Rosa Guitarra

ギタリスト榊原長紀のブログです

その後の朝顔11

2015-09-28 | ギターの栄養


秋晴れで気持ち良い日差し





ミニモスラが食べていた葉は1日で紅葉した

たった1日で黄色に変わるんだ…と
自然の変化に驚くばかり





他の葉も全て黄色に枯れたようだ

そして食べ物が尽きたミニモスラは
どこかに旅に出たようだ


いつもの葉の裏にも居ない

他の葉を観察したが居ない

下にも落ちていない








今度こそサナギになるための安定した場所を探して
旅出ったのだろう

こちらからは見えづらいエアコンの室外機の端にでも
サナギを作っているのかもしれない




朝顔は無事に幾つかの種を実らせることが出来た




この世界に
実りの秋を祝う祭りが何故起こったのか
今の僕にはその気持ちがとてもよく理解出来る



ミニモスラはこのベランダの何処かで越冬し
きっと来春、羽化してくれるだろう

今年1株だった朝顔は種を実らせ
来年は10株以上に増えるだろう


来年はそれで朝顔のグリーンカーテンを作ろうか

そこに羽化したミニモスラがまた卵を産んだら良い



窓から入ってくる気持ちよい秋風に吹かれながら
今、心がとても潤っている

慣れてないから少し恥ずかしいが
嬉しい涙が出そうになっている


植物や虫、自然の気と波長を合わせて生きる事から
想像を遥かに越えるプレゼントを貰ったのだと覚った


























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合奏

2015-09-27 | ギターの栄養


部屋の灯りを消し窓を開けると
今夜も心地良いコオロギの鳴き声

しかし彼らは…なんでこんなに心に優しい音色なんだろう


今夜こそコオロギの音色に勝るとも劣らない音色を紡ぎ出すべく
愛器を抱えた





爪弾いてみたがやはり自分の音がうるさく感じるので
1音爪弾いて
音が消えるまで余韻を聴くことにした



複数の音程から生まれる音の揺らぎの波間に
コオロギの声が見え隠れして
もう気が遠くなりそうになる



ゆっくりゆっくり曲を弾き始める
コオロギの声の邪魔をしないように



止まりかけのオルゴールのように

ゆっくり

ゆっくり

ピアニシシモで




このままソロライブのセットリストを全部弾いてみよう







でも


どこかで爪弾きがフッと止まったら







僕はそのまま





化石になってしまうかもしれない























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お客さん2

2015-09-27 | ギターの栄養


なにかと訪問を受けている

カメムシ?かな






そしてモスラは




食欲の秋






















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その後の朝顔10

2015-09-27 | ギターの栄養




昨日まで緑がかった色が残ってたのに
今日はもう額も開き切って全部枯葉色




命の変化は凄いなぁ




そして

驚く事に

なんとなんと


死んだか、もしくはサナギになるかと思ったミニモスラが
逞しい色になって生き返っていたのだ





脱皮だったのかな?


なんにせよ良かった良かった















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秋の夜からの贈り物

2015-09-27 | ギターの栄養



開いた窓の外から聞こえて来るコオロギの声が心地良い


部屋で聴いていた音を止めた



僕にとってはどんな音楽より
コオロギの鳴き声の方が心地良いみたいだ









僕のギターはこの人生で

どこまでコオロギに迫れるのかな…

















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お客さん

2015-09-26 | ギターの栄養





アブ?かな












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その後の朝顔9

2015-09-26 | ギターの栄養




はっ…!


もしや


ミニモスラは死んだのではなくサナギになるのかも


















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その後の朝顔8

2015-09-26 | ギターの栄養


雨戸を開けると目の前に何となく不自然な光景

不吉な予感が走った




しばらく観ていたがミニモスラは微動だにせず

葉を咥えたまま死んでいた




昨日かなり寒かったせいだろうか






儚い...













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僕は土に還る

2015-09-25 | ギターの栄養


はまって3日続けてリンゴの赤ワイン煮を作った




簡単で美味しいのでご機嫌だったが
3日目の今日、ふと考え込んだ



今年の夏、大切に朝顔を育て
今や種を収穫せんという時期に来て喜んでいるが
その片方ではリンゴの種を捨てている自分

生ゴミもせめて土に還すくらいはしないといけないかな...




考えてゆくとそもそも「生ゴミ」という呼び方がおかしい
生ゴミとは生物の亡骸である

そして生物の亡骸は土に還り、土は生物を育てる

自分等もいずれ土に還り
誰かの栄養か何処ぞのエネルギーになる


アスファルトで覆われた都会でも可能だろうが
もう少し土のある場所ならもっと簡単に楽しく
全ての生ゴミは堆肥に出来る

捨てられたリンゴの種も皮も堆肥となり
次の世代の植物の栄養になってくれる


だから捨てるのではなく
土に還す
という概念を持たなければならないのだろう




考えて行くとこうして結局、土と水と太陽があれば
循環の中で生物は生きて行けることを知る事になる


土に還らない事と還る事を識別するだけでも
少しずつだが人間の傲慢さに気付き
そこから離脱出来るだろう

僕はそっちの方に惹かれる


生きてる間は肉体を維持すること本位の行動を否めないが
少しずつでも気付きを得ながら分をわきまえた中庸に近づければ良い





















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その後の朝顔7

2015-09-25 | ギターの栄養


今日は雨

だいぶ寒いので一枚多くシャツを羽織った





よくよく考えてみるとこのミニモスラ達は
暑くても寒くても素っ裸で生活してるのだなぁ




寒さに負けず元気に食べるのだぞよ













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その後の朝顔6

2015-09-24 | ギターの栄養


録音作業が一段落したので窓を開け
ミニモスラを見に行くとオヤツの時間らしい



一時は朝顔の種を食われてしまうかと心配したが種もどうやら無事

毎日観てるうちモスラにも愛着が湧いて来た




昨日散歩に出向いた自然公園では
野鳥の観察小屋からアオサギを小一時間眺めたのだが
我々人間の時間軸とは全く違う流れで生活している彼らのサイクルを
疑似体験することが出来た

それは自分にとっては大変心地好い時間だった


資本主義原理に踊らされ忙しなく動いている人間以外の生物たちは
自然界のバランスの中
与えられた生を結構のんびり営んでいるように見える


僕はそっちの仲間でいたい


欲をかかなければ誰にでもゆったりした心地良い人生は与えられる




外は雨が降り出したようだ

ひんやりした外気が気持ち良い















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その後の朝顔5

2015-09-24 | ギターの栄養


今日のミニモスラ




収穫に向け枯れ始めた種の額先の色と
休んでる尺取り虫

これはなかなか良い図ではないか




遠くで学校のチャイム


外は心地良い秋の空気



















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その後の朝顔4

2015-09-23 | ギターの栄養


~ミニモスラの逆襲~



本日午前
種が生ってる一番上の葉をついに攻撃開始



やはり柔らかい葉を求めて登って来たか…

種は食われてしまわないか…

心配だが手を出さず観察することにした




そして午後
一番大きな種が生ってるところの葉へ移動


ここに居る





もし尺取り虫が葉を食べ尽くし、枯れて種が実らなかったら
翌年の食料が減るわけだから加減して食べてるのかと思ったけど
そういうわけでもないようだ

僕はこの種の収穫にかけているのだ
種にはどうか手を出さないで欲しいのだが


よく見れば、種にはトゲトゲした毛がいっぱい生えてる
これできっと虫に食べられないように防御してるんだろう



朝顔一個と尺取り虫一個の
(人間が綺麗事に夢見がちに思うような)友情的なリスペクトではなく
食うか食われるか弱肉強食の攻防の中で
朝顔の全体量と尺取り虫の全体量がバランスを取って行くように
自然の摂理は営まれてるのだろう

もし自分や自分の大切な人が死ぬ事があっても
全体から観ればこういうサイクルの中の出来事だということなのだろう

一個の命は尊いものだが
この自然の摂理を深く理解し手に出来なければ
他者を押しのけて自分の命を守ろうとするのが人間の弱さだろう



自分は残りの人生で
どこまでこういうことを修得出来るだろうか



良い天気だったので散歩に出ると赤トンボを見つけ



可愛いドングリを拾った






朝顔

この夏の花にいろんな風景を見せてもらいながら

季節は秋へと移って行く

















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2015/9/22 赤坂見附グラフィティ

2015-09-22 | SUI(大地穂)


時間の経過する感覚からなるべく離れたくて
運転しながら目を細めた

更に精神が恐れの感覚から遠ざかり
解放される方へと意識を向けた

いや、意識を向けたというよりはむしろ
意識をぼんやりさせたと言う方が言い得ているかもしれない



前を走る車のクローム部分に反射する強い太陽光だけが
幾つも幾つも瞬いて見え出した


最近僕の意識に近づいてきたアセンションというキーワードを反芻しながら
今日の本番で何が出来るか
その答えを瞑想の中で追ったが
今日は掴まえることが出来なかった


このキーワードの本質を掴まえるには
言葉を駆使し尽くして説明し
最後にそれら全てが砕け散った粒子が霧散した先に
ほんの瞬間その姿の一端を垣間見せるかもしれない


この目に映る物全てを
実体の無いものだとすることは
その先の開けた世界へ一歩踏み出すか
もしくは自分の存在理由を見失うか
ギリギリの淵を歩くことのように感じた


。。。


会場入り

ヨハンは僕がアコギ用にアレンジした木綿のハンカチーフが気に入ったそうで
今日も弾いている天然児



スイスイ (まだすっぴん)



こういう言い方も変だろうが
僕はこの二人と上手く関われている

他人と上手く関われるなんて
奇蹟のようなことじゃないかと
いろんな関係を壊して来て今思う自分である


。。。


本番は2台のギターの息がだいぶ合って来たようで
歌も伸び伸び乗っかっているように感じた

まだまだ煮詰めて行けそうだ

自然体でこの関係性を育てられたら良いと思う



こうして本番の数時間前から始まっていた僕流の本番時間は
演奏の終了とともに無事終了
さっとお暇させて頂いた

ここからは10・10のいわきのソロライブに照準を合わせて行きます

ボクサーの減量のように
修行僧のように
精神の贅肉を絞り込んでくのだ






















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その後の朝顔3

2015-09-21 | ギターの栄養


種の付いた箇所の一つ下の葉が虫食いになりました





犯人は尺取り虫


上に行くほど葉は柔らかいだろうから
次は一つ上の種の付いた場所の葉を食べに行くのかな

そうしたらどうしようか…

上手く取り除けるか
でも
尺取り虫の食料を奪いたくないし


そんなことを考えながら
成り行きに任せるしかない自分でしたが
不思議なことに尺取り虫は一つ下の葉へ移動しました





何故、柔らかいであろう上の葉を食べに行かなかったのだろう


朝顔が種の付いた場所から
尺取君が嫌がる微妙な臭いでも発しているのだろうか

それとも満腹なライオンが無駄な殺生をしないように
尺取虫の方から朝顔の子孫保存行動との棲み分けを選択しているのだろうか


いずれにしても
見過ごしてしまうような小さな世界の出来事だけど
人間が手を出す領域ではないことを諭されたような気がした





















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