A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

彼方からの手紙015 死角

2010-03-17 23:57:07 | 美術
受け取り日:2010年3月8日
差出人:秦雅則氏
内容:
秦雅則写真展 死角
2010年3月16日(火)―3月21日(日)
12:00-20:00(最終日は19:00まで)
企画ギャラリー・明るい部屋
東京都新宿区須賀町1番 村越ビル2階
TEL:03-6380-5696

秦雅則氏は2ヶ月連続個展を開催する。
詳細→「彼方からの手紙002 角死/死角」

そこでこの度頂いた封書を開けて出てきたのは・・・
写真のようなDMが出てきたのである。
そう、これは1月に頂いたDMの表面に絵の具が塗られているのである。
最初、絵の具が指につくのではないかと端っこを持ってしまった。
それにしても1枚1枚このような作業をしているのであろうか。
だとすればすべての人が異なるDMを手にするのだろう。これには恐れ入った。DMという郵便システムにしかできないやり方である。この不意打ちを「死角」と呼びたくなる。
だが、ここまでDMに手を加え、郵送までして頂いたのに展示を見に行かれそうもなく残念でならない。逆にここまでされてしまうと行かれないことに後ろめたさが残るのはなぜだろう。その後ろめたさを背に人生を歩まねばならない私はどうすればいいというのだ、と大げさに考えてしまう。