A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記1261 『日本の美術 No.368 清親と明治の浮世絵』

2016-12-08 22:24:22 | 書物
タイトル:日本の美術 No.368 清親と明治の浮世絵
監修:文化庁、東京国立博物館、京都国立博物館、奈良国立博物館
執筆・編集:山梨絵美子
発行:東京 : 至文堂
発行日:1997.1
形態:98p ; 23cm
内容:
「美術」の枠
幕末・明治初期の浮世絵界
小林清親の生涯
清親作品と時代背景
清親の画業
新版画
図版目録
清親関係年表
参考文献
特別寄稿「明治風刺画史における小林清親」清水勲

購入日:2016年12月8日
購入店:日本の古本屋
購入理由:
 風景研究会での発表のための参考資料として購入。

未読日記1260 『六甲ミーツ・アート 芸術散歩 2016』

2016-12-05 23:12:39 | 書物
タイトル:六甲ミーツ・アート 芸術散歩 2016
タイトル別名:Rokko meets art 2016 : official booklet
撮影:高嶋清俊
デザイン:重実生哉
編集:塚村真美(株式会社ワークルーム
発行:神戸 : 六甲山観光株式会社
形態:71p ; 21cm
注記:展覧会カタログ
   会期・会場: 2016年9月14日-11月23日:六甲ガーデンテラスほか
   主催:六甲山観光株式会社、阪神電気鉄道株式会社
内容:
ごあいさつ
招待作家
公募作家
資料
 六甲ミーツ・アート芸術散歩2016公募大賞&特別賞
 イベント一覧
 作品一覧

頂いた日:2016年12月3日
 出品作家の方よりご恵贈いただきました。どうもありがとうございます。
 今年の六甲ミーツ・アートは、招待作家に、岡本光博、桑久保徹、さわひらき、トーチカ、三沢厚彦、八木良太、公募作家に明楽和記などが出ていて、ラインナップとして魅力的だったが、残念ながら行かれなかった。一作家一ページという簡素な内容ではあるが、展示の様子がわかり参考になる。

未読日記1259 『The Play since 1967 : まだ見ぬ流れの彼方へ』

2016-12-04 22:10:49 | 書物
タイトル:The Play since 1967 : まだ見ぬ流れの彼方へ
別署名:The Play since 1967 : beyond unknown currents
編集:橋本梓
編集補助:尹志慧、石黒裕加子、館かほる、望月由衣
翻訳:クリストファー・スティヴンズ(和文英訳)、石黒裕加子、橋本梓(仏文和訳)、有限会社プリモ(仏文英訳)
デザイン:木村稔将
発行:大阪 : 国立国際美術館
発行日:2016.10
形態:199p : 挿図 ; 30cm
注記:展覧会カタログ
   会期・会場: 2016年10月22日-2017年1月15日:国立国際美術館
   主催: 国立国際美術館
   プレイ略歴: p [8]
   年表: p183-[193]
   参考文献: p [194]-198
内容:
ごあいさつ
プレイ略歴

図版
1 「ハプニング」から始まった
2 旅する、暮らす、流れる
3 風景を変える
4 体験する
5 美術館を解き放つ
6 記録する
メンバー略歴

メンバーへの質問

論考
1 「初期プレイの「ハプニング」—世界美術史からの一考察」富井玲子
2 「親愛なるプレイヤーへ」ヨアン・グルメル&エロディ・ロワイエ
3 「プレイ、49年の歩み」橋本梓

資料
年表 1967-2016
参考文献
謝辞

購入日:2016年12月3日
購入店:国立国際美術館ミュージアムショップ
購入理由:
 あまり期待もせずに見に行ったら、実におもしろく、カタログを買ってしまった。最近、「アート」の名を掲げたパフォーマンスや制度批判やらアート風味の「アート作品」が多くてげんなりしているので、その手のものだったら時間を割きたくないな、と思いながら展示室に入った。だが、展示室で目にしたのは膨大な記録展示であった。むしろその記録展示が博物館展示のように淡々としていて、政治性も愛も憎しみもメッセージもなく、時間が経った分だけ距離感があり、鑑賞者の判断、見方ができる風通しのよさがよかった。その記録は、10年間雷を待つ、風に向かって歩くなど、「ゴドーを待ちながら」を思わせる無意味さ、冗長さ、退屈さという時間=人生を生きていることに、返って清々しさを感じてしまうのだ。
 一方、私が度肝を抜いたのは、兵庫県立近代美術館2階の窓を外して開け放ち、窓を部屋中央に展示した「MADO 或いは返信=埒外のものを愛せよ」であった。おそらく現在では不可能な試みだろう。この設営写真がかっこよくてすばらしいが、展覧会に出ている写真がどれもすばらしいのは、どの作品(プロジェクトとはあえて言わないが)も「設営」中であり続けるような、仮説的状況にあるのだろう。
 プレイをやり続けることに、名声も経済的な収入もないだろう。だが、それら資本主義の「欲望」が叶わないがゆえに、芸術の本質的な衝動や発生を軽やかに提示した軌跡と言えるだろう。

【ご案内】『YUKAWA HIROSYASU・NAKAYASU KEIICHI 2014-2016』

2016-12-03 12:24:24 | 書物
タイトル:YUKAWA HIROSYASU・NAKAYASU KEIICHI 2014-2016
編集:湯川洋康・中安恵一
発行:流通文社
発行日:2016.9
形態:135p ; 26cm
内容:
1 豊穣史のための考察 2016
 [Works]
 [Document]別物語という手法|中安恵一
 [Review]『豊穣史のための考察 2016』に寄せて|山本麻友美
 [Review]「彫刻」と現在|櫻井 拓

2 豊穣史のための考察
 [Works]

3 羽を休めるハビトゥス/群馬中之条 
 [Works]
 [Document]ハビトゥスが羽を休めるためのいくつかの観察と記録|中安恵一

4 流暢な習慣/大阪
 [Works]
 [Document]大阪に横たわる習慣|中安恵一
 [Review]大阪アートダイバー|平田剛志

5 漂い、刻まれ、漂う偶然/鳥取淀江
 [Works]
 [Document]偶然と平衡の彫刻|中安恵一
 [Review]《フレーベル・ドリップ》に寄せて|武本彩子

6 港は船に選ばれて 船は港に寄せられる|金沢
 [Works]
 [Document]金沢の”寄物”|中安恵一
 [Review]「理念学」入門|齋藤雅宏

作品リスト・ステイトメント・展覧会情報


頂いた日:2016年12月3日
 アーティストよりご恵贈いただきました。ありがとうございます。
 本書は、湯川洋康・中安恵一の2014〜2016年の活動をまとめた作品集。以前に大阪府立江之子島文化芸術創造センターで開催された展覧会「流暢な習慣」について『enocoニュースレター』に私が寄稿させていただいたレビュー「大阪アートダイバー」も収録されている。他の方々のテキストや作品写真も豊富に収録され、見ごたえ、読み応えある。