A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

Art Stroll:2010年12月17日(金)

2010-12-28 23:14:12 | 美術
・assistant展「すなわち、言いかえれば」
assistant retrospective: i.e.
2010年12月10日(金)~2011年1月16日(日)
radlab.

図書館を模した展示形式がユニークな展覧会。観客は壁の開架書庫から見たいカードを選び、カウンターに持っていき、スタッフの方が該当番号の資料を持ってきてくれる。
私は「地理的想像力」というカードを選んだと思う。
すると、地図上に移動の後らしきマーキングが赤い線で引かれた地図が出てきた。よくよく出発点を見ると、私の実家の近くだった。

・宮下明日美展:紙の外
2010年12月14日(火)~12月19日(日)
立体ギャラリー射手座

・岸田良子個展
2010年12月14日(火)~12月25日(土)
galerie 16

地図の作品で有名な岸田良子氏だが、今年はお休み。
とはいえ、コンセプチュアルな方法論は同じ。

・井川優子展
Yuko Ikawa
2010年12月14日(火)~12月19日(日)
アートスペース虹

「ちぎり絵」ならぬ「ちぎり地図」。
今日は「地図」をよく見る。

・Present Spirit 2010 ただひとつだけの
2010年12月14日(火)~12月26日(日)
ギャラリーモーニング

・中村協子個展:アナログなダビング
2010年12月3日(金)~12月26日(日)
eN arts

・ヤマガミユキヒロ展:Sampling Your Memory
2010年12月1日(水)~12月26日(日)
Gallery PARC

・MONTHLY PHOTO EXHIBITION in KYOTO
The 15th How are you, PHOTOGRAPHY ?【前期】
2010年12月14日(火)~12月19日(日)
同時代ギャラリー

・映画『ANPO』上映
シンポジウム:アートの社会的有用性~アーティストにとって「芸術が何か」~
パネリスト:リンダ・ホーグランド、石内都、やなぎみわ
2010年12月17日(金)上映17:00- シンポジウム18:30-
京都精華大学明窓館201

『ANPO』というタイトルだが、内容は社会派ドキュメンタリーではなく、アート・ドキュメンタリー。スクリーンいっぱいに映し出される絵画や写真、そのクローズアップが効果的に生かされている。まさに作品が語りだす映像だ。
社会派作品を想像すると、肩すかし食らうだろう。戦後の日本現代美術に興味関心がある人は必見。

ところが、よりにもよって映画上映の途中にチャイムがなったのは残念でならない。まして、監督、出演者が来場するというのに。京都造形もそうだが、施設上できないのかもしれないが、チャイムを切ることはそんなに不可能なことなのか・・。

私がもし監督だったら、自分の作った映画の上映中にチャイムが鳴るのはいい感じはしない。それは自分のためではなく、観客がチャイムの音によって、鑑賞を阻害されるのが何より残念だからだ。事実、今回の上映会のチャイムは、石内都氏のインタビューシーンに重なり、一部音声が聞き取り難かった。