A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

Art Stroll:2010年12月10日(金)

2010-12-21 23:09:11 | 美術
・阿部瑞樹:from the car
2010年11月15日(月)~12月10日(金)
BAMI gallery

・伊東宣明:回想の遺体
Nobuaki Itoh
2010年12月7日(火)~12月12日(日)
立体ギャラリー射手座

・上村松園展
UEMURA Shoen
2010年11月2日(火)~12月12日(日)
京都国立近代美術館

未読日記459 「鉄道旅行案内」

2010-12-20 23:33:38 | 書物
タイトル:鐵道旅行案内
発行:鐵道省
印刷:凸版印刷株式会社
発行日:大正13年10月5日
定価:
内容:
例言
鐵道営業案内
東京及其附近
東海道線
山陽線
中央線
関西線
北陸線
山陰線
徳島線
高知線
讃豫線
鹿児島線
川内線
日豊線
筑豊線
長崎線
東北線
総武線
信越線
磐越線
奥羽線
陸羽線
羽越線
函館線
宗谷線
室蘭線
根室線
網走線
名寄線
國有鐵道線路名稱及汽船航路
鐵道連絡表
電話番號表
鐵道線路略圖
主要驛間旅客運賃表
國有鐵道旅客對哩運賃表
(目次より)

購入日:2010年12月6日
購入店:思文閣出版 古書部
購入理由:
 12月1日から青春18きっぷも発売され、さっそく書店で時刻表を買ったところ、大正時代の本だった・・だが、平成ではなく大正の本だとしても、旅行案内はおもしろい。そして、本書には随所に鳥瞰図絵師・吉田初三郎の挿絵が挟まれ、読者はイマジナリーな旅をする。見ているととにかく旅がしたくなる(現実から消えたくなる)。そうだ、大正の鉄道旅行案内1冊を持って、旅に出よう。
 行ってきます。

未読日記458 「美しき九州」

2010-12-19 23:37:45 | 美術
タイトル:美しき九州 「大正広重」吉田初三郎の世界
編者:益田啓一郎
編集協力:北九州市立自然史・歴史博物館 日比野利信
撮影協力:フォトオフィス・トオノエ、有川宜博、加藤昭彦、川口隆、松尾健、山田満穂
デジタルアーカイブ:合資会社アソシエWEB地図の資料館
発行:有限会社海鳥社
印刷・製本:大村印刷株式会社
発行日:2009年2月10日
定価:2300円+税
内容:
B5判、111ページ、ソフトカバー

第1章 吉田初三郎と九州観光
 初三郎作品の魅力
 パノラマ地図の誕生
 泉都別府に夢を賭けて
 日本新八景と国立公園
 戦中・戦後の活動
第2章 パノラマ地図の世界
 都市の「発展」を記念する(都市図)
 拡がる鉄道と沿線(鉄道沿線図)
 温泉王国九州(温泉・旅館図)
 神々の九州(神社図)
 外地への夢(外地図)
 その他作品
研究概要・資料
 印刷技術の進化と初三郎作品
 初三郎作品に出会える所(九州・山口編)
 吉田初三郎略年表
 吉田初三郎研究の課題と活用
 吉田初三郎作品リスト(九州・山口編)
 協力先・参考文献一覧/研究会のご案内
(目次より)

購入日:2010年12月4日
購入店:ジュンク堂書店 京都店
購入理由:
 タイトル通り「「大正の広重」吉田初三郎の世界」を知りたくて購入。本書は、平成20年10月11日~11月30日に北九州市立自然史・歴史博物館にて開催された「美しき九州の旅―『大正広重』初三郎がえがくモダン紀行―」の展覧会図録を再編纂したものである。展覧会の内容は「九州の旅」に焦点があてられてはいるが、図版ではそれ以外の地域の作品も多く掲載されている。
 本書の見どころは、これまでの初三郎本のなかでも最も未公開資料の掲載が多い点であろう。家族に宛てた書簡類、地図以外の作品として絵巻、ポスター、絵はがきなどの作品図版も掲載され、知られざる1面を見ることができる。
 だが、これほど豊富に資料や図版が掲載されながら、まとまった論文の1つもないのが残念だ。資料類は文字のテキスト化もなく、作品図版も小さいので、地図上の文字が判読できず読むこともできない。こういった作品上の文字情報及び文字資料類は可能であれば日本美術の展覧会図録のようにテキスト化してほしかった。
 巻末の「吉田初三郎研究の課題と活用」を読むと、編者の益田氏はグラフィック・デザインを仕事とするデザイナーであるようだ。その仕事上、デザインの資料を探す過程で初三郎の作品に出会い、収集を始めたのが初三郎研究のきっかけだという。初三郎研究というのは、このような在野の個人研究者やコレクターの方が中心となって進められているのが現状で、学芸員、研究者による研究参加を望みたい。
 また、今後の初三郎研究のためにも、資料類をまとめた初三郎全集をどこかの出版社から出版して頂けるとうれしいのだが。


Art Stroll:2010年12月4日(土)

2010-12-18 23:05:10 | 美術
・渡辺豊展
Yutaka Watanabe
2010年11月6日(土)~12月11日(土)
TKGエディションズ京都

・リサ・ラピンスキー:しっしっしっしっし 白雪姫
Lisa Lapinski “Th th th th th Snow White”
2010年11月6日(土)~12月11日(土)
Taka Ishii Gallery

・田中広幸展―暗号―
2010年11月30日(火)~12月11日(土)
galerie 16

・新山浩展
Hiroshi Niiyama
2010年11月30日(火)~12月5日(日)
アートスペース虹

・上村亮太展:Small winter tour.
Uemura Lyota Exhibition “Small winter tour.”
2010年11月30日(火)~12月12日(日)
ギャラリーモーニング


Recording Words 030 方法

2010-12-17 23:49:29 | ことば
ある人のすべての能力は、それぞれ他人における類似の能力について、かれが判断するさいの尺度である。私はあなたの視覚を、私の視覚によって、あなたの聴覚を私の聴覚によって、あなたの理性を私の理性によって、あなたの憤慨を私の憤慨によって、あなたの愛情を私の愛情によって、判断する。私は、それらについて判断するのに、なにもほかの方法はもたないし、またもちえないのである。
(アダム・スミス『道徳感情論〈上〉 (岩波文庫)』水田洋訳、岩波書店、2003年、p.50)

私の持つ能力/方法は頼りない気がします。

Art Stroll:2010年11月30日(火)

2010-12-16 23:21:12 | 美術
・松島英樹展
Hideki Matsushima
2010年11月29日(月)~12月4日(土)
Oギャラリーeyes

・樋口愛
Higuchi Ai
2010年11月24日(水)~12月2日(木)
ギャラリー風

・石内都:ひろしまsix
2010年11月13日(土)~12月18日(土)
The Third Gallery Aya

・川辺ナホ:Most things happen in the interval
Naho Kawabe: Most things happen in the interval
2010年11月5日(金)~12月4日(土)
Port Gallery T

・赤坂直生展
naoki akasaka
2010年11月22日(月)~12月4日(土)
2kw 58

・田中秀介:華やかな隔たり
2010年11月22日(月)~12月4日(土)
2kw gallery

未読日記457 「ミクロとマクロ」

2010-12-15 23:52:21 | 書物
タイトル:ミクロとマクロ――ミクロはマクロに向かい マクロはミクロに向かう
編集:はたよしこ
デザイン:西岡勉
作品写真・展示会場写真:大西暢夫
展示以外の外観写真:高石巧
印刷:スマイ印刷株式会社
発行:ボーダレス・アートミュージアムNO-MA社会福祉法人滋賀県社会福祉事業団
発行:2010年
定価:500円
内容:
ボーダレス・アートミュージアムNO-MA(旧野間邸)にて開催されたボーダレス・アートミュージアムNO-MA秋の特別企画展《ミクロとマクロ  ミクロはマクロに向かい マクロはミクロに向かう》(2010年9月10日~11月28日)の展覧会カタログ。
A4変形判、カラー、18ページ

「ミクロとマクロ」はたよしこ(ボーダレス・アートミュージアムNO-MAディレクター)
「密度の誘惑 鎌江一美」はたよしこ
「幸せな大群集 上田志保」はたよしこ
「無限の時空へ 孫雅由」小口斉子(大阪芸術大学博物館学芸員)
「ミクロからマクロへ 富塚純光」はたよしこ
「ミクロとマクロから感じること〈点の集積〉 平町公」平町公
「読み替えVISION ムラギしマナヴ」はたよしこ
「終わらない記憶 吉田格也」はたよしこ
出品者略歴
作品リスト

購入日:2010年11月28日
購入店:ボーダレス・アートミュージアムNO-MA
購入理由:
本展の会場であるボーダレス・アートミュージアムは現代美術作家・高嶺格氏の著書『在日の恋人』や写真作品『ベイビーインサドン』に出てくる自身の結婚式の会場となったことで記憶にあり、いつか訪れたいと思っていた。
今展はアウトサイダーアートの作家と現代美術作家によるグループ展。人の内部へと向かう極小世界と「巨大で果てしない世界」へと探求を試みる作家たちの作品を取り上げた企画展である。今展の出品作家の1人である平町公氏の作品は前から気になっていたが、今展では近江八幡と安土城城址跡をモチーフに展示室全体を埋め尽くす鳥瞰図的な作品を出品していた。鑑賞者が作品の上に乗って作品を見るという鑑賞方法もユニークである。まさに地図の上から街を見下ろすかのように絵を見ていると、大名行列が描かれていたり、車や電車を見つけたりしておもしろい。マクロなスケールでありながら、細部のミクロを見るおもしろさを感じる作品である。
 展覧会としては、上田志保と孫雅由の点描的な描写、孫、平町、ムラギし、吉田のブルーの色彩が展覧会全体のイメージカラーとなっていたのも偶然とはいえ、興味深い。

Art Stroll:2010年11月28日(日)

2010-12-14 23:39:22 | 美術
・ミクロとマクロ ミクロはマクロに向かいマクロはミクロに向かう
2010年9月10日(金)~11月28日(日)
ボーダレス・アートミュージアムNO-MA

・呼吸する視点:伊庭靖子とその研究生たちによるグループ展
2010年10月16日(土)~11月29日(月)
かわらミュージアム

・4人展 うつろう:塩賀史子・福村真美・北川安希子・山本恵
2010年11月19日(金)~11月28日(日)
ギャラリー唐橋

・codama ayaka ; room
2010年11月17日(水)~11月28日(日)
LABORATORY

Recording Words 029 情念

2010-12-13 23:22:42 | ことば
だから、つぎのことが観察されるはずである。すなわち、われわれは、自分の快適な情念よりも不快な情念のほうを、いっそう友人たちに伝達したがるということ、われわれは、後者にたいするかれらの同感からのほうが、前者にたいするそれからよりも、なおいっそうの満足をひきだすということ、そして、それ〔後者への同感〕の欠如によって、他方の欠如によるよりも、なおいっそうの衝撃をうけるということである。
(アダム・スミス『道徳感情論〈上〉 (岩波文庫)』水田洋訳、岩波書店、2003年、p39)

不満や悪口はなるべく言いたくない。

Art Stroll:2010年11月26日(金)

2010-12-12 23:17:51 | 美術
・谷澤紗和子個展:おたのしみ会の準備
2010年11月9日(火)~11月28日(日)
MATSUO MEGUMI + VOICE GALLERY pfs/w

・大崎正裕:肖像portrait ―存在と記憶―
Masahiro Osaki : portrait
2010年11月9日(火)~11月28日(日)
MATSUO MEGUMI + VOICE GALLERY pfs/w

前日朝から突然に肩が痛み出し、翌日も痛みは治まらない。
いろいろ予定はあったが、体調不良でリタイア。