Rosa Guitarra

ギタリスト榊原長紀のブログです

スヌーピー

2017-04-20 | 良寛さん万歳


あれからずっと考えてました

ずっとといっても24時間ずっとじゃないけど

昨夜からですが結構頻繁に思い出しては
ちょっとクスッとしながら
何故?このタイミングで?
などと…




やっぱり僕がアセンション(笑)したから
引き寄せの周波数が変わったのかな?
(このフレーズは今後しばらく使うかもしれない
ただアセンションの後に(笑)を付けてる間は
僕はまだ正気です)




昨夜遅くに帰宅すると
FBのメッセージボックスにそれは来てました


サカキ〜元気ですか
おれは、元気です
Snoopyをやってます





久しぶりで嬉しかったので

可愛いね
いいなぁ
僕もスヌーピーになりたいな

的な返事をスヌーピーに返しました



するとスヌーピーは


○○さんとか連絡とってますか?


とか聞くので


○○さんに限らないけど
サカキ〜はほとんど誰とも連絡も取らず
風に吹かれる樹のように
静かに結構幸せに暮らしてます


と返した


スヌーピーからは
こう来た



それは オツですね





そしてこう続けた


でもおれとは連絡を取ってくれて
ありがとうございます


とても可愛らしいことを言った






スヌーピーは何故
昨夜思い立ったようにメッセージをくれたのか

あれから何度も思い出しては面白い心持ちで考えているが…

やはり何故だかわからない



突然メッセージをするのがスヌーピーなのかもしれない




こんなことも考えた


スヌーピーっていうのは自分のこと
「おれ」って言うんだな

とか




この事変も
まぁ1日経てば忘れるだろう
と思っていたが
まだ全然忘れない


きっと思いの外
僕の中でウケていたのだ


じゃ
折角だから
ブログに書き残しておこうかな



カテゴリーは
「ギターの栄養」にしたが
やっぱやめて
「良寛さん万歳」
にした




子供たちと隠れんぼをして隠れた良寛さんは
日が暮れて子供たちが家に帰ってしまった後も
見つからないようにワクワクしながらずっと隠れていた
という
天然と覚りとを背中合わせに持っていたチャーミングな坊さんだ


突然メールして来たスヌーピーは
良寛さんと同じチャーミングな匂いがする


僕の周りでは多分
僕がだいたいいつも一番に良寛さんだが
スヌーピーが登場すると
彼の方が良寛さんだと思う




そうそう

スヌーピーからのメッセージには
彼のご機嫌な表情の写真が貼付されていた


同席していて、そこにスヌーピーのメイク一式があれば
僕も必ずやっていただろう
羨ましい





スヌーピーとは今度いつ会えるかな


いや...
「会える」ではなく

いつ
「逢える」かな
だな


いや...
やっぱり

いつ
「遭える」かな
だな


彼との再会は未知との遭遇的だからな







では最後に折角だから

スヌーピーの添付写真を添付しておこうと思う









































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2016-06-20 | 良寛さん万歳





まだまだ
割れてなんて来ないんでしょ





そんなに人生甘くないのは知ってますもの














でも









溝くらいは


入ってないか?













メッチャクチャ腹に力入れてから



はぷっっ!!!

っと息を止めて撮ってやった


















(検証写真2 2016/6/20)

















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しっくすぱっく

2016-06-18 | 良寛さん万歳




割れるのか...



割れないのか…

















くださった方

コツコツやってはいますよ


えぇ
やってます



まぁでも
きっと割れないでしょ


そう簡単にはね















でも…


うっすら
割れて来てる気がしないでもない...?






太った仮面ライダーくらいには










気のせいかな...














(検証写真1 2016/6/18)






























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我家に家事ロボットが来た、の巻

2016-06-06 | 良寛さん万歳




家事ロボット「Perfect SIT UP」





これ 今日
ある人から頂戴したのですが

取説によると
後頭部のところにスイッチがあって
ONにすると
食器洗いなどイソイソと始めるらしい


洗濯機の前に立たせてONにすると
ジッと洗い上がるのを待って
洗い終わるとイソイソと干し始めるらしい


夜、寝室に置いておくと
布団に潜り込んで来て添い寝してくれるらしい

そしてOFFにすると
予備電源でリアルなイビキまでかくらしい


電源ONのタイマーをセットしておくと
朝、先に起きて
目玉焼きと珈琲なんか
用意しといてくれるらしい









なわけない












しかし...



どないしろちゅうねん











これやれってか?










こっちか?









せっかく頂いたのでやりますよ



よ~し腹筋6つに割ったろか




ブログのカテゴリーに
「腹筋日記」というのを用意しなきゃならないかしら




まぁそのうち
使用具合のレポートなどアップするかもしれませぬ



















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叱って欲しいこと

2015-11-21 | 良寛さん万歳



久しぶりに「良寛さん万歳」のカテゴリーで投稿したくなった



僕は
「自分で言うのもおこがましいのだが」
と言いながら
よく、おこがましいことを言う人間である















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夢の中だけ百獣の..

2015-02-12 | 良寛さん万歳





両肩がぶつかりそうなくらい細い路地を

武井壮となった自分が全速力で走っている夢を見た






右足に比べ左足の方が筋力が弱いらしく

特に左足を胸元に引き寄せるように繰り出し繰り出し

エイトマンのような前傾姿勢で

挑むように猛々しく全力疾走していた


































きっと昨日
丸亀で武井壮のポスター見ながらうどんを食べたせいだと思う





















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2014-07-07 | 良寛さん万歳


5日のクラップスの次の日は
1日がかりで自宅で4曲録音仕事した

だから今日は休日にすることにした

自由業だから
やることはいつもいくらでもあるけど
今日は休み宣言してこんなの聴きながら
半日うたた寝をしながら過ごした


そうしたら夢を見た


クラップスでライブの真っ最中


僕がチューニングする間
「大坪さんmcしててください」
とお願いすると大坪さん
口に手を当てたまま無言で首を横に振った


「何で?お願いしますよ」
と更に押すと
やっと喋ってくれた


そうしたら甲高い声で喋り出した

大坪さん
何を思ったのか
ヘリウムを吸ってステージに上がっていたらしい



そういう夢を見て
笑って目が覚めたのでした






5日の頂き物です
ありがとうございます

美味しい
けど
素早く食べないと水に戻っちゃう水のゼリー















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つ、、、つ、、、

2010-04-09 | 良寛さん万歳






遂に写真に捕らえた!






これが噂の、、、、、








「ハービヒサア」だっ!!












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変な声 vol.2

2010-03-20 | 良寛さん万歳


今、am4:49

エレベーターに続く通路側の自分の部屋

またしても今、あの「変な声」が聞こえた


どうも...お婆さんのような声で

「ひょぇひょぇ」
みたいな声が聞こえた


新聞配達はもっと前に駆け足で通過したから...違うだろう

いや...別の新聞屋さん、ということもあるか?


だけど今は足音がしなかった...



この団地は1フロアーに12世帯あり
その一番端の階段の踊り場にダストシュートがある

燃えるゴミはそこにみんな捨てに行く

ウチよりエレベーターよりの家はみんな
ウチの前を通ってダストシュートまで行くことになる

その幾つかの家にはお婆さんも居るには居る...が

ゴミ捨てに行くのに「ひょぇひょぇ」と声を出してくのも変だし
足音がしないのは...



ん~~

やっぱり幽霊かな...



と考えていたら今

ついに足音が

ダストシュートから逆にエレベーターの方に戻って行った


早朝だから、足音を忍ばせて行ったんだ

帰りは寒くなって来て、急ぎ足でスタスタ歩いたから
足音が聞こえたんだな

ウチの前あたりできっと
「ウヒャ、,寒い」とかなんとか独り言を発したんだろう


正体が判明して良かった

こんなことが何度も続いたら
大好きな夜中に一人で起きてられなくなるとこだった










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変な声

2010-03-17 | 良寛さん万歳

昨日は一日中、自宅で録音作業していた

そして17時半になると団地の自治会の定例会に出るため
1階にある集会室に出向いた

1時間ほどで帰宅してまた0時頃まで作業を続けた

丸一日ヘッドホンをしていたので疲れたのだろう
作業が終わって布団にゴロンと横になって休息しているうち
掛け布団もかけず寝入ってしまった

夜中に寒気で目を覚まして
顔を洗い、もう一度寝ようと思ったらもう目が冴えてしまったので
諦めて自分の部屋にきた

しばらくPCをさわり、次に漱石を読み出した
それからどれくらい経っただろうか
急に外で変な声がした


ひょぇ~
という声が窓のすぐ外あたりを通過するように聞こえた

僕の部屋は通路側にある
窓の外はエレベーターに続く通路になっている
時計を見ると午前4時過ぎだった

この時間なら新聞配達がこの通路を通るには通るが
ひょぇ~という声を発しながら配っているのに遭遇したことは一度もない

しかもその声は
エレベーターの方角から軽めの足音(走るような)とともに近付いて
この窓の外当たりで足音ごと消えたように感じた


漱石の何かの小説の中に、主人公が夜中に
電車への飛び込み自殺者の最後の声を聞いてしまう
というシーンを思い出した

気配を消して外の様子を伺うがもう何も聴こえない

ジッとして考えてみる


幽霊かな...



聞こえた瞬間は、ひどく酔っぱらった誰かが
正体なく暴れ出す直前の雄叫びかと思ったが
一声で消えてしまったからその推測は僕の中からすぐ消えた

幽霊だとしても、アルコールで正体を無くした人間の方が
よほど恐ろしい存在といえるだろう、などと思いながらまた考えた


今期の自治会で一緒になった高齢のお婆さんがいる
その二人とも、さっきの定例会に居なかった
そういえば前回の時も居なかった

寒いから体調でも崩しているのか
それならまだいいが、縁起でもないが...まさか今、
旅立ったってことはないよな...



僕は高校生のとき、母方の祖父の通夜の夜中に
びーーーーーっというブザーのような大きな音を10分間くらい聞いたことがある

どこで鳴っているか判然としない
部屋中みんなで探しまわり
雨戸まで開けて庭まで調べたが音の出所は解らなかった
という体験がある

それを聞いた4~5人の親戚の間で
「祖父がきっと最後のお別れのあいさつをしに寄ってくれたのだろう」
という結論になった


ここは10階なのだが
地上の音が、意外によく聞こえたりもするから
表通りや一本入った道に沢山並んでいる飲み屋で一杯ひっかけた誰かが
ご機嫌に大声を発したか、とも思ってみたが
さっきの声は足音をともなってすぐ近くに聞こえたのだから
やはり...
幽霊、ということに今晩のところはしておこうか...


自分の知識で判然としないことは
とりあえずそういうことにでもしておいて
そして幽霊など自分にとってはちっとも恐ろしくないのだと
自分の中で強がっておこう

誰が見ているわけでもないのに無意識にそういう強がりを抱く自分が居る

自分には強い守護霊がついているのだから
滅多なことでは揺さぶられないのだと
自分に信じこませておいて「よしっ」とカッコ良くトイレに立った



トイレに入る手前に洗濯機が置いてある
その狭いスペースを、洗濯機に尻を向けて通過しようとしたとき
洗濯機の上に置いてあったシャツが落ちて、僕の足首のあたりにフンワリ触った

そしてそれは、幽霊が足を撫でたかと思って
あやうく悲鳴を上げるところだった




僕が子供の頃トイレに行こうとすると
父が面白がってよく恐がらせた

「モモンガ~がいるぞ~、、、窓から中を見てるぞ~」

今考えれば、モモンガ~とはただのムササビのことだ
しかし子供の頃はその単語の響きだけで恐怖を感じていた
それが大人にとっては可笑しくてしょうがなかったんだろう
何度も恐がらされた記憶がある


ふっ...
幾つになっても(モモンガ~)が恐い自分がいるんだな...


でも大人になってからは
こういう、自分の小心さを思い知る時間が僕は好きだ


ゲゲゲの水木しげるさんが言ってたそうだ

この世には人間以外のものたちが沢山居る
だから人間だけが我が物顔で振る舞ってはいけないよ、と



新月の夜に柳の枝が頬をなでるのも
洗濯物が足下にフワッと落ちて来るのも
「オレは何事にも動じないのさ」と思ってる奴ほど腰を抜かすんだろう

この世は人間様の天下だと思ってる奴ほど腰を抜かすんだろう


「変な声」とか「モモンガ~」とかに
人間はたまに脅かされるのが丁度良いように思う










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トンネル絞め...という技

2010-02-06 | 良寛さん万歳


二松学舎での馬頭琴コンサートのためのリハーサルを
本番前日にした

公に触れて廻ってはいないが、まぁ...馬頭琴奏者は妻であるのでリハは家でやる

今ウチには10ヶ月の子供が居るので
両親とも楽器に集中することは子供が眠っている時以外は不可能なのだ
コンサートが決まったのは大分前だから、日にちはたっぷりあったのだが
リハの時間を捻出出来ないったらありゃしない

子供は大体毎日、午後に昼寝をしてくれる
その隙を狙って大分前からちょこちょこ音合わせはしていたのだが
前日には何としても、しっかりと集中したリハーサルをやりたい

万が一前日に昼寝してくれなかったら、仕込み不足でステージに立つことになる
そのことだけは避けたいので助っ人を頼んだ


両家に打診したところスケジュールが空いていたのは妻のお義父さんだけ
ということでリハの間、子供の面倒を見ていただくことになった





現役時代は語学の教師であったお義父さんはとにかく物静かな方で
気が付くと、ころがってる本なんかをスッと開いて
静かに流し読みしていたりする

きっと勉強自体が好きなんだろうな、と思う

現実で俗な会話をするより
書物の中の美しいものに触れていることを愛する口数の少ない人である


親戚が大勢集まる時などお義父さんはほとんど口を開かない

それは、そこで繰り広げられている会話を軽んじているからではなく
会話に、俺が俺がと割って入ることをしたくない人なのだ


昨晩明け方まで起きていた僕は、昼頃だらしなく起きると
もうお義父さんは来ていて、息子と遊んでくれていた


「おはようございます...もう来ていただいてたのにすみません...寝坊しまして...」
とかなんとかモゴモゴ言って顔を洗いに出た


普段口数の少ないこのお義父さんが、赤ちゃん言葉を駆使しながら
息子と無邪気に対話を繰り広げてくれる光景を見るのが僕は好きだ


僕が起きてくると、息子はやはり父親である僕の存在を意識して
顔を洗ってるとこにハイハイしてきたりする

こっちに来るからつい息子と戯れ合って、しばらくしてからふと
お義父さんが本を開いてることに気が付いた



子供との遊びに父親が大手を振って登場してしまったら
おじいちゃんはやること無くなっちゃうんだな...

特にお義父さんは
相手を前に立て、御自分を後ろに置くような性格だし

そう気付いて、そこからは息子がハイハイで近付いて来ても
今日は目を合わさないようにした


その後息子は、お祖父ちゃんに遊んでもらうことに集中
扉を閉めた向こうの部屋でずっとお義父さんと静かに過ごしてくれていた





無事リハーサルも終了
閉めてあった扉を開けて、また4人で過ごす

お義父さんが突然「トンネル抜けしようかぁ」と言いながら
足を少し開いて息子の前に立ちはだかった


僕は正直(え~...足の間なんてくぐらないんじゃないかな...)と思った

早速息子は嬉しそうにハイハイでトンネル抜けをし出した

ニコニコ笑顔で何度も繰り返している


何度目かトンネルをくぐりぬけようとした息子の身体を
お義父さんが足を使って挟んだ

すると息子が声を上げて笑った



(へぇ...こういうので赤ちゃんて喜ぶんだ...知らなかった...)


サーカスとかの訓練されたプードルが
飼育係が歩く間を縫って又くぐりの芸をするみたいに
息子はきゃはきゃは言いながらトンネル抜けを何度となく繰り返し
お義父さんの足で挟まれながら驚喜の雄叫びを上げていた


僕はこの素敵な技に「トンネル絞め」という名前を付けた





お義父さんと、その娘である妻との間にいつも漂う
親子ならではの照れや諦めや見栄なんかが醸し出す
何となしにバツが悪いようなシラケたような空気を感じながらこう思った



かつて娘が赤ちゃんだった頃
きっとお義父さんはこの技を娘にかけたに違いない

そして娘が成長し、言葉を喋るようになり出したら
このシャイなお義父さんはもうこの技を封印したに違いない


だから、娘は何も覚えていない

自分がどんな風に愛され、どんな風に遊んでもらっていたか...




よく言われることだが
孫、という存在が、親とその親である祖父母の間の
長年にわたって固まってしまったものを解きほぐしてくれる



トンネル絞め、という技は

赤ちゃんがかけられて喜んでる様子を呈しながら
実は
掛けてる祖父母と、それを見てる親の両方にかけられた
ほぐしの技だったのかもしれない


















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可哀想の中に巣食う虫

2010-01-25 | 良寛さん万歳


「可哀想だったね」とか、

そんな感じに誰かに労ってもらった途端

急に泣きたくなったり

駄々をこねるように、急に暴れたくなったりしたことはありますか?




特に後者の方

暴れ出したくなるのが強い人はいますか?






激しく暴れたくなり

労ってくれた人にまで絡むような...


「今頃気付いてくれたって遅すぎるんだよ」と
労ってくれた人に対して
返って酷い態度をとってしまうような




そういう可哀想の中に巣食う虫を飼ってる人はいる?




それとも、巣食い虫が決して暴れないように
暴れたとしても人前に決して出て来ないように
とても沢山の距離をとって
人里離れた方に立ってる人ならいる?






僕はもう多分...虫は暴れない



さっき、腹の横っちょあたりをスルッと素通りしてったから



以前なら、擦り抜けざまに僕の腹をザクリとえぐっていったその虫が

さっき、素通りしてったから









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お婆さん

2010-01-17 | 良寛さん万歳




昨年、今の団地に住んだ途端、自治会員という役回りが廻って来た

一端断ったが、どうしても順番だから、と押し切られ
2年間務める事になった



月1回の自治会の集会出席と、
月1回、団地全体の資源ゴミをゴミ回収車に積む手伝いをすることになった


この自治会というものは、よくよく訊いてみたら強制ではないそうで
順番が来ても出席しない人もいる

では、出た人が損をするということになってしまい
人の「人情」によって成り立っている曖昧な組織といえる

だけど出た人同士の間には近所付き合いの円滑が生まれる、という...

その必然性が有るんだか無いんだか曖昧な、こういう関わりは
核家族で東京育ちの僕にとって非常に緩く感じるものだ


自治会員になることを戸惑いながら受け入れることにしてから
この「緩さ」を「無駄」とは捉えず、僕は楽しむ事に決めた


出て来ない人も居るのだが
本来ならば全部で22人居るはずの自治会員の中に高齢のお婆さんが二人居る

このお二人がとても可愛らしい

僕はこの二人に目を付けた


自治会の集会では、何気なさを装って
僕は必ずこのお二人の隣りに座る

ほとんど意義を感じられない議題などは断片的にしか耳に入らないくせに
二人が話し出すと、耳をそばだてる


「今話してるのは何の話かね?」

「わかんないよ~、さっぱり
わかんなくったっていいんだって、
年寄りは月1回ボケ防止に出て来てるだけだから」

(何話してるか僕もわからないです
話す意味があるのかからして良くわからないです)

とか思いながらお婆さんが話しているのを聴いてるのが楽しい



資源ゴミ出し担当の自治会員は、朝8時半にエントランスに集合する

十数人居るそのそのメンバー中にもこのお婆さん二人は居る



団地全体の膨大な量のダンボールやら雑誌、新聞などを
回収車が着く近くまで運んでまとめてから少しの時間
車が到着するのを待つ


日の当たってる場所に出ると
その近くに二人のお婆さんも出てくる


お婆さんの一人は内気で、自分からはあまり喋らない
もう一人の下町育ち風な方が大体いつも喋りかける役なのだ

(今日はどんなこと話すのかな)


「寒いねぇ、こう寒くちゃ、あたしゃ冬眠したいよ」

「ホントに寒いわねぇ」

「今日のは雪風なのよ、
東京の周りが全部雪なんだから
雪で囲まれてんだから東京は冷蔵庫みたいなもんなのよ」

(へぇ...雪風っていうんだ...初めて聞いた
なるほど冷蔵庫ね...それでこんなに風が冷たいんだ)

「東京が寒けりゃ周りは雪だんべ、って落語でも言うじゃない」

(へぇえ...そういう落語があるんだ...)



「その帽子、可愛いじゃない」

「これ?可愛いも何も寒いからさ
こんな歳とって風邪引いたらもう大変じゃない」

「そうよ、この歳になると健康がもう何よりよ」

「そうそう
歳とるとただでさえいろんなとこにガタが来るからね
歳とると達者なのは口ばっかだよ」

(お婆さんのお喋りこそ落語みたいで面白いです)


他の誰かが話しかけ
二人の会話は途切れ
またしばらく経った頃
僕が居る場所とはちょっと離れた場所に移った二人が

「お日様は暖かいね~」
「お日様はありがたいよ~」
と喋り合っていた


何だかほのぼのした








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ムフフの趣味

2009-06-22 | 良寛さん万歳
サッカー、野球、ドライブ、読書、というような
わかりやすい名前の付いた趣味は一つも持っていないのだが
こんな僕にも幾つか趣味らしきものがある

しかし、名前が付けられない

あえて名を付けるとしたら、まず一つは「メリーゴーランド」
とでも名付けたら良いだろうか...

これは、一瞬にして僕を、物凄い幸せの世界へ連れてってくれる


やり方を説明しよう(偉そうに)




まず、適当に人出の多そうな土日祝あたりに
メリーゴーランドのある遊園地に出掛ける

子供が多く乗っている時
そして肝心なのは
その子供を写真に撮るために
グルリとまわりを取り囲んだ親御さんが多いほど良い
そういうメリーゴーランドに乗り込む

出来れば中心の柱に近い方で、なるべく目立たない馬に乗る
それでいて自分のすぐ外側にカボチャの馬車なんかがあると
外の風景が見えづらいから、そういうポイントは避ける


準備はそれだけ
あとはメリーゴーランドが動き出せば
あっという間に幸せの国に連れて行ってくれる


要するに
自分の子供に手を振り、笑いかけ、写真を撮る
そんな「親御さんを見る」のが目的なのだ


親御さん達は自分の子供を目で追うことに集中してるから
まずこちらに気付く人はいない

みんな開き切った表情で自分の子供を見ている

360度、グルグル
そんな暖かい表情に囲まれて、数分間、馬に揺られる

数分間で十分
10分も乗ったら多分、鼻血が出るんじゃないだろか

自分の子供にしか見せない開き切った表情
普段、絶対に見ることの出来ない物凄い暖かい光景なのだ

そしてオマケに「この夢が覚める瞬間」という切ない光景も見れるだろう

アナウンスがこう言う
「ご乗車ありがとうございました
まもなくメリーゴーランドは止まりますが
完全に止まってから地面に降りるようお願いいたします」

と、ちらほら、開き切った親御さんの表情が「閉じ」始める

メリーゴーランドが止まり、僕が地面に降りる頃には
さっきまでの夢のような色彩豊かな天使の表情達はどこにも居なくなっている
(実際は子供を待って、まだ周りに居るのだが)

...

どう感じるか
僕が説明するより体験することをお勧めします





もう一つ、変わり種

「盗み聞き」ならぬ「通りすがり聞き」
という(今、名付けてみた)マニアック趣味

陽気が暖かい季節限定で
下町臭のする狭い裏路地とかで
涼しくなってきた夕方に近い午後が狙い目

こちらは「歩き」より「自転車」の方が怪しまれない

ステテコ姿のおじさんや、エプロン姿のおばさんなんかが立ち話してるのを
ゆっくり走って「通りすがり聞き」するのだ

道に迷ってるような
はたまた走り疲れてゆっくり走行してるようなフリをしながら
耳だけは「通りすがり聞き」に集中する


僕の体験中でヒットは、こんなのがあった


股引姿の爺さんが、普通の格好の爺さんに、こう言っていた
「自分が世話になった人をだね、、、背中に背負ってね、、、、、、」

あぁ~~~~~~~~
背中に背負っ後、世話になった人はどうなったんだぁ
と無性に知りたくなるのだが、もう通り過ぎてしまう
「通りすがり聞き」は、ほぼ1フレーズしか聞くことが出来ないプレイなのだ



それから、僕が子供の頃はこんな植物無かったんだけど
もうそこらじゅうの玄関先に見かけるこんな花



エンゼルトランペット(別名ノウゼンカズラ・トランペットフラワー)



この植物が有毒だと教えてくれたのも「通りすがり聞き」で遭遇した
裏路地おばさんの立ち話だった

「つぼみがオクラに似てるからって食べたらだめよ
舌の先が痺れるから、、、、」


あぁ~~~~~~~~~
実際にあんたが食べたのかぁ
だとしたら、あんたの体は大丈夫だったのかぁ
じゃないとしたら誰が食べたんだぁ
その人は命に別状はなかったのかぁ
そこんとこを教えてくれ~~~~~

が、もう通り過ぎているのだ



他にも
「あたしも、ずいぶん昔はこれ、やったもんだけどね、、、、、、、」
と言いながらボウリングの球を投げるポーズをするお婆さんとか


ふ~ん
そんな昔からボーリングってあったんだ...とか




あ、そうそう
さっき書いた「メリーゴーランド」と同じ現象なのだが
最近、竹斎先生を小脇に抱えて買い物なんかに行くと
まだ小ささが珍しいってことなのか
年齢性別を問わず、いろんな人が無垢な笑顔を(竹斎先生に)投げかけてくださる

そのおこぼれを分けてもらってる今日この頃なのだ


人の
開いた笑顔って
本当に素晴らしい



本当の僕の趣味はきっと
そういう表情を、自分の心のスナップ写真に増やしてくことなんだ
(しょっちゅう失敗するけど)





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竹斎? いや...北斎  

2009-06-11 | 良寛さん万歳



プチヒット

北斎漫画制作キット

発見




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