A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

Recording Words 078 偉大な仕事

2010-03-08 23:14:05 | ことば
The Only Way to Do Great Work is to Love What You Do
偉大な仕事をする唯一の方法は、自分のしていることを愛することだ。

(スティーヴ・ジョブス(CEO of Apple Computer)、スタンフォード大学卒業式のスピーチ、2005年)
(日本語)http://sago.livedoor.biz/archives/50251034.html
(英語)http://news.stanford.edu/news/2005/june15/jobs-061505.html

明日、出発します。

Recording Words 077 音楽の友として。

2010-03-04 23:54:26 | ことば
結局のところ、われわれが音楽を愛し、また愛しつづけてゆくのは、われわれが月光を愛しつづけてゆくようなものである。どちらも、太陽にとってかわろうなどと思いはしない、――音楽も月光も、できるだけみごとに、われわれの夜々を明るくしようと望むだけである。だが、どうだろう? われわれはそれにもかかわらず、この二つのものを冷やかしたり、笑いものにしたりしてよいだろうか? 少なくとも、ちょっとばかりはかい? そして時々はね! とくに、月のなかの男について! 音楽のなかの女について!
(フリードリッヒ・ニーチェ『ニーチェ全集6 人間的、あまりに人間的Ⅱ』中島義生訳、筑摩書房/ちくま学芸文庫、1994年、p.388-389)

月と音楽、今後も私が歩む夜々を照らしてください。
時々、笑いものにしたりはするけど、本気じゃないんです。
音楽を聴かない日がないくらい、月を見上げない日がないくらい、私にとってあなたたちは必要です。


彼方からの手紙012 「加藤雄太展」

2010-03-03 23:27:10 | 美術
受け取り日:2010年2月25日
内容:
美術評論家中村隆夫企画 加藤雄太展
2010年3月8日(月)~3月13日(土)
11時~18時30分(初日14時より、最終日16時まで)
ギャラリー渓
東京都新宿区歌舞伎町1-6-3 石塚ビル9F
TEL/FAX 03-3209-5676

日程上、見れるかどうかきわどいですが、行かれたら見ようと思います。
それにしても、ウェブサイトがないギャラリーというのは、このご時世にあってかなり珍しいです。カフェならともかく、フラッと9階にあるギャラリーに行く人はいないと思われます。

Recording Words 076 何かパンのようなもの。

2010-03-01 21:42:37 | ことば
パンはほかの食物の味を中性にしてそれを拭い去ってしまう。それ故、比較的時間の長い食事には常にパンが必要である。あらゆる芸術作品にも、そのなかに多様な作用が存在できるように、何かパンのようなものがなければならない。つまり、芸術作品の持つ多様な作用は、それが直接的に継起して、そうした〔パンをあいだで食べるような〕折々の休息や中休みなしに連続すれば、急速にひとを疲らせ、嫌気を起こさせ、結局は芸術の比較的長い食事というものを不可能にしてしまうからである。
(フリードリッヒ・ニーチェ『ニーチェ全集6 人間的、あまりに人間的Ⅱ』中島義生訳、筑摩書房/ちくま学芸文庫、1994年、p.346-347)

「パン」ではなく「米」でも同じ意味である。もちろん「米」でなくてもいい。「何かパンのようなもの」とニーチェは言っているのだから。1つのものを食べ続けるより、「箸休め」や「おやつ」も大事ってことか。「芸術」も休み休みやりましょう。個人的には「人生」も休み休みやりたい。