Rosa Guitarra

ギタリスト榊原長紀のブログです

北千住サンローゼ 2013/5/26

2013-05-26 | 過去のライブ後記


夕べのソフトウインドでの昼夜2回公演で
貯蓄エネルギーを使い果たし
今日は寝坊の中学生みたいに全く起きられず
一度起きてはまたウトウトするところを
5分置きに鳴る目覚ましのスヌーズ機能にハッとして目を開き
十回目くらいにようやく起きてシャワーした


起きられずウトウトしながら何を考えていたかというと

「あしたのジョー」のスピリッツで育った世代の僕は
真っ白な灰になるまで燃え尽きる
という人生観を植え付けられているので
起きられないくらいの状態まで夕べ演奏したことに満足しながら
涎を垂らして半眠っていたわけです


今日は大地穂ちゃんと山崎隊長のベースで北千住で懐かし歌謡曲ライブ


毎回コンパクト目な曲数ながら面白い選曲をしているこの企画ですが
(と自分では思ってる)
今日はまた楽しい曲が用意されてるわけです
(ほとんど僕にとってですが)


和田弘とマヒナスターズ
「愛して愛して愛しちゃったのよ」

石川さゆり
「ウイスキーがお好きでしょ」

久保田早紀
「異邦人」


あとは大地穂ちゃんオリジナルとスタンダードからのインストですが

この歌謡曲3曲あたりが僕のツボです

異邦人のような印象的なアレンジの曲を
アコギとアコベだけで再現するのも面白いし

愛して愛して愛しちゃったのよ みたいな曲は
その曲調のお気楽さに演奏していて良い意味で力が抜けてしまうし
必ずといっていいほど(僕だけかもですが)無意識に鼻歌に出るし
この曲を鼻歌で口ずさんでいる時はその人の精神状態は絶対良いと思うのです
(辛い思い出とこの曲がリンクしている人には通用しない理屈ですが..)



そうこうするうちに到着 一番乗り

店の裏の駐車場に停めてエンジンを切って窓を開けると
即座に蚊が入ってきて耳元にまとわりつくので
一匹は外に追い出し窓を閉めたんですが もう一匹が車内に残っていたようで

虫を殺すのは嫌だと感じるようになったのは何歳くらいだったか…
僕は蝿は殺さないし
昔、安いテントで浜辺でキャンプして
朝起きたら顔の上をフナムシが歩いてたのも我慢したし
最近ではゴキも殺さず見逃すまでになったのに
蚊に耳元にまとわりつかれるとパチンと潰しちゃうんです

無為な殺生をしなくなってきて自分もだいぶ徳が積まれてきたかな
などと思っては大間違いで
肉も食べるし蚊も潰す
結局自分に都合の良い尺度で決めてるだけなので
蚊を潰した後ジンワリ自己嫌悪に捕われる


なんてしてるうちに山崎隊長到着

バックして来た…





危なっ!近~過ぎぃっるっ


そして...?
降りて来て

恒例の車内掃除かな?

僕が車内から観察してることには気付いてないみたいです

この後、僕に気付いて、エライ驚いた顔しました


そしてスイスイ到着
搬入開始



音響機材を組んでサウンドチェック済ませて
から今日の予習をした




現在 18時40分
本番まであと20分

なんとなくポツポツお客様が集まりつつある

今日の一曲目
異邦人のイントロで
指がもつれないことを祈ろう
そもそもギターで弾くフレーズじゃないから難しいんだもの
(と、言い訳する...)



で...
本番は終わって..

(;_;)

今日は僕は細かいポカだらけだった

風邪で体力が落ちてる時とか
年に何度かこういう日があるけど

今日のは明らかに貯蓄エネルギー不足から来る集中力の欠如なんだろうな…
昨日使い果たしちゃったからなぁ
回復し切らなかったんだな


でも昨日、
今日のことを考えてペース配分をしていたなら
今日のポカは無かったかもしれないけど
明日を気にして今日を加減するのはつまらないんだもの

だから仕方ないんだ
と自分に言い聞かせながらショボンと運転して帰って来た


でも穂ちゃんの歌唱には先に繋がる新しい発見も あったし
今日という日を良しとしよう



聴きに来ていただいたお客様
ホントにありがとうございました


独り心の中で反省して
沢山眠って体力回復して
また明日から出直しますです



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六本木 Sofy Wind 2013/5/25

2013-05-26 | 参加ユニット『Duo LIBRA』
 

Duo LIBRA レコ発ライブ
なんとか無事終えることが出来ました

いらしてくださったお客様
本当に本当に心から感謝しています

そしてSoft Windさん、ありがとうございました


もう今日は力が残ってないので
とりあえず、ですが
一言 御礼だけでも...




















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RH

2013-05-22 | 過去の制作日記


減量中の力石徹のように
ここしばらく薄暗い部屋で
引きこもりのような長い長い自己練習の時期が終わって
やっと楽しいリハの時期がやってまいりました

二つ、RH行って来ました

今日はここ





RHが終わった後
お手製の美味しい賄いを作ってくれたのは
この方



音を合わせるのはちょっと久しぶりでしたが
ピアノとアコギ
良くサウンドしてます^^

まずは今月25日
六本木 Soft Windでお待ちしてます



もう一つは一昨日
だけど
一昨日のRHの前日から隊長の家に前のりして
「これからを考える会」という名の飲み会が催されました

出された飲み物はこれら



その夜、これからを考えるメンバーたちは
これらをほとんど飲み干したわけでしたが

その隊長がこの方


アップ

山崎隊長っ!
大丈夫っすかっ?


隊長の愛娘ちゃんと隊員その1

(隊員その1は近所だっただけで次の日のRHには全く関係無いであります)


充分にお酒が残った状態で
次の日に行なわれたRHは
こちらのライブ
   
今月26日
大地 穂
皐月の街角 ~風歌う夜~

北千住サンローゼ
お待ちしてマッス




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Duo LIBRA

2013-05-17 | 榊原長紀 その他の参加作品


Duo LIBRA  a dedication


元、T-SQUAERのメンバーである和泉宏隆氏のピアノと
榊原長紀のガットギターのDuoによる1stアルバム


1. A Timeless Rore / 和泉宏隆
2. Cape Light / 和泉宏隆
3. Merylu / 和泉宏隆
4. Cavatina / Stanley Myers
5. Forrest Gump / Alan Silvestri
6. HIKARI / 榊原長紀
7. Sky, So Blue / 和泉宏隆
8. Leave Me Alone / 和泉宏隆
9. Sweet Sorrow / 和泉宏隆
10. Nouvo Cinema Paradiso / Ennio Morricone / Andrea Morricone
11. Prima Gioventu / Ennio Morricone / Andrea Morricone
12. Be My Love / Nikolaus BRODSZKY / Guiter Solo
13. In The Arms Of Morpheus / 和泉宏隆
14. KODAMA - A Silent Echo / 和泉宏隆



視聴動画






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今日という日のほんの1コマ

2013-05-10 | ギターの栄養



楽器を練習していて疲れたので休憩をとった


たとえ練習であっても
楽器の演奏は
非日常な集中を必要とするから
休憩に入るとすぐ僕はボンヤリする

ボンヤリすると同時に瞑想状態に入る

意図して求めたわけでもないのだが
肉体的な訓練の直後に
内観する作業に入ることになる


こんなことを考え始めた

持ち物が複数の鞄などに分かれて入ってることを
僕は管理し続けられないので全てを1つの鞄にまとめている

マメじゃないから入れ替えも面倒だし
入れ替えなどしていると必ず忘れ物をするに決まってるから
季節が変わっても洋服が変わっても
TPOなど構わず鞄は絶対1つのものしか持たない


昔は、売られてる物の中で一番小さな手帳を財布のカード入れの部分に差して
お金とスケジュールと電話帳をやはり1つにまとめて使っていたが
携帯にスケジュールが記録出来ることを知ってからは手帳も持たなくなった


この手帳というものに
僕はなんとなく依存していたらしく
何年も前の物を捨てずにずっと取っておいたりしたものだが
読み返しもしないくせに捨てずにおくだけで
自分が生きてきた積み重ねが
何か重要な意味を持ってそこに存在しているように感じられて
なんとなく安心を得られていた


携帯にスケジュールを書き込むようになってからも
終わった日のスケジュール記録を消さずに貯めていたが
ある時メモリー容量がフルになり
過去の記録を消さざるを得ないことになった

機能の充実してない携帯だからか
1件1件消してゆくか
1日1日消してゆくか
さもなくば全てを一気に消してしまうか
3つしか選択肢は無かった


面倒だが僕は1日1日消していった

1日消えるごとに
足元がおぼつかなくなるような小さいが確実な不安に襲われた

消したくない想いに囚われたまま
「これでいい、これでいい」と思いながらどんどん消していった
(これはまさに僕の人生そのもの、かもしれない)

軽い自傷行為にも似た消去作業を完了して
直後の僕の心は微妙にささくれている
その状態でまた練習など始めるのだ

そして消してしまうともうそれは
過去の積み重ねという名の日記を整理収納していた書棚が崩壊したことになるから
時間の経過順に升目の中に綺麗に並べてあったものが
玩具箱をばらまいたような無秩序な散らばり方をした

その無秩序に散らばった中で
記憶の鮮烈さの強い順に放つ光り方が強かった


光は様々な色や強さを発していて綺麗だった

あぁ...やっぱり消して正解だった
早く気付けば良かった
升目など最初から要らなかったのだ

升目に綺麗に整理して管理するのは
時間とか日付とか曜日と呼ばれるものと
呼応しながら我々は生活しなきゃならないから
そのための便宜上のものなだけ




こうしてギターのプレイや音色を進化させるための肥料となって
1つの肥料小屋の中に適当に放り込まれる

結局
手帳を捨てずにいた頃も読み返しなどしなかったのだから
肥料小屋にどんどん放り込んでいたのだろう


過去の積み重ねは
ショーケースに入れて眺めていても意味は無い
今を生きるために活用してこそ、である
などと偉そうなことを考えながら
肥料小屋の中にどっぷり浸かりながら楽器の練習を続ける


多分
こういう時の現実の僕は 目の焦点が虚ろで
他人様には浮世離れしてるように見えるのだろうなぁ...


人様の目を気にしながら肥料小屋に遊んでいた若い頃は
見え方も中途半端だったのだろう

何かと躍動感の無い人間、やる気の無い人間のくくりに入れられることが多かったように思うが
今は人目などほとんど気にならないから
「浮世離れしたような」などと 良いように周りが思ってくれる

無駄な摩擦からのエネルギーロスがなく
ありがたいことだと思う


僕はこの肥料小屋に遊ぶ時間を
周りの人に向けて
「現実逃避ですよ」などと謙遜する時もあるが
本当は僕の(恋に次ぐ)快楽の部屋なのだ
快楽は生きる力の源泉である


目に見えているものは
固定された形のまま永遠的に在り続けることは無い
目に映る全ては流れる水のようなものであり
大切な現象だが
人体を流れる血液と同じ
それ自体に意味の本流は無い


心臓にあたるものは
「感じる」という行為
かな...
などと考える



「感じた瞬間」に1つ宇宙が生まれる


宇宙が生まれる速度に
人間の思考など全く追い付けない

極論を言うなら
考えること自体無駄なのだ

考えるのではなく
(甘いも辛いも)感じられるものが多い場所になるべく居ることだと思う
(感じたことを意識した瞬間に、それは意味の無いものになる...とまで
言ってしまうと、あまりにも...なので
ウズウズするけど明言しないことに今日はする僕なのです)



感じられるものが多い場所とは
得てしてチラチラと目に入って来るものが少ない場所だったりする
(よく修行僧が穴暗に隠るのもそういうことなんでしょうね)

喧騒の渋谷スクランブル交差点立ったなら
俗に向く目を閉じれば
穴暗に入ったことと同じ








ついさっき
夕方の柔らかな光の中で考え始めたと思ったが
気付けば陽は落ち暗い部屋の中で独り寂然としていた





コメント (1)
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