A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記899 『場所感の喪失』

2014-08-05 23:31:29 | 書物
タイトル:場所感の喪失〈上〉電子メディアが社会的行動に及ぼす影響
タイトル別名:No sense of place : the impact of electronic media on social behavior
著者:ジョシュア・メイロウィッツ
訳者:安川一、高山啓子、上谷香陽
装幀:難波園子
発行:東京 : 新曜社
発行日:2003.8
形態:414p ; 20cm
注記:原著(Oxford University Press, 1985)の日本語訳
     参考文献: 上p397-414
     用語解説: 上p353-371
内容:
電子メディアは現代人の行動をいかに変えたか
いまなお我々の感覚、思考、行動を激変させつつある電子メディア。その変容を、ゴフマンのエンカウンター理論とマクルーハンのメディア論を結びつけることで、「場所」感の喪失として鮮やかに分析する。マクルーハン以降のメディア論の代表作。

目次
はじめに
 第一章 序――行動とそのあるべき場所
第一部 変化のメカニズムとしてのメディア
 第二章 メディアと行動――失われた環
 第三章 メディア、状況、行動
 第四章 メディアが変化すると役割はなぜ変化するか
第二部 印刷状況から電子状況へ
 第五章 広域どうしの融合
 第六章 公的行動と私的行動の不鮮明化
 第七章 社会的場所と物理的場所の分離
第三部 新しい社会風景
 第八章 新しい集団アイデンティティ
 第九章 成長への新しい道
 第十章 権威への疑念
 第十一章 効果のループ
補論 用語解説

参考文献

購入日:2014年8月5日
購入店:Amazon.co.jp
購入理由:
 Gallery PARCにて開催される「A Sense of Mapping ―私の世界の測り方―」トークイベントの予習として購入。「No sense of place」と「A Sense of Mapping」とsenseをかけてみたが、あながち冗談ではなく、展覧会は「地図感の喪失」が展示に表れていたようにも思うからである。
 ちなみに、本書は上巻だが、下巻は刊行されていない。完訳版を出してほしいものである。


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1 Comments

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Unknown (森本)
2020-07-27 20:30:04
はじめまして。
こちらの本、もし手放してもよろしいとお思いでしたらお譲りしていただきたくことは可能でしょうか。
古本屋を探しても綺麗な本はなかなか見つかりません。
当方貧乏学生ゆえに出来るだけ安くしてもらえれば幸いです。
よろしくお願い致します。
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