Rosa Guitarra

ギタリスト榊原長紀のブログです

2012/4/28 Solo Live Vol.8 ~木漏れ日の歌 そよ風の歌~

2012-03-31 | 演奏記録

キミの小窓を少し...
開けてみて

そうしたらそよ風が頬を撫でるから


目を瞑って
耳を澄ませて

そうしたら瞼の裏に光が弾むから





春はきっとキミを置いてはいかない







solo live vol:8
~木漏れ日の歌 そよ風の歌~ 

blackA



先月、先々月と
あまりリクエストにお応え出来なかったので
今月は溜まってしまったリクエストに徹底的にお応えします

形態は独奏および山崎さんのコントラバスとのduoで










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叶風 ~KANAFU~ 2Days

2012-03-30 | 過去のスケジュール記録


とりあえず...

まずはリンクです

KANAFU





ずっと御一緒させていただいている叶高さん(From サーカス)
平塚にご自分のお店を始められました


そこで僕も来月、2Days
4/13と4/14に出演させていただきます


4/13は「ラブソングはヒゲソリの後で(通称:ラブヒゲ)」
4/14はタカシさんの娘さん、叶アリサさんとのduo(タカシさんもゲストで)


ラブヒゲというミュージックショー
これは初めて公演してからもう今年で6年目に入りました

形態は、少しお芝居の入ったコンサートで
毎回ストーリーが変わっていくのですが
今回の4/13は、久しぶりにパート1の再演という内容になります

タカシさんのお店「KANAFU」のオープンを祝して
「ラブヒゲ」も原点に戻って...
という感じでしょうか


5年強、前から
タカシさんと音楽をするようになって僕は沢山のことを学ばせていただきました


演奏のツボや度胸

エンターテイメントの作り方や表し方

音楽での遊び

そして何より、愛


ステージでギターを弾く以外
喋らさせると急に緊張して固~くなっていた僕が
この5年ほどで、めきめきステージで面白い事なんか
喋くり回せるようになってきたのは
このラブヒゲのおかげだと思っているのです


ラブヒゲを始めた頃
演奏以外のお喋りとか、慣れないことに戸惑っていた頃
タカシさんがこんな話しをしてくれました


「音楽さえしっかりしていれば
ステージの上はどんなに遊んでも崩れても大丈夫なんだよ。
喋りが苦手で、ぐしゃぐしゃになったって
サカキーのギターの音がお客さんに届いてる限り、全然大丈夫。」


僕は今でもその教えに支えられてステージに立っているんです


演奏を始める手前に
例えば少し面白い事とか喋って
ちょっとでもお客様が笑ってくれたら
その後、音は、ス~ッと心に入ってくと思うんです
笑うって、素直な心の状態だから

だから実は僕はこの5年でお喋りの練習を沢山したんです
(ギター弾くのと同じくらい)

リラックスした状態で聴いて欲しいし
自分もリラックスして演奏したいし

だから僕自身がステージ上で
普段の自分と変わらない自分で居られるコツなんかも教えてもらいました
(言葉じゃなくステージ上のタカシさんを見ていて)



タカシさんとのそんな関わりや教わった事なんかいっぱいあって
そして僕より5歳ほど年上のタカシさんが50代の後半になられて
音楽人生の後半戦に入ってきて御自分のお店を始められた事を
僕はとても、グッと感じているんです


KANAFU、という店の名前は
叶風(かのう風)ということらしいです


タカシさんのセンスと、そして愛で
このお店はこの先、息づきながら
そして育ってゆくのだと思います



お時間と、お財布に余裕がある時は
一度、お立ち寄り下さいませ


そして僕の尊敬するミュージシャンの先輩
タカシさんのお店「KANAFU」を
どうぞ御贔屓に、宜しくお願い致します








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cup of vapor / 2012年3月28日(水) 後記

2012-03-30 | 過去のライブ後記






まがいものでない優しさを奏でたい

少し照れながら...でもいいから...




cupは今はまだ未成熟だけど
必ずそっちの方に成長してゆきます


何故って、集まった時からそういう人が3人集まってるし

そして聴きにきてくださるお客様も
言葉にしなくても
それを求めてるのをcupのメンバーは感じてるから



「カップオブベイパ~ゼ」に増えて欲しいなぁ

※「~ゼ」=「族」という意




。。。。。。。。。



この次は
ユウスケ君に子守唄集を歌って欲しい

個人的に思い付いてメンバーにメールしたけど
二人からまだ返信来てないところです

だから流れちゃう案かもだけど
揺りかごの中に居るような時間を
このメンバーで奏でられたら、と思ってるところです

何故、子守唄か、というと
ふと、こんな妄想をしたからなのだ



cupのボーカル担当ユウスケ君がもし
現実で誰かに子守唄を歌ったとしたら
きっと
その相手が眠っても、すぐには子守唄をやめない、と思う

そしてしばらく小さな声で歌い続けてから
歌う事をやめても15分くらいは起こさないようにジッとしていてから
そ~っとその場を離れるのではないか、と思う

普段付き合っていて、そういうものを感じる


そういうような音楽があったら良くないですか?


最後まで傍に居てくれる存在...



。。。。。。。。。。。。



ステージに上がって
そのままの自分で居る、ってことが一番難しいといつも思う

でもcupはそっちを目指してる
スーパ-スターじゃなく普通の人を



ステージでもそのままの自分で居るには
普段からちゃんと生きてないと...
と思う


cupはそれもわかってるので
つまづいたりもしながら
ちゃんと生きようとしているのです


メンバーそれぞれが、何ヶ月か
それぞれにちゃんと生きて
再会してまた音を出す

前回より成長したか平行線か後退したかは
すぐにシビアに音が教えてくれる


少しでもいいから成長したものを奏でたら
きっとお客さんも近付いてくれると信じている









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ブレイクタイム

2012-03-26 | ギターの栄養


かなり忙しいのに
何故か静寂の中に居た




…静寂の種類とは
もしかしたらたった一つなのかもしれない…

などと
思うともなく思い付いたので
もう少し先まで考えるともなく考えてみる






例えば
僕と誰かの間に小さないさかいが生まれ
互いにその煩悩の火を消すことが出来ず

周りを巻き込み破壊しながら
最後には両者とも力尽き
気付くと周りの景色が
戦争の後のような廃墟と化していたとして


そこにある
憎しみの果ての静寂は
愛の中から生まれた静寂と
実は同じものなのではないかと思う

ただ
戦う相手を他者とするか
自らの中の弱さとするか 、の違いなだけで。




憎しみに嫌気がさすほど憎しみを直視しないと
人間は静寂を手にすることが出来ないのかもしれない

というか…

せっかくそこにある静寂に気付けず
もったいなくも無意識下に手放してしまうのかもしれない





窓の方に顔を向け目を瞑り
瞼の裏に透けている空の明るさに束の間身を任せもう少しその先を考えてみる





愛の元に生まれた静寂でも
憎しみの果ての力尽きた静寂でも
どちらでも結局それは
愛を育てるために必要なプロセスなのだ
と仮定してみる


何故なら静寂というものは
自分が怖れから解放された時に手に入る

そして怖れは愛の成長を阻止するものであるから




人が怖れを抱く要素は無数にあるが
要因はたった一つなのではないかと思う


それは
自らの命を存続させ
その先に自分の遺伝子を残したいという本能から来ていると感じる

そしてそれは現実の状況とは必ずしも一致しない
自分の内部の声として、なのだ




僕らは
生きる、という
明確な回答の見つけられないメビウスを生きながら
いつかその答えをきっと得てみたい
と未来に託している


だから可能な限り、死からの回避を強く求め
また傷付くことで生きる力が弱まることを回避したいがための選択をしている

それが怖れということなのだ


命の存続への効果的な方法「自己防衛」として怖れは生まれるが
矛盾にもそれはまた
人の心の自由を奪い命の存続を縮めたりもする


この皮肉なメビウスが
この世の仕組みであると
何度突き当たって来ただろう


そして僕の理屈はまだまだ成長しきれず
メビウスを繰り返してしまう



矛盾を指摘することが出来ても
それを突き抜け
微笑みを生み出すための技量は
僕の言葉にはまだまだ足りないのだ


しかしまた
このような徒然な思案でも
僕という身の丈を気付かせてくれ
そこからまた拓けたりするから面白いのだ





やはり僕は
ギターを弾くしかない人間のようだ


小さな一つでも良いから突き抜けるための何かを
音で見つけてゆくしかない


などと思い当たる




すると急に


微笑み


安らぎ


なんていう存在たちが愛しく感じられてくる






さて…
仕事に戻ろう





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ソロライブ vol.7 CONFESSION 後記 

2012-03-25 | 演奏記録


ソロライブ vol:7 CONFESSION

お越しいただき心よりありがとうございました


アレンジャー 大坪正さんと
コントラバス 山崎洋さんと
で奏でました1日


僕が
自分の中のまがいものでない優しさに
自分が出逢えるための
関わりと時間でもありました





このトリオを
リハで大坪さんが名付けたのが「目玉トリオ」


リハで音の手応えがあって
そして歓びを受け
無邪気に戻った3つの心が
目玉のオヤジの被り物などをしてふざけていたから










真面目なようでとふざけていて
ふざけているようで真面目で...









そして曲は限りなく静かで深い...










 今回のセットリストです



1)lament/大坪正

2)pretending to care/大坪正

3)last plant/大坪正

4)falter/大坪正

5)siciliano/フォーレ

6)Don't let me be lonely tonight /James Taylor

7)You Babe/松原正樹

8)Always and forever/パットメセニー

9)Greensleeves

10)やり直し/大坪正

EC)AME/大坪正









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目玉トリオ プロフィール

2012-03-24 | 目玉トリオ(Tabula Rasa別枠活動)


Piano&作曲&編曲
【目玉1号】大坪 正 (Tadashi Ohtsubo)

1968年3月4日生まれ 千葉県出身
5歳よりピアノを始め、中学生の頃よりシンセサイザーやMTRを使った
作曲を始める。
大学入学とともにJAZZのセッションやCM音楽制作のアシスタントとして
プロフェッショナルな現場に関わるようになる。
卒業後は、荻野目洋子、高橋克典、和田アキ子等のコンサートサポート
ベネッセの学習教材やアニメ、ゲームの音楽制作などに携わる。
生楽器によるものと打ち込みをベースにしたもの、両方のアレンジに通じており
近年ではゴスペルをルーツに持つ在日黒人ミュージシャンとの交流も多く
クワイヤの指導や学校公演等の活動も積極的に行っている。

主な参加作品 
I Will Get Your Kiss/中川晃教(日本有線大賞、新人賞)
24時間の神話/SORA(日本有線大賞、有線音楽賞)
スペースチャンネル5/SEGA
リズム怪盗R/SEGA

オフィシャルブログ
作曲&編曲、作品サンプル
作曲作品「falter」







Gat guiter
【目玉2号】榊原 長紀 (Naganori Sakakibara)

オフィシャルブログ
作曲作品「キミと僕」
カバーアルバム「夜カフェ」視聴
編曲作品:「Feel like makin love」
「My Favorite Things」







W:bass
【目玉3号】山崎 洋 (Hirosi Yamazaki)

 
  1995年、B☆KOOLのレコーディングに参加したのをきっかけに
  エレキベース&W:bassでプロとしての活動をスタート
  様々なアーティストのレコーディングやライヴサポートで活動中
  


 ライヴやレコーディングに参加させて頂いたアーティスト

    WaT   YUI  中森明菜  BABY BOO  ル・クプル  平井堅  
    NEWS  ゴスペラーズ  伴都美子  浜田麻里  小野正利  
  
    など他多数
  




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2012/3/24(土) Solo Live Vol.7 ~CONFESSIONS~

2012-03-01 | 演奏記録

~CONFESSIONS~

solo live:vol.7
@
black A



pf:大坪正
ag:榊原長紀




※詳細告知はこちらです







「falter」

その夜僕は
いたって私的な事で少し苛立っていました
ギターを弾く手も落ちつかなく
心が歌うことなど出来ないでいました...

3/24のライブのために
大坪さんから提供していただくことになっていたご自身の曲を
「サーバーにアップした」というメールが届きました

ボンヤリした頭でDLして
さっきまでやっていた自分の作業にまた戻りました

効率はすごく悪く
全てを投げ出したいと思いながらダラダラやっていました

やはり、DLした曲が気になり
作業を中断してデータを再生してみました


falter...

というタイトルが付けられたその曲のイントロが流れ始めた途端
一瞬で僕の心は頭を垂れ
自分の意志と関係無く瞼は閉じられました

何か大きな存在に包まれたように身動きがとれないまま
有無を言わさぬ力が僕を静かな懺悔の心へと導きました

そして今さっきまでの苛立ちは霧が晴れるように消え
僕の心は救われたのでした...

















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