Rosa Guitarra

ギタリスト榊原長紀のブログです

二世誕生

2016-04-22 | ギターの栄養



去年育てていた朝顔から穫れた種が発芽した





去年は秋が来て冬が来て全ての花が枯れ切った時
これでもう会えないのかもな、と思った

大切に育てていたが貧弱な朝顔だったので
種が穫れても上手く発芽しないかも
と思ってたから相当嬉しい

去年、愛でていた花が
こんな可愛い双葉に生まれ変わって
また会いに来てくれたのだと勝手に思っている



そういえば双葉を見た時
妙な郷愁感が走った

きっと小学生の夏休みに観察した古い記憶に
少し触れたのだろうと思う






















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健康診断

2016-04-21 | ギターの栄養





心の健康診断


即ち心が健やかで苦がなくて安らかであるかは
何か誤解を受けて理不尽な想いをした時などに
どれだけ憤慨しないか
で判断出来る


憤慨した途端
最初の憤慨の源は次ぎの新しい憤慨の種に生まれ変わり
新たな憤慨が次々に連鎖して行く

この世界の99%以上の争い事はそういうことが絡まり合って出来ている



世の中や身の回りでどんなに理不尽なことが起こっても
まず火事を起こさぬよう火の元を閉める如く
内に生まれそうになる憤慨の種を鎮火させることだ










(誤解を受け火事を出さずに済んだ翌日のメモ)

















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祝いの日の日記

2016-04-18 | ギターの栄養


今日は夕方
親い友人の結婚式に参列する


午前中
強い日差しに
新緑の鮮やかな色が映え
泣きたくなるほど目に沁みた


家中の窓を開けると風が樹の葉をサラサラ音を立てて揺らしていた

そよぐ風に吹かれ
葉音を聞きながら
出かける時間まで
ギターを爪弾いた


心地好さに目を瞑りこのまま眠りに落ちてしまいそうになる

この心地好さを乱すなら
いくら楽しい音でも興奮する音でも出したくなかった


僕はいつもどんな場所でもそんな風に感じながら弾いている

そして自分がいつもそういった選択をする理由を膨大な時間考えて来たが
その理由が何となく判ってからはもう語ることも少なくなってきた


僕の心とギターとは こんな風に癒着している



世の中の娯楽性のある場所や音には
精神を高揚させる要素が必ずある


長い年月をかけて少しずつ
僕はそういう場から遠く離れ
そういう音から遠く離れた場所まで歩いて来て
世俗的な娯楽性を手離し
今はやっと新緑の眩しさを歓ぶ心を取り戻している


娯楽性を手離した奏者を
例えば世間はプロと呼ばなくなったとしても
新緑から授かる歓びを手離す方が
僕はずっと辛いのだ




この季節の鮮やかな新緑のように
今日の友人は輝いていた


おめでとう










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生きることへの隠れたヒント

2016-04-16 | ギターの栄養


モンステラが好きで部屋に置いている






人間は鑑賞のため
植物の葉を茂らすためにわざと剪定したりする

剪定で枝葉を間引かれることによって
植物が命の危険を感じ
「もっとしっかり生きねば」と葉を茂らせることを利用している

人間にとっても適度なストレスは寧ろ必要だと聞く



先日、うちのモンステラの新しい枝を誤って折ってしまった


折れた枝は
辛うじて繋がっているのか養分を吸い上げ
新しい葉を開こうとしている


なのに
折られてもいない別の若い葉を
このモンステラは見捨てることを選んだ




自然界で選ばれる選択肢は全て
その生命体にとって生き残れる可能性を
一番多く含んだものだと思っている

だから...よく解らない

このモンステラは何故、折れた枝を見捨てず
折れてもいない若い葉を一枚見捨てたのか…



この植物の選んだ選択肢から
人が生きるに潤うためのヒントが隠されていないか
ずっと考えている















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ほんの少し

2016-04-11 | ギターの栄養



生きることの覚悟を決めているいる言霊

音に少しだけ酔っている言霊

微笑みを保つ勇気を持った言霊

この世の苦痛を満身で放つ言霊



それらが見事に解け合って
一気に僕の琴線に触れて来る


静に涙が溢れてゆき
そして一雫、流れ落ちる



人生の喜怒哀楽を
奏でることと重ね合わせることが出来た音楽家は


ほんの少しだけ

神に近いのかもしれない



https://www.youtube.com/watch?v=DquA6KyHTos



















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自分は残せるだろうか...

2016-04-11 | ギターの栄養







その人の「夢」は
死んで後、風化し





その人の「志」は
死んで尚、残る



















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めいしこうかん

2016-04-09 | ギターの栄養



風の強い晩に吹き飛ばされたご近所さんの簾を拾ったので

「どちらのお宅のかわからないのでここにしばらく置いておきますね」

と紙を貼って皆が見る場所に置いておいたら
次の日に素敵な詩集がポストに入っていた


簾の持ち主さんはこの詩集の著者さんだった



なんだか嬉しかったのでお返しに「キミと僕」をポストに入れて来たのでした

 










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2016/4/3//大地穂@赤坂見附Graffiti

2016-04-03 | SUI(大地穂)


今日は大地穂ちゃん@赤坂見附Graffitiさん







普段静かな中で静かなギターばかり弾いてるからか
タイバンの若い人たちがRHで発するエネルギーがとても強く感じた


僕もだいぶ枯れて来たのだろう









出来ることなら逝く間際までgtを弾いていたいので
家で筋トレの真似事をしたり
最近買ったママチャリで一気に坂を登ったりすると
まだまだ若いような気になるが
実際の若者と比較してみると己が枯れていることが歴然となる


鼻眼鏡をかけた老いぼれジジイが
背中を丸めてギターを弾いてる図に
何故か若い頃から憧れていたので
自分が枯れて行くのは単純に嬉しいが
枯れても身体が動くくらいな状態であと200年くらい弾いていたい

だって年取る程いろいろ解って来て楽しいから



(開場直前の図)




ところで



いきなりこういう話も何なのですが…



困ったことに、というか
嬉しいことに、というか




春だからか




最近エッチな夢を毎晩見る








ギタリスト
枯れて尚、現役

...ということらしい (-.-)y-~~~













今日の出番は珍しく1番目
本番10分前の図








そしてその後
まずまずの演奏をして終了



そう
100点なんてまず出ない

でも100に近づけることを諦めなければ
きっと伝わると信じている




演奏が終わった直後、暗くなったステージ上で
穂ちゃんがこちらに丁寧にお辞儀してくれたのが妙に印象に残った


良かったんだな…
今日の自分たち…

直感的にそう思えた


















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