわけではなく声を出してる

東名サービスエリアではこの光景は無いな…
新鮮


震災と復興支援色が濃くなってきてる



東北道下りでこの地に来たのは初めてだから
はっきりはわからないけど
道中お疲れ様のかけ声も復興活動の一端なのかもしれない


マネージャー氏が言う

国見でこの時期気温が8度ってのは本当におかしいですよ
4月の気温だし下手したら4月でも国見の辺りだけは雪化粧ってこともありますからね

さかきぃー
そうなんだ
越後湯沢に行くのはあれは東北道じゃないですよね?
え?あ
関越道ね
じゃあ東北道で北上するのは僕は初めてだ

和泉氏がすっとんきょうな声で演説風に始める

我々はさかきぃーの初めてに沢山立ち会えて光栄の至りであります
先日の広島に始まり今回のこの東北道っ!
この東北道は昭和42年着工
48兆円の総工費をかけ東北の地にボウフラ…いやインフレをもたらすものとあいなりました

(一同ゲラゲラゲラ)

和泉氏はトチメンボウを愛する明治の美学者迷亭先生である

迷亭先生後部シートでポリポリ何か食べてる様子

こらこら
今昼飯食ったばかりじゃないんかい?!






。。。。。。。。。。。。。。。。。


パリンカ到着




昨日に引き続き今日も素敵な店です





バタバタと搬入とサウンドチェックをしたが
サウンドチェックしてみると
パリンカの音場はとても心地良かった



昨日の西の洞もだけど天井が高いからか音に広がりがある






。。。。。。。。。。。。。。



満席の中カリンパ終了

機材を車に積み込み出発かと思ったら
ワイン飲みながら和泉さんはまたピアノを弾き始めてしまった



店はディナータイムに入って
一曲終わるごとにお客さんが拍手すると
和泉さんはろれつが回らぬ掠れた声で
飲んでますか?みたいなこと言ってまた弾き出す


気分次第のその物腰に
命を削ってもお構い無しの
往年のJAZZの巨人達のような雰囲気がちょっと漂っているようでゾクッとした


お店が出してくれたまかないをいただきながら
和泉さんを眺めながら考えた




曲順とか構成とか決めごとのある本番より
本番が終わった解放の中美味しいワインにほろ酔いで
気分のままに紡ぎ出される音というのは
ある意味本番より凄いな…
今聴いてるお客さんはラッキーかもと思った


ひとしきり弾いた後
カバ丸みたいに
「お腹空いたぁ」
と言いながら席に戻った和泉さんに

時間外労働するくらいだからこの店の響きが好きなんでしょ?
と尋ねると答えが返ってくる

この店のピアノは昭和56年生まれで僕より2歳年上なんだよ
なかなかそのくらいのピアノには出会わない
いい感じに枯れてるんだ

どこのメーカー?

ヤマハだよ
中の部品はずいぶんドイツ製のものに替えてしまってるらしいけど
ほらヤマハのロゴが今のものより大きいでしょう


この中のG7っていうナンバーのもまず見ない

このGがついたピアノを弾くことを自慰行為という
と、だんだんまたアホになってきたので
ウケた振りをして実は軽く受け流す


しかし
自分より年上のピアノと本番終了後にまで会話を交わしていた和泉氏は
やはり素敵なミュージシャンである





ということ宇都宮まで230キロを夜走り

宇都宮に戻ったら餃子を食うのだと宣う和泉氏は後部シートでまた例のスナックか何かをポリポリ食べてる


おいっっっ!
今まかない食ったばかりじゃろ?!
この後宇都宮で餃子食うんじゃないんかい?!

しかも食べてると駄洒落を全く言わない
大変おとなしい子供のようである

黙々と運転しているマネージャー氏がコーラを一口飲む

後部シートのポリポリ大将から
オシッコ
と声がかかる

行きに寄った国見のサービスエリアに寄ることになりそうだ




。。。。。。。。。。。。。



オシッコから戻った和泉さんが
スウェーデンの名ピアニスト
ボボ ステンソンのピアノトリオのアルバムを引っ張り出してきて言う


これ、そこそこの大音量でかけてよ
きっとこのドライブに合うから
しかしメインのトリオもさかきぃとのDuoもだけど
僕はこういう音に憧れてるとこあるんだよ



徹底して力のぬけた気だるい演奏のアルバムを車中で聴きながら
街灯もない東北道上りをひた走る

アバンギャルドな音の世界に目の前の風景が現実離れして見えてくる



映画パリ.テキサス
の夜バージョンみたいな…

ボボステンソンのプレイは力が抜けて気だるいと言っても
ただ力を抜いて
ただだらだら弾いてるわけではない

音符を置く位置のタメや突っ込みや訛りや
複数の○拍×連符の行き来とか
曲のテンポを無視して
曲のテンポより早く感情任せに一塊のフレーズを詰め込んでおいて
曲のテンポが追い付いてくるのを待ってみたり
絶妙なゴーストノートとかを絡めたりと
そういう多彩なテクニックが途切れぬ一本の信念の元に揺るぎなく紡がれてゆく


自分が少しでもこんなプレイに近づきたければ
今よりもっともっとストイックに技術を磨き
瞬間瞬間の自分の心の声に正直になることだと
ボボステンソンの音が諭してくれる


僕はペットボトルの烏龍茶に焼酎を混ぜて飲んでる

マネージャー氏は何を考えているかわからない
ただ黙々と運転してる

かけてよ
と言った和泉さん本人は後部シートで気持ち良さそうにイビキをかいてる


宇都宮まであと90キロ





。。。。。。。。。。。。。。。


ボボの音に誘われトリップしてるうちに無事宇都宮に到着
この頃には 結局餃子熱も冷めコンビニに寄ってホテルへ

鏡を見ると自分の顔が一回り小さくなって目の下にクマが出来てる

よしよし 上等上等
スティーブガットもマイクマイニエリも三國連太郎も
一流は皆 目の下にクマがあるのだ

ボボステンソンの足元には全く及ばないが
今夜のクマだけは一流の仲間入りである


毎日 いろんな土地に出向き
初めて会う人の前で奏でる

ステージに上がったら
もうギミックは通用しない
オーディエンスはプレイヤーの発する全てを感じとっている

だから僕らミュージシャンはステージに上がったらまな板の鯉なのだ
自分の人生をかけて
ただ腹をくくるしかない

腹をくくりながら
毎日演奏を繰り返すうちにつまらぬことが気にならなくなってくる


晴れる日もあれば雨の日もある

ただ心意気だけは全て演奏に反映される

演奏人生
いろんな環境に出くわすけど
奏でることの誇りを失うな
という
天からの声を聞いて
今日という1日を終わろうと思う

あとは適当に酔って寝るだけ…
Zzzz…




。。。。。。。。。。。。。。。。。。



2月3日

今日は宇都宮ESPRIT

お店との連絡ミスのため告知が
19時開場、19時半開演
とされていましたが
実際は
17時半開場、18時開演
ということでした

ご予約頂いていたお客様には大変ご迷惑をおかけいたしました



波乱含みで迎えた宇都宮
インフルエンザはほとんど治ってる感じで昨夜は快適に入眠したのだが
明け方くらいから寝汗が吹き出して何度も寝たり起きたり
最終的に10時半過ぎに起きた時には一昨晩を上回るほど
ティーシャツからシーツまでグッショリだった

なんじゃこれ?
寝る時は快適に寝たのに…
処方された漢方は発汗と一時的発熱も時にあると言われたが…
とブツブツ思いながら入浴
鏡を見ると昨夜あった一流のクマは消えていた

マネージャー氏から入ったメールを確認
今日は集客が大変少ないんだそうだ

一昨日は高熱
昨日は満席
今日は極少そして告知ミス
毎日かなり揺すぶられながら旅を重ねてる


つらつら考えながら支度する

昨日はほんの少し油断したな…
一昨日があれほどの高熱でも乗りきったから
熱も下がって昨日は上手く行くと信じ切ってたが
僕の独奏のブロックに入ってフッと予期せぬ軽い目眩に襲われて
そのあと集中が見事に途切れた
独奏は途切れ途切れの継ぎはぎみたいになってしまった…
解熱しても体力を相当消耗していることを解ってなかったんだな
今日は絶対油断しない


宿泊は宇都宮なため
今日の集合時間は15時


実は後半戦突入直前に
うっかり右手中指の爪に小さな亀裂を入れてしまった

その亀裂にアロンアルファを流し込んで固めて凸凹をヤスリで平らにして演奏している

厚塗りし過ぎると音色が変わってしまう
だからなるべく薄く補強するが強度には欠け一回公演すると駄目になる

付け根の亀裂だから
切り揃えるというわけにはいかない

今日は宿泊から会場が近いから出かける前に補修をしてしまわねば

外は大変良い天気
今日はどんなライブになるだろうか



。。。。。。。。



15時ホテル出発ということで14時50分にロビーに降りるがまだ誰も居ない
ソファーに座って待つうちにお腹が狸の和泉さん登場
続いてマネージャー氏登場
出発

お馴染み東洋の密売人

会場はホテルから2キロとすぐに到着








もう手慣れた感じでセッティング サウンドチェック リハーサル

そして一人ずつ順番にステージ上で独奏の確認兼指慣らし

このお店
実はラブヒゲ立ち上げの最初のツアーで出た事があるお店でした

手違いで連絡が上手くいかなかったんだけど来てみるとスタッフさんは大変礼儀正しく
出演者は有名な人が多い



ナベサダさんとかも出るそうですが
壁のポスター右下...
僕的にはこの方がかなり好きです




18時に一部が開演してしばらくすると

スピーカーから低音ノイズが出てるから見て欲しいと
一部ソロピアノの和泉さんからお呼びがかかり
自前PA持ち込みメンテナンス係を兼ねたギタリストの僕は
メンテナンス要員として一部のステージに上がった

スピーカー辺りから軽低音で
トコトコトコトコトコトコというノイズ聴こえるようだが
耳を近づけてみるとスピーカーではない
試しにパワーアンプをミュートしてみるが
トコトコは消えない

スピーカーの真上のダクト辺りから
共鳴音のように聴こえるようにも感じる

原因不明
解決不可能
お客様には大変申し訳なく
僕らも気になって演り辛いが仕方ない

小さいおじさんが5人くらい
ダクトの中で足踏みしてるのが原因のようですと
報告してステージを降りる


僕の出番の二部

昨日の油断が教訓になってるので念入りにウォーミングアップしてステージへ
自分としては今日はとても集中出来た
モヤモヤを2日連チャンで背負うのは演奏家として大変辛い

逆に和泉さんは
今日のピアノとは悪戦苦闘なさったそうです


自前楽器を持ち歩くわけにいかないピアニストさんは
行く先々のピアノとはじめましての挨拶を交わして
その日のうちに夫婦ほどの近しい関係にまでならなければならないから大変だと思う



いろいろあったけどステージの評価は良かった

常連さんのお一人からは今日は凄く楽しかった
との評価
もうお一人からは
癒された


「集中」は「楽しい+癒しの混合物」を生むのだ


終演後は
せっかく宇都宮に3連泊してるんだから
一度は宇都宮餃子を
と駅前まで繰り出してモチモチのを美味しくいただいた







ホテル戻ってインフルもほぼ完治手前
焼酎も美味しく感じるもんだからつい飲み過ぎて深夜3時
気が付いたら靴穿いたままベッドの端に寝ていた
ちゃんと布団入って眠り直す


明日はラスト
12時出発
160km走っていわきへ


。。。。。。。。。。。。。。。。。。


2月4日
12時チェックアウト
3連泊したホテルを後にいわきへ




4号線を走ると

ほどなく北関東自動車下りに乗る

今朝はもう酷い寝汗はかかなかった
インフル9割治癒

車中業務メールをしてるうちに気付けば常磐自動車道下り




和泉さんとのツアー前半後半かけて
しつこいくらいに毎日ウォーミングアップを繰り返した

指を温めるためだけのウォーミングアップではなく
瞬間瞬間に生まれる自分の中の心の動きと音色が呼応する感度を高める作業
というか…


結果 多分初日の横浜での音より粒子がずっと細かくなっているはず





粒子が細かくなるほど
人の心の隙間から入り込み
奥深くまで染み込んでゆき易くなり
時の流れはゆっくりに感じられてくる


良い旅だった


ラスト福島いわき

良い演奏をしてこようと思う




。。。。。。。。。。。。。。。。




日立北
海岸線沿いを走る


中郷というサービスエリアで休憩
お馴染み東洋の密売人





ここからいわきまで25分
















常磐道を降りて
ここから10キロほど












いわき駅からすぐ
会場に到着
グランドパークホテルの地下
Bar.Queen




搬入セッティング
サウンドチェック
レパ新曲リハ
17時には終了


開演が19時半
僕の出番の二部は20時半過ぎだろうからたっぷり時間がある
またウォーミングアップをしっかりやろう

今日は念入りに指慣らししていた和泉さんは18時手前にいわきの街を散策しに出かけました

僕が楽屋でイヤホンしてウォーミングアップしてると楽屋のドアから頭だけ出して
お茶目な表情で
じゃぁね 行ってきます
また後でね
と出かけた




和泉さんには感謝です
(もちろんマネージャー氏にもですが)

僕の個人名じゃ
こんなに沢山の土地を廻れない
いくら気持ちがあっても場所が無ければ頑張ることさえ出来ない
和泉さんの胸を借りて
僕はこのツアーを廻ってるんです

これを実際の言葉にして伝えても
きっと変な駄洒落とか言って煙に巻かれるんだろうから
ここにこうして書いておきます
そのうちご本人も読まれるでしょうから


さて
ウォーミングアップに没頭するとするか…



。。。。。。。。。。。。。。。。


福島いわき
Bar Queen
無事終了


ナチュラルに
それでいてディープに
そして誠実に
今日という日にしか生まれない一度限りの音を紡ぎ切ってツアー後半戦終了しました

ここまで関わってくださった全ての方達に感謝してます
ありがとうございます

機材ばらしてから美味しい賄いを出していただきました





頂きながら店長さんから震災後の内情などお聞きした
現地の人しか知らないような内容だったので支障も出るだろうから内容は書きませんが
考えさせられました


僕は奏でることしか出来ない人間なので
こうして震災から考えさせられたことをまた音に織り込みながら
自分のフィルターを通したものにしてから
聴いてくれる人に届けたいと思います

そんな形で伝えたり潤したりしてゆけたらと思います





。。。。。。。。。。。。。。。
。。。。。。。。。。。。。
。。。。。。。。。
。。。。。




午前1時半
思ったより早く
東京に戻ってきた



広島から800キロ
一気帰りしちゃったら
今日とかは楽勝じゃないですか?
と僕


広島からを体験したら
いわきとか楽勝ですよ
とマネージャー氏

しかし
海外旅行ならともかく
国内で
前半戦後半戦合わせて
2週間で3000キロの移動って
なかなか無いんじゃないですか?
とマネージャー氏が笑った

本当 充実した長距離の旅だった


ポリポリ大将は後部シートで
ンガァ~ グルグル プピィ~ と気持ち良さそうに眠っておられます

いやポリポリ大将より
ポリポリ大使の方が響きが可愛いな...

和泉宏隆氏の車中のニックネームは
「ポリポリ大使」に決定いたしました


ポリポリ大使
お疲れ様でした

マネージャー氏
お疲れ様でした

僕もお疲れ様でした


そして聴きに来てくださった方
応援してくださった方
興味を持ってブログ見てくださった方も
ありがとう

このDuoは
この後も毎月ライブを重ねて全国を廻ってゆくことになりました

スケジュールが出たらまた告知させていただきます

そして数ヵ月先を目安にアルバムも作ることになりました
心に染みるような綺麗な音にしたいと話してます

次回はとりあえず単発で2月26日
大塚グレコ
また新曲を増やして挑みますので聴きにいらしてください



今回の和泉宏隆シネマアルバムとしてのツアーはここで一旦終了です
この先は正式なDuoユニット「Merkabah」としてツアーを廻ってゆきます

でも美しい映画音楽はずっとやり続けるつもりです
そして童謡や唱歌もこのDuoでレパートリーに入れてゆこうと考えています

オリジナルと人の心に残る名曲とを織り交ぜながら
音楽的人間的にクオリティーの高いものを目指したいと思います



3月後半に3~4本
4月は10~15本考えています

雪の解け始める季節
今回より更に北の東北地方にもお邪魔することになりそうです

もちろん東京圏でも何本もやります

是非、聴きに要らしてください



。。。。。。。。

。。。。。。

。。。


後記の〆に

番外編スナップ



Bar Queenに貼ってありました
これ最高です












これ書いた竹原ピストルさんて
松本人志監督のサヤ侍にも役者として出演なさった方だったんですね

ここ

そしてこれ
1分40秒辺り以降マッチャンが語ってます

本物だったんですね


話しが逸れちゃうかもだけど
まだ観てないけどずっと気になってた「サヤ侍」
主演の野見隆明さん
これも最高




コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日はここ

2013-02-01 | 過去の制作日記

いつものstでRecording

疲れからか、昨日から微熱が出ております


Bst


このマイク滅茶苦茶良い音


Astブース
ここで弾く


キューボックス
ヘッドホン入れるとこ


ガラス越し
僕のプレイにダメだしする人とエンジニアさん


ということで明日からツアー後半4本

熱があるけど問題なし^^




コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする