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Rosa Guitarra

ギタリスト榊原長紀のブログです

2013/7/22//移動日・北海道上陸

2013-07-22 | 参加ユニット『Duo LIBRA』



今日は北海道への移動日
8時に起床

夕べの弘前からだけど
今朝も肌寒いくらいの気温で
長袖を一枚持ってくるべきだった…


今日は9時出発

寝足りないんだけど
多分 初青函フェリーとか北海道の景色とかで興奮して
車内で仮眠は取れないんだろうな





ちょっと押して9時15分
出発








青森なのに「札幌館」て何の看板かと思ったら
札幌ラーメン屋さん
朝食食べてないのと肌寒いので熱々の札幌ラーメンを食べたくなってしまった




9時半
フェリー埠頭という看板





あっ !
目の前にもうフェリーが居た







乗るのは青函フェリーじゃなくて津軽海峡フェリーでした



車に乗ったまま自動発券機を通って
あっという間に誘導されて乗船





駐車フロア
ずいぶん広いな

キョロキョロ




ここが入口



へぇ…
エスカレーターがあるのね





2等船室は大部屋雑魚寝なんだ



慣れてないから
知らない人が既にダラ~ッと寝そべってる近くに入って行きづらいなぁ

よし
大部屋スルー




1フロア上がってデッキに出てみた

北海道が見えてるのか見えてないのか
よくわからないです









二人とは乗船してすぐ別れ別れに


ツアーし始めた数ヵ月前は
行く先々ではぐれないように
金魚の糞みたいに二人にくっついてたんだけど
最近僕も多少は旅慣れてきたのか
フラッとはぐれても平気みたいです
気ままにやってます

お腹空いたので自販機の食堂へ



懐かしいお湯を注げる機能付きの自販機で
カップヌードルを買って食べてるうちに
10時になり静かに出港した






元々まばらだった食堂はいつの間にか
僕だけになっていた



こういう感じ
好きだなぁ



本土がだんだん遠くなって行く






こんな風に人もまばらで、もし雪が降り積もっていたら
そりゃ 津軽海峡冬景色みたいな名曲も生まれるよなぁ





僕は結局 大部屋には入らず
二人とは離れて通路のソファに座って過ごすことにした





ちょっと晴れ間が出たり隠れたりしてるので
もう一度デッキに出て
海の色でも撮ろうと思ったら
強風で携帯飛ばされそうだったので早々に退散

これで雪でも吹雪いていたら
ますます津軽海峡冬景色みたいな名曲が生まれちゃうなぁ






青森港から函館までは
3時間40分だそうで
僕としてはもう充分
船内を楽しんだので寝ることにした






目を瞑り
何となく首筋を揉んでいるうちに少しずつ眠気をもようして来た頃
目の前を小さな女の子が歌いながらスキップで通り過ぎた

あグ~ングングンっ
あグ~ングングンっ
あグ~ングングンっ
あグ~ングングンっ

ノリの良い音頭のリズム
洋楽風に解釈すればシャッフルのリズムとも言える
グングングンの3つの「グ」はそれぞれ1拍2拍3拍のそれぞれ3連の1つ目
「あ」が4拍目の3連の3つ目


ドンドンドンガラガッタ ドドンガドン

脳内で音頭のリズムに乗って
TOTOのロザーナのメロディが鳴り始め眠気が覚めてしまった…


こういうのってちょっとした職業病だと思う


だいぶ昔の話だが
テレビのCM聴くと
自動的に頭の中でスコア譜を書いてしまって疲れる
とぼやいてるアレンジャーの友達が居た





目が覚めたついでに
デッキに出てみると
進行方向右手に大きな半島
後で地図で調べてみようと考えながら
また眠ってみることにした



眠ってみようと思いながら一つ不安なことがある




30分くらい前から
僕の一席空いた左隣に座ってる御爺さんが
何となくこちらをチラチラ見てる気がするのだ


旅先の知らない地で無意識に警戒心が強まってるのかも
変な妄想をし始めた



御爺さんは殿山泰司に似ている

チビまる子の友蔵似とも言える


この爺さんは実はスリの名人で
僕のジーパンの尻ポケットに財布が入ってるのを船内で見て
スリを仕掛けるタイミングをずっと見計らっている

僕が眠ったら名人の技でスルリと財布を抜き取る算段なのだ


すると通路を通り過ぎる若い女性に爺さんが話しかけた
女性とは家族らしい

誰々ちゃんは大部屋で寝ていて子供たちはキッズルームで遊んでる
と女性は答え
爺さんは笑いながら
そうか
と言った

スリ疑惑は消えたか…

いやいや
油断してはいけない
家族ぐるみでスリ家業かもしれない

そんなくだらない妄想をしてるうち爺さんの方が鼾をかき始めた

逆に財布をすってやろうか…
なんて毒のある妄想をしていたら
ンハァ~という溜め息と共に爺さん目覚めた

僕のことを
「この男なかなか寝やがらない」
と舌打ちでもするかのようにもう一度剣呑そうな溜め息をついた



おとうちゃん
お腹空いた~
と男の子の声

別の家族が通り過ぎる

子が父を屈託なく呼ぶ「おとうちゃん」という響きが新鮮だった



TOTO音頭とか
スリの殿山泰司とか
おとうちゃんの男の子とか
誰も居なかった食堂とカップヌードルの給湯付き自販機とか
シュールだけれどだいぶフェリーの旅を満喫している


結局スリ爺さん
僕が全然寝ないから根負けしてどっかに行ってしまった






12時
あと1時間40分

ホントにもう一度寝ようと思い目を瞑る

ゆっくり半睡状態に入っていったようだ
30分くらい眠った気がしたが
フッと目を開けるとまだ5分しか経っていなかった


警戒心も和らいだのかリラックスしてる
窓の外の波間をボンヤリ眺めていると気分が良い

ステージの間中
ずっと客席から見られることの緊張を何かでリセットしないと
連日のライブでは精神疲労が蓄積して
最後には自分の許容範囲から溢れてしまうだろう


一番手っ取り早いのがお酒だけど
お酒を含む嗜好行為でリセットやストレス解消を続けてゆくと
その日その日は何とかなっても
長い目で見ると逆に精神が蝕まれてゆく

このところ毎晩飲み過ぎたから夕べは久しぶりにお酒を抜いた


この船内で今ボンヤリ過ごしてるのも
見られる
といい縛りから一旦抜け出すための一つのストレス解消なのだ

顔の筋肉をまるで働かせずボンヤリボンヤリ波間を見ている


到着まであと1時間



13時
遠くに陸地が見えて来たが…
時間的にはまだ着かないはず






トイレの近くでマッサージ機を発見
15分100円

緊張リセットモードに2回しくらいやることにした
極楽極楽





今夜もお酒を抜いて
湯船で良く温まって沢山眠ろう ^^



2回り目を堪能してると到着間近の船内放送


意外と早く到着したんだな..
車で乗船したお客様は車に戻るよう放送で促してる





余裕をかましてデッキから港の写真撮って
トイレにも行って
さて車に行こうとしたらルートがよくわからない

駐車フロアにたどり着けず迷子
中村氏に電話するが繋がらず
狭い階段を下がるとトラックしか居ないフロアに出てしまい
慌ててまた階段を駆け上がった

下がったり上がったり
旅慣れてきたつもりだったが
半べそ状態で係員さんに泣きついて引率してもらった



やっと車に乗り込み
船の開門を待つ



あら
前の車は大分ナンバー
ずいぶんまた遠くから来たもんだねぇ



「北海道旅行のついでに 網走ちぱしりにDuo LIBRAを聴きに来ませんかぁ」
と後部席から和泉の声



いろいろありますが無事
北海道上陸です





北海道は今日は雨

明日の会場のある小樽まで220キロ
下道でのんびり向かいます









また矢印の道標

知らなかったけど寒冷地には常設なんですね








そして14時半
食事休憩





道の駅
駐車場には結構遠くから来てるキャンピングカーなんかも停まってた



2階の食堂に上がると貸し切り状態だった




何食べよう


珍しいな
「カレー玉子飯」って




ながつか…
何かな?



店員さんに和泉さんが訊ねたら
写真を見せてくれて
太くて短い鰻みたいな魚でした


これ美味しそう
ホタテの唐揚げ




だけど温まりたくて辛味噌ラーメンにしました








再び出発

大沼国道という道で
右側に海を見ながら長万部方面へ向かいます



右に海


左に緑


薄陽が射してきました






後部席から和泉さんの声
「晴れてきましたね
これは
もしかすると
シャコタン半島で撮影も可能になりそうですか」

「…そ~でぃすにぃ~…
もしかしたらワビサビの写真が撮れるかもぅ…
...しれません...ね」
と中村氏


撮影かぁ...
今日は本番が無いから僕は髪の毛適当なんですけど...



遂に
由利徹のオシャ~マンベ~の地に入って来ました










市街地まではもう少し








ここまで海沿いを来ましたが
長万部から内陸に入り北上









16時
またすっかり曇ってしまいました
小樽の宿泊ホテルまで115キロ

この辺は黄色と黒の矢印





標識に岩内の地名を発見




後部席から小さな呟き

「言ったのに岩内…」
(by和泉宏隆)




前方に巨大な風車が10基
出現






そしてパッと日本海側に出た





追分ソーランラインという道らしい

50キロほど海沿いを走る
































岩内港で積丹半島の根元に入り海とお別れ



後部席からまた呟きが

「お願いだから教えて

ダ~メ岩内の

そんなこと言わずに教えてよ

ダメったらダメ
岩~内」

(By和泉宏隆)




車内
誰も反応せず






尻別国道というので北東に向かってます











帰宅途中の上下ジャージを着た女子中学生が歩いていたので
北海道の娘はどんな顔かなぁとボンヤリ眺めてたら
向こうもこっちを見ていたみたいで
近づいて来たら気付いてパッと目を逸らされました

決して怖いオジサンじゃないんだよ~;;






積丹半島の付け根を突っ切って向こう側が余市








8年前に中村氏が偶然迷い込んだという余市の寂れた港で
さかきぃギター持って撮影したら
絶対に演歌歌手風になると言うので
是非とも撮影をお願いした



しかしなかなか見付からず
中村氏
ナビの地形を見ながら当たりをつける



「そうだ確か鉄道も近くを走ってたんだ…」
と中村氏が呟くと和泉氏が割って入る

「鉄道は大事ですよ
また線路に座ったさかきぃを撮影して
是非ともクリスマス辺りには写真集を出さなきゃなりませんから」

中村氏
「小樽の街も撮影に適した場所だらけなんだけど
演歌歌手になりたいなら絶対に余市です」


「じゃ是非余市でお願いします」





結局
中村氏が8年前に偶然遭遇したという寂れた港は発見出来なかったが
夕暮れの小さな浜で少し撮影しました



























余市から小樽はすぐ近く なので間もなくホテル到着







このホテルは本館別館二棟あり
うちらは別館

そしてインターネットは本館ロビーまで行かないと使えない
不便だぁ

今日の写真多いからなぁ部屋でゆっくりアップしたかったけど…
しかもこのホテルに連泊なんです

あとでブログアップしに本館に行こうっと




現在20時半

和泉さんは今夜は適当に一人で過ごすということで
では、ということで
これから中村氏と二人で良さげな寿司屋に行ってみようと思います

ホテルで教えてもらった
歩いて行けて
手頃な値段で美味しい寿司屋

魚真という寿司屋に入り
「小樽にぎり」というのを注文

これは~なかなか美味しかったですよ^^





とうことで
いろいろ体験しながら無事に小樽入りです

明日は小樽/GOLD STONEさん
17時出発だからゆ~~~~っくり眠って疲れを取ります


ではでは
長文お付き合いいただきありがとうございました




コメント (1)
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2013/7/21//弘前 喫茶れもん

2013-07-22 | 参加ユニット『Duo LIBRA』


いよいよ今日僕は初青森
弘前 喫茶レモンさん
会場までは130㎞ほど

15時入りを目指して
11時過ぎに盛岡を出発です



早目にロビーに降りてきたらフロントで中村氏が 道を聞いてる様子


離れたソファーに座って聞くともなく聞いてると
小岩井農場がどうした
蕎麦屋がどうした
みたいな単語が聞こえてくる

旅好きで旅慣れた中村氏
今日の道選びで何をしようと企んでるのかな…

それにしてもフロントマンと愉しげに話し込んでる様子


和泉さんがロビーに登場
会話に入る

「あぁ何?雫石の蕎麦を?
食べるのね?
小岩井農場の近くの雫石の蕎麦ね
ちょっと待って
検索するわ」
と和泉さんロビーでiPadで検索し出す

「あったあった
ここでしょ
ゴクラクノ
ここだここだ」


こういう時
この二人のチームワークは抜群です


すごく親切なフロントマン
フロントからロビーにまで出てきて説明を始めた

「小岩井農場をちょっと過ぎたところの
小岩井牛乳をちょっと過ぎたところを右に曲がって
どうしてこうして
すぐあります
この辺りです」

とロビーの3人は大変盛り上がっております



「12時手前に着かないと混んじゃうか
こりゃ一刻の猶予も無いということですな」

それ急げ急げと
ホテルを出発



ナビに住所を打ち込む中村氏


岩手県雫石町長山極楽野○丁目○番地

ホテルからは19キロ

「なんだ
地名を店の名にしただけなんだね」
と和泉氏

続けて浪花節みたいな口調で駄洒落を連発したあと
恒例の「携帯が無い」の儀式


「嫌だぁもう
今さっきロビーで検索した後
ちゃんと指先確認したはずなんだけど…
すみませんちょっと鳴らして
これはもう重くても常に首からぶら下げて歩くしかないかなぁ…」

車内の何処かから小さくチ~~…チ~~...

「…鳴ってますよね?
…何処かで…
とにかく車内に在ることだけはわかったから
とにかく蕎麦屋に急ぎましょうっ!」



ここで中村氏が僕に説明してくれる
「ウォーターカラーズの鳥越君から教えてもらった蕎麦屋なんだけど
あの有名な小岩井農場の敷地内にある蕎麦屋なんですよ」

「へえ…いいっすね」と 答えながら
夕べ寝る前に緑のたぬきを食べたこと
そして今朝また1時間前に
緑のたぬきの特盛りを食べてしまったことを悔いていた僕でありました














無事12時前に到着

涼しくて空気も気持ち良いです










和泉さんが
「なんかこのお座敷
日本昔ばなしが始まりそうな空間ですね
…っていうか僕がやりたい」
(一同ゲラゲラ)









蕎麦はシコシココリッコリで最高の食感でした



美味さに堪えきれず
モリソバ二枚目をオーダーした二人













僕は蕎麦食べ過ぎでお腹壊しました^^;




蕎麦処「極楽乃」から外に出てすぐの原っぱでちょっと撮影





原っぱ…っていう単語
何十年も使ってなかったなぁ







立看板にあった「森のパン屋」を探しに行ったのですが見付からず
しかし中村氏
「盛岡は市街地から20分走ったらこんな場所に来ちゃうんですねぇ」
とご機嫌







ではそろそろ弘前へ向かおうかと走り出してすぐ
小岩井農場が出てきたので時間調整も兼ねて寄ってくことに







「これでソフトクリームが食べられますね
って
いったいどれだけ食うんだっていう話しだけど」
と言いながら和泉さん
入場するやいなや
すごい早足でソフトクリームにまっしぐら












牛乳館




僕はここの二階が気に入ってずっと一人で座ってました

冷房してなくて開いた窓からは緩やかに風が吹き込んで来て気持ち良い











あれに乗ってみたい







これにも乗ってみたい
モ~モ~電車







1時間ほど農場で過ごして再出発



暑さで疲れたから
少し体を休めながら行こう
只今14時
会場まで150キロ



東北道で北上


岩手山


八幡平




14時半
会場まで100キロ

少し仮眠することにした



。。。



15時40分

眠りから覚めたら
会場のすぐ近くだった



見たこと無い名前に興味が湧く


みちのく銀行


あおもりペット


あどはだり?
意味はわからないんだけど津軽三味線の生演奏が入ってる居酒屋みたい



いい感じの単線の踏切を渡って
間もなく到着です

ホームページの写真ではわかりづらかったのですが
到着してみると洒落た造りの素敵なお店でした

そしてそしてなんと

吹き抜けの天井
そして壁は漆喰でこそないですが
わざとザラザラした感じに塗られてる壁
適度に音の跳ね返りの硬質な部分を吸収してくれそう
期待出来そう













初めてのお店なのでスピーカー置く位置や演奏の立ち位置や
音のバランス取るのに少し多目に時間取られましたが
すごく良い響きです

やはり
高い天井と塗り壁は最強でした

逆に僕の天敵は硝子窓かなぁ
外に緑が見えたりしたら素敵なシチュエーションなんだけど
硝子窓の面積が大きいと跳ね返りが硬質で
音がカリカリしてしまう
とにかく今日は演奏に入り込める環境だと嬉しくなりました

迎えてくださったお店の方たちも丁寧で優しくて感謝です

本番まであと10分ちょっと




。。。




今日は18時開演
通例より1時間か1時間半早かったので
外から入る自然光の中で一部が始まりました

今日の僕の演奏位置はピアノとすごく近くで
蓋を開けたピアノ生音が十分聴こえて
和泉さんのリズムを取る気配も感じやすい

今日は安心して「間」を合わせることが出来る
と思いながら1曲目のテーマを弾いた途端…
きっと悟られなかったとは思うけど
僕的にはかなりの大事件勃発

あれっ…?
ギターの音量がリハより微妙に大きい
なんで?
なんで?
アンプを誰か触った?
いやいや
まずそんなことはないと思うけど…
でもなんで微妙に大きいの?


試しにちょっと強めのタッチで弾いてみると
やはり明らかにデカイ

微妙にデカイとはいえ
このデカさなら
リハの時点で僕も和泉さんも当選気付いたはずだし
微妙とはいえこの音量では演奏出来ない

状況把握しようと
頭ん中をフル回転させる

どうやらPAから出てる音量がデカイのではなく
ギターアンプの音量がデカイようだ

アンプのラインアウトから
ミキサーに送ってるレベルを変えるわけにはいかないから
アンプのマスターツマミ下げるしかないのだけど
僕のアンプのマスターツマミは小さくて
しかもほんの少し回しただけで音量がかなり変化してしまう
それこそ1ミリ回したら全然音量が変わってしまう

賭けだよなぁ
もう

1曲目終わり曲つなぎなので
すぐに始まった2曲目のピアノイントロの4小節の間に
慎重にマスターつまみを指先でほんの少し下げた

もしこれで音量が小さくなりすぎていたら
2曲目中ずっと小さな音量で表現しなきゃならない

いつも最初の1曲目2曲目で
その日のお客様が入った状態での会場の響きを感じながら
(リハで念入りに音決めしてもお客様が入ると
衣類が音を吸い取り会場の響きが痩せるのです)
その日の自分のタッチの微妙な匙加減を決めているのだが
今日は思いがけないハプニングで体制が整わない
こういう時はもう
心意気で乗り切るしかない


原因は最後までわからなかったし
過ぎた時間のことを追及もしなかったが
小さな会場で自給自足活動してると
こんなハプニングにも遭遇することがあるんですね


幸運なことには
マスターツマミの微調整が上手く行き
2曲目の中でペースを取り戻せた

あとはいつものように
和泉さんのピアノに気持ちを合わせてゆくだけです


そして無事終了




生まれて初めて訪れた青森
喫茶れもんさんは素敵な造りで音も良く
そして僕の見た青森は
人が優しかったなぁ

また来れたらいいな
頑張ります

あと
聴きに来てくださった純朴そうな大学生?高校生?の男の子が
吹奏楽部でピアノ弾いてるんです
って話してくれて
和泉さんの指が見える席に神妙に座ってた

終演後
僕も彼と少し話したりしたんだけど
CD買うお金無いんです
って申し訳なさそうに言うの

学生時代なんて皆お金無いじゃない?
(今も貧乏ミュージシャンだけど*^^*)
ギリギリのお財布で聴きに来てくれたんだ
と思ったらなんかジーンと来るものがあってね
こっちから
一緒に写真撮ろうよ
って誘ったんです

撮ったのがこれ



固いでしょ?彼
そこがとっても良いよねスレてなくて誠実が滲み出てる

音楽は
こういうピュアな人に頑張って欲しいな
大学の吹奏楽部で良い演奏出来るように祈ってます



足を運んでくださったお客様
ありがとうございました
喫茶れもんさん
お世話になりありがとうございました











今夜のうちに弘前から青森港近くまで50キロ移動です

途中で面白いものがありました



車道と歩道の境目の真上に矢印の街灯

豪雪になったときのためのものみたい




ホテル到着
今夜のホテル
宿泊料金 素泊まり2980 激安です







明日は生まれて初めての青函フェリーだよ~


コメント (1)
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2013/7/20//盛岡The S

2013-07-21 | 参加ユニット『Duo LIBRA』






11時過ぎに出発
11時半に山形蔵王インターから山形自動車道に乗りました



すごく良い天気

緑が深くて景観も気持ち良いです






12時半
長者原サービスエリアで 昼食



13時過ぎに再出発




新しい独奏曲
練習しようかな

車中で譜面見てたら酔っちゃうかな…






車で揺られながら小一時間譜面さらって
ちょっと酔ったみたいでプチ気持ち悪くなりながらですが(^_^;)
なんとか新曲に当たりをつけました
今日の盛岡でやれそうです



リブラにレパートリーや新曲が増えると
新しい服を買った時みたいに気分が華やぎます


そうこうするうちに14時
いつの間にか会場まで50キロ



遠くのアスファルトに逃げ水が見えてる

少し頭と体を休めることにします




しかし
全くもって良い天気です


今日の盛岡The Sさんも 僕は二度目
震災で水浸しになったのを念入りにメンテして生き返らせたという
とても良い響きのベーゼンが在るお店です

前回は終演後に24時回って誕生日を迎えたお客様に
和泉さんがハッピーバースデーを弾いたんだった

喜んでくださって
また聴きに来ます
なんて言ってくれたけど今日また本当に来てくれたら嬉しいなぁ…


14時半
盛岡インターで高速を降りる



田んぼの緑がホント綺麗






14時45分
ホテル到着
会場入りより先にチェックイン



パソコンの電源コード
無事に届いてた
o(^-^)o




1時間ちょっと休んでから会場へ
車で5分ちょっとです






会場に着いて早速セッティング
縦長な会場だから
ピアノの近くから奥までバランス良く網羅するのに持ち込みスピーカーやアンプの向きなど試しながら
やはりお店の響きは良い感触です



繊細な鳴りなんだけど細くはない

こういった行く場所行く場所での
音環境の違いから引き出されるものって沢山あるので
今日の自分の演奏が未知の不安と楽しみがあります


今日は和泉さんの知り合いの女性ボーカルさんが
2曲ほどセッションで歌うことに
彼女も天秤座だそうで
そのブロックだけはTorio LIBRAです

開場して僕は
店の一番奥のレコード部屋で指慣らし

本番まであと20分





。。。。。


本番が始まりました

音が鳴り出してまず
あれ?と感じました
RHの時より音が細い...と感じて

1曲目を演奏しながら原因を考えてたら
タッチが浅くなって凡ミスが出そうだったので
もう気にするのは止めて
グッと深く指先を弦に差し込んで強めに弾弦
しっかりした音を出すことにしました

多分、お客様が入った事で
中域の豊かさが吸われたんだと気付きました

いつもはかなり力を加減しながら弾いていて
そういうタッチから生まれる優しさは
今日はいつもより生まれないだろうけれど
中域を吸われて細く弱い音色で表現するよりは全然良いのだから
なんて思いながら、いつもより男性っぽいタッチで奏でてゆきました

音楽って、歌い口は一つじゃないですし
今日は今日の環境を使い切って歌い尽くすしかないですね

いつもより2~3割増しにバリバリ弾きながら
それが調子に乗った軽薄な演奏にだけはならないように気を引き締めた


面白いものです
強めに弾いていると
自分の出している音が
自分の耳から入りレイドバックして
自分自身が煽られてゆくことを感じました

それが効を奏した部分もあったのでしょうか
後半に進むほど自分の演奏はヒートアップしていったようです

後で知った事ですが、2部では和泉さんは
本番で音が吸われて細くなった分を補填するように
微妙にレベルを上げたそうです

和泉さんはそういう微調整をよくしてくれて
その微妙な匙加減はツボをいつも網羅してくれるので
ホントに信頼してます

ただその時は上げた事を知らないので
自分の強いタッチによって自分が感じていたものが
更に増幅して
昨夜の演奏はいつもよりヒートアップしたものになりました

曲によっては
音色こそアコギだけど
これはもうロックだな、と思うような場面も
多々生まれてたように思います


最近、MCも参加し出しました
まだ少ない量ですが

本編2部最後に向かうくだり
起承転結の結に入って行く部分を
自分なりに少しMCで触れる事が出来始め
そこからの相乗効果でかなり体温が熱くなり始めてます

中村氏からも
昨夜の最後の辺りの曲のさかきぃーの演奏は
現在までの中でベストだったと評価してもらいました







6月とはまた違うニュアンスで音が育ち続けているように感じられてます
音だけではなくスピリチュアルな部分も一緒に育って来てます


夕べはホテル戻ってエネルギーチャージ切れて
電気も点けたまま寝てしまったようです


昨日感じられた成長が今日の励みになります


また車の中で車酔いしながら練習しちゃおうかな~
げろげ~ろ~


盛岡The Sさん
お世話になりました
ありがとうございました



ご一緒させていただいたVo
睦さん
ありがとうございました




そして
足を運んでくださったお客様ありがとうございました

リピートして聴きにきてくださったお客様も
少しずつ増えて行ってくれてるみたいで
ホント、嬉しいです



次はいよいよ初、青森です

ここからは初めて伺う会場ばかり

良いも悪いも全て音に反映されますから
気を引き締めて
誠実に演奏を重ねて行きたいと思います



。。。


追加です

盛岡The Sさんのオーディオは「パラゴン」というシステム

僕はオーディオマニアじゃないので
これの価値に疎いのですが
涎出ちゃう人も居るのかな~?って
画像悪いけど写真を何枚かアップしますね

木の香りのする円やかでふくよかな音でした







コメント (2)
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2013/7/19//山形オビハチ

2013-07-20 | 参加ユニット『Duo LIBRA』


13時までたっぷり眠ってゆ~っくり支度して
16時出発

ホテルから歩いて2ブロック先に会場があるので楽です






もう着いちゃった^^








漆喰壁で天井高い蔵オビハチさんは
前回来た時に響きが大変良かったので楽しみにしてきました

着くとお店の方が笑顔で丁寧に迎えてくださって
気持ちが和らぎます


着いた時には調律師の方が入っておられました


極力音を立てないように機材を運び込み
調律終了と同時に機材組み立てとサウンドチェック



音を出してみると
やはり大変良い響きです



漆喰壁と高い天井の組み合わせは最強かも



いつもの曲でバランスを取り
新曲に加えてからまだ数回しかやってない曲を3曲
念入りにリハーサルしました






蔵の二階が楽屋にあてがわれてます



西日が長く射し込んで
なんともいえない良い風情の中
これまた良い風情の食事を出していただきました







二人は何話してるかな…?






旦那
大きな声じゃぁ言えねぇが今日は上物が入ってますぜ
お安くしとくよ
どうっすか




。。。
。。

。。
。。。


静かな気分で本番まで二階で緩く指慣らしして
開演時間が来て
そして
す~っと滑り込むような気分で本番が始まりました


一曲目のイントロのピアノは最高の滑り出しだったが
Aメロに入るところの
コード打ちっぱなし部分の変拍子で和泉さんがロストした

ロストしたまま数小節さ迷った
そのさ迷い方が妙な感じだったので
原因は解らないが非常事態が起こってるのかも、という
臨戦態勢のスイッチがバチンと入ってしまった

一気に頭の中をいろんな事が駆け巡って
和泉さんが旅の疲労から体調を非常に崩してるのか…とか想像したりと
全神経を和泉さんのフォローにまわる回路が全開で作動したのでした

ロスト自体は数小節で戻りましたが
もしかしたら
ロストしたのは和泉さんだけど
僕が無意識にぼんやりしていて
ロストに過剰に反応し過ぎたのかもしれない...


まあ...
演奏に入り込むほどに主観の世界になるので
あのロストはいったい何が原因だったのか
妙な感じがしたのは何のせいだったのか...
はっきりは僕にもわからないんです



ただ2曲目終わりでは完全に立て直されており
立て直した時に頭を過ったのはこんなことだった


このオビハチさんの響きは素晴らしい
響きというより正確には余韻が絶品なのだ
その余韻に聴き入り、浸ってしまい
拍を見失い演奏がロストしたのかもしれない
この場所の余韻には魔性がある
気持ち良くても酔っちゃダメだ
気をしっかり持たねば

みたいなことが頭を過ったように思う


しかし… もうこれは余談だが
ステージ上では
演奏してるかMCしてるかチューニングしてるか
なのだから
一体いつこんなことを考えたのかも
よく覚えていないのだ


人間の脳は面白く出来ている
そして
深く演奏する
という行為は
脳を更に面白く活性化させる



出だしのロスト事件で
和泉さんをフォローするスイッチがバッチリ入ってしまった僕は
その後
ピアノに対してリスペクトがかなり効いた演奏を展開したのであります

これらはあくまでも僕の主観の話だけど
いつもよりリスペクトが1割2割増しになったような
とても温かい演奏が産み落とされた気がします

こういうのを瓢箪から駒っていうのかな

棚からぼた餅
..



終演後の即売会



リピートして聴きに来てくださったお客様も何人か居らして嬉しかったです


僕がこういう事を言うと
照れ屋の和泉さんは嫌がるけど
やはり和泉さんの胸を借りながら
僕は少しずつ
各地のリスナーの方たちに顔を覚えてもらっていってる
恵まれた環境に居させてもらってると思います



足を運んでくださったお客様
心よりありがとうございました


オビハチさん
お世話になりありがとうございました


(僕の髪型がなんか変...)



終わって外に出ると
歩いて2ブロックのホテルの看板が見えた












ホテル戻ってから珍しくマネージャー氏と珍しく部屋飲み

といってもマネージャー氏は全く飲まないので
僕だけ飲んでましたが




(携帯の充電コードが僕の鬚にちょうど重なって
爺さんみたいな顔に見えて嫌だなぁ...
写真小さくしとこう^^)


ところで
マネージャー氏マネージャー氏と書いてますが
マネージャー中村さんは実はリブラのプロデューサーです


マネージメントから運転からカメラマンから
ブッキング、プロモートと1人何役もこなしてくれてますが
明らかにリブラの頭脳部です

彼と話してるととても面白い

リブラの半年先を見て
今するべき事を決め
それが更に何年も先への展開の足掛かりになっている

また逆算して
そうなるためには
我々は今何をすべきなのか
という話で僕らは盛り上がった


ユニット運営に於て
未来への明確なビジョンを持つことが
現在の活力源になる

結局
朝方4時過ぎまで話してしまいました


明日は盛岡The Sさん

こちらも2度目
繊細で良い響きだった記憶があります

楽しみです

コメント (3)
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2013/7/18//福島AREA559

2013-07-19 | 参加ユニット『Duo LIBRA』



Duo LIBR レコ発ツアー後半戦の東北 北海道方面の初日
今日は福島エリア559さん
僕としては出演は二回目の会場です

一度でも本番をやると
その会場の響きの肌触りや
お店の方の醸し出す空気感なんかをハッキリ覚えてるようです


エリア559さんは
仕事はバリバリに職人気質なのに物腰がとても柔らかなPAさんと
フレンドリーな雰囲気の店長さん

そしてこのお二人がまた仲良しだという空気が伝わって来て和んだのを
よく記憶してます

音響は
ライヴハウスにありがちなガリガリした粒子の荒い高域も無く
しっかり腰がありながら決してブーミーではない中低域が気持ち良く空間を埋めてくれる

だから会場へ向かう道中の自分の精神状態に不安がよぎってこないようです


そして明日の山形も
明後日の盛岡も
僕にとって二度目の会場で
個性は違うけどどちらも安心して音風景を描ける響きです


僕にとって
こういった演奏前の安心て
演奏に多大な好影響音を与えてくれます


音で暖色系の絵を描くにしても寒色系の絵を描くにしても
安心は集中を促し
集中は
演奏でどこまで自らの深層心理までマインドトリップ出来るか
に直結してるように感じます


そして深層心理近くまで手が届くほどに
固まった心が解れた時に流す類いの涙は近い存在になり
それは
幾つか在る生きる歓びの中の最も大きな一つだと感じます


演奏手前のある種の覚醒状態に入ると僕は
こんな感じの思考が
とりとめ無く流れてゆくようです


頭上には夏空が広がり眩しい夏の日射しの中に
目には見えない命の細かい粒子が飛び交ってるかのように感じながら運転してます


。。。






13時45分

最後の機材を積み終えて予定より15分押しで和泉邸を出発です

東京タワーの麓
赤羽橋のとこから首都高に乗った




6月のツアーからと前回まで僕の小振りな車で移動だったんだけど
今回からやっとマネージャー氏の車

排気量が大きい分
車内の広さにゆとりがあって体的にはずいぶん助かります



前回の館林以降
数日しか経ってないが
和泉さんはピアノの音を拾うピンマイクを新しく購入したようだ

僕も館林の時に頂いた
新しいケーブルを使うしここのところ機材が細かく変化している


14時15分
東北道方面へ


。。。


14時半
ウトウトしていたようで料金所に着く夢を見て
もう福島に着いたのか
と目が覚めたが
浦和の料金所通過のナビアナウンスが聞こえただけだったようだ

もう一寝入り…

。。。

15時
ツボ圧し棒で首筋を圧しているうちにジンワリ気持ち良くなって
気付いたら結構深く眠てしまっていた

起こされると佐野サービスエリア

手短に休憩



和泉さんは
「僕は確か…さっき食券売場で冷たいうどんを頼んだはずなんだが…」
と呟きながら熱々のうどんを食べていた

僕はカツカレー

蕎麦好きの中村氏はフードコートに現れず
車に戻ってみると
「冷たい蕎麦が無かったから車でパン食べてました」と


さて再出発
と走り出したところで和泉さんから
「ちょっと待って…あれ…いつもの嫌な予感…
トイレに携帯を忘れたかも…すいません…
ちょっとさっきのトイレのとこに戻ってください」

探しに戻ったけど結局見付からず

「先月、佐賀で無くして
フォーゴットン携帯イン佐賀なんていう駄洒落が出来てから
まだ1ヶ月経ってないっていうのに…
あぁ…もう僕は
一人では何も出来ないかも…
こう度々では
もう紛失サービスも受けられないのよ」
と冗談混じりだが実は本当にショックな様子


ショック過ぎて
「♪馬鹿も休み休みにしてよ~♪」と
暢気な鼻歌まで飛び出して
最終的には車の座席の下に転がっていた


何かちょっとした事件がある度に
まぁ当事者は焦るけど
ちょっと俯瞰して観れば毎度お馴染みの珍道中膝栗毛
長閑な旅である


とはいえ現在の時刻は16時
福島まであと156キロ

今日の会場は
会場の音響機材を使わせていただくので
搬入セッティングは楽ですが
ナビが示す到着予定時刻は18時過ぎている

開場は18時半



ハラハラしそうなものだが演奏に対する不安は無いようで
僕も結構暢気に構えてる



行程の流れや運転は
マネージャーを信用しきってるし任せるしかない
最悪、開場後に到着したとしても
オープンリハが出来るしオープンリハしたことによって
本編の内容の一部がネタバレしてしまっても
リハ時とは違う本番用のスイッチを入れることによって
演奏はまるで違ったものになるから
客席に感動を投げ掛けることが出来る確信がある

その辺りまで
何手か先読みをして
車中から雲なんか眺めて暢気に過ごしている



16時25分
那須IC通過
会場まで110キロ


。。。



16時半
福島県の南端部に入り
会場まで100キロを切った
ナビ到着予定時刻も20分ほど巻き返した

田んぼの緑が鮮やかで目に眩しい


16時50分
会場まで57キロ
ナビ到着予定は30分巻き返した

このペースで巻き返してゆけたら
開場の1時間前に到着出来そうだ





17時
会場まで40キロ
もう着いたも同然


僕の好きな安達太良山が西日と雲の中に聳えてます





17時10分
会場まで20キロ

完全に巻き返し
開場の1時間前に到着しそう


17時15分
福島西インターで降りる少し手前からガスが低く垂れ込め小雨に
会場まで12キロ




17時20分
高速を降りた
雨は結構本降り
会場まで5キロ










17時40分
雨の中到着



開場は18時半だと思ってたのが19時だったので
たっぷりRH出来ました

そして20分ほど押して開演


。。。。。。



本番が終わって


今日の本番は
僕的には興味深い本番でした


30年物のカワイのピアノは骨太な音だし
お店も腰のある響きですが
今日はステージがちょっと広めで
見た目のバランスで
いつもよりピアノとほんの少し離れて座ったんです


モニター環境としては
ピアノとギターの音量バランスも良い


モニター上リバーブも気持ち良い感じに豊かにかかってくれてる


音質は好きな感じに骨太で腰がある


言うことない環境なはずなんだけど
何故かピアノとギターの音が
もう一つ溶け合わない...

本番始まって
あれ?っと思って

和泉さんが紡ぎ出す和音の左手のタイミングを聴き分けながら
それに自分のアルペジオのタイミングを慎重に合わせてゆきました

こういう環境は
調子に乗って勢いで演奏すると必ず倒けるので
ジリジリ粘りながら一筆一筆慎重に筆を運んだような一日でした

すごくエネルギー使ったけど
自分たちの未来の広がりに繋がる演奏が出来たと思います^^

滑り出しとしてはまずまず好調です

演奏は一期一会
今日もまた深くそれを感じた本番でした


雨の中、足を運んでくださったお客様
心よりお礼申し上げます

いつもフレンドリーに迎えてくださるAREA559さん
ありがとうございました




終演後、山形へ移動
距離は100キロなのであっという間に到着







明日は山形オビハチさん

音が大好きなお店です

楽しみ^^



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2013/7/13// 館林/西の洞

2013-07-14 | 参加ユニット『Duo LIBRA』


チェックアウトが10時と思って
いつも通りに2時間前に起床
夕べは打ち上げから帰って気絶するように眠ってしまったみたい


やっぱり食べに行かなかった一杯のかけそば朝食券


起きて湯船に浸かって体をほぐしたり
支度をしながら
昨日携帯に書き溜めたメモと写真をパソコンに移しながら
長野の後記をアップした

写真の多いこと多いこと
昨日は妙義山周辺の景観に
だいぶ反応したみたいですね 僕


マネージャー氏からメールが来てチェックアウトが11時に変更に

そのお陰で出発前に膨大な量の後記をギリギリアップ出来た


11時過ぎに出発


ここ長野市から館林までは近いので近場で昼食をとることに






今朝もまだご一緒させていただいてる主催者さんに連れてっていただいて
REST BAR Westというお店に立ち寄った








このお店は
和泉さんがたまに参加するピンクボンゴさんがライブをやったお店だそうで
元々ピンクボンゴさんのファンである主催者さんが
今回はリブラにも長野での演奏の場を作ってくださった旨を
マネージャー氏から聞きました
本当に感謝です


長野でも沢山の人に聴いてもらえるよう頑張って成長したいです

が…
ふとこんなイメージが浮かんで可笑しくなりました

巨大野外イベントで
癒し系のリブラの静かな演奏が奏で繰り広げられ
3万人余のお客さんが目を瞑って静か~に聴いている…
しかも
ヨガのポーズで...


これは怪しげな集会のようで非常~に怪しいですよ


リブラはやはり コンパクト目な空間で
カフェライヴ
アフタヌーンライヴ
みたいな感じが似合う気がしまする


主催者さんが
REST BAR Westさんの店内で「Duo LIBRA a dedicashion」を流してくださった

和泉さんが小さな声で言う
「久しぶりで聴いちゃったなぁ...これ」


「僕も久しぶりですよ」

和泉氏
「いやね、録音してから5年くらい経つと、やっと聴けるんだよ
5年前の自分はまだ未熟だったけど頑張ってたよな...みたいに
やっと客観的に受け止められるんだ」


「え~?ほんとですか?
僕も全く同じ
録音してから5年くらい経たないと自分のテイクを聴く勇気出ないです
でも録音した直後から何度も何度も繰り返し自分のテイクを聴き返すミュージシャンて居るでしょ?」

和泉氏
「やっぱりそういうミュージシャンて居ますかね?」


「僕の周りは結構多いと思いますよ
録音後すぐに聴き返せるタイプと聴き返せないタイプと
性格..というか
性質の違いなだけなんでしょうね」


なんて言いながら思った

和泉さんも僕と同じタイプで良かった

「自分が録音したものを聴き返せないとは何事かっ
自分の音に誇りが無いのかっ!」
みたいに怒る人じゃなくてホント良かった^^;

だって
音楽って
答えが出るまで追い込んで行けば行くほど
答えは遠退いて行くでしょ

精一杯弾いた自分のプレイが
良かったか悪かったかなんて
全く客観的にわからないんだもの





ところでここのお店


安い


盛りがいい


インターからすぐで便がいい


ところでこのサイドメニューの
「こぶたちゃん」
て何だろう…


主催者さんと話しながら
ゆっくり食事を採って14時出発

お世話になりました長野

いよいよ館林へ



僕は2回目になる
西ノ洞さん

前回
西ノ洞に出た時
僕はインフルエンザで39度の高熱だったんです

西ノ洞の造りって
演奏するフロアより客席が一層高く囲む感じなので
あまり視界にお客様が入ってこない感じなので
僕は集中しやすいお店

余談ですが
ミュージシャンが結構皆口を揃えて言う
意外とやりづらい
のが
お客様がリズムをとる足の動きが視界に入ってきてしまう時

惑わされちゃったりするんですよね


。。。。。。。


小雨です

14時半
会場まで150キロ




。。。。。











何故かトンネルの写真撮りたくなるみたい

トンネルフェチなのかな...僕




高圧電線にも反応する



そしてまたトンネル


橋にも反応


トンネル


高圧電線





って休む暇が無いやんけっ!






ナビ越しの…



トンネル…








ふ~…

本当にもう休もう…


...


ナビ越しの...


古い
トンネル





あぁ…

誰か僕を
止めて…




。。。。。

15時15分

昨日も通った妙義山の辺りの山並み
やっぱり奇異な形ですな




マネージャー中村氏が
ボソッと呟く
「こちら側
北側から見るのが裏妙義というらしいです
以前南側から妙義山に登ったことがあったんですが
かなり頂上の近くまで行けるんです」

「ふ~ん
高いとこ平気なんだ…」 と和泉氏


「山頂近くに着いて半日くらいそこに居たことがあります
あまりにも平和な空気だったので」
と言いながらキャッキャッと小さく笑ったマネージャー氏が平和そのものであった


15時半
高崎市に入る
会場まで68キロ


到着までメモるのを止めて本当に休むことにした



。。。。
。。。
。。

。。
。。。
。。。。





16時25分
高速を降りた
会場まで4キロ

雨はとりあえず止んでるから良かった




16時35分
会場まで僅か





到着です





今日はインフルエンザじゃないから頑張れるぞ

だって平熱だもの

前回インフルで39度あって
まずまずの良い演奏が出来たのだから
今日はもう
大リーグボール養成ギプスを外した星飛雄馬状態ですよ^^

消える魔球的な演奏を繰り広げられるはず
とか
考えてるうちに
ちょっとプレッシャーになり始め...

いかんいかん
調子に乗ってはいけませんね

演奏は常に真摯に
でなければ
ホントにすぐ
音楽の神様は僕らを見放しますから


。。。。。。






念入りにリハーサルをして
一番難易度の高い新曲をさらって
今日は本番でやることになりました



リハーサルでは
スピーカーの位置や音量バランス
自分の座る位置や向きを試して
マネージャー氏に客席で聴いてもらって
バランスの意見を聞いて 何度も微調整しました



会場に着く最後の1時間くらい車の中で
ツボ圧し棒で首筋や腕をグリグリ圧していたので
脳に血が巡って腕の張った筋肉が解れたみたい

今日は演奏で攻めることが出来そうです





。。。。。
。。。。
。。。
。。

。。
。。。
。。。。
。。。。。




一部終わって

今日は良い
とても良い
自分としては


一度紡ぎ出された音はもう自分の物じゃないから
良いか良くないかは聴いてくださる方が判断してくださることだけど
でも
今日は良い


休み時間に客席の端っこに座って休んでるのですが
後ろのカウンターのお客様が褒めてくださってる 声が聞こえてきて嬉しい
二部も波に乗れそう

弾いたニュアンスは全部伝わってると感じられてるので
安心して曲に入り込むことが出来ます

曲の中で揺れながら泳いでれば良いだけ

こういう最良の環境もなかなか遭遇出来ないから大切に味わいながら奏でよう


。。。



二部も良い状態で終了です




入り込み過ぎて
普段やらないところで目を瞑って
半ポジション間違えたりフッとフレーズをロストした場面もあったが
それらも含め何もかもが「音楽するの中」で起こっていたことに感じられる







聴いてくださったお客様
西ノ洞さん

ありがとうございました





機材をフラフラ積み込んでご挨拶して車に乗り込んで走り出したら
緊張が弛みだし虚脱状態になった

口が閉まらない

阿呆みたいに口を半開きにしながら東京に帰ります

頭ん中はいい感じに真っ白


昨日の葛藤は今日の力になる…







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2013/7/12//長野/柿の木カフェ・パーシモン

2013-07-13 | 参加ユニット『Duo LIBRA』

リブラレコ発ツアー後半戦の1日目

今日は長野パーシモンさん

HPで見ると
太陽光がふんだんに取り込まれた明るい白壁の室内と
窓からはいい感じに緑が見える
南仏の白い石の家を連想させるような素敵な佇まいで
その空間で演奏するのが楽しみです


6月の長いツアーが終わって
酷い肩凝りが残った、というより今思い返せば…
夜中にも起きてしまうくらいの肩の痛みがなかなか治らなかったのは
狭い車中での長距離移動でエコノミック症候群になりかけていたのではないか
とか...
ーー;

前半ラストの江ノ島を終えて
僕的には燃え尽きて
空っぽになって
確か1日か2日休んですぐに譜面を作り初めたんだった

休んだといっても肩の痛みで夜中に起きてしまったりしていたから
体力回復はあまり出来てないまま
3つの違うライブの譜面を作って3つのリハーサルに行き
2つの本番をして
その合間に6曲レコーディングして
リブラの新曲譜面を3曲書いた

そうそう
そしてフェイスブックも始めたんだった


やってもやっても自分が後手に回ってるような気がして
なんとなくジリジリ焦る気持ちもあったけど
こうして今落ち着いて考えてみれば
消化しなきゃならない量が過多だったんだということを
客観的に把握出来てなかっただけかも


自分が力不足だと思い込んで
無駄に自分を責めないようにしてあげようと思う
結構人って(僕だけかもだけど)
自分が一番自分を乱暴に扱うとこある気がするから…


昨日の昼間はレコーディングに時間を取られてしまったから
リブラのリハで新曲の曲構成がだいぶ変わったりしたのを
夜になってから書き直していたら結局明け方になってしまった

ホントはプレイの方をみっちり個人練習したかったのだが…


今日は12時頃
和泉さんマネージャーさん僕の3人は合流して
機材を積み込み出発したが2時間渋滞の都内を走り続け
まだ練馬から関越道に乗れてない

ナビが示すの到着予定時間は開場時間ギリギリになっていた
まあ関越道に乗れば巻き返すだろうけど




譜面書き直しに時間を取られプレイの自己練が不十分に感じてる僕は
助手席でサイレントギターでおさらいしようか
それとも睡眠不足を補うために仮眠しようか迷ったが
結局心配性の僕は譜面を広げてエアーギターでおさらいをしてるうちに
眠ってしまっていたようだ

14時20分
漸く関越道に乗った





長野方面での演奏は初めてだから
今日は今まで入ったことのないサービスエリアで食事が出来るかな
なんて思ってたけど
遅れを巻き返すために
マネージャー中村氏は
とにかく行けるとこまで行ってしまうだろう

長野まで約200キロ

お腹空いた…



。。。。




ふと助手席側のサイドミラーに映った自分の顔が目に入る
6月のツアーの時より歳を取ったように感じる

疲れて老け込んだのではなく
責任感が増したような顔に見える

ずっとフリーのミュージシャンで来たから
急にリブラで毎月沢山演奏する環境になったことから責任感が育ってるのかしら
大人になっちゃうのかな…僕ちん



いや...
結構疲れて追いつめられた表情になってるかもな...



。。。





もう食べる時間無いと思ってたけど上里サービスエリアで食事休憩にありつけた
ラッキー

ぬるい味噌ラーメン

ラーメン屋とか中華料理屋じゃない場所で食べるとだいたいぬるい
多分厨房の火力が弱いんだよね






15時25分
上里を出発してすぐ
上信越道に乗る
会場まで130キロ




間もなく下仁田通過
トロトロに溶けかけた下仁田ネギの入った鍋を食べたい







「今日は浅間山が全然見えないな…」
と中村氏がボソッと呟く



「もう少し行くと左に妙義山が見えます」
と続ける



「もう少し行くと
富岡製紙場を世界遺産にしよう
という看板が出てきますが
多分…まぁ無理でしょうね」と
ボソボソ独演会を続ける

国内外沢山の各地に赴いて来た氏のボソボソ独演会を聞くともなしに聞くのは僕は好きだ

後部席で和泉さんのアクビ



長閑




。。。。




「私は上信越道の景色が一番好きですね」
と中村氏がまたボソッと言う









徐々に近づいてきた妙義山

こんな形の山並み
他で見たことないです




























スプラッシュマウンテンか...
。。;









































16時35分
会場まで15キロ





到着予定17時
開場18時だから
着いたらバタバタだな…

そろそろ本番モードになっていこう





。。。。

到着

今回の主催者さんたちが出迎えてくださって
搬入まで手伝っていただき恐縮です

お店も綺麗です








ばたばたセッティング

もう一つ音環境が定まらないまま開場時間

楽屋に入りサイレントギターでウォーミングアップをするが
軽い夏バテみたいにクラクラしてる

やれるかな...本番

やるしかない


。。。


本番開始


今日は新しいスピーカーシステムを使ったからか、しばらく間が空いたからか
一部はあと1ミリ2ミリ音が混じらなくて
自分の中では脂汗をかきながら格闘が続いた

以前も何処かの会場でこんなことがあったな…


1部と2部の間の休憩で 和泉さんに相談

ミキサーでギターを1ミリ上げてみようか


そして2部はだいぶやり易くなった

こんなことも以前何処かの会場であった


こういった自分にとっての音環境作りの微妙なとこまでのせめぎ合いは
普段一緒に行動してるマネージャー氏にも理解出来ない領域なようだ

ただ救われるのは
一緒に奏でている和泉さんだけは100%わかってくれている

だから安心して一緒に闘えるのだ


。。。



僕はずっと葛藤し続けた本番だったけど
無事終了です

与えられた環境の中で
出来るだけのことをした
それが次に繋がるための誠実なのだから
僕は満足とずっしりとした疲労の両方を味わってました





今回の主催者の方達と記念撮影

右から丸山さん 中村さん 寺嶋さん
ありがとうございました
こういう場を作っていただき心から感謝しています




パーシモンさんお世話になりありがとうございました



そして足を運んでくださったお客様
ありがとうございました
心よりお礼申し上げます




。。。。


主催者さんが打ち上げを用意してくださいました

ホテルにチェックインして
すぐ出



夜の街へ














そしてここに入りました



ここのマスターは
今回の主催者の一人である丸山さんとトリオのバンドやってるんだそうで
丸山さんはジミヘンのTシャツ着てるし
バンド名がブードゥーチルドレンですと

イカしてます


音楽が人の人生に食い込む深さは凄いものがありますね
楽しそうに語られる主催者さんたちの音楽話を聞きながら
そんなことを考えてました

その話はいずれまた



ホテルに帰るとシブイ朝食券



多分朝起きれないだろうな...





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2013/6/22//片瀬江ノ島おしゃれ工房游

2013-06-23 | 参加ユニット『Duo LIBRA』

今日は最終日
豊橋から江ノ島に移動

9時半に出発のところ
完全なる寝坊をした僕

9時38分に部屋電話で起こされ

あぁっ!
す~み~ま~せ~ん
今すぐ行きます


しかし出掛ける支度は全くしてなかったから
パソコンしまったり
眼鏡が見つからなかったり
そして
携帯充電コードをコンセントから抜くとき
引っ掛けて親指の爪を割ってしまった


最終日にショック
だけど
とにかく急いで車に

夕べ寝る前に飲んだお酒がまだ全然残ってる


「すみません」
と言いながらフラフラ車に乗り込むと
和泉さんが妙に嬉しそうに
「デュオ.リブラ(天秤座のduo)だからね
たまにはさかきぃも寝坊してくれるとバランスが取れて良いんだよ」
とフォローしてくれる


出発したけど二日酔いみたいで気持ち悪い


寝てしまおう
とウトウトしてるうちに 11時
掛川サービスエリアに入る



お腹に何か入れて酔いを醒まさねば

遅刻の埋め合わせに
中村さんにお茶を入れてご機嫌を取るが
あまり乗ってきてくれない




それからサービスエリア出発前に
今日初めてやる新曲の自己仕込みが全然浅いから
サイレントギター出して車中で練習し出す



横を通り過ぎる観光バスの中の人が
結構目ん玉を丸くしてこっち見てたけど

今時 車の中でギター弾きながら旅をするなんて
どこの青春野郎だと思われたかもしれない





それから出発して
気持ち悪くならない程度にポロンポロンと練習してると
今度は足柄サービスエリアでトイレ休憩



車から降りて
和泉さんに
「だいぶ酔いが醒めてきました」と言ったら

「それは良かった
では江ノ島に着いたら早速ビールを飲みましょう」とふざける



13時過ぎて
秦野で東名を降りた


13時半
江ノ島まで13キロ





14時
到着






ちょっと変わった形の空間なので
持ち込み音響機材置く位置や音量バランスなど
仮決めしては直し
しばらく演奏してまた直して
結構時間かかってしまい開場時間を20~30分押してしまいました

お客様にはお待たせしてしまって申し訳ありませんでした


でも
っていうのもなんだけど
16本回ってきた最後に恥じない演奏が出来たと思います




Duo LIBRAのアルバム『a dedication』は
和泉さんが大変信頼を寄せておられた小沼さんという世界的な調律師さんが
僕らのレコーディング初日に他界され
出来るなら小沼さんに調律していただきながらレコーディングをしたかったという我々の想いが
『a dedication』
「(小沼さんに)捧げる」
という意味を持ったアルバムになった経緯です


和泉さんと僕で一曲ずつアルバムコンセプトに沿った楽曲を提供して
もちろんその2曲はこのツアー中も演奏してきましたが
何故か和泉さんは
この2曲の曲紹介で小沼さんのことには全く触れませんでした

MCという小さい時間枠の中で語り切れるものではなかったからだと
僕は解釈しています

それがツアーの最終日である今日
和泉さんは初めてMCで少しだけ触れました


多分照れ屋なんだと思うんですが
下らない駄洒落を挟みながら
でしたが

でも今日初めてMCで触れてくださったことで
レコ発ツアー6月の締めくくりが出来たと感じてます


自分から滅多に言わないんだけど
とても良い演奏をした
と思えます


Duo LIBRAのアンサンブルは
本当に繊細なバランスで成立してるので
どちらかがほんの僅かでも惰性の演奏をしたなら
お互いすぐ気付いてしまいます

今回のツアー
16本やって
体が思い通りに動かない日もあったけど
僕らは少しの惰性も介入させることをしなかったと思えています


だから16本分
ちゃんと音が育ちました

江ノ島おしゃれ工房游さん
足を運んでくださったお客様
心よりありがとうございました


(マスターと)


(小沼さんの奥様と珍しく中村氏顔出し)


(僕のマブダチミュージシャン若芽くんが聴きに来てくれた^^)


(和泉さんお疲れ様です)





全行程
約3600キロ
うちのモビリオもよく頑張りました













来月は北を廻ります

お近くの方は是非是非
僕らの音を聴きにいらしてください






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2013/6/21//豊橋WINE&ROSES COTY

2013-06-21 | 参加ユニット『Duo LIBRA』


9時半起床



10時にアラームセットしといたんだけど
遮光カーテンをちゃんと閉めなかったみたいで
朝日が瞼を貫いて網膜を照らして
体内時計をリセットしてしまったみたい



ツアーもあと2日

夕べ6時近くまでかかったけど
譜面も作れたから
あとはもう残り2日間の演奏に集中すれば良いだけです


窓の下では朝の通勤ダイヤで
次々に鉄オタ中村さんが喜びそうな光景が展開されてます











そうだ

このツアーで聴いてくださって
コメントくださった方ありがとうございます

返事を返せてませんが
とても励まされています

また伺わせていただきます
その時は是非聴きにいらしてくださいね



今日は豊橋/WINE&ROSES COTYさん



あと1時間で出発


。。。。。



出発30分前
ゆっくり支度をしていると
ホテル界隈を探索してるらしい中村氏よりメール

開くとこんな内容


尼崎アーケード可笑しいっす
黄色い鳥居やら
電動式の虎色の金魚
流れるのはもちろんタイガース応援歌









しかし...

虎の娘 タイガースって...
いったいなんじゃ??


シャワールームなのに
「ファン集まれ!!」
って..


ここの人たち面白すぎ



。。。。




12時集合して
ホテル出発前に近くで食事を済ませてしまう




12時40分出発

食事済ませてしまったから
これで豊橋まで眠って行けるな 寝不足だしな


尼崎インターから名神に乗る




ETCにカード入れ忘れていた中村氏
バーが開かずアタフタ

慌てて鞄の中をガーッと探し
取り出したカードをETCに差し込むものの
後ろに何台も詰まり クラクション鳴らされる

しかし高速に乗った瞬間に追い抜き車線に躍り出る

汚名挽回だ
今日もかっ飛ばせ中村氏





集合時間にまだ爆睡していて遅刻した和泉さんは
鬼マネージャー中村氏により
昼御飯無し
延長料金自腹

「困ったなぁ…疲れで目覚まし幾つ鳴らしても起きられなくなっちゃったよぅ…」
とショボンと車に乗り込み
後部席で駄洒落も言わず神妙にしてるうちスヤスヤと眠ってしまったようです


長旅はいろいろありますが
別になんの問題も無い
死ぬこと以外はどうってことない





。。。。



草津で新名神に乗る


雲が山の頂きに掛かるくらい低く垂れ込めたまま全く動かない



そういえば
出発前に食事に出た時
「個別シャワー虎の娘タイガース」の看板の実物を見たんだけど
個室シャワーっていうから
その名の通り個室のシャワールームだと思ってたら風俗だった

まぁそれなら
「虎の娘」っていう店名もわかるよ

「中村さん
虎の娘って風俗だったんだね 」

と言うと中村氏

「そうですよ
気付いてなかったんですか? 」


「個室のシャワールームだと思ってたよ
看板にファン集まれ!って書いてあるけど
集まったって個別にシャワー浴びて帰るだけなんだから
可笑しな看板だと思ってたんだよ」
と僕が言うと中村氏は
フフン…とクールに受け流しました


。。。


15時半
高速を降りる


すっかり寝込んでしまったようだ

会場まで8キロ


眠い…(ρ.-)



。。。


会場近くの公園に大きめのテントが...

何だろ..



円形っぽいからサーカスみたいだけど
サーカスにしては小さすぎるし
旅一座?

ブツブツ一人で言ってると和泉さんが
「どうしましたか?」

「あそこに大きいテントがあるんだけど何でしょ...
旅一座みたいのかな...」
と言うと

サクッと
「ホームレスですか」
とブラックな和泉さん

「それだったら大豪邸ですね」とウケる




15時40分到着


今日は会場の機材と持ち込みの機材を混ぜて使用
アンプの位置、音量設定など
サウンドチェック念入りにしました








今夜の宿はB1,COTYさんのあるビルの上層階がホテルになっている
という大変ありがたく便利な環境です

チェックイン

開演まであと1時間弱


。。。。


ホテルの部屋から裏通路を通って控え室へ

本番時間が来てピアノの奥の辺りからステージに出てみると物凄い満席

お店がリニューアルしてから最初の有料ライブが僕らだったようです


ステージから客席を見ると150度くらいから囲まれてる感じ



店の雰囲気は会員制の秘密クラブで演奏してるみたいな高級感がありました


気分良く酔われて大きな声で喋ってるお客様も沢山居て
弱音楽器であるガットギターにピアノもバランスを合わせて成り立っている僕らのサウンドは
酔ったお客様の胴間声に軽く吹き飛ばされてしまう繊細なものだから
こういう環境で
ヒーリング要素を持ったオーガニックな音楽を奏で切ることは正直とても大変なことです

元々 ノイズの中で聴くのがベストな音楽ではないからね


僕は掻き消され安いアコギ弾きということから
今まで何度もこういう環境に出くわしてるので
こういう日はただ
自分を信じて
ノイズの中
気を込めた優しい音を弾くだけです


誰にとっても憂い多きこの人生において
今夜この会場で気分が良くなり胴間声を上げるなら
それは喜ぶべきことじゃないですか


我々は例え自分の音が聴こえなくても
全身の神経を集中して奏で切る


それが僕らに出来る唯一のことなので



そして楽しみなことに
それをやり取り遂げられたら
ノイズを掻き分けて僕らの音を聴いてくださった方は
通常の環境で演奏した時より僕らの演奏を好きになってくれるはずなんです

まぁ
これは僕の物差し
僕の主観的な価値観なんですけどね


ということで
今日は明らかに大変な環境下での演奏でしたが
マスターが大勢のお客様を集めてくださいましたし
僕らも自分を折ることなく乱れることなく奏で切りました


嬉しいのは
「2回目です」
と伝えてくださったお客様が居たこと


リピートしてくださったんですね

本当に嬉しいです


そして最後の方では
僕らの音楽が必要でない方は帰られ
残ったお客様は皆
笑顔で拍手をくださいました

こういう日は
勝負だよね

心に闇を生まない真剣勝負


リブラは今夜も朗らかだったよ
和泉さんも僕も中村さんも

豊橋WINE&ROSES COTYさん
ありがとうございました



聴いてくださったお客様
ありがとうございました








明日は6月ツアー最終日 江ノ島


18日間の出稼ぎ労働(笑)が明日で終わります


長かった…


明日はこの6月ツアーの集大成をぶつけるよ






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2013/6/20//芦屋Left Alone

2013-06-20 | 参加ユニット『Duo LIBRA』




何となく小雨っぽい天気


今日は芦屋Left Aloneさん

響きはどうかな..

HPで見るには面白い内装のお店なので
そこも楽しみです



整体師さんに教わった自己解し術

タオルを腕くらいの太さの筒状に丸めて
仰向けになって首の後ろに敷き
頭を左右に振る



14時20分
そろそろ出掛ける時間
支度しなければ


。。。。



14時45分出発

早速後部席から和泉さんの声

僕の部屋の窓からね
「妊婦募集!」っていう産婦人科の看板が見えるんですよ

(一同爆笑)

中村氏が口を開く



私は鉄オタ(鉄道オタク)は卒業してますが
部屋から線路が見えて
しかも!
窓が90度開くっ
夕方4本の線路全てに電車が停まるのを撮れるかもしれませんっ
ンフッ♡

と意気揚々と語る中村氏は十分今でも鉄オタだと思った


中村氏が続ける

夕べフロントで教えてもらった24時間スーパーへ行ったら
絶対パチンコ屋だと思ったのが「玉出」という看板のスーパー
まるでパチンコ屋にしか見えない店構え
それがここですっ

「でだま」
じゃなくて
「たまで」…


正面写真撮りそびれましたが
玉出の前を通過する際一同またも大爆笑
パチンコ屋以上にパチンコ屋風

笑いがおさまらないうちに
目に痛いほどのショッキングピンクのスポーツカーを見つけ
中村氏
なんだ...あの色...

一同また笑


ショッキングピンクの笑いがおさまらないうちに
次はこの看板のラプホ





今午後だけど我々ミュージシャンにとっては今が朝イチ

演奏エネルギーを温存しなきゃなんだから
朝イチからあまり笑わせないでください尼崎




探索好きな中村氏が
雨だというのにホテル周辺探索してみたが
アーケード商店街はタイガース一色でした


そういえば宿泊ホテルのロビーにも
虎の縞模様のビニール製の応援メガホンみたいの売ってた


今日の会場 芦屋には手頃なホテルが無いらしく
10キロ離れた尼崎に2連泊している状況

30分ほどかけて会場へ向かう





15時20分
雨の中到着



やはり面白い内装です



100年もののスタインウエイは 良い感じに枯れた音色



年代物なのでパワーが弱いから
ピアノに合わせてギターアンプの音量をいつもより小さめに微調整する



お店の鳴りは とても良く響くが
僕にとっては少し固めの音質


アンプの向きやアンプと自分の位置関係や
弾弦する指の角度まで微調整しながらリハーサルを進めました

和泉さんも結構長い時間試行錯誤してらっしゃいました



こんなところかな..
そうですね..

妥当なところでお互い納得して一度ホテルに戻ります

雨は本降り




行きには気付かなかったが浜田球場 という
阪神タイガースの練習球場がありました




今日の会場はしっかり食事を摂っていただくシステムらしく
開場から開演まで長く時間が取られてます

だからホテルに戻って1時間以上休めます

早めに書かなきゃならない譜面があるんだけど...
今は正味30分くらいしかないしなぁ

やはり本番前に左脳を忙しく使うのは嫌なので
終演後にでも書く事にしたけど
終演後は終演後で寝てしまうかもなぁ...


。。。。


19時
日が暮れて
あと15分で出発

窓から外を撮影しようとして
ふと下を見ると…


なるほど…
鉄オタ中村くんがムフムフ喜んでたのはこのことだったのか

僕にはよくわからない世界であるが…




19時20分
出発



日が暮れてますます光を放つ不夜城 玉出











19時50分到着

本番10分前

店の一番奥の席で待機



20時
もう開演時間

少し押すのかな…



15分くらい押して
本番開始

いつもの曲
いつもの曲順ですが
今日は実は幾つかの要因で演奏の感覚がいつもと違うんです


まずピアノが100年もので
共鳴板の構造は年代によって違うそうで
しかも100年もののピアノと出会えることは通常まず無い


50年ものくらいまでなら共鳴板構造が違っても出会える機会があるからまだコントロールしやすい

この素敵な100歳のスタインウエイは
鍵盤がとても軽く
良い感じに枯れた音色ながら
ガツンと行きたい時のパワーがちょっと足りない


いつも弾いてる匙加減が通用しない


いつもより慎重に弾いてる和泉さんの音に重なるように
僕も慎重になる


そんなスタートを切った今日の本番でした


多分今日の音環境は
僕にとっては結構やり易い方だったと思います

でも和泉さんが今日は難しかったんだろうな
と思います

場所によってはそれが逆転したりしますし


そしてどちらが難しい環境に置かれても
二人の音は1つの音楽として奏でられているので
一人が転けたらもう一人も転ける
二人三脚なんです


だから今日も結局は安心して奏でられた日でした


100歳のスタインウエイとちゃんと共演出来た
ってこと

葛藤があっても素敵な時間だったということです



この100歳のスタインウエイは どうやって日本に来たんでしょうね
そしてどうやって戦火を逃れたのだろう

終演後に店長さんと和泉さんとそんな話しをしました





レフトアローンさんも歴史のあるジャズハウス

最初に出演なさったのが笠井紀美子さんや北村英二さんだったみたいで
僕はこのユニットで行く先々のお店が ジャズハウスが多いんで
全然ジャズプレーヤーじゃない僕はちょっとプレッシャーだったりするんだけど

そのことを以前、ポソッと言った時
和泉さんが言ってくれた言葉が大変嬉しいものだった


名前忘れちゃったけど
大御所中の大御所のあるミュージシャンが言った名言

この世には2種類の音楽しかない
1つはバットミュージック
もう1つはグッドミュージックだ

僕らは今日も
グッドミュージックを奏でられたと思います



そして

毎晩毎晩
美味しいものを出していただいて
今夜もまた
こんなの頂きました





頑張ってたんだけど
このツアー後半に入って
やっぱり太りました


ツアー終わったらまた
体重絞らなきゃ


東京で言えば田園調布
高級住宅街芦屋にある高級中華料理ジャズハウス
レフトアローンさんは
洒落た作りで美味しい料理
往年のジャズミュージシャンが出演してきた歴史がある
3拍子揃った素敵なお店でした



雨の中 足を運んでくださったお客様
そしてレフトアローンさん
ありがとうございました


ということで
また尼崎へ10キロ戻る




不夜城「玉出」
煌々と光輝いてます




そして「虎勝」がまた黄色に光ってますな




ホテル帰るとロビーにもまた虎グッツ



熱い土地柄ですね
楽しいです


明日は豊橋
12時出発


あぁっ!!
これから譜面作らなきゃならないんだった…
(; ̄Д ̄)



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2013/6/19//鳥取After Hours

2013-06-19 | 参加ユニット『Duo LIBRA』


今日は小雨


鳥取After Hoursさんに伺います

初、鳥取


小学校のとき教科書にあった鳥取砂丘しか
僕の中では情報が無い地です


このツアー13本目

毎日の演奏に馴れ合いは全く生じてないですが
肉体的な蓄積疲労は相当溜まってます

残りの4本
そことの戦いになると思われますなぁ...









12時出発して
昨日の会場カワイ楽器さんに寄って機材積み込み




広島インターから乗り
山陽道から中国道で鳥取まで270キロ

雨は本降り



。。。



出発してすぐ
吸い込まれるように眠ってしまい
ふと目覚めると13時40分
尾道を通過するところだった


。。。


またしても眠ってしまい
14時20分
高速を降りて倉敷市に来ていた
会場まではまだ100キロ以上あるみたい



寝起きのボーッとした頭で
食事は皆どうするのかな…
と考えた時

コンビニはあるしファミレスもラーメン屋もなんでも
日本中は食べ物で溢れてることがありがたいというより
むしろふと恐ろしく感じられた


事故渋滞を避けて
予定より早く下道に降りたらしい

どちらにせよ鳥取まで高速は繋がってないから
と中村氏





14時半
今のうちに食事しちゃいましょう
ということで
手軽なうどん屋さんに入る





さっと済ませて
14時40分
再出発



今日の会場は外階段の2階だそうで
この雨だと搬入はかなり辛い

まぁ憂いてみても結局やるしかないことは
雨に濡れることを楽しみにするくらいに思っておこう



蓄積疲労もあるが
雨の日に赤ん坊がよく眠るのと同じように僕は眠くなる


雨の水分と雨音とエンジン音が羊水の中に居た胎児の頃の記憶を呼び覚ますのだろうと思う


15時
岡山道に乗る






食後の軽い眠気と雨音とエンジンの音に包まれ
インナートリップしだす..







羊水の中の胎児は
来るべき時が来ると子宮口から産道を通りこの世に出てくる

幸せにも不幸せにもなれる可能性を与えられて生まれてくる





だが大人の加護を必要とする年齢の間に
大人からの関わられ方で
大抵はいびつになり幸せを見失ってしまう

それをする大人もまた
過去の幼い頃に見失ってしまった人間だから気付くことも出来ない

僕は
自分のいびつの歴史も他人のいびつの歴史も両方
過敏に感じる人間だから

大袈裟な表現をするなら
霊能者が
どこに行っても霊が見えて疲れてしまうように
僕もどこに行っても人の痛みが見えて疲れてしまう


僕の演奏人生は
自分と他人のこの痛みを和らげるためにだけ存在している


Duoリブラの知名度を上げ
興業的成果を上げる努力をしながら
もう1つのサブストーリーとして
痛みを和らげる仕事がある

いや…
サブではなく
むしろこちらがメインなのだと思う



雨が
疲れた体に
奏でることの本当の意味を
思い出させてくれる




あの人の顔や、この人の顔

雨の中いろんな人の顔が浮かんでくる





こちらを見ている瞳が訴えている痛み

こちらを見れない横顔が訴えている痛み



笑顔の向こう側の痛みと
泣き顔の中の安らぎ

眠りに落ちる時の無防備な心は安らぎへの入口だと思う



だから僕は今日も
スカイソーブルーの大イントロの間に
自分が眠くなるマインドコントロールするのだ



そして眠りに落ちる手前のきわどい状態でテーマを奏でる



みんなは知ってるだろうか…

眠りに落ちる手前ギリギリの心が奏でると
元気いっぱいに奏でる時よりずっと沢山の喜怒哀楽が紡ぎ出されるんだよ



1つの8分音符で喜びをを爪弾き出した次の8分音符でもう泣いている
次の小節で慈愛を歌い
そのフレーズの最後は痛みを知った上での望みを讃う




空が蒼い
と歌うとは
そんなことなんじゃないかな…






16時
会場まで65キロ


16時15分
会場まであと50キロ


16時半
会場まで30キロ



17時
会場まで6キロ


高速の終点まで行って
あと3キロ






そして到着



お風呂屋さんの2階だと
来てみて知りました

お風呂屋さんの入口の暖簾の横に僕らのポスターが






階段で2階へ





After Hoursさんは
木の床 木の壁で
ふくよかで温かい響きです





この響きに今日は指が喜んでます

リハーサルでは勝手にどんどん指が動いて
今まで気付かなかった和泉さんのグループの芯に気付いたりして
本番が楽しみです



控え室に
多分 御自宅の一室
を使わせていただきました

マスターは松本正嗣さんというギタリストさんで
奥様が菊地ひみこさんというピアニストさんです



僕が二十歳前の頃にジャズライフとかの雑誌で拝見していた方たちのお店です

マスターは初対面で一発でわかるヒューマンな温かい人です



因みに
中村氏によると
下の風呂屋の経営もマスターで昭和そのものの風情で
江戸っ子好みの結構熱湯だということです

入ってみたいけど
終演後すぐ芦屋に夜走りしなければならないから残念



本番までいつものようにギターに触れて過ごします

只今開演20分前



。。。




本番5分前


。。。


そして本番は
お店の温かい響きが背中を押してくれて
僕の描きたい心情がだいぶ描けたと思います



終演後
なんと
整体師のお客様がいらしてて
ほんの少し施術していただいちゃいました



首 背中 肩甲骨
これは凄いことになってる
と言われ
バキバキ整体してもらって
だいぶ楽になりました

たった5分足らずの施術でこれだけ楽になるのは驚きです


ブログに載せたいから一緒に写真撮って、と頼んで
並んで撮って貰ってる時に
和泉さんが
「ブログのタイトルは『命拾い』にしなよ」と
また上手いことを言うのでした

いや だけど本当に冗談じゃなく命拾いです

自分で出来る解し方も教えていただいて
今晩から早速やります





そして
鳥取を拠点に活動してらっしゃる女性ピアニストさん



そして最後にこの方
マスター
そして大先輩のギタリスト
松本正嗣さん



終演後 お料理を出していただきマスターとも少しお話させていただきました










真摯に奏で生きてきたミュージシャンは素敵です


After Hoursさん
そして聴きに来てくださったお客様
心よりありがとうございました




夜走りで兵庫県尼崎まで移動です





今夜泊まるホテルのチェックインが門限があるらしく
中村氏かっ飛ばしです




鳥取は何も無いけど
人間が良いから
きっと良い日になりますよ

応援のメッセージメールくださった方にも感謝



良い1日でした





明日は芦屋Left Aloneさんです

面白い内装のお店
楽しみ

整体で命拾いしたからまた明日から頑張ります




。。。


AM1時
高速を降りる


ホテルまで11キロ

僕は助手席で飲んでるだけだけど
中村さん
毎日運転ありがとう




兵庫県尼崎

当然、阪神タイガースの地

「虎勝」という名の焼き鳥屋さん発見


「巨人の話しただけで殺されそうだねぇ...」と
後部席から和泉さんの声


そしてam1時
ホテルに到着



今日も心が嬉しい一日でした

日に日に感謝の心が育ってるのを感じます


音楽は本当に神様がくれた宝物だと思います










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2013/6/18//広島KAWAI楽器

2013-06-18 | 参加ユニット『Duo LIBRA』



6月18日
今日は広島カワイ楽器さん

僕は今回、2回目です

前回は雪がチラつく頃で
まだDuoを始めたばかりで
初めての広島にビクビクしながらやってきた記憶があります



昨日のうちに搬入組み上げ
そしてサウンドチェックまで済ませてしまったので
今日は17時に出発と
のんびりした行程


夕べ、ストレッチをしてから就寝
そして11時間眠ったようです


今回のツアーのネックになっていた酷い肩凝りも半分くらい治った感じがする



13時に目覚め
頭はまだボンヤリしてるけど
疲労がだいぶ回復したことで身体が喜んでるみたいで
今、単純に今日の演奏が楽しみに感じられてます



血流と睡眠は大切だな
と思います




起きてゆっくり新曲3曲のおさらい
(全部今日の本番でやるかはわからないけど)

更に個人的に新しい独奏曲を1曲練習と
そして最終日の江ノ島までに
もう一曲
Duoでやる映画音楽カバーのアレンジの叩き台をメモ
あとは今晩清書すれば完成



一昨晩
中村氏と新曲をそろそろ増やしてかねば、という打ち合わせして
中1日使って5曲を立ち上げかけてる僕はなかなか大した奴ではないかしら?
(自画自賛)


只今15時半

今日の仕込みはこのくらいにして湯船にゆっくり浸かり
体を解したりしながら出かける支度をしよう



。。。


17時出発

路面電車



到着





新曲を結局3曲ともやる事になって
不器用な僕はいっぺんに3曲増やすなんてドキドキです


本番は
今日の音場はピアノの音とギターの音が
いまいち解け合ってくれない感じで
脳内で試行錯誤しながら1部を終了

休憩時間に和泉さんに相談して
和泉さんの手元に置いてあるミキサーで
微調整してもらうことに


2部は1部より解け合ってきたので
あとは自分の集中次第で良くも悪くもどちらにも転ぶな

とにかく集中集中
曲に入り込んで

今日は結構1日中戦いでした


でも諦めなかったし
気持ちを折らなかったから
良しとしよう
なんて考えながら終演後の楽屋にハケた


CD即売があるからすぐに会場に戻る


今日のように自分にとって葛藤しながら演奏した日は
良かったのか悪かったのか客観視出来なくて
即売に出るのが本当は怖いんです

売れるだろうか...なんて


スカッとした演奏ではなく
躓きそうになりながらだけど
一つだけ誇れる事は
諦めなかった
ということ


ミュージシャンて終演後に
葛藤した事言わない人が多いでしょ

どんな葛藤があっても
今日も最高だったぜ
と言う人が多い気がするけど
僕はそうなれない

等身大のことしか言えない



恐る恐る会場に戻ったんです

誰もCD買ってくれなかったら悲しいな...なんて頭をよぎりながら


でも
今日来てくださった沢山の人が買ってくださったんです


売れたって事が嬉しいんじゃないんです


演奏するための環境作りって
行く先々で響きも違うし
いつもベストな環境で演奏出来るとは限らないでしょ

上手く環境を作れなかった時
あと残されてる事って
決して演奏を諦めない
ってことだけだと思うんです


それが伝わったら
きっと
聴いてくださった方達は
僕らの演奏を好意的に感じてくださると思う

そして買ってくださったんだと思う


今日はそんな日だったんだと
自分では思ってます


こういった自分のこだわりや反省なんかとは全く別な次元で
関わらせていただくお店お店の方達は
僕らをフォローしてくださいます


ここ広島KAWAI楽器の皆さんは
僕がこのDuoに参加するずっと以前から
和泉宏隆チームに
大変良くしてくださってる、と聞きました

もちろん僕も
温かく迎えていただいてます


もっと頑張って面白い音楽を奏でられるようスキルを上げますから
いつまでも良いご縁が続きますように

カワイ楽器の皆さん
そして今日聴きに来てくださったお客さま
心よりありがとうございました




それと
新見の山森君のお知り合いが御二人
新見から来てくださってました

「山森君が喜んでるよ~、、、新居見から来ましたぁ~」
と声をかけていただきました

なんにせよ
今日という日の全てが感謝に感じてます




葛藤はともあれ

終演後は恒例の広島焼き屋
「4階なのに八戒」














写真はKAWAI音楽教室の江田先生
S41年生まれ
ギターマガジンのコンテストで賞を取ったりする強者ギタリストさんです
広島に来る有名なミュージシャンともセッションしたり
サポート演奏もなさってるそうです
ギタリスト同士はギター談義ですぐ仲良くなるのだ

しかし
テクニックが必要だったフージョン全盛期に成長期を過ごしたこの世代のミュージシャンは
上手い人が多いように思います
江田先生からもFacebookを勧められました

僕も和泉さんも本当にアナログ人間なんで
まだグダグダして始めないでいます

Facebookを始めないどころか
このアナログ馬鹿二人は
薬缶をつかってクダラナイ会話をしてました



鉄板の上に置かれた大きな「ヤカン」に
自分たちの姿が映っているのに気付いて
僕が写真撮ってたら和泉さんが

「夜間(ヤカン)の打ち上げ、っていうタイトルでブログアップしなよ」と
上手い事を言いました




僕ら今
ヤカン(夜間?薬缶?)打ち上げ中です




広島KAWAIさんは
社員が皆、妙に人間臭いんです

本当にお世話になりました

お世話になればなるほど
頑張らねば、と思います



打ち上げ終わってホテルまでほろ酔いで歩いて帰る途中のコンビニで
ジャンボ最中買って
食べながらブログ更新中です




明日は初、鳥取

気を引き締めて臨みます







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2013/6/17//Off日 in 広島

2013-06-17 | 参加ユニット『Duo LIBRA』



夕べ深夜に広島に入りホテルチェックインして
すぐ裏にあるコンビニに行こう
と思いながら気付いたら着の身着のまま眠り込んでいたらしい


早朝5時に目覚め
昨日のメモをブログにアップして
もう一度眠ろうと思ったがもう眠れない

連日の本番と長旅で神経が覚醒しているのだ


二度寝しようと飲酒しても全く眠れず
飲み続けて現在14時半


今日はオフだけど
新曲を増やすために夕方からRHに出ることになっている

顔には出てないけど
完璧に今、深酔い状態


弾けるかな...



。。。



17時ロビー集合

RHの前に少しだけ時間があります

原爆ドームを初めて見てこようと思います









































相生橋という橋は珍しくT字に渡された橋で
このT字が爆撃の目標になったのだそうだ
と中村氏が教えてくれた

記念公園には文字が刻まれた石碑があった

そこには
許す
というこの世で一番難しいことが謳われていた





。。。




その後、明日の会場カワイ楽器さんの中のイベントホールで新曲のRH

2曲やり
1曲は簡単に仕上がった

もう1曲は少し探る時間がかかったが
いいとこまで漕ぎ着けた

明日2曲ともやってみることになるかもしれない


今レコ発ツアー3分の1ほど終わったところだが
レコ発ツアー後の展開のための準備がボチボチ始まっているのだ

この先もどんどん新曲を増やしてゆかねばならない



このチームの企画発案者は中村氏だ

企画に沿って設計図を作成する人
要するに多少のアレンジをして譜面書く人が僕

設計図を見ながら微調整しながら実際の現場で組み上げる大工の棟梁
要するに僕の譜面を実際にピアノで弾いて
もっと美しい響きやスムーズな流れを模索して提供してくれるのが和泉さん


この役割分担でこのチームは上手く廻ってる


RH終わって街に出るともう暮れていた







ラーメン屋でこの先のリブラの展開について話し合い
今夜は解散





明日は17時出発

今日はもう寝る事にしようと思う







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2013/6/16//山口PORCHE

2013-06-16 | 参加ユニット『Duo LIBRA』


6月16日

今日は山口PORCHEさんに伺います

九州+山口 6連ちゃんの最終日



こんなこと初めてだけど
夕べアラームしないで眠ってしまったみたいで
いつも出発の2時間前に起きるようにしてるのが
ふっと気付いたら出発1時間前

慌ててシャワーしたり吊るしてある洗濯物しまったり
バタバタ支度して30分で全て終えた

今日は中村さんの計らいで
チェックアウトを1時間延ばしてくれて12時出発



昨日の午後佐賀に入り
チェックインしてからずいぶん休める時間が用意されてたことや
夕べ先に店に入り一人で機材セッティングしてくれてたのとか
今朝のチェックアウト1時間延長とか
とてもありがたいフォローです



僕は痛くてしょうがなかった肩凝りが
夕べからのまとまった睡眠で半分は回復しました


これで今日も乗り切れます







。。。



12時出発

山口までは210キロ







「九州に入る時は夜だったから関門海峡を渡る景色が見えなかったけど
今日はよく見えるわけですよね?」
と僕が口を開く



中村氏が
当然ですみたいな感じでクールに
「そうです」
と答える



「海峡を渡る手前の九州側のサービスエリアはなんと言いましたっけ?」
と和泉さん



「『めかり』です」
と中村氏



「どんな字?」
と僕



「ひらがなです」
とクールな中村氏



「『めかり』から観る関門海峡は
確か門司側からより良い景観だったと思いますよ」
と和泉さん
続けて
「関門鮹というのがあって
確か『めかり』のサービスエリアには関門鮹のカレーというのがあったはず」









『かんもんだこ』
という響から僕は
鮹が扇子を持って
あっぱれあっぱれと踊ってる様を連想した

思考がいい感じに崩壊してきてるようだ




演奏に対し
左脳(屁理屈)を排除し右脳(本能)を増すためには大変良い傾向

要するに
疲れから来るナチュラルハイ
ということ

しかし
そういう理由付けを考えてること自体屁理屈なわけで

物質の最小単位である素粒子の質量を計測しようとすると
計測するエネルギー(見るという行為にも光の粒子が飛び交っているわけだから)が
素粒子に影響し結局は測定出来ない
という無限ループと同じところにはまりそうになる


同じ理屈で
宇宙や命や人生や演奏を考えても
答えは絶対得られない

考えるだけ答えは逃げてゆく

考えるのではなく
感じることなのだ


自分が感じたことが全ての答えであり
既にそれが1つの宇宙なのだ




時速100キロで走る僕らの前を一羽のクロアゲハがヒラヒラ可憐に横切って行った

その可憐な様に僕の中の奥深い何処かがくすぐられ
ほんの少し涙腺が緩む











13時
天気はカンカンに晴れ


カンカン…


カンカンに晴れた関門海峡でカンモンダコが銀座カンカン娘を歌いながらアッパレ踊りを踊る

という
バージョンアップした連想をした


車内の二人は
僕のこの独り遊びを知るよしもない





13時10分
トイレ休憩



再出発してすぐ和泉さんが口を開く


「『めかり』を調べたんですがね
『和布刈』と書いて『めかり』と読むらしいですね
『和布』で『め』と読ませるってことでしょ?
何でしょうね
和布ってのは海藻か何かでしょうかね」


和布刈まで約60キロ
1時間弱


13時半
山口方面 九州道

待ってろよ関門鮹





13時45分
九州一周して遂に小倉まで帰ってきたなぁ




13時50分
もうすぐ関門鮹




関門鮹
関門鮹




鮹関門
鮹関門




カンモンダコカンモンダコ



カンモンカンモンカンモンカンモン



(中村氏)
このトンネルを抜けるとすぐに関門大橋です

きたぁ=======
カンモ~~~~~~~ン!!!




遂に来ました関門鮹

いや… 違った


関門海峡








関門鮹 関門鮹

どこどこ?






2階レストランへ



関門鮹カレーはどこ?





(°д°;;)
無いよ



ということで
唐揚げカレーをいただきました



いいのいいの
結果より過程だから

時の経つのも忘れるほど関門鮹に気分を盛り上げてもらったからね






食後に1階の土産物屋に


あっ!
なんだよ~おまえ
こんなところに居たのかよ~

一度食べたら忘れられない
関門海峡たこ


そのわりには冷蔵庫に1パックしか売られてないじゃないか
可哀想に人気無いのかい?

同情しつつ僕も買わない




(中村氏)
せっかくだから橋をバックに写真撮りましょ


ということでカンカン照りつける日差しの下
アー写真撮影


(中村氏)
笑顔ください

(リブラ)
暑いよ~
笑えないよ~


実は佐賀で携帯を無くしてしまった和泉さんが言う

暑いだけじゃないよ
こちとら佐賀に携帯無くして笑えないのよ
フォーゴットン携帯IN佐賀ですよ
(注:FORGOTTEN SAGAは和泉宏隆氏作曲の代表的な楽曲である)


(中村氏と僕)
ゲラゲラ


(和泉氏)
面白かった?
面白かった?


気分を良くする和泉さん

「ハイ、チーズ」の代わりに
「ハイ、フォーゴットン携帯IN佐賀」

中村カメラマンは
笑って手が小刻みに震えてちょっとシャッタータイミングが遅れる

そういう瞬間が僕のツボ

中村氏...
プルッてる...
と心の中でウケる


そしていつもの撮りつ撮られつして
めかりを出発
ホテルまで67キロ

(注:Duo LIBRAのスナップは
たとえ爽やかに笑っていても
実は撮影の時
くだらないこと言って笑ってる場合が
多いことをご承知置きください)




めかり出発




本州に渡り門司に入る




「これでもう家まで歩いて帰れるね」

後部席から和泉氏の声
「ほら昔からある、海を渡った、という使い古されたジョークですけどね」












真夏日のような日差しの中
ゆっくり走る
今日は中村氏も飛ばさない





15時50分
高速を降りる






間もなく会場到着






お店の外に調律の音が小さく漏れ聴こえていた

中に入ると店の奥にママさんが静かに座ってらした


「初めまして榊原です
今日はお世話になります
宜しくお願いします」
とご挨拶すると


「貴方がギターの人ね
お待ちしてましたよ」
と迎えてくださった




創業46年

使い込まれた空間

人間の気持ちが沢山染み込んだ空間

僕を落ち着かせる何かが存在してます


僕は少しママさんとお話しした後
何となく口を開かないモードになりました


それはもちろん
気分が優れないからではなく
心地が良いからです



リブラでもやってる和泉さんのメリルという曲は
和泉さんが昔飼っていたボストンテリア犬の名前から取ったという


ポルシェさんには
アルカポネとショコラという名前の二匹のボストンテリアが居ました


「あぁ~!ボストンテリア飼ってらっしゃるんですね」
と和泉さんの声がしたから振り向くと
2匹のワンちゃん

カポネとショコラです










和泉さんは懐かしそうにワンちゃんたちを包容



ショコラも和泉さんの近くが気に入ったみたい



微笑ましい光景
心が温まります

和泉さんにそう言うと

「いやなに、、、僕から獣の臭いがするだけですよ」
と照れ隠し



この空間でのんびりリハーサルをしました


(この後の本番でのメリルが普段よりちょっと良かったのは
この子達のおかげ)


リハ終わってから最後に持ち込み音響機材の音質を微調整して
お店の二階を控え室に使わせていただきました






二階はまた面白い
古物商です

ギターもゴロゴロ転がっています




(中村氏)
さかきぃ
面白い空間だからその辺のギター適当に借りて撮りましょ

(僕)
はいはい
いいですよ

(中村カメラマン)
洒落でそのテレキャスター持ちましょうか

(僕)
いいっすよ
サービスでチョーキングしときましょか?

(中村カメラマン)
あぁ
意外とブルースギタリストみたいだな
柳ジョージ的な

(僕の心の中の声)
ふっふっふ…
僕はブルースも弾きますよ
リブラじゃガットギターだからブルージーなことやらないだけ
まだまだ見せてない顔がいくつもあるんだから
MCやらせても面白いんだから
ふっふっふっふっふっ
ふぉっふぉっふぉっふぉっふぉっ



今回は中村氏を撮るのは面倒なのでやめときました




行く場所行く場所
それぞれの色があり
本当に面白いものです


本番まで30分切りました

サイレントギター触って過ごします






。。。




本番は
地元のミュージシャンの方たちも聴きに来てくださって
曲終わりでヤンヤヤンヤと囃してくださって
のせられて気分良くなって
なかなか良い演奏出来たように思いますです

ジャズにハマって、これしかないと思って
26の時にここのお店開いて
それから46年間創業し続けてこられたポルシェのママさんは
どっしりしていて媚びが無くて優しい
ご本人は謙遜なさるかもしれませんが
好きな道を歩いてきた誇りが溢れてた


一緒に写真撮ろうとお誘いしましたが
「私は表に出ないの」
とおっしゃるので
代わりに愛犬と記念写真




ビールとお料理を出していただいて





地元のミュージシャンの方たちも気のいい人たちで
ギタリストさんとギター談義で仲良くなりました

お名前聞き忘れたけど
そんなのどうでもいいわけ

良い音楽を共有して笑い合ったら後は何も要らないよね





ありがとう山口

本当に良い時間でした





夜走りで150キロ
広島に移動です




明日久々に休み
嬉しい

1日中眠り呆けるぞ







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2013/1/15//佐賀シネマテーク

2013-06-15 | 参加ユニット『Duo LIBRA』



6月15日

今日は佐賀シネマテークさん

いよいよ九州最終日です

ここ熊本からは100キロとだいぶ移動が楽




11時20分出発

ツアー初めての雨

佐賀のホテルに早めにチェックイン出来るようなので体を休めることが出来そうです





本当は出発してすぐ
こんなのとか


こんなのとか


もしくは
こんなのとか


どれか熊本ラーメン食べに行こうかなんて話が出てもいたのですが
結局五十路の胃に朝一からは無理
ということで見送られました

ちょっと残念




下道でしばらく走る


馬刺直販店発見





12時
九州自動車にのった


今日もかっ飛ばせ
高知出身中村屋




僕は昨日の三元豚ビックカツ丼と終演後出していただいた料理と
食後にすぐ寝ちゃったことで
たった1日で明らかに太ったようだ
今日は節制しなければ




久留米の大きな町を越えて
12時50分
鳥栖というところから長崎自動車道にのった




長崎自動車に入ってすぐ立ち寄ったパーキングエリアの女性トイレの入口に
燕がせっせと巣を作っていた



生き物としては外敵を一番警戒するであろう出産と子育ての拠点を
こんなに人が出入りする場所に作るなんて
なんて燕は無防備で無邪気なんだろう
と感動したのでした



生まれ変わるなら
燕になるのもいいな








13時10分
佐賀市に入り
間もなく
佐賀大和インターで降りる
ホテルまで6キロ



13時40分
ホテル着
チェックイン

会場へは17時半出発ということで今からだいぶ休める



ツアーも真ん中を越えて
疲れも溜まってくる頃に
こういう行程を組んでくれてるマネージャー中村さんに感謝だな


昨日の熊本の日記をアップしたら少し仮眠しよう



。。。。。。。。


またも熟睡

起きるとメールが入っていた

結局
マネージャー中村さんが一足先に会場に入り
音響機材を一人で組んでくれたらしく
出発は18時半で良い、という内容

神様仏様です

今夜からもう中村屋と呼ぶのはやめよう
中村さんと呼ぶことにします




。。。。


夕方
西日の中、会場に向かう




シネマテークさんはとても洒落た小さなジャズ喫茶







マスターのこだわりで全てあつらえたような空間です

人の手が行き届いてるという意味でとても居心地の良い空間





ジャズ系のお店のマスターは
口数少ないが人間味が滲み出ている人が多い
という僕の中の通例に漏れず
シネマテークのマスターも無口でシャイでピュアな方のように見受けられました



今日は20時から本番


サウンドチェックとリハーサル終えて
僕だけ指慣らしにステージで弾いてると
開場時間を間違えたお客様が一人入ってこられました


ちょっとご挨拶して僕はそのまま指慣らしのオープンリハーサル

最近はこのパターンが多いです

リブラの前座で僕が独奏のウォーミングアップしてます


小さなお店なら
開場時間間違えたふりして
ちょっと早く来たら
前座のウォーミングアップ独奏をたった一人で聴けるかもしれません
確約はもちろん出来ないけど…

本番まで10分切りました


。。。。


終演後の風景



マスターが流してくれた6年前の自分のDVDを観る和泉氏



どうですか?6年前のご自分を観て
と訊ねると
ケタケタ笑いながら
落ち着きが無いやね
と答える和泉さん


五十路に入り
体も重たくなってビートもどっしりしてくるのさ

笑い合う


。。。

終演後
焼き鳥屋に連れてっていただきました




美味しい





マスターとバブル期を語る和泉氏

僕は黙って焼き鳥です







マスターご夫妻からすっかりご馳走になってしまいました



今回の九州
全て初めてのお店ばかりでしたが
後悔の残らない一本一本を奏でることが出来たと思っています

佐賀シネマテークさん
そしていらしてくださったお客様
九州

ありがとうございました


クタクタになりながら
奏で続けて良かったと思えます


明日は6連チャン最終日
山口


気を抜かず挑みます


ではでは
おやすみなさい
Zzz…









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